Archive for 3月, 2006

プログラミングをする人が考えていること

nikkeibp に「プログラミングをしない人が考えていること」という記事があった。
自分のこれまでの経験から非常に納得のいく内容で、逆に言うと見えていた事だったので物足りなかったかもしれん。

今30代でプログラミングを「しない」人でも「昔はパソコンを買ってBASICで組んだこともあるんだけれどもね、それ止まりさ」と返す場合が結構ある。
BASIC でいくらかプログラムを組むことができたんならそれで十分だよ、Perl でプログラムを組むのも大して変わらないよ、ほらほら。とか思ってしまうのがプログラミング「できる」人の思考だったりする。
しかし、BASIC と Perl は全く違う物なので「勉強し直さないとならない」と思ってしまうのが一般的なようで、そこに違いを感じる事が多い。

世の中ほとんどの物がそうなのだが、物を創るための手順ひとつひとつはとても単純で他愛のない物だ。プログラム言語の命令一つ一つもそう。極端な話をするとアセンブラなんて数種類の命令形態しかなく、あとはそのバリエーションでしかない。
そのエレメントひとつひとつは簡単過ぎるぐらいなんだけれども、簡単で数が少ない故に「それがどう積み重なると完成形になるのか想像できない」のである。
これは、絵画も彫刻も音楽も、その他諸々同じだと思っている。
そしてその単純な構成要素を「どう組み上げていったら自分の意図する物になっていくのか」を理解する術が、経験だったり才能だったりする。

経験ならばちびちび積み重ねればモノになるだろうと思いがちだけれども、実はそのあたりそうもいかないところがプログラミングの難しさなのかもしれない。
過去の私でも、ひとつひとつは理解できるんだけれどもそれがどうしてプログラムになるのか分からない事が多々あった。アセンブラなんか、本を見ては離れ、また本を見ては離れで数年経過していたほど。
それがね、ある時何度目かのチャレンジでふと頭の中で繋がっていくのよ。
突然、ぱあぁぁぁっと、今までバラバラの部品でしかなかった知識が面白いように繋がっていって、どう組み上げればプログラムになるのかが見えてくる様になる。
もう、悟りを開いたと言っても過言じゃないね。
でも程度はどうあれそういった場面を何度も繰り返さないとならないという辛さはあるかもしれない。
プログラマーはソフトウェア工学やハードウェアの進歩、そして求められるアプリケーションの急速な肥大化に対応するため、新しい手法や組み立て方を常に取り入れている。その新しい思考は、これまでと全く違っていたり、今までの手法を捨てて異なる手法に鞍替えしなければならない事がある。パラダイムシフトと呼ばれるものである。
プログラマーじゃない一般の人において、考え方や思考手順が成人後劇的に変化することはそうそう無いんじゃないかと思われる。だが、プログラミングを職業にしているとパラダイムシフトを 5年に 1回くらい行わなければならない。やっかいなものである。
プログラマーがプログラミングをしない人に対して妙にシニカルなのはその辺があるんじゃないかしらん。

あとプログラミングとひとまとめにしているけれども、目的があってその目的のためにプログラミングをする工学的な人と、問題解決手法としてのプログラミングに惚れ込みより良い手法を論じ続ける数学的な人がいると思う。
理学と工学は中から見たら結構違うものなのだよ。


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やった、ねんがんのジャイロをてにいれたぞ

ちと特殊な行為でジャイロセンサーを割と安く入手。
早速コレで「フィギュア回転閲覧ブラウザ」を駆動させてみる。
フィギュアの写真を視線の先におき、フィギュア(が表示されているタブレットPC)を軸に自分側が回転することで、なめ回すような閲覧をバーチャルに表現する。

くるくるくる。
おお、面白い。
お伝えできないのが残念です。

でもなんというか、今ひとつバーチャル感が無いなあ。面白いことは面白いけれども、それはこちらの動きに反応して画面が変化する面白さの方が大きい。
多分自分側が動くというのがいけてないんじゃないかな。
これがパノラマ画像が表示されていて回転とともにスクロールとかいったほうがそれっぽいのではないかと思う。


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「擬人化たん白書」はどうなった?

そう言えば、アスペクトから出版される「擬人化たん白書」って書籍はそろっとじゃなかったっけ?と思いだして見てみると 3/24 発売予定になっている。
おいおい、とっくに過ぎているよ。
よくよく見てみるとアマゾンぐらいしか取り扱っていなくて、他の書店では見かけない状況だったり。一応三月頭に取り次ぎまでリリースは出ているっぽいが。
大丈夫か?

今のところ界隈でインタビューを受けたような話を聞かないので、重箱の隅的な本ではなくドカベンの梅干し部分を載っけたイラストムックになるんではないでしょかね。

擬人化といえば「まーべるGirls」ですが。
ちびすけマシーン氏の絵は最高だと思います!!(他を濁したい様なコメント)
追記:まーべるは擬人化じゃなくて萌え化だってばよ>セルフつっこみ
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魅惑の棒人間


落書きの基本として棒人間には不思議な魅力がある。
学生時代も教科書の端っこでパラパラマンガの主役として大活躍していた。
UML のアクターをみて「そうかそうか、お前が要求者か」とそこはかとない嬉しさを感じるのは私だけではあるまい。

てなわけで、”CUBE WORLD” が日本でも発売になりましたん。

こいつらのアクションは割と下品だな(w
モーションセンサー搭載とかで横にしたり逆さまにすると落ちて「べちゃ」と床に叩きつけられ怒ったり頭をかいたりするのだけれども、単におもりスイッチが入っているだけで振ったり斜めにしたりしても特にアクションを起こさないところは残念。

ほったらかすと 4分でスリープ(中の人が Zzz と眠り始める)その後 1分で画面停止して電池を持たせるので、インテリアとして眺めておくにはちと物足りなかったりする。
たまにつついてかまってやる必要があり、そういった意味で何となく時を感じさせるたまごっち系のほうが良いような気もする。
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フィギュア道 〜 けずり編

ふぉくす子ピンキー(らしきもの)も形状的に「こんなもんだろ」といった所まできたので(つめはあまい物の)仕上げに入っていく。
前にも書いたけれども、仕上げ作業と塗装といった丁寧に仕上げる作業が苦手でフィギュア作りを敬遠していたので、慎重に進めて物にしたいところ。

細部の修正や穴をふさぐ作業には「光硬化パテ」が最強伝説を築く。薄くしか載せられないけど、逆に薄く加えたり、ペースト状でのびが良いので細かい部分を埋められたりと便利この上ない。特にピンキーだと胴体が小さいのでこの部分に手を入れようとすると、ポリパテだと厚すぎるし、エポパテでも大きすぎるしで困難なのよね。

荒い曲面出しや、大体のならしは後述のロールサンダーで終わらせているので、ヤスリがけは細部のヤスリがけと表面処理となる。
フィギュア作成テクニックを色々と眺めていて「こ・れ・だ・!」と思ったのが「風呂の中でサンドペーパーがけ」というもの。
これにはちゃんと意味がある。ポリパテは非軟化プラスチックで形成後熱を加えても熔けたりはしない、だが熱することでサクサク削れるくらいに再軟化するといった特性を持つ。なので湯の中で作業するといくらか削りやすいという事。
そして、ヤスリかけ最大の敵である「粉塵」も最初から水の中でやっていれば飛散する事もなく健康によろしい。(ポリパテで皮膚がかぶれる人はひどい目に遭うだろうから逆にやれない行為ではあるけど。
早速風呂場に作りかけのフィギュアとサンドペーパーを持ちこんでつかりながらショリショリと削り整えてみる。なかなか気持ちよく削れる。ちょっと力を入れると削れすぎてしまうくらいだ。当然粉塵も飛び散らないし色々と良好な感じ。
サンドペーパーが紙基板なので水に浸けているとふにゃふにゃになり、ヤスリ面が剥がれ落ちていくけれども、それまでは結構削れるので短冊を沢山持ち込んでおけば問題なし。耐水ペーパーやスポンジ研磨を持ち込む手もあるかもしれないけれども、どうせ使い捨てだし。
難点は水に濡れた状態だと細かい傷が見えにくいということだろうか。
まあ、しばらくは風呂のついでの日課としてちびちび作業を重ねていくのも良いかもしれない。

ヤスリによる削り作業を楽に行う方法はないかというと、実はある。
リューターを使うのだが、通常のダイヤモンドビットは金属やガラスの加工用でフィギュア素材は上手く削れない、というかすぐ目詰まりする。そこで登場するのがリューターアタッチメントの「ロールサンダー」ですよ。
これはサンドペーパーを筒状、スパイラル状に巻いた物。サンドペーパーと同じく、最初から使い捨て前提なのがダイヤモンドビットに比べて使いやすい所。
これで磨けばオッケーかというと実はそうでもなかったり。
ロールサンダーは心地よく削れすぎるのである。なので表面を整える向きに使うのではなく、ゴリゴリに削るツールとして使う、使えるのである。
ポリパテで大体の形をしたちょいと大きめの固まりを作り、それをロールサンダーでがしがしに削っていくというのがもの凄く心地が良く軽快な作業なのです。他のどんな掘削ビットより、またはナイフよりも軽快に削れてしかも曲面を描きながら形を掘っていけるという超有用ツール。
私がポリパテに傾倒した理由のひとつがこのロールサンダーとリューターを用いた削り込みの快適さにある。

リューターとロールサンダーほどは削れないが、使えるツールとしては「電動歯ブラシ」もある様だ。ここ 1年ほどの流行らしい。模型工具には専用のツール(電動歯ブラシの流用)も売っているので、割とメジャーかと思ったら新進気鋭の技な様で。
電動歯ブラシのブラシ部分の毛を全部引っこ抜き、そこに両面テープでサンドペーパーを貼り付けると完成といったお手軽ツール。
なんせ元が電動歯ブラシなんで水を使いながらの利用もOK。
使わなくなった電動歯ブラシで試してみたけれども、掘削はできないけれども磨き作業に使うと便利そうな感じ。細かいところは工夫しないと届かないので、広面積の部分を丁寧に磨くのに使って吉。
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今日のフィギュア部門

フィギュア部というより「パテ部」になっている。
ここしばらく電子工作ばっかりだけれども、実はふぉくす子ピンキーのフィギュアもたまに進めている。スカートも他のピンキーに装着できるものが完成した。今はペチコートをどうしようかとつついているところ、なんとなくある程度でギブアップしそうな気もするけど。

んでまあ、そのあたりの作業を通じてすっかりポリパテ作業に目覚めてしまったので買い込んでしまいましたよ。


1kg 缶。
モリモリでなくて肌自慢なのは安かったから。感触的にモリモリとほぼ同じなのでどっちでもよいや的に。かえって美少女フィギュア向き?
ドロドロはついで。こいつはお好み焼きのタネくらいの粘度。型想いでの簡易型抜きが結構多いのでその時用に。

ポリパテの使い方を調べていたときに見つけたのが、「猫の小判」というサイト(同人誌の方はたまに買ってましたが)。制作過程を掲載されていてなかなかに興味深い。
中でもスタート時に、プリントアウトしたラフ画(バランス取り用)にポリパテを塗りつけると画が転写されるあたり。転写された板を画の通りに輪郭取って、そこに盛りつけて厚みを出し形をつくっていくのだという。
それを見て、すげーやってみてーと思った。でも、自分にはできないよなとも思ったのであった。
その後、ポリパテに慣れてきたので、やればできるんじゃね?くらいの考えになってきたので、どうする?どうする?やってみよう、やってみよう!と作業開始。


我が家はレーザープリンターだけれども、トナーでも難なく転写ができた。というかかなり綺麗に写った。


板完成。


板に盛りつけてふくらませていく。
これは 2回盛りつけたあたり。

すっかりポリパテ派になってしまった私だが、元々は粘土をこねて造形するのが好きだった人である。粘土なら、エポパテじゃないの?とくるのだが、そうはならなかった。なんでかというと「型想い」があったからである。
型想いはお湯で暖めると柔らかくなる素材で食いつきの悪さから型どりに重宝する。で、この柔らかいときの伸びの良さと柔らかさが実に形を作りやすいのである。すぐに硬化してしまうし、付け足しても食いつかないのではがれやすいけれども、気に入らなかったらまたお湯につければよいだけの話。
なので、型想いでぱぱぱっと「大体の形」を作って型想い自身で複製型を作り、ポリパテで抜くと「大体の形」が出来上がり。ポリパテなので即座に削れるし、盛りつけられる。大体の形から追い込むのはポリパテで行えるわけだ。
先の複製板だと、板に型想いで厚みのある形を載せて作り、よい形に仕上がったら複製することで厚みを持ったベースが得られる。
この間 1時間くらいで、即削り始められるので実に軽快。

こういった素材や工程は好き嫌い向き不向きがあるので、自分で色々と試して好みにあったものを探すのが一番。
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Legend of GAME MUSIC CONSUMER BOX

不良在庫の代名詞、しばらくすると AMAZON で 50%OFF になりつづけている「LEGEND OF GAME MUSIC」の三箱目がでましたよー。そしてそれを予約買いしつづける私。
コンシューマーといっても任天堂系は既に色々出ているのでそれ以外から、セガ、PCエンジン、MSX、X68000 といった「シブ好み」系が集結。「これ選曲した奴バッカじゃねえの?(褒め言葉)」と思わずつぶやいてしまうすさまじいタイトルの数々。
「ウッディポップ」キター、「星をさがして…」もキター、「ガルケーブ」蝶・最・高・!
とか言える奴はそうそう居ない。
MSX も「はいぱーそーめん」と「つるりん君」というカルトタイトルがなぜ選ばれているのだろうか。「夢大陸アドベンチャー」は素直にうれしいけど。
X68000 ディスクは頭から尻尾まで無難に良い所が選ばれているな。あすか120%の BGM とかポイント高いし。

毎回地味ながら感嘆してしまう、おまけ DVD。今回はハドソンのソルジャーシリーズキャラバンモード。
実際に歴戦のタイトルホルダー達(ランクはそれぞれだけど)がプレイした物が収録されているというのが、好きな人には地味に熱い。家庭用ビデオデッキで収録されているところが逆にレトロゲーっぽくて良いテイストなんだよこれが。
収録プレイヤーのうちの1人は、同じ大学だったあの人かしらん?
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インターフェースの萌角

PICマイコン工作もずいぶんとこなれて、当初の目的だったところにたどり着きつつある。


そのひとつがこれ。傾きを計測する三軸加速度センサーだ。
赤い基板が加速度センサー、緑の基板が USBシリアル変換、茶色の基板に8ピンの PICマイコンが載っている。
こいつを PC に USBで接続すると、シリアルポート経由で傾き情報が得られるという具合。加速度センサーなので揺れなんかも入ってくるけれどもね。

ちゃんとまっとうな目的があって作っているんだけれども、どうしても遊びたくなってしまうのが人情というものでして。
技術とテクノロジーを無駄遣いするのが身上。


余興でこんなアプリをでっちあげてみる。
フィギュアを横に寝かせた状態で回転撮影した画像で、このアプリの方向でみると「縦方向」に回転閲覧することができるといったもの。それを加速度センサーと接続して、傾きによってアングルが変わるようにしたのがこのアプリケーション。
ミニスカートを履いているアイドルのグラビアやテレビを思わず下から覗き込んでしまうというあの古来からの心理、それをバーチャルに実現するのだ。
ファステックたんはちと面白み(なんの?)に欠けるので、モデルを「はにはにトレーディングフィギュア」の天ヶ崎美琴に選択。


加速度センサーをこんな風にタブレットPCに設置して、先ほどのアプリケーションを起動。


タブレットPC を下に傾けながら持っていくとフィギュアの頭が見える。


そして天井へ向けることでローアングルの閲覧が可能に。
この馬鹿らしさをお伝えすることができなくて残念です。

なにかって言うと、加速度センサーは重力方向しか感知できないのでヨー方向の回転を取ることができないつーことでもあるんだけれども。


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バーチャノレキーボード

Bluetooth接続のバーチャルキーボード入手。
Bluetooth 好きとしては外せないよねということで「たのみこむ」で公募していたときに注文していたのだ。

思っていたよりかはちゃんと入力できるんだけれども、押した感触がないのと押す瞬間光が見えなくなるので隣を叩いたり誤認したりが結構多い。
指の腹で押すとミスの確率が高くなるので必然的に指をできるだけ垂直にして上から押し込む形になってしまう。人差し指打法の復権である。

公式サイトには(「漢字」キーが無いからか)「バーチャルキーボードで日本語入力への切り替えはできませんのでマウスで行ってください」というカッコイイ文章が書いてあったりするが、ちゃんと[ALT]+[`~(チルダ)]で切り替えられるので問題は無いのです。英語キーボードでは基本の操作なんだけれどもなあ。
でも、[ALT]と[`~(チルダ)]が縦に並んでいるのでバーチャルキーボードの構造的に押しにくい(押せなくはない)のは事実だけれども。


さて、レビューはここまでで以下は愚痴。
まずはいきなりだが、アダプターを繋いでもバッテリーに充電が出来なかった。バッテリーは空っぽに近いけれどもゼロではないので一瞬起動しようとする、なのでバッテリーが死んでいるわけではなく本当に充電だけができなかった。この辺は個体差(初期不良)だろう。
プロファイルは HID と SPP(仮想シリアル)の二つを持っていて、HID が無い場合は SPP で専用アプリケーション(ドライバーと言っているが)越しに使うことになる。これは先代がシリアル接続のみだったことの延長だろう。日本語マニュアルではシリアル優先で使う様な感じで書かれている。しかしまあ、普通の Bluetooth スタックだと HID が優先されてしまうので SPP どうよという気がしなくもないけど。SPP の方だと安定すんのかな。
初回接続時の PIN入力(パスワード交換)のシーケンスがなんかおかしい。PC側から接続要求を出すと PIN入力ウィンドウが出てこない。でも、キーボードの方は PIN待ちに入っているのでそこから進まなくなる。接続要求で初回接続確立するのではなく、初回PIN交換をまずやって、それから接続すると利用できるようになる。一見問題なさそうだが、この「先にPIN交換を行う」ということが出来ない Bluetooth スタック(というか管理アプリ)があるので物によってはどうあがいても使えない事になる。東芝のスタックと Broadcom の新しめの奴はアウトだった。WinXP SP2 以降の Microsoft 標準スタックか Broadcom の古いの、それとキーボードを買うと付いてくる mobilecast USB ドングルの IVT BLUESoleil ならオッケー。このおまけで付いてくるドングルで使えってことだな。Bluetooth 内蔵マシンの場合スタックが決まっているから色々ときびしい。
MacOSX は使えないと表明されているが、これは HID として認識すらされなかった。なんかプロファイルがあやしい?
こいつは倒れたら電源が切れる様に底面にスイッチが付いている。しかし意外とちっこくて軽いので、ちと倒れやすい。特にアダプタを接続していると、ケーブルの重みと剛性に負けてすぐ横を向いたりずれたりする。
そうした苦労を乗り越えてようやく繋がっても、打ちにくくて仕方ない上にすぐに飛んで認識しなくなる。何故か繋がらなくなってリセットしまくりですよ。

実のところ数分しかまともに動作していないので、レビューのしようも無い感じだったり。
ぶーぶー。
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iPod と VR panorama

ちと調べものをしていて当初の目的とは関係無い項目やサイトに寄り道をし始めたとき、Podcasting で QuickTimeVR を配信できないかと検討している人を見つけて目を惹いた。
自分が趣味で撮りためているパノラマ画像を手軽に配信してみたいとかそんな感じらしい。
とはいっても、パノラマ画像を普通に QuickTime movie にして Videocast しても単にパンする風景ムービーで今ひとつ面白みがないとか。
そりゃまあそうだねえ。

そいや、iPod の Photo はホイールでくりくりと連続送りや戻しができるじゃないか。昔はこれでぱらぱら動画を再生する強者もいたはず。
早速ファステックたんの写真 200枚を転送。


くりくり、ぐるぐる。
いけるじゃん。
流石に HDD からの読み込みで引っかかるタイミングがしょっちゅうあるけど、それを含めた上で見れば自由にくるくる回せている(様に見える)。

ああ、そうか普通のパノラマは合成して細長い写真になっているからそう簡単でもないんだ。


適当にパノラマっぽい画を用意。
このパノラマ写真を 320×240 くらいで切り出す必要があるのね。320×240 で切り出すといっても、はじっこから数ピクセルずつズレながら同じサイズで沢山連続で切り出していく必要があるわけだ。
上のサンプルが横 831pixel なので 320 を 4pixel ずらしながら切り出していくと (831-320)/4 = 127.75 切り捨てて 127枚の画像といった感じか。
panorama_chopper.zip
切り出すアプリを適当に作成。
んー、これでスクロール閲覧ができるようにはなった。
でもなんかパンしているムービーをコマ送りコマ戻ししているような気分だなあ。
フィギュア回転画像の方がそれっぽい面白みとしては上かも。


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