Gumroad や Ameroad といった個人間少額決済代行サービスが話題である。
個人間売買ということでオークションとどう違うの?といった疑問はあるのだが、どうやらデジタルデータというコピー前提品を扱うことと少額決済を気軽に登録、購入できるあたりが目新しいらしい。
ダウンロード同人販売でもできていたやんとか思わなくも無いけれども、登録の手間もほとんど無いしメチャクチャ簡単なのは確か。
その分入金が引き出し可能額に達するかどうかの確度も無いけれどもそこは仕方があるまい。
WEB投げ銭感覚でいるのが良かろう。
こういうのをみると自分でも e-Book とか売ってみたくなるけどすぐに売れるようなデータは持っていないで焦れてみる次第。
また、システム的にもどんな案配なのだろうという疑問もいくつか沸いてきた。
やっぱり自分で販売登録して試してみようといったのが今回のお題。
新規で無くゴミでもいいからすぐに売れるデータはと考えてみたら、昔 PSP や GP2X 向けに作っていたゲームって実際に遊んだ人は少ないんじゃ無いかと思い至った。komevader なんて自作ハードだから、MTM1 で持ち込んで遊んでもらった以外は特殊なパターンを除いて動いているところなんか存在しなかったはず。
今でもソースコード含めフリーで公開しているけれども、それをまともに遊べる人は居ないはずだよなあ。
これらは SDL ベースなのでマルチプラットフォームなコードになっているし、実際開発は Windows+Cygwin 上でやっていたのだけれども Windows のバイナリを配布したことはなかった。
なので今回、VS2010 C++ でビルドし直して Windows で遊べるバイナリを作ってみた。これを販売ネタとしてみようと思う。
元々 Windows 版なりなんなりでバイナリを配布していなかったのは、画面が90度横倒しになっていたりキーだと遊びにくいとかそういった問題もあるからなので、あまし期待しないでね。
収録タイトルは
・komevader for win
・TCGS-CAR for win
・TCGS-CAVE for win
の 3本。
Ameroad での販売はコチラ → http://ameroad.net/l/doH
Gumroad での販売はコチラ → https://gumroad.com/l/BDxI
ではよろしうに。
おまけ。
TCGS シリーズで TCGS-BLOCK というブロックくずしがあって、これも Windows バイナリを作ってあるんだけれども今回販売するパックには含めずここで無料配布しておく。
これは東方プロジェクトの二次創作物として作られているため。今のところ Gumroad の様な決済系で東方Project の二次創作物の販売が認められていない方向っぽいみたいなので、それを避ける意味合い。(将来はどうなるかわからんけど)
今回はTCGSパックがどんなものかというサンプルとして提示するアピール、という意味合いも持たせてフリーにしておく次第。
Download: tgcs-block_win_20120304.zip (5.54MB)
まあ、今回は Gumroad, Ameroad のお試しなんだけれども、それは気が向いたら投げ銭としてお願いしたい程度として。それとは別にブロック崩しで遊んでみてね。
[追記 Mar.07.2012]
今回 Ameroad/Gumroad に試しで登録したのは、一度販売したものを改定して更新かけることができるかを確認したいからであった。デジタルデータであるメリットの一つとして迅速な更新が考えられるからだ。
これで全仕様を満たしていない書きかけの電子書籍を販売し、逐次アップデートしていくといった形態がとれるのかどうかを知りたかった。
Ameroad は掲載時の Mar.04 時点ではデータと値段の差し替えができず条件を満たしていなかったが、Mar.07 の時点では全ての要素を更新できるようになっておりかなり融通の利く仕様に変貌した。おまけにカテゴリタグが半固定ながら付いており、徐々に使いやすくなっている印象。
Gumroad は基本コンセプトが「URL を販売する」ものなので、URL が指し示す先を更新すればアップデートに近い事は行える。まあシンプルであることが身上みたいなもんだしね。
URLの差し替えもできるけれども、それをやってしまうと既に販売した人たちに気づいて貰いにくいかもしれない。
まあなので、発売後の更新は一応できるけれども告知が面倒というあたりに落ち着くのかな。