シロウトにはお勧めできない
なんか各所の個人ニュースサイトにまで張られて大人気なごうちゃの「公共の建物にまで萌」で、私も笑う。つーか微笑む。
http://www.denpa.org/~go/denpa/200304/from21.html#21_1
「萌豆」で「もやし」って本来の意味から言えば正しいよなあ。(豆芽と書く方が多いみたいだけれども)
「もやし萌え〜」という用法の方が間違っている筈なのになんか笑ってしまうあたり良くないのかもしれません。私の日本語もピンチです、ファイヤーマンの OP に出てくる地球ぐらいに。
しかし、2ちゃん用語とか、萌えとか、言葉が乱れているというような事を言われる事がたまにあるけど、これって知り合い間の暗号の様なものだよな。「おやじ、いつもの」「あいよ」ってのと対して変わらない。共通の辞書をもっているが故の省略可能な圧縮表現であって、その辞書を持っていない部外者には意味が通じない。それってある意味方言みたいなものなんじゃないかとも思える。地理的条件から生じる距離分断によるグループ化と言葉の変化、ではなくて交流プロセスから生じる知識分断によるグループ化と言葉の変化なわけだ。
メディアの発達とネットワークは距離を縮めてしまったけれど、そこに知識デバイド(優劣ではなくて嗜好によるスライスとコミュニティ化)を生み出したということで。
だから日本語が乱れたとかじゃなくて単なる共通符号による暗号という方言が生じただけなのかも、と考えて流してみるのはどうだろうか。
ただ、コンピューターコミュニティにおけるそれは「誤変換文化」がほとんどで既存の日本語の意味をオーバーライトする形で存在しているというのはある程度ふまえておかないとならないかも。どんな遊びでもそうだけれども、ちゃんとした知識の上で遊ぶ分には構わないけれども、知識無く振り回しているだけだと大けがの元だということで。
なんてことをしたり顔で書いているとおしかりを受けてしまいそうなので、そんなに深い意味はないジョークですよーとしっぽを巻いて逃げ去っておく。