2007年もおしまいです
除夜の鐘を聞きつつ AT-XのARIA The animation 〜 The Natual の一気放送を鑑賞している、そんな大晦日。
2007年は私にとってどんな年?と振り返ると、もうまったくもって「ニコニコ動画の年」であった。
数えてみるとこれまでに47本の動画を投稿しているのであるが、おしなべてみると1週間に1本以上のペースだったりする。2〜3時間で作成したのもあれば撮影・作成にまる1週間以上かかっている動画もあった。
流石に会社勤めしながらそれらを作るのには結構な労力をつかうもので、ほとんどのパワーをニコニコ動画に費やしたと言っても過言じゃないかもしれない。ちょっぴり反省もしつつ。
なんでニコニコ動画なのかと言うとそれなりに理由もあったりする。
私は以前、時間差でチャットができるVirtual Synchro Chat なるものを作成して公開していたことがある。これは、アニメとかで実況チャットをやりたくても地方によって放送時間が異なっていたり、ビデオレコーダでタイムシフト視聴をすることが主流で通常の実況チャットがしにくい事に端を発する。
コンピュータとネットワークの発展で色々なものを超える事ができるようになったので、時間を超えて共有することができるであろうと考えての実験であった。
そんなことを考えていたほどなので、ニコニコ動画が発表されたときにそれを同じコンセプトのものだと感じた。自分のアイディアに自身もあったので、これ(ニコニコ)はいけている!と強い確信を得た次第。
んが、日本での Youtube 利用状況が抱えている問題をそのままニコニコ動画でも抱えることになる。権利コンテンツの無断掲載である。
Youtube での状況を踏まえ権利的に問題ないコンテンツだけを掲載しようという動画サイトがパラパラと出始めている頃であった。
そういった対違法コンテンツを扱うサイトを眺めて回ったが、どうにもつまらない。ニコニコ動画のあの面白さが存在していないのだ。
では、ニコニコ動画は違法コンテンツだから面白いのか?そんなことは絶対にないのである。あのシステムは秀逸だ。違法コンテンツじゃないと、あそこでは盛り上がることができないのだろうか?それもまた否定できそうな気がする。
そこで、自作の動画はニコニコで本当に受け入れられないものなのだろうかということを、実際に投稿することで実証・確認する事にした次第。
「ニコニコは自作コンテンツが楽しい場」となることをちょっと期待しつつ。
で、今日に至る。
初音ミクの発売以降はもう語る必要も無いほどで、ユーザー作成動画が楽しいニコニコ動画という空気はそれなりに存在しているのではないだろうか。
まだまだ解決すべき問題はあるだろうけれども、ご託よりもなによりも楽しいものなのだよということが感じて貰えることが重要かと。
同人誌即売会のオンライン版みたいな祭りを期待していたんだけれども、それとは異なるが負けてもいない独特なお祭り会場になっているんじゃないかなあ。
さて、次はどんなところを目指そうか。