買ったまま積んでおいたCDの消化。
MOSAIC.WAVの新シングル「ラストバトル!アキバトラー”μ”」。なんのかんのでここ最近MOSAIC.WAVのCDはよく買っているよなあ。からす天狗うじゅも買ったし。
表題のアキバトラーはインフレ系熱血マンガパロ系。「俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!」(最終回的な意味で)という帯のアオリが全てな気がする。なんつーか、こう、柏森進のいかにもっぽい歌い方なのがまた笑いを誘う。
他の2曲はいつもの通りの科学と技術とデジタルと秋葉原な感じで安心。
「最高ψ最強φメロダロイド!」は間接的なMOSAIC.WAV的アプローチによるVOCALOID賛歌。
歌が「みーこ&メロダロイド」になっているけれども、メロダロイドが何かは良くわからん。この曲を聴く限りではみーこが二人いるようにしか聞こえないし。多分、平坦に歌ったみーこボイスをメロダイン(ボーカルプロセッサ)で加工して合成音っぽくしているんじゃないかと思うんだけれども。
「科学遣いの弟子」は自作派賛歌。自作ロボットのパーツを秋葉原に買い出しに行くような人たちをほんわかとうたった感じ。
興味を持ったならショートバージョンの視聴(ダウンロードもできる)をオヌヌメ。
そのうち ITunes.store や mora にも入るんじゃないかな。
で、一部で話題になっていた店頭特典の「***にできるかな」。こっちは「最高ψ最強φメロダロイド!」よりももっと直球なVOCALOID賛歌。なんせミクも歌っているしね(クレジットは間接的だけれども)。
歌は「MMM」。みーこ&ミク&メロダロイドの事でしょうな。この歌でのメロダロイドは「最高〜」よりももっと機械的なボイスになっている、フォルマントもかなり弄っている感じ。これくらいでも聴けるなあと思ったのはボーカロイド耳になってしまったのだろうか。楽器としての音声へのエフェクトが適切だからか。
作曲&Miku Manipurator が鶴田加茂氏(みっくみくの人)つーことで話題になっていたけれども、普通に良い感じだよ。途中のミクとメロダロイドの会話が和む〜。
サビの所でバックに流れている男声コーラスが気になるー。フォルマントフィルタをかけたボイスなんだけれども、一瞬ディレイラマ(僧侶)に聞こえちゃうのよ。でも良く聞くと違う。
だけれども、ニコニコ動画でボーカロイド楽曲に対して「機械が歌うからすごい」とか「貴方のために歌います」とかいう世界設定は昨年末で大体終わっちゃったのよね。今は、ボーカロイド達というキャラクターが確立してしまったというか、コモデティー化したというか、存在が普通になってしまったのよね。
だから、楽曲もボーカロイドだからじゃなくて普通に楽曲として評価されている感じ。
CDもう一枚。「持田菜央・罵倒30分」。
妹がお兄ちゃんをひたすら罵倒するCDだと聞いてとんできました。つーても、あくまでお兄ちゃんっこな妹なので、甘え成分もたっぷりですが。
「幼なじみと甘く(ry」で草柳順子の罵倒ボイスに目覚めた私にはごちそうです。
でもこのキャラが出てくるゲームは未プレイだったりする。すんません。プレイ済みだったらもっと楽しめたんだろうなあ。
「おにいちゃんCD」以降この手のキャラシチュエーションCDが定番アイテム化しているけれども、実のところキャラクタービジネスとか、世界創作系とかいった視点で考えるとかなり奥が深かったりする。聞く方もあくまでフィクションとしているのはもちろん、こういったシチュエーションだけが存在している世界を楽しむための構え方を心得ているというか。
ただ、キャラ属性といったモノは崩壊というか細分分散化しているのでこれがそのまま発展するとは思えないのですよね。妄想ゲームとしても大分高いスキルを要するものだから、支持層が広がりにくいというのもあるけれども。
# ちなみにどちらもJASRAC登録されておらず一般流通経路ではないCD