Archive for the 'デジタルガジェット' Category

第3世代新型 Kindle 到着と日本語への期待

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この8月末に Amazon から発売となった新型 Kindle が到着した。
Wi-Fi対応とコントラストの高い新型 eInk が売り。
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前の世代の eInk と比較すると黒がより濃くなっているのが分かると思う。
ページ切り替えは正直そんなに変化無く感じるかなあ、意識しないほど短時間ってわけじゃないので。

以前の版である Kindle DX を持っているのに新型の Kindle を入手したのには理由がある。とある噂を入手していたからだ。
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日本語フォント、キターーーーー!
従来の Kindle は日本語フォントを持っていなくて、日本語の eBook を表示できなかったのである。PDF対応時にドキュメント内フォントを使ってレンダリングしてくれるようになったので、PDF表示でかろうじて日本語表示ができているといった状況であった。このことは逆に言うと日本市場向けの書籍販売はないということだったのよね。
で、新型のキンドルでは本体に日本語等の漢字圏フォントが搭載されネイティブに表示できるようになったというわけ。
日本語での書籍販売はどうだか分からないけれども、アマチュアが自作書籍を Kindle 向けの mobi 形式で作成して配布するという分には問題なく行える様にはなった。現時点では書籍管理画面のタイトルにアルファベットしか表示できていないので、書籍販売はまだまだ先かなあ。

そのへんの ePub 関連を試してみたい向きに、.epub, .mobi, .pdf の3種類の形式でデータを用意した。
手っ取り早く見てみたい人はダウンロードすると良い。

Download: moe_yosou2010.zip

中身は当Blog で正月恒例となっている「今年はこんな萌えコンテンツが来るといいな予想」をまとめたもの。適当に読み返して笑っておくれ。

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叫ぶ黒いデジカメ

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CV若本規夫な黒いあいつがやってきた。
日本のベンチャーメーカー作成の CEREVO CAM をベースに各アクション時に声優のボイスをしゃべるというイロモノおもしろガジェット。
実際にしゃべっている様子は以下などを参照のこと。

ITMedia 『「うらぁぁぁッ!」「撮るぁーッ!」――若本規夫ボイスでしゃべる「CEREVO CAM」を見てきた』

白い方は予約開始から30分で完売してしまったので黒い方。しかしこれはこれで良いものだ。
正直やかましいけれどもな。

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シールは自分で貼る形。

単体で無線LANアクセス機能を持ち、メディアやケーブルの抜き差しなしにデータを転送できるあたりはすばらしいのだけれども、コンセプトやサービスとして Eye-Fi が先行かつ良質でありどうしてもそれと比べてしまう感じ。
そういうCyber-shotもあったしね。
率直な意見をいうと、1万5000円で買えるデジカメとEye-Fiをセットで買った方がカメラとしては楽しめると思う。

なので、カメラとして真っ向勝負せず、cerevotの様な変化球でがんばって欲しいところ。
面白そうなデバイスとしてのポテンシャルはなんだか見え隠れしているんだけどな。

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電子書籍端末は双方向化を目指せないのか

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いつものように通勤電車の中でラノベを読んでいた時に、ふと文庫に挟まっている「愛読者カード」に目がとまる。いわゆるアンケートはがきという奴だ。
書籍が紙の本という形態をとり続けることについては、実は読み手にとってもメリットが多いのでこのままでもある程度はかまわないのだけれども、この愛読者カードが読者の郵送によるものという形態をとり続けるのは果たして良いことなのだろうか。

作家さんにとって「ファンレター」なるものはうれしい存在であると聞く。そういった作品に対する反応というのはどんなジャンルの作者であっても気になるものだろう。
まあ、今ではWEB上にあるレビューサイトやBlogでの読後レビュー記事などを作家本人が読んで回るといったことも可能ではあろう。しかし、そういった記事はどこにあるかわからないし偶発的な存在でしかないことが多い。
そうではなくて、アンケートや感想といった読者側にある情報を出版社はもっと低コストで数多く集める努力をしてみても良いのではないだろうかということを考えたのである。
ラノベ界隈でざっくりと見たところでは、WEBやメールでファンレターを集めている出版社はなかった。かろうじて全部ひっくるめてのご意見フォームを設置しているのがファミ通文庫のFBオンラインのみであるという状況。電撃はBBSを設置しているけれどもあんまり稼働していないなあ、publicに見える場というのも使いにくいのかもしれない。

そこで考えた。KindleでもiPadでもSONY Readerでもなんでも良いから、本を読み終えたときに端末以上で読後アンケートをとってその場で出版社にネット経由送信してしまえば良いのではないかと。これなら、読者アンケートの敷居はグンと低くなるし、出版社も数多くの反響を手にすることができる。
そして、それが行えるというのがデジタル端末ならではな付加価値なんじゃないかと。
その後、アンケートを集計して再配信したり、作家からのコメントが寄せられたりといった風に展開すれば低価格なファンサービスにもなるのではないか。

この提供者と受容者の相互関連性というのが今後ことさらにクローズアップされていくのだと思う。
そんな中にあって、旧来然としたメディア提供者は一方通行であり続けようとしている。メディアによっては確かに一方通行になりがちなのはしょうがないのだけれども、デジタル化オンライン化によって相互通信が可能になってきている。そして、人々はその相互作用性に価値を見いだし、依存し始めている。
そのような流れを生かしてこそのデジタル化なんじゃないだろうか。

プロのメディアクリエイターであっても「視聴者の生の声が聞けるから」といってニコニコ動画に投稿している例は少なくない。それと同じで、読者の声を拾う手段がいつまでたっても現れないのであれば novelist.jp の様なネット上の作品発表空間が力をつけていくのかもしれない。

[追記 Apr.04.2010]
「ラノベ界隈でざっくりと見たところでは、WEBやメールでファンレターを集めている出版社はなかった。」と書いちゃいましたが、MF文庫Jが既にアンケートはがきを廃止してWEBでのアンケートフォームへと移行していました。おそらくは2009年10月以降の刊行本からだと思うのですが、奥付にQRコードがつくようになりました。それを経由してアンケートフォームへ飛べます。
アンケートに答えると、携帯電話用待ち受け画像がもらえるということでご褒美としても手頃で良いサービスだと思います。
ただし、このアンケートフォーム、携帯電話からのアクセスしか受け付けません。DoCoMo経由のAndroidでははじかれました。読者層を若いあたりに想定していると推測するに携帯電話(除くスマートフォン)のみというのでも良いのかもしれませんが、もうちょっと幅があった方がうれしい気がします。



裁断機PLUS PK-513Lで(中略)Android(HT-03A)に入れてみた!!

裁断機PLUS PK-513Lで雑誌を裁断してScanSnap S1500Mで取り込み、Dropboxで共有してGoodReaderでiPhoneに入れてみた!! [Mac] [net] [iPhone] [今日の楽天] [Shopping]
とゆー記事がはてなブックマークでホッテントリしていた。
みんなこれをやりたくてあこがれの対象としているらしく、定期的にこのネタがあがってくるよなー。いつかは裁断機。
iPhoneに入れて持ち歩けるすげー、というのはiPadへの期待もあっての事なんじゃないかと思って見ている。私の方はKindle DXに持って行くという形でレビューしたけれども、まだガジェットは持っているわけですよ。そう、なぜかみんな期待していないAndroid端末ならどうなの?といったところを、補足で説明しちゃいましょう。
ちょうど、色々PDFに落としているのでそのデータを使える場面を増やす意味で。私の場合同人誌のスキャンと保存が目的だったので、本当は漫画が読みやすい環境が一番なのだけれどもね。

ちょい余談。
ラノベではすっかり平坂読先生のファンになってしまっている。(まだねくろま以降しか読んでいないけれども)個人的に「エア友達になりたいラノベ作家No.1」と憧れている次第。
なもんで「僕は友達が少ない」シリーズもスマッシュヒットのお気に入り。これは捨てたりバラしたりしたくないので手元に置いておきたいのだけれども、でもデジタル化していつも持ち歩くといったこともやってみたい。で、悩んだあげく、
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もう一冊買うことにした。
先生すいません!読者が一人増えたと思わせて実は一人で二冊買っていました。
そんな感じで個人的にはおすすめ(万人に勧めるわけではない)の「僕は友達が少ない」、メディアファクトリーの公式紹介では冒頭の数ページが立ち読みできます。正直、ここを読んでもしょうがないんだけれどもな :-P
なんでこんな媚びているかというと、出だしの1ページ目をサンプルに使わせてもらうのでせめてもの宣伝。

裁断~スキャン~PDF化はこれまでと同じなので略。
iPhoneはDropboxアプリがあって「Dropboxで共有、閲覧」がやりやすいんだけれども、Andoroidにはアプリが提供されていません。どうしたもんかと考えてみましたが、単純にブラウザでWEB版を利用すれば良いのでした。
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Androidは標準でPDFビューアが入っていないため、WEB版のDropboxでファイルクリックすると全てローカルへのダウンロード扱いとなるのです。アップロードは一切できないのだけれども、まあ、これはこれで使える。ページのデザインがモバイル機向きでないから崩れるけれども、quonpからもダウンロードできるのでファイル置き場としては有効。ただし、Google Documentはモバイル版においてダウンロードが考慮されていないので使えません。せっかくこの間GDrive宣言してファイル置けるようになったというのにねえ。

Androidは標準でPDFの閲覧ができません。なので、なんらかのPDFビューアアプリを使う必要がある。
今回みたい対象が10MB~50MBくらいあるので無料アプリではちょいいまいちな感じで、有料アプリを使うことになる。
そういった場面での定番はBeamReader と RepliGo Reader の二つ。
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試したところ、RepliGo Reader の方が早くて軽快だった。使い勝手は BeamReader の方が良かったりするのが悩ましいところなのだけれども。
RepliGo Reader が 2月末まで 1.99ドル(通常は7.99ドル)というサービスをやっていたので、この機に購入。
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PDFファイルの転送はDropboxからのダウンロードでも別に問題ないけれども、EStrongs File Explorer を使うとSAMBAファイル共有にアクセスできるのでWindowsやNASにアクセスしてファイルを持ってくることができるよ。こちらは無料アプリ。

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で、300dpi画像オンリーのPDFを RepliGo Reader で閲覧しているところ。
文字も読めるじゃんと思っているならば、ちと甘い。
小説の類は1行ごとに上下スクロールしていたのでは画面をがっくんがっくん動かさないといけないので読むのに疲れてしまうのだな。なので、文章はできるだけ1ページ全部を表示して一目で閲覧できるようでないと快適には読めない。
そういった場合、モバイル端末の何が障害になるかというと解像度なのだ。次いで画面の小ささ。
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画面に1ページを全部含めると、文庫本ではこんな感じになる。
文字がかなりつぶれてきついのだけれども、まだなんとか判別できて読めるレベル。読めるのならば、このフォーマットにてページ単位で読んでいくのが一番読みやすくて早い。

ちょっと私もよりベターなスキャン手順を模索していて「はがない」はグレースケールでとってみた。それ故に見にくいところもあるので、比較で白黒2値でスキャンした「でこつん 3巻」も提示しておく。
「でこつん」はかわいい表紙とエロっちい口絵で内容がさっぱりわからない物語ですが、退魔師として学業に励む妹をお兄ちゃんが見守る物語です。読んでいてなんとなくだまされた気分になるのはなんでだろう。と宣伝も挟んでおく。
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で、その1ページがぱっと見渡せる閲覧というのを条件に据えるとiPhoneは私の中で電子ブックにはなれないのですよ。でっかいKindle DXを買って喜んでいるのはそんな理由から。反面iPadはちょー期待してますよ、ていうか買う。
解像度のかわらないAndroidというかHT-03Aも同じく電子ブックビューアとしては期待してはいないところ。しかも、なんだか RepliGo Reader より iPhone 標準のPDFビューアの方がレンダリング綺麗っぽいし。
でもね、Android2.0以降というか1.6のXperia以降は 480x800pixel の画面が推奨されているようなのですな。現状の 320x480pixel はきつくても 480x800pixel なら、文庫の1ページをまかなえそうな気がする。
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てなわけで 480x800pixel だとどうなるかを合成でねつ造してみました。
これなら読める気がしませんこと?

おまけ。
スキャンしたデータがKindleで「案外読めるもんだね」という声が多いので、Kindleで表示しているところを700万画素程度の解像度で撮影してみた。これなら画の評価ができるかな?
というかKindle DX評価されるべき。だてにでかくて高くはない。
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最初はフラットベッドスキャナ(というか複合機)でKindleをスキャンするという間抜けなことをやったのだけれども、eInk面がスキャン面からちょっと離れてしまうのでぼけた画しか撮れなかった。



指のかわりになるもの

WiredVisionの記事に「寒い日のiPhoneの友」は魚肉ソーセージなるものがあった。
iPhone等の静電タッチパネルは指先で操作できるのはいいけれども、手袋越しでは操作ができないため若干の残念さを伴う。ところがお隣韓国では誰が見つけたのかケーシングの魚肉ソーセージで操作できることがわかり静かなブームなのだという。
というか、どれだけ魚肉ソーセージの売り上げ少なかったんだ。

なるほどー、ある程度の間接静電容量があればOKだもんね。
早速試してみるかと、冷蔵庫のストックをあさってみることにした。

■ ニッスイ NOWハンバーガー
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細い魚肉ソーセージの買い置きが無かったので重量級のNOWハンバーガーにご登場願う。
まあ、魚肉ソーセージであることにはかわらんのでいいでしょ。
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おお、まじで操作できるよ。太くて制御が難しい以外は安定した書き心地。
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PLUSの裁断機PK-513Lの導入

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散財記録。
裁断機として以前から好評なPK-513を購入。ずーっと欲しかったのだけれども、満を持しての導入。悩み続けていたのはやはりその置き場所の確保。結構な大きさがある上に、ハンドルが上に上がった状態でロックされるものだから、普段たたんでどっかに置いておくといったことができない代物なのですな。
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これまた散財なのだけれども、先日 Kindle SDK 発表を受けて「面白そうだ」と購入した Amazon の Kindle DX が発端。
PDFが表示できるので、Kindleで読みたいものは自分でスキャンしてPDFを作れば良いのですな。で、その作業をさくさくこなすために裁断機が欲しくなったという次第。
PK-513はこの手の用途で使う裁断機の定番なれど、1万円代で「400枚切れる」という中国企業産の裁断機もあり肩を並べる人気。でもこっちにしたのは、実はPK-513の方が12kgと軽いのですな。それに刃に触れない様安全対策が施されまくりなのもポイント。その分150枚しか切れないけれども、そこは十分な数値かと。
で、使ってみてその便利さにビックリ。「ちょっと」苦労するかもしれないけれどカッターでも切れるしなー、とか思って導入を渋っていた過去の自分にグーパンチをお見舞いしたい。
いろんな人のレビューを見ていたのだけれども、自分で切ってみるまでその凄さがさっぱりわからなかったのも事実。
なので、本を切るところを動画にしておいたよ。

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タブレットPCについてそろそろ一言言っておくか

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2010 International CES ではタブレット型の電子書籍とAndroid搭載タブレットの話題で埋め尽くされていた。それと同時にAppleのタブレット型iPhoneへの期待も高まり発表前日といった様相を呈している。
ところで私はHPのTC-1100というタブレットPCを所有している。2004年と今からもう6年も前に発売された機種だ。当時はタブレットPCがコンピューティングを変えるとマイクロソフトが意気揚々として発表していたものだが現実としてまったくといって良いほど流行らず、その後”ORIGAMI”という二度目の失敗を経て今日に至る。
しかし、このTC-1100はさほど悪いわけでもなくむしろ名機であったとも考えている。PentiumM 1.0GHz と当時は十分過ぎるスペックだったものの、今では非力でAtom搭載機みたいに動作にワンクッション感じるため使いづらくなってしまった。でも、未だに手元に置いておいて時たまいじったりしている。
タブレットデバイスがようやく花開こうとしている今だからこそ、タブレットPCを振り返ってみようと思う。
なにごとも、故きを温ね新しきを知る事は大事。
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デジタル情報機器選択の肝は自分のニーズがわかっていること

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機能的にある程度制限されているものの、WEBとメールが適度に利用できるネットブック系のPCが流行である程度の固定市場を形成することに成功したようだ。4万円弱という価格帯でネット利用とテキストうちには十分な性能のマシンが手に入る時代なのだなあ。
そんななか SHARP がARM系CPUとLinuxをベースにしたMID 「NetWalker」を発表してきた。
こういうのが好きそうな私なのだけれども、なんとなく今は冷めて見ていたりする。逆にこれまでの携帯情報端末に触れすぎていて、それを自分が手にしたらどう使うのかが見えすぎているのかもしれない。

上の写真は今でも手元にある携帯端末を集めて記念撮影を行った物だが、こうしてみると SL-300A や SL-700A といった Linux Zaurus の完成度は今でも十分に通用しそうだ。逆に Windows Mobile は全然変わっていないがために最新のを手にしてもさっぱり使わない。最初のWindows CE機である「カシオペア」を持っていたが、あれの頃と使用感が大して変わらない。
大きくは変わっていないのだけれども、1つずつ確実に改善されており2000年前後のモバイル機器に夢を見ていた者達が描いた未来がだいたい実現できたのが「今」なのではないだろうか。

  • インターネットが定額かつどこでも利用できる
  • 充電一回で1日持つ電池利用時間
  • 同期作業無しで出先でも情報共有できるインターネットサービス

これらの機が熟してようやっと携帯情報機器が輝き始める。

携帯情報機器というと「スケジュール管理」に端を発するのだが、私は残念な人でスケジュールやメモをほとんど付けないのだ。というか、メモをしても見返す習慣がないんだよな(故にビジネスマン失格なのであるが)。
なので携帯情報機器に望むのは「どこでもネットワーク機器」「いつでも情報を取り出せるゲート」といったところ。
色々な思うところや経緯を経て今現在で毎日持ち歩いている端末は、

  1. 携帯電話(au データ定額通信対応機)
  2. Android携帯 HT-03A

の2つだったりする。
携帯電話は意外かもしれないけれども、定額データ通信用。ポケットに入れたまま PC から Bluetooth でダイアルアップして使えるのでとても便利。E-Mobile を別契約して使うとか考えると携帯一本に集約してしまった方が便利で支払い的にもあまり変わらなかったりするのです。日本の携帯電話はフルブラウザが付いているから冷静に考えるとある程度のことはだいたいできてしまう気がする。逆にそのフルブラウザが使いづらいから他の機器が欲しくなるんだけれどもね。
HT-03A は最近買ったので使い込みが足りないけれども、今のところかなり手になじんでいる。GMailでメール読み、RSSリーダで情報収集、気になる記事はブラウザで閲覧と、このコンボをくるくる回す程度だけれどもそれがそれなりのテンポでできるので特に不満も生まれないという。まあ、サイズが小さくてタッチのみなので単語は入力できても文は入力したくないという問題はあるかな。
あと、Bluetoothヘッドホンも加えて HT-03A は音楽機器としても使っている。それまではウォークマンをストラップでぶら下げていたのだけれども、HT-03Aと両方というわけにはいかないので、ウォークマンには退場ねがって代わりにHT-03Aで音楽を聴いている次第。音とかは専門のウォークマンにかなわないけれども、まあ割り切り。
どちらも電池の持ちをあまり気にしたことがない。過度に使わなければ1日普通に持つし。

これら携帯端末をどこで使うかというと大半が通勤電車の中なのよね。そうなると片手で持てる方が都合が良いということになる。
クラムシェル型のノートとかは、出先にデスクがあるとか、カフェで開いて文章書きをする機会が多くあるとかそういう場面が多い人には良いのだけれどもそうでないとなかなか「鞄から出して開く」という状況にならなかったりする。
そういった自分のライフパターンを把握せずに買っても最初面白いだけで結局使わなくなってしまうのだよな。



GP2X wiz が届いたよ

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GP2X wiz が到着。
筐体そのものは、以前 D.K氏に見せて貰ったプロトタイプとほとんどかわらんので特に驚きとかはなく。つくりや質感が普通のメディアプレイヤー並みに向上、正直悪くない。以前の我慢ならないほどの安っぽさはないと思う。操作感もまずますで実は結構良かったりしますよ?
充電が特殊ケーブル&USBのみというのがちと減点対象かな。
画面も以前は我慢ならないほど汚い液晶だったのが、OLED(有機EL)になったので明るさや視認性が向上。でも32k色デバイスみたいで、階調表現は粗い。マッハバンドどころではなく、ざりざりしたノイズディザが載る。けど、フリッカが無いので振っても画が揺れないしカラーブレーキも出ない。階調は足りないけど、見やすさは結構高い感じ。

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箱がいきなり損壊していたけれども気にしない。
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今回、香港の PlayAsia から購入したんだけれども、「おまけです」とか言って日本のお菓子が同梱されていた。こういうのがアジア的で欧米の方にうけたりするんだろうか。

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初期で内蔵されているゲームタイトルは6つ。うち1つが拙作のTailTale。どれも微妙感溢れるけれども、タワーディフェンスクローンのゲームがあって、それはついつい熱中してしまう。
あれ?「かいてんパティシエ」はいずこ?CDが添付されているんだけれども、各国語でのマニュアルしか入っていなくて、アプリはバンドルされていない。
バンドルソフトと言えば、今回Flash7互換プレイヤーが載っているので、ちょこっとしたFlashゲームがそのまま動かせる。内蔵でFlashゲームがいくつかのっているんだけれども、なんかこれで良いような気もしてくるあたり。
今のところソフトがまったくないので、バンドルソフト以外は普通にメディアプレイヤーとして使う程度になっている。まあ、GUIが結構まともになったので使いやすくはなった。

GP2Xと言えば自作アプリなわけですが、じゃあさっそくSDKをと見に行ったがどこにも見あたらない。GP2Xの時は捜すのは困難なれど、それでもSDKとtoolchainは用意してあったのだけれどもな。GPホールディングのWEBをみても、ゲームやツールのダウンロードコーナーを用意してあるものの、絶賛工事中のまま中断されていて不安感漂う始末。
なんとか見つけたwiz用toolchainも、Open2Xプロジェクトが用意したもので、GP2Xのものと同じものだったりとイマイチ感満点。開発コミュニティも、Wizが発売されてみんな一斉に動きだしたという感じになっている。今は、Wiz開発向けクロスコンパイラの用意が熱い。
最大のお楽しみである、OpenGL ES 互換のアクセラレータは使えるのかといったところだけれども、lib に libopengles_lite.so なるシェアドライブラリがあることは確認されている。いや、それだけだと使えないから、とつっこみつつ情報公開待ち。というか、その辺の情報も「今日」公開されたりしているので進行中といったところで。OpenGLのデモムービーが存在するらしいので、開発者の手元では動いているんだろうけど。
ま、こういった状況も楽しみつつまったりとやっていきましょ。

でも、ものによってはGP2X用アプリのバイナリがそのまま動く事がわかってみたり。
うちのGP2Xゲームはライブラリをスタティックリンクしているのでそのままバイナリが動作した。それだとGP2X同等じゃんといったところだけれども、CPU性能が倍くらいになっている関係でかなりさくさく動くというメリットがある。
大体いつも 30fps で作っているけど、GP2X上だとソフトウェアレンダリングが遅くて 12~15fps になっていた次第。でもWizならフレームドロップしていないという塩梅。でもなんか全体的に遅い気がする、詳しく調査せねば。

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GP2Xの拡張ボードを繋いでみたけれども、今回はシリアルコンソールが出力されていない。がっかり。
解析も時間かかりそうだなー。

開発ネタはコメ噛めの方でやっていく予定。
取り敢えずはBeagleBoardもあわせて、toolchainの準備をのんびりと進めていこう。最近クロスコンパイル環境を作っていなかったので、その辺の腕や知識が鈍っているあたり。

[追記]
すっかり見落としていたのだけれども、GP2Xのときと同じように WIZ File Archive なるサイトができていた。ここを見てればアプリの入手だけでなく、開発環境の整備状況もわかるというもんだ。
glquake のソースがあがっていたりするな。



GP2X wiz がついに発売らしい

半分忘れかけていた GP2X wiz (レッドスターでの紹介) が発売になったらしい。
PlayAsia から「発送したよー」というメールが届いていた。

はて、どんな感じに仕上がっているのでしょうかね。
拙作「ているテイル」やD.K氏の「かいてんパティシエ」(の韓国語移植版)は Builtin game という扱いらしく。




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