Archive for the 'キャラクター' Category

初音ミクのMMDモデルを作成した


といっても過去形で、ちょい前に作ったものの Blog で報告していなかったものを事後報告しておこうというだけのエントリー。

2017年 8月 31日は初音ミクが発売されて 10周年という節目の年だったのだけれども、それに合わせてなんかやろうと思い作ったのがフルスクラッチの初音ミクのMMDモデル。
公開したのが 9/4 とちょっと間に合っていないのはご愛敬だけれども一応 8/31 に間に合わせようとはしたのよ。

製作記および公開配布はニコニ立体のほうで行っていた。下記参照。

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キャラクターイラスト絵師のような声

ダウンロード音楽販売のサイトをうろうろしていたら「電車で電車でGO!GO!GO!れぼりゅ~しょん」なるアルバムが売られているのを見つけた。
寡聞にも知らなかったのだが、2008年秋頃に「電車で電車でGO!GO!GO!」の萌えポップカバーとして発売されたアルバムらしい。UFO子(うほこ)の「スペースインベーダーエクストリーム2」が2009年なのであのころのタイトーはそういった路線だったのだろう。
「電車で電車でGO!GO!GO!れぼりゅ~しょん」聞いてみるとなんだか癖になって気に入ってしまった。いかにもな萌え声なので受け付けない人も多そうだけれども、エクストリーム2の InvaderGIRL! と同じくよくできた楽曲にリズミカルサンプルなキュートボイスが心地よい感じ。

んでまあ、個人的にこの電Goれぼりゅ~しょん、InvaderGIRL! とセットで見てしまうんだけれども、どっちもひじょーにクセのあるキュートボイスが耳について離れないあたりに色々と感心しつつ聞いてしまう。
なんというか、いかにもな「可愛い萌えボイス」といった風情なんだけれども、それがサンプルとして連打されていると特徴点が際立って見えてくるとかそんな感じ。
とにかく『ごぉー↑』だの『えくすとりぃむぅ~↑』だの語尾がどこまでも上がりまくる。ほとんど通常の発音ではないくらい。でもその特殊な語尾の上がりがとてつもないかわいい系といった雰囲気を作りだしている。
こういった輪郭や特徴点を抽出してなぞることができれば、萌え系ボイスのテンプレートができあがるのではないかと考えてしまう。そのへんは過去記事「音のデフォルメについての考察」も参照していただきたい。

「電車で電車でGO!GO!GO!れぼりゅ~しょん」の方は『歌・枕木三姉妹』とあって「誰やねん」と思ったが、中の人は民安ともえ、成瀬未亜、壱智村小真といったメンバー。あー、なるほどねと思った。
ちょびっと言葉を選ぶけれども、いわゆるゲーム系の声優さんというのは最近独特な芸風をもった役者さんになってきていると思う。ある意味最先端。
良く『アニメ声』なんて表現があるけれども、アニメーションってのは割と幅広い演技が必要で本当に『役者』として広い範囲をカバーする必要があると思っている。くぎみーだのゆかりんだの萌えキャラ声が有名な人でも「そういう役もできる」という手広い範囲の一角。なんでかというとアニメはそういった続いた時間を演技するので通常の舞台と様式が似通ってくるからじゃないかなあ。
一方ゲーム系はアニメとは違った密度を持ち始めている。本当に濃い部分、おいしい部分、特徴的な部分をさらにこってりと煮詰めて『そこだけ』を提供することが可能である。なので、それに特化した演技というのが発展できる可能性がある。
なので『萌え声』というキャラクター性をもった声質というのがゲーム声優によって形作られつつあるという論を語ってみたい。

キャラクター性のある声というのはどう言うものかという定義からする必要があるかもしれない。
声を聞いただけで誰かわかるとか、声の演技で雰囲気を作り出すとか。通常ストーリーのあるアニメやドラマを超えでやると状況の中で声を出すけれども、声があるだけで存在感がある声優さんというのが居る。八奈見乗児とか、若本規夫とか。あまりにも存在がたちすぎていて、声のフォルムが形作られるとギャグっぽくなってくる。逆にギャグものをやるには、声がある程度のフォルムを持っていないといけない。これが声におけるデフォルメなんだと思う。
それと同じように『萌え』ものをやるにも、声をデフォルメしてある程度の非リアルさに持って行く必要があるのではないだろうか。単純に声が高くてキャピキャピしてればよいというのではなくて、存在感のある非現実的な演技を伴った声でなくてはならない。色々な演技もできてそれもできるというのは一流の仕事だが、そのデフォルメ声に特化した演技が得意というのも世界としては在りかもしれない。それがゲーム系の声優さんなんじゃないかと思う。

で、そんな萌えだのなんだのといったデフォルメ演技に特化できる役者さんは何かというと、絵師と呼ばれるキャラクターイラストレーターみたいなものじゃないかと思うのだ。
昔は漫画やアニメが第一線でそこからすべてが生み出されてきていた。キャラクターとか絵柄とかも。
しかし、80年代以降『イラストレーター』と呼ばれるキャラクター絵をメインとした絵描きがもてはやされるようになる。キャラクター絵は皆が注視するところだし、背景や中割といった実力を必要とする作業をせずにそこに注力するだけでよいので多くの人が志望したくさんのクリエイターが生まれた。
とすると、今度はそのイラストレーターが生み出すキャラクターや絵柄が最先端になってきたのである。
漫画はさほどではないけれども、アニメはその人気絵師の絵柄を取り入れるまでに2クッションくらいの時間を要する感じになってきている。というのも、大勢で作るものだから、みんなで描けるレベルの絵に抽出できないといけないんだよね。そのうち流行の絵柄を取り入れて近づいていくんだけれども、ちょっと時間がかかる。
それに比べるとゲームはダイレクトに流行の絵師を起用できるジャンル。または、ゲームで絵師がブレイクしてその絵柄が流行になったりとかいった側面も持っている。これはキャラ絵だけ抜き出して特化しても作れるジャンルをゲームは持っているからなんだろうと思う。
まあ、そんな感じにゲームと絵師はなんだか独自に先端を走って、その先端がたくさんあって、いくつも消えていくけれどもいくつかの先端は確実に時代の流れを作っているとか、まあそんな風にみている。
で、同じくゲーム声優というジャンルも、キャラクターイラスト絵師と同じく特定のフォルムだけに特化してそれを先鋭化していく分野なんじゃないかなと思った。

キャラクターイラストと同じようにキャラクターボイスも流行の声質や演技というものを次々に生み出して、そしてそれは非リアルなものだけれどもなんだか可愛いくて良いものとして確立していくのだろう。
そしてそういった先に次世代のキャラクターが存在しているのだ。



2011年はこんな萌え、休止のお知らせ

当ブログで 2004年から毎年お正月頃に書き殴っていた放談企画「今年はこんな萌え?」だが、昨年までとして今年以降は休載とさせてもらうことにした。
まず第一に 2010年は『萌え系』に代表される二次元美少女コンテンツの世界に構造的な変革がなにも訪れなかったというのがある。個々で見ていけば「天使ちゃんマジ天使」とか「イカちゃん可愛い」とか話題は尽きないのだが、それを構築する構造については特筆すべき変化がなく旧年の延長でしかなかったと見ている。
また、アマチュアクリエーションの世界においては、これまで目標としていたプロプライエタリの世界にひたすら肉薄し追い抜こうとすらしている。そうなると今後は目標を失いどこを目指すべきか方向性を失う。それぞれに発展すべきベクトルを見つけ伸ばしていくターンに入りつつある。そのような拡散パターンにおいては様々なチャレンジと小さな失敗を沢山繰り広げる事になるだろう。一見停滞に見えるかもしれないが、そのばらばらなチャレンジと失敗こそが今後を見つけるための施策となるはずだ。

そして、これが一番大きな理由であるのだが、『萌え』という言葉は既に古くさくなってしまった。
『萌え系』というのは二次元美少女コンテンツすべてを指す言葉ではないと考えている。二次元美少女コンテンツは2000年からの10年いわゆる00年代において大きく躍進し、その先端は『萌え系』という単語をいただいた。
それも十分に成熟していき世間的には十分に浸透したし、良質なタイトルは市民権を得るまでになってきている。そういったコンテンツなんでもかんでもを『萌え』と賞するのはどうかというレベルになってきたと考えている。むしろ今『萌え』という単語を使っているのは本質をよく知らない者か、あえて侮蔑したい者かなのではないだろうか。

00年代はあきらかに『萌え系』の時代であったとは思う。『萌え系』とは何であったかというと「キャラクターのみが存在し得て、それ単体で賞賛されている状況」であったと認識している。
かわいい絵が単体であり、それになんにもバックボーンが付随していなくても『キャラクター』が成立し、絵からコンテンツが派生していくことができた時代があったのだ。さながらキャラクターバブルといった様相。キャラクターがあれば、商品はなんでも良いのだ。これほど楽なこともあるまい。
そんなバブルな状況も 00年後半で徐々に変化していく。
単にデキの良いキャラクターがいても踊ることが無くなっていく。裏にあるしっかりとした本質が問われ、それにキャラクターが付随していくように変化している。
例えば話題となった羽後町のあきたこまちパッケージ。あれはおいしいお米が本体でありキャラクターが受けていたというわけではない。あの西又先生のキャラクターだけが一人歩きし、ゲーム化したりCDデビューすることを皆が望んでいるかというとそうではない。だが、パステルいんくなどは参考書から引っぺがし英単語学習というアイデンティティを引っぺがしても存在しえた。そこに差がある。

商品展開とキャラクターバックボーンの狭間は「すのこタン」あたりなのではなかろうか。アルミ放熱すのこという商品を体現するキャラクターで、様々なグッズ展開をしてはいるがあのアルミ放熱すのこというアイデンティティを引っぺがしたら存在しえなくなってしまう。そして放熱すのこという商品が良いから今に続いている。
同じ事は初音ミクにも言える。キャラがうけて様々な展開をしているが、ミクから歌を引っぺがすことはできない。むしろ歌とセットでないと存在できないものだという世界をみんなで作っている。そしてなによりその歌声が本質であり続ける。
そういった 2007年あたりからの空気を経て、現在はバックボーンの重視がいっそう強まっている。
ゲームは売れ続けているのに関連グッズがさっぱり売れないなんてのは 2000年前後では考えられない状況なのではないだろうか。

10年代はキャラクターが商品になるのではなく、商品にキャラクターが付いていく時代である。
00年代はキャラクターが『絶対神』的崇拝対象でその派生物はなんでもありがたかった。これからは素の状態でも購入したくなる良質な商品にキャラクターが付いていきそれぞれが価値をもつ、いわば『八百万の萌え』の時代になっていくのだ。

すべてのキャラクターがありがたい。そんな時代に予測など必要だろうか。



明日から沢庵で白米を食べる日々が始まるお

それはそれでかまわないんじゃね?
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実は俺、ムギ派なんだ。むぎゅううううう
てなわけでたくあんGet! まあ、たくあんはキュウリの浅漬けと並んで好きなお漬け物なので全然問題なし。

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つか、まあ、普通にスーパーで買えるたくあんと同じですが。なので普通においしい。ぽりぽり。
信頼の東海漬物株式会社。
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たくさんあるので半月切りでなく、乱切りにしてぼりぼり食べるのもありだよね。
なんのかんので食べまくり。

おまけ。
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すのこタン。クッキー



「ぴこぱこサイクル」とは


2009年は月1本のペースで「ぴこぱこサイクル」というオールドゲームのプレイ&レビュー動画を投稿していた。
月に1本といっても定期的に動画を作成するのは結構大変なことで、それでもなんとか12本を作成して昨年を終えることができた次第。一応、始めた時から月1の12回シリーズと決めていたので、予定通りの終了。
なんで突然プレイ動画を作り始めたのかというあたりにも理由があって、これはこれで以前からやりたかった積み残し作業なのですよ。
そんな思惑と過去の経緯を、誰に聞かれるでもなく勝手に書き連ねるのが今回の記事。
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ARANCIA PROJECT

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pixivをほろほろと眺めてみるとたまに “ARANCIA” というオレンジ娘が居て目に付く。
なんだか妙に気になって「なんじゃこの娘は」と調べてみるとどうやら “ARANCIA PROJECT” というコラボレーション企画らしいということがわかった。
発端は VL というポルトガルの青年。日本のアニメが大好きな芸術大学生で、日本のキャラクターアートを研究するために「私の作ったオリジナルキャラクター『アランシア』をどうか日本の画描きの方々の手で描いてもらえませんか」とお願いをしてみたらしい。
インパクトのあるオレンジ色となんとなくあずにゃんそっくり割とツボを押さえたキャラクターが受け入れられて色々な人によるアランシアちゃんが誕生している最中というのが現状。

ほんわかとした国際交流っぽくて良いね~。



Project DIVA は途中停車駅

あの熱狂につつまれた初音ミクの発売日から 1年と10ヶ月。満を持してのゲーム化ということで PSP用ゲームソフト「初音ミク -Project DIVA-」が発売された。まあ、皆さんご存じかと。
ゲームとして楽しむのはもちろんのことだけれども、人気ボカロ曲がPV付きでたくさん収録されたアルバムと考えてみても結構お得なアイテム。しかし、このソフトの真価はそこではなかったのです。
選ばれた人気曲だけでなく、いまや何万もあるボカロ楽曲すべてで楽しめるようにダンスエディットモードが付いているのですよ。
何かというとこれは「底辺Pが自作の曲にイカしたPVを(自分で)付けるチャンス」なわけです。選ばれた一部の人気クリエイターだけでなく、底辺、中堅含め全てのファンが主役のゲームだったというわけ。

メジャー化のメリットはなんだろうか。
おそらくそれはより多くの人の目に触れ、今まで以上の人数に手にしてもらえるということなんではないかと思う。しかし、それと引き替えに利権的なものが独占されたり、コミュニティーと対立したりと良いことばかりでもない。特に権利的なものが独占されることで、それまでの熱が一気に冷却化するというのは良く見かけた流れではないか。
CGM的なものがメジャーになり、商業ラインに乗ることはそこがピークで以降の発展が見えてこない状態。いうなれば、そこが終着駅といったところ。
実は Project DIVA もそんな「終着駅」なんではないかとちょっぴり不安に思っていた。「あの人気絶頂の『初音ミク』がついにゲームになった!」のは良いのだけれども、それが何かの終わりになってしまわないかといったことを恐れていたのである。
しかし発売されてそれが杞憂である事を知る。Project DIVA はクリエイターやファンがボカロコンテンツをよりいっそう楽しむためのツールであった。これまでとしてのアルバム集と、これからを作るツール。過去よりも未来を目指したそんなソフト。

権利者が益のために利権を主張するとそれは終着駅なのだが、そうではなくユーザーと同じ目の高さで熱狂の渦の中にいて共感を得ながら作るものは通過駅となる。渦中から何が必要かを見つめて、丁寧に企画されたのが Project DIVA というタイトルなんではないだろうか。
# DancexMixer は思いっきり埋もれてしまってかわいそうだのう


そんなこんなで、どんなもんかと手習いに作ってみた。
ヘンな歌でもきっちり踊らざるを得ないけなげな(仕事選べない)初音さんにご期待ください。

エディットセーブデータも用意したですよ。
MP3 も入っているので Project DIVA があれば手元で再現可能。うれしいかどうかはおいておくとして。
Download: divaed_kanikama.zip

しかし、公式サイトにエディットデータ配布の仕方が書いてあるとか、かなり本気っぽいな。

~~~~~
Project DIVA 下の方にある楽曲が、初音ミクブームを作っていった初期のタイトルなんだけれども妙に懐かしくてこみ上げるものがあったり。あのタイミングで「恋するVOC@LOID」と「みくみくにしてあげる」が投稿されたのは奇跡に近いものがあったのではないだろうかね。
そんなこんなで、初音ミクの楽曲を聞き返しているのだけれども、「私の時間」にある「もしかしたらオリコン1位も遠くないかもね」というフレーズに感慨を抱いてみたり。(関連ニュース:「音声合成ソフト「初音ミク」を使ったアルバムが初日2位に」



「萌SD」にたりない物

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萌えキャラを付けて売ろうという試みの microSD カード「萌SD(もえすでぃ)」
なんとなく予約して発売日に入手していたりする。この手のは結構枚数あっても使ったりするのでなんとなく揃えてみた。1GBが2枚あるのは気にするな。や、安かったからってだけなんだからね!他の2人が可愛くないとかそんなことは言ってないんだからね!
実際のところ、割と所有ガジェットでSDHC未対応のものも数あったりするので 1GB、2GB という通常SDは使い道があるのだ。それに、SDHCじゃない通常SDだとFAT16でMMC互換SPIアクセスができるから、マイコンで扱い易く電子工作派にとっても使い出があるのですよ。言い訳じゃないよ?

でまあ、買う前からわかりきっていることだけれども『萌え』を名乗るにはあまりにも残念すぎる商品である。
何が残念なのかは考察に値すると思うので一筆記しておく次第。
『はてな村』風に書くと「そろそろ『萌SD』について語っておくか」、である。
取り敢えず語り口として「かわいくない」「萌えない」「絵が好みでない」という嗜好によるものは置いておく。いやしかし、2GBの次女はメモリの中に入っている壁紙をみて初めて「パンチラ」している絵だというのがわかるんだけれどもちっともうれしk(ry

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これが内容物。昨今の激安 microSD に比べるとそんなに安くもないのだけれども、そのかわりSDアダプターがついてくる。割と実用的なセットだったりする。
普通のSDと違うのはアスタリスク型の模様がついていてちょっぴり華やかさをアピールしている程度。microSD の方は何かしようもないのでこれで良いけど、アダプタの方は絵を刷り込むなり色つきの樹脂で成形するなりできたんではないか。このアダプタが、パッケージのベースカラーと同じ色になっているだけでかなり存在意義がでたと思うんだけれどもな。
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もっとも残念なのが取扱説明書。通常のSDカードと同じ文面とレイアウトの紙一枚で型番以外『萌SD』として書かれている事が無い。
なぜここにイラストを添えないのか。せっかくキャラクターが居るんだからそれに可愛く解説させるとか、そうでなくても脇に挿絵として置いておくとかできるだろうに。

こうして内容物を眺め実際に製品を使ってみると、この製品が『萌え』と称している要素は「パッケージ」と「メモリー内におまけで入っている壁紙」の2点だけなのですな。SDカードとしての実用度や、説明書やサポートといった点にはまったく触れてこない。
つまり店頭で「何かSDカードを買おう」と目的薄く売り場をブラウズしたときに、ちょっと毛色の違うこの製品を目にとまらせ、「せっかくだからこれにするか」という比較購入時のアピールでしかないわけなのだ。買った後のSDメモリにキャラクターは投影されていない。
そうして考えると公式サイトでの設定もかなりよろしくない。この3人娘はおじさんの家でSDメモリを売っている売り子ということになっている。この子らはあくまで売り子で「買ってくださいね」と微笑むだけで、買ってしまった後の商品はキャラクターから離れた物になってしまう。可哀想なのはマッチ売りの少女なのであって、その少女から買ったマッチそのものには深い思い入れがあるわけではないのだ。
つまりだ、キャラクターを付けるのならなんらかの形でSDカードを擬人化して、SDカードの先にキャラクターが透けて見えるようにしなければならないのだ。さすれば、SDカードに愛着も湧くし、複数枚所有しようかという流れにも持ち込む事ができる。
現状では「壁紙が欲しいから」程度にしかこの商品を選択する理由が無く、その壁紙も1枚あれば十分なので同じ商品を2枚3枚と買わせる原動力にはなりえない。むしろ壁紙は広告がわりにWEBで配布した方がよかったのではないかな。

米だの苺だのが話題だけれども、あれらは名前とキャラクターが結びついているしある程度の擬人化となっているので、食しながらうっすらとキャラクターを透かして見る事ができている。
そのへんを踏まえることのできない、形だけの追いかけ商品が今後どれだけ登場するだろうか。ある意味楽しみではある。

キャラクターは絵があるだけで価値をもつものではなく、その振る舞いや事象への紐付けによって魂を得るものである。



やたー、FL-chanキーボードできたよー

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てなわけで時代は今「痛キーボード」の時代へ!(向かったら楽しいですね)

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キートップのデザインを好きなようにできるのが楽しい。
アップにするとデキの荒さが目立ちますが。

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初音ミクマウスとの連携もバッチリ!?

そのうち製作過程動画をアップする予定。

[追記 Jul.24.2008]

動画つくった。



我が家にjamバンドがやってきた

最初は便乗とかいって冷ややかな目で見ていた、DTMソフト Music Makerjamバンド企画。
なんだか時間が経つにつれ、だんだんコイツらが可愛く思えてきた。
ニコニコ動画の「jamバンド紹介動画withスマ姐」な人のせいかもしれない。
アホの子可愛いよアホの子。

といっても今更 Music Maker というかそのレンジの DAW は要らんしなあ。
などと思っていたら良い感じに発売された新商品、Sound Pool
まあ、よするにサンプルループ集なわけだけれども、Music Maker の自動作曲機能にマッチした作りとなっている次第。Music Maker を強化するアイテムとして良いところをついてきていると思う。
で、今回は二本発売されたのだけれども、スペシャル二本パックが「jamバンド仕様」になっているときたもんだ。
AH Software なかなか上手いぞ(笑)。
サンプルループ集ならばその他のDAWでも使えるし、ジャンルが広めなので(Cryptonから本格的なのを買うのに比べ)お安いパックとなっている。まあ、手持ちのループをここらで拡充するのもよかろうと購入してみる。
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パッケージ表からでは、なんの商品かわかりません(笑

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箱だけで中から通常版の箱が出てくるといった恥ずかしいことはありません。
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と思ったらジャケットがリバーシブルで、通常版にも早変わり。
いくじなしめ。

ループDVD(二層×二枚)とは別におまけとしてCD-Rがついてくるのだけれども、そのおまけCD-Rとパッケージが鼓りずむの役目。りずむに「おまけ」とか付いていると「ああやっぱり」と笑みがこぼれてしまうのはなぜなんだぜ。
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単なるCD-Rかと思ったらレーベルが印刷してあって「Strawberry Jam 詞 鼓リズム」とか書いてやがりますよ!?
Strawberry Jam ってのはあの「ベリー、Very、ペリー、開国♪」の歌ね。
あまつさえジャケット裏は「Strawberry Jam」と「どうぶつのテーマ」の歌詞カードになっているという。
なんか色々とやられまくった気分。ぐんにゃり。
益々評価が上がったよ。

肝心のループは、MusicMakerでは使い出がありそう。
ドラムループ以外はすべてA〜Gのキー毎に7つずつ収録されているので、容量の割には少なく感じる。その関係でアシッダイズされているといってもベースキーは設定されていないのでピッチ変換は注意。一番下のループがCのはず。
MovieScore というジャンルが割と面白かったので、これでミックスした曲を「XBox360のパッドにジョイスティックを繋ぐ」というニコ動がのBGMに使ってみた。

本当は「ループを使って10分でさくせいするBGM」とかいう動画を作ろうと思っていたのだけれども、撮影に失敗したので当記事にて代用。




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