Archive for 4月, 2007

アニメ業界の原作消費、そしてひだまりDVD2巻

今度は小箱とたんの「スケッチブック」がアニメ化決定だそうで。
「ひだまりスケッチ」「らき☆すた」と個人的に良い感じの4コママンガが相次いでアニメ化していき、これまたお気に入りの「スケッチブック」までアニメ化なのかー。
新房監督に、京アニ、こんどはARIAのスタッフと妙にそそられるスタッフ陣が投入されているあたりも興味深い。
そういや「ドージンワーク」もアニメ化進行中だっけ。(こっちはまじぽかスタッフか)

4コマに限らず、ちょっと人気のあるマンガやラノベは速攻アニメ化の餌食になってしまう今日この頃。そろっと、そのあたりの元ネタも枯渇しかかっているあたりが危ういが。
次は「みなみけ」あたりがアニメ化したりしてな。って、これは4コマではないか。

それとは関係なく「ひだまりスケッチ」アニメDVDの2巻が発売。
今回のオーディオコメンタリーゲストは、チョーさん来たー。大物到来。
長島雄一氏は良い感じのおじさんなんだが、妙にレギュラー陣が盛り上がっているなあと思ったら、そうかこいつら「たんけんぼくのまち」で育った世代か。(一人違うかもしれんが)
もうお一方は1巻に引き続き、蒼樹うめ先生。
この手の原作者ってコメントに出てきても痛々しい場合が多いのだけれども、うめ先生はレギュラー陣に弄られまくって良い味出している気がする。つか、リアルゆの扱いされているというか。
うめ先生自身も「カラオケでスケッチスイッチ歌っている」とか妙に微笑ましいし。
だらだら流しておくのにぴったりなアニメなので、オーディオコメンタリーありなし両方楽しめる感じ。


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暇つぶしの時間感覚

「ニコニコ動画に長すぎる作品が多い件について」という言及を目にして、ああ同じ事感じている人がいるんだなあと思った。

ニコニコ動画は分数制限ではなく容量制限なので、手元でレートをコントロールしてうまいこと作れば 30分くらいのものが掲載できるようになっている。
それ故というわけでもないんだけれども、一般的なコンテンツで10分強、それ以外は25分とか長いものが多いのだ。一発芸的なヒットアイテムでなく、普通にそこそこ観られているコンテンツとなるとほとんどがその長めなものなんではないだろうか。

長いんだよ、と思うかどうかは人にもよると思うのだけれども、逆にそこからニコニコ動画利用者のメインバンドが見えてくるのではないかとも思う。
つまり、できるだけ安価でたっぷりの時間と暇を費やしたいと考えている層がメインの利用者ではないかということだ。

しかし、ニコニコ動画故の理由も確かにあったりはするのだ。
ニコニコ動画は日経各紙で書かれるような(背広族が期待する)ブロードバンド放送システムとは、ちーっと毛色が変わった方向に走り始めている。
あれは動画コンテンツを観るためではなく、皆で語り合うためのサービスになってきている。
そのチャットのためのつまみとして、動画であったり音楽であったりが流れている的な比重ではないだろうか。
そういった、エモーショナルの共有を目的とした場合、アニメの OP や楽曲 1曲の 2分という数字は短かいのだな。動画としては面白い15秒ほどの一発ネタも、ニコニコではコメントつけづらい存在でしかない。
なので、ヒットしたコンテンツ(ゲームとかアニメとかのOPをイメージしてくれたまえ)があった場合、「ループ版」と称したネタ部分をひたすら繰り返す 8〜10分ほどのムービーが必ずと言っていいほど作られる。
それをみて「洗脳されるー」とか言って喜ぶのだが、実のところ長い時間その場に居たいという意味もあるのではないだろうかと見ている。

ニコニコ動画の現状が是が非はまあ置いておくとして、あそこを覗いたことが無い人が思い描いているのとはかなり違った発展をしているんじゃないかなあといったコメントをしておく。
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怪奇大作戦・セカンドファイル

怪奇大作戦はあの怪奇大作戦。その新作が BS-Hi にて 3話短期シリーズとして放送している。
TVの電子番組表で偶然見つけた。
怪奇大作戦ファンとしては期待半分不安半分で視聴中。

なんで怪奇大作戦なんだろう?とか思ったけれども、どうやら実相寺昭雄が亡くなる前に新シリーズを企画していたということらしい。無くなった監督の意志を継いで、制作、放映に至ったということなのかね。2話の「昭和幻燈小路」は実相寺昭雄が脚本担当になっているし。

この文章は 3話が放送される前に書いているので、1話と2話のレビュー。
正直「怪奇大作戦」としてはがっかりな内容。怪奇大作戦といえば「科学犯罪」なのだけれども、その「科学」の部分があまりにもお粗末。科学考証というスタッフもいるんだけれどもなあ。
1話の「ゼウスの銃爪」は人体発火殺人事件で、ファーストの「白い顔」と「かまいたち」の様なお話なんだけれども、人体発火の原因がなんともはや。
「そうか!どうして気が付かなかったんだ!マイクロウェーブですよ」
という展開に思わずズコーッとずっこける。そんな、見始めて 3秒で頭をよぎるけれどもあまりにも安易すぎるので忘れようとしていたものを持ってこられても。しかも、単焦点のくせに鉄筋コンクリート建造物を平気で貫通してるし。科学的におかしいだろ。
現実には存在しないトンデモ嘘科学を創造してくれたほうが「怪奇大作戦」っぽくて良いんだけれどもなあ。
2話の「昭和幻燈小路」は犯罪ですらなかったので、むしろ「ウルトラQ」的。ネタとしては星新一の「午後の恐竜」みたいなもん。「ウルトラQ Dark Fantasy」に入っててもよかったんではないかと。

とまあ、怪奇大作戦としてみると不満たらたらなのだけれども、特撮ドラマとして見ると結構面白かったりする。このへん、ウルトラQ Dark Fantasy のときと同じ感触かも。
怪奇大作戦が作成された 1968年のあたりの刑事ドラマ物って一種独特の重さと暗さがあったとおもう。そして怪奇大作戦もその刑事物の影響を受けて、犯罪者側に重たいドラマが存在していた。
その辺の重苦しい人間ドラマが最近は描けないから、どうしても違った風になってしまうんではないかと。

ちなみに BS2 では 5/1 から放送で、こちらではファーストの傑作選と一緒の放送だとか。

[追記]
3話は「殺人花粉症」という実に今時なテーマをベースにしていて、かなり面白かった。
これは「怪奇大作戦」していて良い。ラストの苦さとかも含めて。
1代だけで殺人花粉が作れるかとか、劇症はありえないだろとかいったあたりはドラマとして置いておくとして。つか、作るなら一年草でやれよ。
バイオハザード的な展開とか、どことなく「ひぐらしのなく頃に」的なところとか。ああ、現代で恐怖を演出しようとするとやはりこういった感じになるんだなあと感心した次第。
1話も実はコンピュータネットワークハッキングという今時な犯罪ではあったんだけれども、それが怖さに変わる瞬間という所に至っていなかったのよねん。


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Wii クラシックコントローラについてのメモ

本当はコメ噛めの方のネタなんだけれども、まだ解析途中なんでこちらでひっそりとメモまでに。
ようやく Wii が手に入ったのでさっそくパンヤに夢中バーチャルコンソールで遊びまくり。やあ、FC の忍者龍剣伝は今やってもおもしろいなあ。
でもやっぱり、スーパースターソルジャーとかのシューティング系はジョイスティックで遊びたいので、なんとか接続できないかとクラシックコントローラの解析を始めるのであった。

前提知識として、Wiiリモコンの拡張ポートは I2C シリアル通信であることが先人の解析でわかっている。
また、ある程度の解析データも WiiLi.org Wiki にまとめてあるが、PC から BlueTooth 経由でコントロールすることを目的に書かれているので、I2C でダイレクトに扱うには情報が不足している。

■ クラシックコントローラ

I2C スレーブデバイスでスレーブアドレスは 52h。
通常の I2C デバイスと同じく内部アドレス式。1バイト内部アドレスを送信し、その後続けてデータを送受信するとその内部アドレスからインクリメンタルでアクセスされる。
内部アドレス 00h から 6byte 読み出しでパッド情報。ただし、内部アドレス 40h に何か書き込まないとコントローラが動作開始せず、情報を読んでも FFh しか返ってこない。
接続後 40h に 00h とかを書き込む初期動作が必要。

読み出したデータのフォーマットは WiiLi の情報に従う。
x = (y xor 17h) + 17h という式でデコードする必要がある事に注意。

上記手順だけで良いので、クラシックコントローラの情報をマイコンで読み取ることは容易。というか手元では既にできている。
といっても、クラシックコントローラを PS2 に繋ぎたいとかそういった欲求は別にないので置いておく。

■ Wiiリモコンにクラシックコントローラを接続したとき

スレーブアドレス 52h の適当な I2C デバイスをマイコンで作って Wiiリモコンに接続しても反応してくれない。接続時になにやらやっていて、それに応じる必要がある模様。
ヌンチャクとクラシックコントローラの I2C スレーブアドレスは同じ 52h。返すデータの中身は異なっている。
ヌンチャクとクラシックコントローラの内部アドレス F0h から 16Byte に異なる識別子があり、その違いでどちらかを見分けている様子。

Wiiリモコンの拡張端子に外部コントローラが接続されたら Wiiリモコンはそれを感知する。(1ピンと3ピンのショートでそれを検知しているものと思われる)
外部コントローラが接続されたあと、Wiiリモコンから接続デバイスへやりとりの要求が出されるが、そのときの I2C デバイス内部アドレスと発行順は以下の通り。
F0h
40h
46h
4Ch
20h
30h

F0h, 20h, 30h は先人の解析でコントローラ ID とキャリブレーションデータ(ではないかと言われている)だという事がわかっている。
40h はそこに 00h を書き込まないとコントローラが起動しないこともわかっている。
46h, 4Ch は今回初めて見つけた物で詳細調査はこれから。

要するに、クラシックコントローラを名乗るマイコンを作りたいのですな。さすれば俺コントローラが Wiiリモコンに繋げられるはず。

I2C アナライザがあると簡単にわかりそうな物だけれども、流石に手元にはないのでマイコンで簡単な I2C 監視プログラムを書いて調べている。
ある程度の速度が必要なので、V850 の出番なのですよ。

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春のアニメ新番組ラッシュ

春は年度初めで、1クール物、2クール物、4クール物が同期するスタートの季節でもあるのでアニメ新番組もひどいラッシュとなっている。

大分落ち着いてきたところで見回してみると、萌えオタ界隈(ただし業が深い方々方面)で最も盛り上がっているのが「ゲゲゲの鬼太郎、五期の猫娘」だというあたりが興味深いなあ。オカッパで無くなっただけで、ああも現代ナイズされるもんかね。鬼太郎自体もすっきりしているけど。
センチから見守り続けてきたが今野宏美もそこそこビッグになったなあ。いまやラブベリだし。ほんでもってらっきー☆ちゃんねるだし。
猫娘をとってみても、西村ちなみ→今野宏美と超音波声優の栄枯盛衰というか代替わりをみている様だ。

アニメラッシュとゆことでアニメ好きとしては取捨選択を迫られるわけだが、「こんにゃく」アニメみたいに極端につまんないというのは少なくて、「鋼鉄三国志」とか「精霊の守人」とかあまり嗜好ではないものもみたらみたで面白いのが困りもん。

関係ないけどセイント・オクトーバーが 2クール物だというのがちょっと意外だった。
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べつやくメソッド導入

高校の情報教科学習指導計画書に参考項目として高橋メソッドともんたメソッドが記載されていたということでここしばらく話題になっていた
私もそういった愉快なプレゼン手法に目がないのだが、またひとつ新しい手法が提案された。
「べつやくメソッド」である。

べつやくメソッドはデイリーポータルZでべつやくれい氏が「円グラフで表そう」によって提唱した Blog を書く代わりに円グラフで表したらどうかという手法のことである。この手法をエイプリルフール記事であるイソプレスうぉっちが「べつやくメソッド」という名前で定義した。
高橋メソッドがそうであるように、手法に名前が付くことにより明確な一つの形をとることとなった例である。

そもそもでこの要素を円グラフで表示するという手法がおかしな方向で用いられてきたのは、確かエロゲーの紹介記事あたりだったと思う(テックジャイアンだっけ?)。
ゲームの紹介としておすすめ要素や構成要素を百分率で表示しているのだが、グラフにするにあたっての明確な測量や指標などあるはずもなく、適当な感性でつけられているところがおもしろおかしい。
「汁70%、陵辱20%、幼なじみ10%」とかそんな感じで。
また、今でも現役で好んで使いまくっているのがメガミマガジンである。手近に転がっている一冊を手にとっても「萌え要素グラフ」とかいきなり書いてあってふきだす。

このようにべつやくれい氏の提案がある前から萌え系に籍を置く身としては、この円グラフで表現というのには慣れまくっていたわけである。
故に、べつやくメソッドという名前が付いたときには「これだ!」と思ったわけですな。

で、今回さらにむむむん、と思ったのが「べつやくメソッドクリエイター」の登場である。
そうだ、自分のページもべつやくメソッドで記述しまくればそれなりに愉快になるのではないだろうか。これはいけるでー!!!と心の琴線がじゃかじゃか鳴りまくったのですよ。
でも、いちいち画像を生成してそれを貼り付けるのも面倒だなあと思う次第。

そこで、

と、こんな感じで円グラフを表示できる Flash コンテンツを作成してみた。
ポイントは HTML タグから、表示する内容が変更できること。
要するに、Blog とかを書いているとき文章に混じって上記の Flash を表示するタグを埋め込めばその場に(割と手軽に)円グラフを表示できるということ。
一旦画像に落とすよりかはやりやすいのです。

Flash のプロジェクトと .swf ファイルはこちら。
betsuyaku_flash.zip

みんなもこれで自分のブログにべつやくメソッドを張りまくれ。

# 試しにトップの新番組アニメレビューをべつやくメソッド化してみた。
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