Archive for the '音楽' Category

アニメ「けいおん!」のCDはあざといよね

今期のアニオタ注目作といえば「けいおん!」ですかね。
私もアニメのOPテーマ「Cagayake!Girls」がループ状態。しかし、このCDは実にあざとい。
何がって、楽器構成が主人公4人のパートに合わせてあるあたり。
「あたりまえじゃん」とか言って流してしまいそうだけれども、そこが実に重要。特に、 Cagayake!Girls だと間奏のところで「うーっ、ゆっいー!」とメンバー紹介と持ちパートの演奏が入り、ああこの楽曲はあの子達が演奏しているんだというイメージを強烈に与えてくれる。このことがこれまでのキャラソンCDと異なり「楽曲そのものにキャラクターを投影してみてしまう」理由になるわけです。
わかりやすく言うと「OFFボーカルバージョンすら、キャラアイテム」になっているのですよ。
ぼこぼこ鳴るベースに黒髪をイメージしたり、LFOのかかった白玉シンセ音にまゆげを見たり。また、そういった楽しみを得るために、楽器の音が強調されている気がする(特にドラム)。

最初に曲を聞いたときに、あれ?ギターが二本ある、と思ったのだけれどもその後気にしないでいた。なんでOPの演奏でゆいが真ん中にいないのかという話を聞いてその事を思い出し納得。あずにゃん枠が既にあるのね。
そゆこというとシンセも2パートあるところがあるのだけれども、むぎなら、むぎならきっと(splitで)やってくれるさ。



半端なアルバム、公開です

おかげさまで「ねるねるねるねをよく練ってみたい」という動画はふつーの方々にもウケているようで。
食べ物放置系でニコニコ開眼した私としては、わたあめPに負けてられないという密かなライバル心があってみたり、するのかな?

インパクトの強いBGMを!と思って作った「ねるねるねるねのテーマ」も「気持ち悪い」だの「耳にこびりつく」などといったコメントがもらえて何より。そんななかでも「MP3をくれ」というコメントが結構めだつ。おいおい、気はたしかかい?視聴者数が多いといろんな事を言い出す人がいるもんだ。
まあ毎度の事でBGM等はフリーなので適当に使って欲しいのだけれども、そろそろまとめて置いておく頃合いですかね。

といってもここ最近さっぱり曲を作っていないので弾がありません。「残念なアルバム」から今までに新規で増えた曲は9曲だけですわ。しかも歌は2曲だけ、さらに1曲は撮影できますPの作った歌なのでオリジナルは本当にねるねるねるねだけという。(ニコニコ上にはもう数曲『ファミうた』があったりはする)
てなわけで、数が少ないながらも「不在通知Pの半端なアルバム」としてまとめて置いておくのです。
ついカッとなったり、むしゃくしゃしてなんでも良かったりするときにでもダウンロードしてみてください。



エロゲーと音楽

最近は古いCDを部屋の奥から掘り出してちびちびとリッピングし直す作業をしている。
うちにあるCDのほとんどがゲームミュージックかアニメ関連なのはまあさておき、古い奴は1988年のものとかになるのだけれどもこのあたりのCDがそろっと読みづらくなってくる頃合いなのですな−。おまけにこれくらい古いCDだとほとんどリッピングもしていなかったりする。昔はCPUパワーもHDDもリソースとして小さかったのでなんでもかんでもリッピングというわけにはいかなかったというのが理由の一点、よく聴くのはリッピングしていたのだけれども当時良く使っていたMP3 128kbps は今聴くと圧縮による劣化が我慢ならなくなってきているというのが二点目。
個人的にATRACの256kbpsが音質的に満足できるポイントなのだけれども、可搬性を考えて今回は AAC 192kbps にしているあたり。

そうして古いCDを部屋を漁っていると懐かしくも思い入れの深いCDが出てきた。
cosmic_psycho.jpg
その一枚「コスミックサイコ」。もう知らない人はさっぱりわからないと思うので解説しておくと、これは市販品ではなくて同名のエロゲ−に特典として封入されていたサウンドトラックCD。私はX68k版を買った、現在はゲームそのものは破棄しているのだけれどもこのCDだけはお気に入りで大切に手元に置いている。
発売年は1991年で、ブランドはカクテルソフト。ジャケットではわかりづらいかもしれないけれどもキャラクターデザインは林家ぱー、現在のペンネームは林家志弦。当時CALやJOKERといった作品で話題になったあとバーディソフトをやめて後の作品だったと思う。ちょいと少女漫画チックな絵柄で人気を博したものの書く漫画は豪快でとか語るまでもなかろう。
なんでこれが思い入れの一品なのかというと、それまでは下劣でゲームとして劣っていたエロゲーというジャンルが通常のゲーム並みにクオリティを上げてきたのがこの頃なのですな。特に添え物として適当なものだったシナリオと音楽がまともに見れるようになってきた、そんなターニングポイントな作品が次々と出てきた頃。で、「コスミックサイコ」はCDがついてくるくらいなので音楽に対する力の入り方が結構凄かったのです。このあと音楽で魅せるタイトルというと「雫」まで間だが空いてしまうのだけれども。
ゲームの方も当時としては気合いが入っていて、ストーリーが面白かった。確か、現代の青年がなんかの弾みで異世界の宇宙船に飛ばされてしまうとかいう設定。で、その宇宙船というか種族は基本女の子ばっかりで戦争をしている状態(あのころガルフォースが流行っててなあ)で、女の子と仲良くしながら戦っていくとかそんな感じだったような。物語としてちゃんとしている事自体当時は珍しかったのです。正直エッチシーンはどうでもよかったような覚えがある、ちなみにグラフィックはRGB8色で描かれていた時代。
まあCDを今聞き返してみると音源の都合でしょぼいのはあるけれども、それでも結構聞けたりする。

つーてもあくまでエロゲーにおいてという注釈がつくのだけれどもね。
通常のゲームにおいてはちゃんとそれ以前に素晴らしい作品がいくつも出ている。
アドベンチャーゲームにおいて、素晴らしい音楽が場面を盛り上げるといった手法を確立した金字塔はやっぱこれでしょ。
jesus1.jpg
エニックスの「ジーザス」。このジャケットはファミコン版のサントラで1989年のもの、PC版はもう1〜2年前に出ていて私はX1版で遊んだ。
作曲はすぎやまこういち氏。それまでのアドベンチャーゲームではただ鳴っている感のあった音楽に対し、場面を盛り上げるための演出という意味を持たせたタイトル。素晴らしい音楽は場面を盛り上げ、ゲームを映画と同等の娯楽に仕立て上げるものなのだということをこれで初めて知った。
しかも、音楽をシナリオの小道具として用いていて、それが故にクライマックスで流れる「勝利の旋律」はいやがおうにも盛り上がる。まあ古典なのでネタバレするけど、船内に潜り込んでクルーを襲っていたエイリアンは特定の旋律に弱く最後エイリアンの前でその旋律を演奏することで撃退するんですな。その旋律はメインテーマのイントロなんだけれども、それが鳴り始めてから音が重なっていって最後「勝利の旋律」という楽曲になっていくのだからそりゃ盛り上がりますよ。

おまけとして珍しいCDの紹介。
synergy1992.jpg
“SYNERGY RECORD” の1992年アルバム。これはなにかというと、最初期の「オリジナル系同人CD」なのですな。うらべすうの絵がなんだか懐かしい感じ。
1991年の “MCMXCI” を知り合いに聞かされて、同人CDというのは面白いなあと翌年自分で買った物。同人といっても参加メンバーがほとんどゲーム製作のコンポーザーなので、当時でもアマチュアとは一線を画したレベルの楽曲が入っている。めがてん細江氏や古代祐三氏が参加しているということで話題になっていたけれども、それ以外の面々も今聴くと「えー、あのひとが?」といった顔ぶれ。残念ながら添付の冊子を紛失してしまったので、どの曲が誰の作品かはわかんなくなっているけれども。
このあともうちょっとすると本当に同人でもCDをプレスすることができるようになったり、CD-Rが個人で購入できるようになったりして「同人音楽」というジャンルは広がっていったのです。
それまでカセットテープ配布だった不気味社の「豪快な歌声」がCDシングルに移行したのもこの直後あたりだったはず。

というわけで、単なる昔話でした。
ジュークボックスにジャケット絵を付けるために、手持ちの物をスキャンしたついでの記事。



「不在通知Pの残念なアルバム」ダウンロードできますよ

先だってプレビュー版としてお試しで公開していた、オリジナル楽曲の寄せ集めアルバムですが。
「不在通知Pの残念なアルバム」というタイトルで正式公開しました。
記事として埋もれないようにページにしておいたので、右上のメニューあたりからいつでもたどれます。

先日の Make: Tokyo Meeting で頒布した物と同じ内容になります。
プレビュー版と違う所は「サーボ二軸で弱音ハク」で作成したBGMが追加になっている事と、コーデックが MP3 192kbps もしくは WAV無圧縮とリッチっぽくなっているところです。
一応、一部ミックスをいじっているけれども多分聞いてわからない程度。

心に余裕がありましたら是非。



MOSAIC.WAVの「アキバトラー”μ”」

買ったまま積んでおいたCDの消化。
MOSAIC.WAVの新シングル「ラストバトル!アキバトラー”μ”」。なんのかんのでここ最近MOSAIC.WAVのCDはよく買っているよなあ。からす天狗うじゅも買ったし。
表題のアキバトラーはインフレ系熱血マンガパロ系。「俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!」(最終回的な意味で)という帯のアオリが全てな気がする。なんつーか、こう、柏森進のいかにもっぽい歌い方なのがまた笑いを誘う。

他の2曲はいつもの通りの科学と技術とデジタルと秋葉原な感じで安心。
「最高ψ最強φメロダロイド!」は間接的なMOSAIC.WAV的アプローチによるVOCALOID賛歌。
歌が「みーこ&メロダロイド」になっているけれども、メロダロイドが何かは良くわからん。この曲を聴く限りではみーこが二人いるようにしか聞こえないし。多分、平坦に歌ったみーこボイスをメロダイン(ボーカルプロセッサ)で加工して合成音っぽくしているんじゃないかと思うんだけれども。
「科学遣いの弟子」は自作派賛歌。自作ロボットのパーツを秋葉原に買い出しに行くような人たちをほんわかとうたった感じ。

興味を持ったならショートバージョンの視聴(ダウンロードもできる)をオヌヌメ。
そのうち ITunes.store や mora にも入るんじゃないかな。

で、一部で話題になっていた店頭特典の「***にできるかな」。こっちは「最高ψ最強φメロダロイド!」よりももっと直球なVOCALOID賛歌。なんせミクも歌っているしね(クレジットは間接的だけれども)。
歌は「MMM」。みーこ&ミク&メロダロイドの事でしょうな。この歌でのメロダロイドは「最高〜」よりももっと機械的なボイスになっている、フォルマントもかなり弄っている感じ。これくらいでも聴けるなあと思ったのはボーカロイド耳になってしまったのだろうか。楽器としての音声へのエフェクトが適切だからか。
作曲&Miku Manipurator が鶴田加茂氏(みっくみくの人)つーことで話題になっていたけれども、普通に良い感じだよ。途中のミクとメロダロイドの会話が和む〜。
サビの所でバックに流れている男声コーラスが気になるー。フォルマントフィルタをかけたボイスなんだけれども、一瞬ディレイラマ(僧侶)に聞こえちゃうのよ。でも良く聞くと違う。

だけれども、ニコニコ動画でボーカロイド楽曲に対して「機械が歌うからすごい」とか「貴方のために歌います」とかいう世界設定は昨年末で大体終わっちゃったのよね。今は、ボーカロイド達というキャラクターが確立してしまったというか、コモデティー化したというか、存在が普通になってしまったのよね。
だから、楽曲もボーカロイドだからじゃなくて普通に楽曲として評価されている感じ。

CDもう一枚。「持田菜央・罵倒30分」。
妹がお兄ちゃんをひたすら罵倒するCDだと聞いてとんできました。つーても、あくまでお兄ちゃんっこな妹なので、甘え成分もたっぷりですが。
「幼なじみと甘く(ry」で草柳順子の罵倒ボイスに目覚めた私にはごちそうです。
でもこのキャラが出てくるゲームは未プレイだったりする。すんません。プレイ済みだったらもっと楽しめたんだろうなあ。
「おにいちゃんCD」以降この手のキャラシチュエーションCDが定番アイテム化しているけれども、実のところキャラクタービジネスとか、世界創作系とかいった視点で考えるとかなり奥が深かったりする。聞く方もあくまでフィクションとしているのはもちろん、こういったシチュエーションだけが存在している世界を楽しむための構え方を心得ているというか。
ただ、キャラ属性といったモノは崩壊というか細分分散化しているのでこれがそのまま発展するとは思えないのですよね。妄想ゲームとしても大分高いスキルを要するものだから、支持層が広がりにくいというのもあるけれども。

# ちなみにどちらもJASRAC登録されておらず一般流通経路ではないCD



初音ミク時計動画のBGM


昨日の初音ミク時計はニコニコ動画への投稿前提で作っていたわけなんだけれども、動画のために(毎度の事ながら)BGMも作っていたりする。工作そのものより曲制作と動画制作の方に時間がかかっていたりするのは秘密だ。
いつもは適当に動画から吸い出してねというスタンスでいるんだけれども、今回は動画編集の関係で一部ミュートした形での掲載になっている。なので、要望があったら曲単体でアップしようかなーと考えていた次第。

で、ありがたいことにポジティブコメントがあがってきたので、こっそりとMP3で置いとくのです。ついでなんで「かにかまぼこの歌」も併せて置いておこうか。
どちらも動画のBGMとして長さを決めてから作り始めているのでこれが全てで Full サイズとかは存在していないのです。

MP3/初音ミクが告げる時
MP3/かに風味かまぼこ賛歌

おまけでちょっとだけコメント。
どちらの楽曲も適当に ACID Loop(DTMにおける素材集のようなもの) を繋いで作ったものですな。ゼロから全てでここまでのバッキングは作れないです、はい。
時計〜の方は ACID Loop の ”euro techno” がメインで、かにかま〜の方は ACID Loop の ”ROCK” がメインだったはず。それを一番良く使っているってだけで、実際はあれこれごちゃ混ぜですが。

『初音ミクが告げる時』
音声時計を作るために切り出したミクのwavパーツを使ってドラムサンプラーでぽこぽこ鳴らしてみたというもの。
みんなが一生懸命 VOCALOID で歌わそうとしているところを敢えて歌わせず素材として声だけ使うという企画。のつもり。

『かに風味かまぼこ賛歌』
なんでカニカマなのかと聞かれるところなのだけれども……。
「かにかまなんて所詮紛い物で本物の蟹には適わないね、もっと進化して本物の蟹と同じ味になったら買ってやる」
上記の様な台詞を読んで同意できるか、それとも割り切れない哀れな人だなあと思うか。
というわけで、これは非常に回りくどい音声合成技術賛歌なのです!とか言っておくとカッコイイのだろうけれども、実際の所かにかまぼこを食べていたら浮かんだフレーズでしかありません。
かしこ。



「初音ミク」祭り

MikuHatsune_picture
VOCALOID2キャラクターシリーズ01「初音ミク」が発売となった。
私のところにはなんらかの不具合があってまだ届いておらず、色々とミク待ち状態となっている。しょんぼり。

発売が金曜日だということもあって、この土日のニコニコ動画などは「初音ミク」祭りの様相を呈している。しかし、一体何人が買ったのかね、とその人気ぶりに改めて驚かされる次第。
くう、祭りに参加できなかった事が悔やまれる。

ニコニコ動画の「初音ミク」タグや「ボーカロイド」タグを見ていると、確かに祭り状態で様々な歌が投稿されているわけなんだけれども、ちょーっとばかし意外というかこれまでの違和感を浮き彫りにする事態ともなっている。
なんというか、みんな「歌ってみた」タグのノリなのよね。素人がカラオケを歌ってみたといった風情のものが投稿されるあれ。
確かに「歌わせてみた」タグを付けることは多いのだけれども、視聴者側が「歌わせてみた」と「歌ってみた」を同一視し始めていることは気にはなっていた。
「歌ってみた」タグが嫌いでアンチしている人も多いので、一部では微妙にギスギス感が生じつつあったりギリギリで抑制されていたり。
ちと脇道にそれるけれども、ちょっと前の「自演騒動」はこの「歌ってみた」(とランキング操作疑惑)が根底の原因であるので、その辺りを読み切れていないとなんのことやらさっぱりなはず。
まあ、現在は「歌ってみた」領域の投稿が多いけれどもそれはそれで各人切磋琢磨の場として機能しているから良いのではないかと。その後はちゃんと「ネタ」を仕込まないと難しくなっていくけれども、そのへんは肌間隔で掴めるでしょ。

以前からVOCALOIDを弄っていた者にとっては、声優の声だからってここまで「初音ミク」がもてはやされる(にわかユーザーが増えた)ものなのかと思うところだろう。
このあたり本当にタイミングが良いとしか言いようが無い。
おそらく、注目されている最大の要因は「アイドルマスター」の存在である。
アイドルマスターによって、ヴァーチャルアイドルを自分の手でプロデュースするという遊び方が提唱され支持を得た。しかし、ユーザーはゲームという枠組の中では飽きたらずその外へと活動の場を広げた、自作PVの作成とそれを動画投稿サイトへ投稿することである。そしてその活動を最も多く受け入れたのがニコニコ動画であった。
ほとんどはアイドルマスターのダンスを切り貼りし、何かお気に入りの楽曲に合わせた動画を作るといった手法である。そうして、自分だけのプロデュースを楽しむのである。
しかも、ボカ主と呼ばれるDTMの打ち込みが得意な人物が居て、アイドルマスターの楽曲を全曲Vocaloidに歌わせている。デジタルなヴァーチャルアイドルなので、デジタルな音声にしてしまおうという一種のネタなのだが、この人の作るデータがなかなかに上手くて一種ニコニコの名物ともなっていた。
なのでボーカロイド=アイドルマスターという図式がニコニコにはあったりするのだよな。

歌って踊るヴァーチャルアイドルを作ろうとして考えた場合「キャラクター設定」「画像」「モーション」「音声」が必要となる。このなかで、最も得にくいのが「音声」であろう。後は、そこそこ腕があれば作れなくはない。
その「音声」の部分をソフトウェアでなんとかしてくれるのだから、Vocaloidにかかる期待が如何ほどのものか想像はつくのではないだろうか。

そうなると次に欲しくなるのは自在に踊るアイドルなのは想像に難くないのだが、Poserでもそのあたりは手間だったりするのでなかなかでてはこないだろうなぁ。

上にある絵は初音ミクのために描いたものだけれども、ソフトが届かないので絵だけ先に置いておく次第。
ここを見ている人自体もそうだけれども、欲しい人なんて皆無に近いとは思うけれども一応パーツ毎の分割データを置いておく。利用はご自由に。
rr_miku_chr.zip



つぶやき 05/14/2000

携帯用MP3プレイヤーに興味が沸いている最中、SOTEC から廉価型の MP3 プレ
イヤーが発売されたのでちょい買ってみることにする。
最近は CD を買ってきても即座に MP3 に落とし、部屋のなかではその MP3 の
方を聞くといった慣習が定着している。ここまで生活に MP3 が浸透している
ならばそれをそのままの形で可搬したいと思うのは当然のこと。んが、私は
今まで MD派だったのでなかなか思い立つまでに時間がかかったのですな。

申し込んだのはインターネット直販で木曜の夜の事だったのだが、その二日後
の土曜日昼に物が届いてちょっとびっくり。なかなかやるな!!>SOTEC BTO 課

さっそく物を試す。
MP3用メモリーは内蔵でフラッシュ16MB、拡張はスマートメディアで32MBまで。
つまり最高で 48MB 「しか」サポートされていない。これでは、標準的なアル
バム1枚が入らない計算である。つまりメモリーは大分少ない。
値段の安さも相まってお気楽入門用といったところか。
マニュアルを見ると、本機でスマートメディアは特殊フォーマットで使用し、
その後他の機器でも使用できるよう標準フォーマットをかけるコマンドがある
のだけれども、これが 64MB に対応していないらしい。ってことはひょっとし
たら 64MB のスマートメディアを使うだけ使うことはできるんじゃないかと
思うのだが物が無いので確認できず。

使ってみるとちょっと問題が。
プレイ開始時に音声の頭の部分が 0.2〜0.3秒くらい欠けるのだ。(トラック
移動後やポーズ解除後も含む) 曲頭がばっさり無いのはかなりきつい。
単に個体の問題か、機種の問題かは不明なので SOTEC に問い合わせてみる
ことにしよう。
あとデータ転送ソフトがちょっと安っぽい。パラレルポート転送なのだけど
パラレルのI/Oポートを直に叩いているのか、その他パラレルポートを使う
アプリケーションを排他しない。故にプリンタドライバーとかが普段なにか
信号を発するような形だとかち合ってエラーになりまくり。しょうがないの
でプリンタードライバーを削除。ま、これはプリンタードライバーによる
ので問題無しという場合も多いかと。

内蔵でフラッシュ 16MB というのは正直少ない。128KBbps の MP3 で 3〜4曲
と言ったところか。まあ、96Kbps くらいなら聞いていてそんなに大きく
違和感の無い質でもあるのでレートを落として容量を稼ぐという手も悪く
ない。
流石に 64Kbps まで落とすと再生時のレートが落ちるので露骨に音質が落ち
くぐもった感じになる。んが、通勤電車の中で聞くにはこれくらいでも我慢
できるんじゃないかなあとも思う。私は割り切りの人なのだ。
実際本当に音質にこだわって聞きたい楽曲ってのもそー無いし、お気に入り
レベルによってレート(音質)を変えて収録というのも有効ではないかと。
そういってあーでもないこーでもないとメモリーの中に積めて行くのも結構
楽しい。そんなこんなで 16MB でも 5〜6曲入って割と十分な気分。
ラジオ放送のエアチェックとか音質がぐっと低いのでモノラルにしてもり
もりレートを落とすと 7MB/1時間 ぐらいにまで縮んでみたり、流石にここ
まで行くときつい気もするけど。

総評としては結構気に入っていたり。i-Mac カラーのボディーとかデザイン
やサイズ的にも結構「ちょうどいい」感覚。音質も個人的にそんなに悪く
ないと思えるし。
ただ再生時に頭が欠ける現象、アレだけはなんとかならんものか。他は
気に入っているのでクーリングオフするのも惜しいんだよなあ。
そのまま使い続けてもよいんだけどさ。

# 16MB のスマートメディアを買ってきて合計 32MB にしてみたり
# さりげなくハマっていたり

でも MD プレイヤーはそのまま平行して使い続けると思う。
メディアの安さとか、交換の容易さとかまだまだメリットは多いし。
MD プレイヤーで不満なのはメディアへの録音が実時間なところだよなあ。
それが面倒で最近はあまり頻繁に録音作業をしなくなってしまった。
デジタルのくせに、とか思ってしまうあたり実はなんか違うのだろうけど。



つぶやき 05/06/1999

先のレビューで不適切な個所がありました。
てなわけでまた「RealJukebox-β」の話題。

コーデックの最高が 96kbps で一般的なコーデック帯域より若干小さいという問題に
ついて。案の定と言うか何と言うか、「フリー版だから」ということらしい。後に
出てくる製品版はちゃんと 128kbps(それ以上は流石にサポートしないかな)でコー
デックできるとのこと。
ここまではリリースノートを読みきれていなかったので、陳謝と共に修正。



つぶやき 05/05/1999

RealJukebox-β で、もうちょっと。
先の報告で MP3 ファイルを作れないと書いたけどあれは嘘。
エンコードオプションの「セキュリティをかける」ってチェックボックスを外すと
作成されるファイルは MP3 になる。(RealAudio Codec なら rm)
もちろん作成した MP3 ファイルは他のプレイヤーでも演奏できるです。

んが、先の 96Kbps 問題があるからなあ。それと、CD からダイレクトに MP3 を
作ることができるのはいいが Wav から MP3 へは無理なのでした。このへんも
むずがゆいところ。
96Kbps で割りきって使っちゃおうかな?(個人的には許せる範疇)




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