Archive for 8月, 2006

21世紀という未来はこなかったのか

巷で話題の「1960年に科学技術庁が予想した21世紀初頭の技術135項目」の話題。
4割も実現していればすげえんじゃないかとも思うのだが。

その中でも話題になっているのが「音声指示で家事をやってくれる電子お手伝いさん」が実現されなかったとかいう奴だけれども、メイドロイドみたいなのをイメージするからそう思うんだろうなあ。

・自動食器洗浄乾燥機が一般家庭に普及
・粉と水を入れるだけでパンが焼き上がる自動パン焼き器
・洗濯物を入れてボタンを押すだけで洗濯、乾燥、脱臭まで全自動
・留守の時に自動的に掃除してまわる機械

とか、個別にみるとけっこー凄いレベルで電子お手伝いさん化しているとも思うのだけれども。どうだろう。
まあ、音声認識と視覚認識だけは実用レベルに達していませんけどね。
認識関係の他にも交通機関とか土地や設備が必要なジャンルはほとんど伸びていないかなあ。

あまり関連してはいないけれども

・6ヶ月常温で保存できて、温めるといつでも炊きたて風味のごはん

とか

・テレビ(PC)画面に向かってボタンを押すだけでお米から宝石まで何でも買えて家に届くシステム

とかもさりげなくすげえと思うんだけれどもな。
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PSP「ウルトラマンファイティングレボリューション0」

やってみたいなーと思いつつも歴代のファイティングレボリューションをなんとなく買っていなかったのだよな。
で、今回 PSP 版を買ってみた。
いやー。このクラスの 3D 格闘ゲームが携帯機で動いているというのはやっぱりそれなりに感慨がありますなあ。(鉄拳が先に出ているけれども)

んで、今回は一応メビウス連動プロジェクトということで(メビウスのおかげで)「ウルトラ警備隊とウルトラ兄弟」の物語になっているところがなんとなく良いね。
ストーリーモードでウルトラ兄弟が「黒幕はヒッポリト星人ではなかったのか?」とか会話しているのがそこはかとなくマヌケでありつつ、何となく燃える物があってみたり。
そういった、ウルトラ兄弟物なので怪獣より計略に長けた星人が多いのがまた今回独特な感じがあるかもしれない。

ストーリー自体、キャラを変えても変わらなかったりするあたりが残念。
メビウスだけはタロウ教官(w にしごかれているストーリーになるんだけれども、これはほとんどおまけ。つか、メビウス自体がおまけな感じかも。

ま、なにかというと地味に気に入って楽しんでいるということですな。
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夏コミ直後の「とらのあな」通販コーナー

この時期の「とらのあな」は夏コミ新刊の壮絶な量に目を通すというのも怖いのだけれども、何が怖いって「カートに放り込んでおいた物品が次々と品切れになってリストから消えていく」のが怖い。
回線の向こうで亡者どもが焦点の定まらぬ目とすさまじいマウス裁きで同人誌を買いあさっている様が恐ろしい。
(注:自分もその一人であることを自覚しておくように)

まさにライブ感覚。
そしてモニター越しに「それに目を付けるとはおぬしもやるな」とか「最後の一冊おめでとう」とか良くわからん同類意識を芽生えさせてみる。
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WEB2.0 と CGM の次に来そうなもの

ユーザーの手によって情報が形成されていくコンシューマメディアとか呼ばれる物がもてはやされている事に対し、「そんなのアキバじゃ日常茶飯事だぜ!!」と冷ややかな視線で見つめているのは何度か書いたとおり。
オタク界隈が楽しんでいた物がゆるゆると一般に降りていき、そこで認められるという構図は何度も目にしているような気がする。mixi 中毒とかいう現象も「コメントがあるかと気になってアクセスを頻繁に繰り返してしまう」「コメントにはすぐレスをしなければならない」などどっかで聞いたような事が繰り返されているだけだし。

逆に考えて、オタク文化にあって WEB2.0 に無い物がこれから必要とされる要素なんではないだろうかね。
オタクつーか、コアマニアがたどった軌跡というのは情報とコミュニティへの執着とその効率化であった。周辺に同類があまり存在しないそれらマニア層は、雑誌の投稿欄や、同人誌即売会、そしてコンピューターネットワークという道具を使って情報交換と同類の存在確認をしていた物である。
んでは、今の WEB2.0 に足りない物は何か。それは「オピニオンリーダー」であると考えている。
CGM はマスメディアからの解放であるのにリーダーが必要であるというのは矛盾しているかもしれない。でも必要なものなんですよ、これが。
私らが AMAZON に殺到してハルヒの CD を買いあさったり、翠星石のフィギュアを買いあさったりしているのは「なんかないかな〜」と AMAZON をブラウズしているからではないのですよ。(そういう場面もあったりはするけれども)
大抵は個人ニュースサイトや Blog のクリッピングや「これスゲーよくね?」とかいう記事を見て、「どれどれ」と AMAZON に見に行き「むむむ、コレは私も買わねば」といった様な流れで購入へと繋がる。そしてそれをまた記事にし、他の人がそれを見る。
わかりやすく言うと「アキバBlog」さんで紹介されているようなアイテムはオタク的にジャストフィットな情報であるし、ここの記事で見るとなんとなく面白そうに見えてくる。
んじゃアフェリエイトなの?というとそれとも違う。如何にもアフェリエイトですよー、踏んでくださいよー、というのは絶対に踏まないし、なにより「愛のない紹介」には絶対になびかない。
ここに紹介されている記事なら信用に足るというか、思わず買いたくなってしまうような記事を書く俺的ツボなサイトというのがいくつかあるものである。そういういのは何かというとやはりオタク情報的な「カリスマ」なのだな。
カリスマとまでいかなくても、扱っている情報の一貫性に自分と近いシンパシーを感じるとかそんな感じ。
わかりやすい例を思い出した、スタパ斉藤の物欲購入記事みたいなもんだ。スタパ斉藤は旧来のマスメディア側の人だし既にある程度の隔たりを感じてしまうけれども、あの「買った、試した、君も買え」的な記事は強烈な物がある。「スタパメソッド」と名付けても良いかもしれない。
でまあ、そのようにオタク文化のオピニオンリーダー的な存在が「いやー、コレめちゃくちゃ良いっすよー」とか「生の言葉」で語っていたらついついそれが欲しくなってしまうものなのでは無いかと言うことだ。
オタク界隈だとそういう「○○の人」とか「××の人」とか得意分野やマニアジャンルが明確にあって、それぞれ著名な人が居る物である。で、その人が言うんなら間違いないと我々は安心するのですな。
AMAZON のユーザー書評は確かに買うときに参考にはするけれども、そもそもでそこにたどり着く道筋がない。その道筋をオピニオンリーダーが示してくれることで我々はそこに殺到することができるのである。

つまり、オピニオンリーダーの登場はマスメディアからの乖離離脱ではなく、もっと小さく沢山のメディアへの分離とその新興メディアへの移動、依存と唱える。
1つの大きなメディアへの依存とその操作に対し疑問を感じ始めた大衆が「お前らにのせられるかよ」と嫌気を感じ、ある程度自分の意志で自分にフィットした小さなメディアへとたどり着くといった流れである。
そうして大きなメディアから離れても、でもやっぱり「誰かにお勧めして貰いたい」という欲求はこっそりくすぶり続けている。たぶん。

インターネットとオタク界隈でちょいと異質なのは、そのオピニオンリーダーがリアルに存在する人物とは限らないというあたりかもしれない。
ヴァーチャルネットアイドルというと通じる?


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THE メイド服と機関銃

PS2 の SIMPLE2000 シリーズの 3D メイドスタイリッシュアクションゲーム
如何にもな微妙さと漂うやばさから発表以来気になっていたのですよ。

うわー、くそげーー(でも、妙にうれしそう)
・簡単すぎてつまんなすぎる道中
・4面以降急激に強くなりすぎるボス(かと思うと回避連打で楽勝だったり)
・continue は面の最初から(ボス以外死ぬ要因無いのに……)
・チープな BGM
・ひねるのはよいがつまらない狙撃ミッション

まー、ようするにゲームバランスが悪いんだよな。
避けて打つというゲーム的な駆け引きが上手いこと楽しめる様に入っていればまだよかったのに。
その辺込みで期待通りというか。

でも、こういう妙なのももうちょっと数出てくれるようになると良いんだけどなあ。
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「コメを噛め」が雑誌記事になったよ

色々な物が重なってしまったのでこのところ本の紹介ばっかりになっているのです。
執筆時期は裏のほうでそれらが重なっていてつらかったり、そうでなかったり。(擬人化たん〜は書いていないけれども)

「オープンソースマガジン」の 2006年 9月号と 10月号の 2号にわたって、「コメを噛め」のステッピングモーター回転台から加速度センサージョイスティックのあたりまでを記事に起こした物が掲載されます。Blog を方を読んでいる人には目新しさはないけれども。(チョイスは原稿依頼時期による)
なんで前後編なのかというと、書きすぎたから。
毎度雑誌原稿依頼を受けると、その誌面の文字数を数えて大体のページ数を考えながら書いている。OSM の場合は 1ページ大体 1000文字で、1記事 8ページが標準。なので 8000文字から多くても 10000文字程度の記事を書けばよいのかと言ったところからスタート。……で、書き上がってみると 20000文字あるのですよ(汗
「すんまそ〜ん、書きすぎました」と送ってみたら「じゃあ前後編に分けましょう」という事に。かたじけない。

電子工作記事なのになんでオープンソースマガジンなのかというお話はありますが「モノづくりのココロ」ということで一応はずれてはいないつもり。
ふぉくす子がいたり、オリジナルキャラが載っていたりと抜かりはないことよ。
(どっかで止められるかと思ったけれども、そのまま掲載されているな)


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「擬人化たん白書」の見本誌が届いた

発売は 8/9 なのでレビューはそのときにまた。

構成としては、ここ最近の各擬人化キャラ紹介カタログ、擬人化ブームの歴史、世界各国の文化論と擬人化についてのコラム、インタビュー、といったところ。
擬人化キャラといっても、作者不明瞭な掲示板ベースのコンテンツは避けて、明確にサイトと制作者が存在しているキャラクターのみを扱っているのでちょいとエリアが一様に固まっている感じかね。

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任天堂 bit Generations 「ORBITAL」

大規模至上主義のゲーム業界に任天堂のカウンターパンチ!
ゲームの楽しさは画面の書き込みだけにあらず、といった雰囲気の bit Generation シリーズ。その中で ORBITAL だけ買ってきた。まあ、らしいというか。
ゲームの内容は空間に漂う星の間で「引力」と「斥力」を自主的に発生し自星をコントロールするというもの。はっきりいって言葉で説明できないし、静止画の画面を見ても良くわからんのが特徴。やってみると「ああ、なるほどね」とすんなり理解できるのだけれども。
まー、要するにスイングバイなどを駆使しつつ動き回るといったものだ。物理がホームグラウンドな人なら思わずにんまり。

なんとか 30ステージクリアしてエンディングロールを見た。
(そのあと当然のようにEXTRAが登場したのはお約束ということで)
もう 25面以降はすんげー辛くて、何度も何度もトライしてその末にクリアといった風情。ああ、そうか、これは面クリア型ゲームの復権なんだ。このイライラするけれども、その末クリアできるというのはなんか忘れかけている感覚かもしれない。
連星はなんとかなるけれども、隕石に囲まれているとかいうシーンは勘弁。というか隕石が出るととたんに辛くなるって。

bit Generation は一見「シンプルな画面とルールでレトロなゲームを現代風に新規作成してゲームの楽しさに原点帰還」といった様に見えるけれども、実は一点だけシンプルじゃなくて全力投球な部分がある。それが音楽なのだな。
ゲームを楽しむのに画面とルールはシンプルでプリミティブでも良いのだけれども、音楽だけは最高の物を添えなければならない。それが任天堂の考えなのだろう。
まあ、GBA なので PSGチャンネルも混ざることになり良い感じに acid となるのだけれども。
なんか、ABA Games を思い出す。
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「擬人化たん白書」がついに出るらしい

当初は 3月発売予定だったけれども、諸々あって 6月発売に、そこからさらに 7月になって……、という遍歴を持ち大方の人が忘れてしまっているだろう「擬人化たん白書」が無事編集を終え、8月9日に発売が決まったという連絡を貰った。
サイトの方をみると初版が「2206年8月」とかあるけど。(2006/08/02現在)
こやつめハハハ!

私は別に寄稿していたりはしないけれども、完成の連絡を受けるくらいの距離にはいたりする。さて、どんな本に仕上がっている事やら。

関係ないけれども、同出版社で同じ月に出る「メガネ君フォトカタログの2冊目」というのが実に興味深い。様々なメガネとシチュエーションの男性を収めた写真集とかで、同ジャンルにスーツ君写真集なんてのもある。
あちら方面も業が深い世界ですなあ。
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W-ZERO3[es] 届いたー


W-ZERO3 は PDA 色が強かったのでいまひとつそそられなかったけれども、[es] はむむっと思ったので機種変更してみた。

WindowsCE は 1.0 の時に初代 CASSIOPEA を買ったっきりで、それ以降よりつくもんかと思っていたけれども、なんのかんので手にしてしまった。まあ、PDA というより通信機器なのでちと使い方も変わるところだけれども。

本当に手にしたってだけでほとんどいじっていないので今日はここまで。奥が深すぎて触っているだけで時間が経ってしまうよ。というか、継ぎ足し継ぎ足しで携帯電話っぽくしているので色々な部分が剥離しつつ平行に存在しているような感じを受けるのですが。
マナーモードに設定するのに「スタート」→「設定」→「電話」→「マナータブ」→「マナーモード」→「マナーモードを有効にする」にチェックを入れる、といった手順を踏まないといけないあたりはちょっとクラクラしましたよ?

画面に映っているひぐらしは残念ながら VGA ではなく QVGA。でも快適に動作しているあたりにいたく感心。
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