つぶやき 07/14/2001-2
書き忘れ、アージュのサイトへのリンク追加。
それと私が体験版を入手したのは「カラフルピュアガール」という雑誌にて。
カラフルピュアガールは毎号買っているんだけどね。
(ホームメイドテーラーが最終回だったのが悲しい…)
書き忘れ、アージュのサイトへのリンク追加。
それと私が体験版を入手したのは「カラフルピュアガール」という雑誌にて。
カラフルピュアガールは毎号買っているんだけどね。
(ホームメイドテーラーが最終回だったのが悲しい…)
各所で話題になっているアージュの18禁ゲーム「君が望む永遠」体験版。
それが添付している雑誌を所有していたので、興味がてらプレイしてみる。
む〜、ふむ〜、ぐはぁ!!!
これ、体験版といいつつ第一章丸々遊べるのですが「体験版としては」
大成功ではないだろうか。おそらく大多数の人にとって製品版がひっじょーに
気になる存在となってしまうであろう。
もちろん、肌に合わない人もいるはずだがそれはそういうものだということで
切り落としても可かと。もともと、出会うことすらなかったであろうタイトル
に出会う機会が増えて本来よりも多く sale できれば良いわけだし。
内容に触れてしまうのであまり色々とは書けないので難しい…。
ん〜と、私個人としてはこの体験版をやった限りではあまり良いゲームでは
なかったなという感想を抱いた次第。ざっくりまとめてしまうと、この第一章
は第二章に突入するまでのお膳立てでしかないあたりが問題。
例えばだ「ONE 〜輝く季節へ〜」の前半部分。明るく楽しい日常生活が延々と
繰り返されるだけの部分(個人的に「漫才パート」と呼んでいる)。あれは、
ただ淡々と同じような生活の描写が繰り返されているだけで、特にストーリー
が進行するわけではない。
この漫才パートは、主にキャラクター達を彫り込みキャラクターを形成し、
読み手の中に世界を作る役を担っている。「瑞佳は幼なじみだ」と説明くさい
文章で書かれるより、毎朝しつこくも主人公を起こしに来る(そしてからかい
あう)という描写の方がよりいっそう瑞佳というキャラクターが細かく設定
される。そして、読み手はそのキャラクターを理解し思い入れを始めることが
できるわけである。
また、漫才パートにより延々と繰り返される平穏な日々の積み重ねが、物語の
世界に「平和」と「日常」を構築し、その後に起こる事件の非常度を鋭角に
研ぎ澄ます。相対的な落差が激しいほど読み手に動揺を与えるはずだ。
「ONE 〜輝く季節へ〜」以降、前半の漫才パート+後半の急転直下パートと
いう構成が多用され、標準フォーマットと言えるぐらいに全てが習って
しまったが、その日常の積み重ねを意図して正しく行なえているタイトルは
数少ないと思う。「SenseOff」なんかはくどいほどの同手法で非日常の中に
無理やり日常を構築していた。これはこれで面白い。
ちょっと話がそれてしまったが、要するに「君が望む永遠」体験版は、その
漫才パートだけを見せられたに等しい。「ONE 〜輝く季節へ〜」で漫才パート
だけ見せられて「どう?感動したでしょ?」と聞かれてもちょっとキツイ。
それに崩すために積み重ねるのだから、ここまでの部分が気に入っても
この後どうなるかはわからない。ひょっとしたら後半は自分にとって肌に
あわなくツマラナイかもしれない可能性だってあるのだから。
ではなぜこの体験版はこのようになっているかというと、おそらくはキャラ
クターを先行で定着させておきたいのだと思う。どんなに話が良くても、
文章が卓越していても、それは販売時の売りにはならない。お客様は
十中八九キャラクター絵とブランド名だけで買ってしまうものである。
要となるキャラクター絵も最近はどこも綺麗で可愛いので、その中から
一つ抜きん出る(店頭で目に止まる絵柄)のは難しいはずだ。
せめて、このキャラのこういう面をみてくれれば。せめてちょっとでも
文章を読んでくれればこのキャラの良さがわかるのに。
そういった部分を伝えるためのものであろう。
そして登場キャラクターの内どれかにヒットし思い入れることができれば
購買者数は増加する。
もしぎりぎりのところで思い入れできるキャラに出会えなかった場合の
テコ入れもあるところが素晴らしい。ほとんどの人はそれで一気に
購買意欲の閾値を越えてしまっているはずだ。
日常の積み重ねでキャラクターを描き、思い入れをさせたところで一気に
くつがえす。「加奈〜いもうと〜」が実にみごとにとった手法である。
物語の都合が良いように読み手の感情をコントロールするとでも言おうか。
「加奈」の場合、幼少期、中等期によって加奈という妹のキャラクターを
描写するとともに、加奈を「大切な守るべき妹」としてプレイヤーの心理に
徹底的に刷り込んでしまう。この刷り込まれが深ければ深いほど輝いた
物語になる。逆に思い入れできなければ「ツマラナイ」で終わってしまう。
「君が望む永遠」体験版で言えば
・ストーリー展開を求めてしまった場合
・気に入ったキャラクターを見つけられなかった場合
・文体、言い回し、ゲームシステム等不満点が購買意欲より大きかった場合
これらの場合に評価は低くなるのではないかと推測する。
個人的に良いなと思ったのは細かい感情の移り変わりが文章から読み取れた
こと。その分くどくて長いのはあれだが。
あと声優さんの演技もかなり良い。キャラクターの思い入れに大きく荷担
しているのではなかろうか。
それとオープニングムービーの入り方がカッコ良くてゾクゾクした。
でもこの第一章、第二章で特定のキャラクターに思い入れさせるためダケに
存在しているんじゃないかと思う。極端な話、登場人物全員がその一人を
引き立てさせるための捨てゴマなんじゃないかと思うほどだ。
ま、そのへんの邪推は本編を買って確認するとしましょうかね。
ヤァヤァヤァ、ADSLがやってきた!!
「ヤァ」とか言っていますが「Yahoo!BB」ではなく「フレッツADSL」。
4/16 あたりに申し込んだものがようやっとやって来たのだ、7/9 付けで
工事&設置なので約3ヶ月の待ち。まあ、もっとも混雑していた時期だった
からという好意的な解釈もできるのだが。
うちは10年位前から ISDN 回線を使っていたので当然そのままでは ADSL は
やってこない。アナログ回線に切り替える必要があるわけだ。
余談だが10年前というと ISDN TA と DSL が「それぞれ」10万円オーバーだった
時代。モデムは 9600bps が先端でそれも 10万円近くしていたと思う。
(流石にDSLはレンタルにして使っていた)
そんな長い間使っていた ISDN にサヨナラ。一つの時代の経過。
てなわけで ADSL 導入工事にアナログ回線切り替え工事が伴った。もちろん
NTT交換機センター内の工事なのでお部屋の中では特に何もなし。タイミング
を見計らって機材を繋ぎかえるだけだ。
「これから切り替え工事を始めま〜す、時間は15分くらいで〜す」
というNTTからの電話を受け早速きざいを繋ぎかえる。
そして15分が経過、受話器を取ってみるとジーといういかにもなデジタル
キャリアの音しかしない。つまり切り替わっていない。
まあ、そのうちつながるだろと様子見しながら一時間半が経過。
相変わらずアナログ回線のトーン(受話器を上げると鳴るプーという音)は
聞こえてこない。DSUを繋いでみるも、電話回線自体はなんらかで切り替わって
いるらしく既に利用不可の状態に。こうなると116にも電話がかけられない。
しょうがないので近所の公衆電話まで飛んでいって「どうなっているんですか」
と文句をいう。「工事完了しているはずですけど」いや、それが駄目だから
こうして電話連絡しているんじゃ。というわけで調べてもらうことに。
途中私が電話番号を伝え間違ったりしてみるものの、ようやく接続確認の
電話がアナログ回線の電話機に届く。
やはり交換機側で工事ミスをしていたらしい。やれやれ。
まあ、ミスはあってもしょうがないかなと思うものの、たまたまそれに
ぶつかってしまった自分の運のなさにぐんにょり。
個人的には「早く来い来い FTTH」な人だったりする。
最終的には全網が光ファイバーになるんじゃないかと思うし、それを促進
することを期待している。
じゃあ、なんで敢えて光化の足を引っ張りえる ADSL なのかというと、
そりゃ単純に「目の前の届く距離にあるから」ですな。
今回は混んでいる時で 3ヶ月待ったけど、工事が15分で終わるのを見るまでも
なく「契約したら面倒な手間なく即座に使えるインフラ」であるわけよ。
それに比べ光のほうはまだまだ遠い先。さらに言うと私が住んでいる神奈川県
まではまだ来ていないわけだし。
FTTH が私の部屋に来るのがいつかは明確にはわからないけど、それまで
数ヶ月以上かかるというのならその間安くて早い ADSL を利用させて貰おう
じゃないか。
庶民というのは面倒なことは嫌いなのである。
手軽で「そこそこ」であればそれでいいや、ということになる。
無理に最先端をちらつかせるより手を伸ばせば届く範囲のものを提供する、
それが重要なんではないかな。