Archive for the 'ゲーム' Category

つぶやき 04/08/2000

すでに先週の話になってしまうけれども東京ゲームショーへと赴いた。
目的は一つ、TLSラジオ復刻CD「ラジオトゥルーラブストーリー、パジャマでいっしょに
みさきの部屋へおいでよネ☆」を購入するためである。
ま、それはさておき、ゲームショーも風情が変わったなあという印象を受ける。
ゲーム業界全般に数売れなくなっており開発経費を回収できない程落ち込んでいたりする
これを一般的に「景気悪くてねえ」という。まあ、売れていないわけではないが買い手が
手堅い続編タイトルやビッグタイトルしか手を出さなくなったので中小はあっぷあっぷと
いったところ。そんなこんなでゲームショーもその煽りを食らう。
なんとなくここしばらく東京ゲームショーは「イベントステージ」の為にあり、オタク達ど
チェキなアイドル声優をステージに呼んで皆を引き付けよう的なところがあったし、それ
が定着化していたのだがそのステージが(予算の都合で)縮小の一途をたどっていた。
その代わり例年以上に盛り上がっていたのはアマチュアのコスプレと物品販売コーナーで
ある。特に物品販売は物凄く2時間待ちくらいの列ができるほど。
それって言うならば「新作ゲームそっちのけ」という事でもある。
実は市場戦略上目引きになるようなタイトルが皆無だったのもある。全てはPS2のため。
実は業界全体昨年はPS2に振り回された時期である。PS2発表前半年は「PS2が出るかも
しれないからPS1のラインを見合わせよう」とかいうのがあったし、PS2発表後はじゃあ
そのラインを仕込もう、でも「PS2のソフトはレベルが高いから製作が困難だよね」って
感じで完成まで間が空く。結果ちょうど今の時期何も弾が無い状態となってしまう。
3日目の日曜は前回の半分にしか満たない数のお客様しか訪れなかったそうだ。約3万人
減。しかし全体でみると2万人減でしかない。つまり、過去最高の人員を導入できる
要素を持っていつつそれをなしえなかった。多分に今回のゲームショーがつまらない
から土日ともに参加しようというお客様がいなかったってことじゃないかと思う。原因
の大部分はイベントではないかとも思うのだが。

そんなこんなで物品販売のみが盛り上がる結果となるわけである。
だがイベント売りではどうしても行列などが原因でお客様に不満を与える結果になって
しまうことが多いものである。
ならば長期開催をすれば良い、そんな回答の一つが「インターネットキャラクターショウ2000」
ではないかと思う。( http://www.ics2000.com/ )
試みとしては良いところ付いているし参加企業もばっちりとはいかないまでもなかなか
だしで興味深いのだが、おそらくイベントの中心になるであろう物品販売が若干弱い。
もう少しこのへんを強化できればなかなか面白いものになるんではないかと思う。また、
今後同様な企画が起きるとき、その点に注目して強化していけばスムーズに事が運ぶ
ものと思われる。



つぶやき 03/30/2000

というわけで待望のPS2のソフト発売とあっては買わずにはおれますまい。
待ちに待っていたソフトの発売ということで会社帰りにゲーム屋へ飛んでいきソフト
購入。いや〜、やっぱりCGが綺麗だね〜。ここまでリアルだと思わず画面に見入って
しまうですよ。

てなわけで買ってきました「撞球 ビリヤードマスター2」(一応ここがオチ)

で、それとは別に楽しみだった「デッドオアアライブ2」も購入。ヨドバシカメラ
京急川崎駅前店では売りきれという状況だったものの、それ以外の店舗では在庫を
有していたため問題なく購入できる。
いや〜、良いわこれ。PS2ユーザーは素直に買えってソフトかも(鉄拳TTでもいいけどさ)
ビリヤードそっちのけで夢中になってかすみのコスチューム全部集めてみたり(笑)。

私このデドアラ2のいかにも「アニメフィギュアです〜」って感じのモデルが大好き
でね〜。それ系なれどここまで極まっていると賛辞に値するデス。アニメフィギュア系
3DCGってのは確実に主流となりつつある分野で今後の3DCGエンターティメントにおいて
重要な位置づけとなると確信しています。



つぶやき 03/22/2000

Linux ゲームボックスについては「不定期Linuxふにゃふにゃ記」のほうに書いて
しまったんで省略。



つぶやき 03/12/2000

取り敢えず発表されたので個人的感想なぞ。

てなわけで、MicroSoft の X-BOX が「大々的」に発表されたわけです。
日本での発表が若干早かったあたりゲーム戦略の重要な拠点とされている様です
なあ。というより PlayStation2 へのあてつけというか、なんとか目を逸らそう
と必死な感じ。
発表内容を見て思ったのは
「まだなんにも中身がないんじゃん」
ってこと。確かにデモの映像は実機のものだったのかもしれないけれど、PC が
ベースになっているのであれは現状の PC のものであって X-BOX そのものでは
ないということ。実際 nVIDIA のチップは 3世代後の物になるという話だから
マッタクもって存在しない、CPUもしかり、バス回りを司るチップ回りも同じ。
よするに「絵に描いた餅」を見せられたにすぎない。
その点 PlayStation2 は凄かった。最初のお披露目の時、既に EmotionEngine
は存在していてスペックは ISSCC での発表で全て明らかになっていた上に、
サードパーティー数社に「ゲームっぽい物」を作らせ、リアルタイムに動いて
いることを(パッド操作などで)強調しながら、「実機の映像」を見せ付けたの
だから。

この、「うちもこんな凄いことをやっていますから注目していてください」って
のは Microsoft の毎度のポージングですね。んで、注目させておいて他に目が
行かないように仕向けて、その間に物を作る。まあ、それで実際にそれなりな
物が出てくるあたり、結構凄いなと評価はしているんだけど。
# このケースも Windows2000 でちょっと破錠したっぽいけど

Jesse Berst氏のコラム(http://www.zdnet.co.jp/news/0003/10/berst.html)
では「X-BOXはMS社の戦略だこれを許せば家の中が全てMS色に染まってしまう」
と語っている。こりゃ面白い。というか、さもありなん。
「標準化はすばらしいことなのだよ」とOVA版プリティーサミーの2巻を思い出し
たりして。

あまり茶化してばかりいてもフェアじゃないのでちょっとだけ。
実は Microsoft がゲームに対して本腰を入れているというのは大分昔からで、
古くは Win3.1 の WinG あたりからかと。DirectX も 3 になってようやく
ゲームプラットフォームとして「まとも」になってきたあたりからタイトーを
手を組んだり、セガと手を組んだりしてゲームのノウハウを集めようとしていた
様に見受けられる。もちろんそれは、そのうち業界を牛耳るためにであろうが。
そうして地道で地味ではあるが DirectX は徐々に使えるフレームワークとして
進歩してきた。実際、現時点において PC 上でゲームをするには DirectX が
動く Windows95/98 じゃないとお話にならない、というようなステージを作り
上げている。この粘り強さとそれが結んだ実は見事としか言いようがない。
ただし、これは日本のゲーム事情に合致するものではないあたり。
日本の PC ゲーム市場では「Age of Empires II」より「こみっくパーティー」
のほうが本数多く売れているのだから :-)

X-BOX の発売予定は来年秋だそうで。
PC 業界において 1年半という時間はどれくらい大きなものか?
取り敢えず、1年毎に新バージョンが出るゲームコンソールにならないことを
希望しておきましょ(笑)。

# コンピューターはハードでなくソフトが命です



つぶやき 03/08/2000

色々な意味で PlayStation2 が盛り上がっている日本だけど、そんなさなか
Microsoft の X-BOX が(ついに) 3/10 発表になるという話が飛び交って
いますねえ。

実はこれ意外と気になっていたりする今日このごろ。

まあ一言でいうとゲーム専用Windowsマシンなのだけど、ソフトが PC と
互換(もしくはほとんど同じ)といったところがポイント。じゃあ意味ない
じゃん、とか思う人もいるかもしれないけど私的意見はその逆。現在 PC で
3D系のゲームをやろうとしても、各人のマシンスペックって結構ばらばら
ですよね。快適にゲームをするためには最新のカードをそろえないとならな
かったり。でも専用機ならばスペックが一様なのでソフト開発側にとっても
下位互換を考えなくても済むわけ。
でも、これが本当の脅威となりうるのは日本国内ではなくアメリカ市場に
おいてだと思う。日本ではパソコンゲームはいまいちどころか全然で、
販売ランクのほとんどもエッチゲーという状況。かたやアメリカでは PC
はゲームプラットホームとしてそれなりの地位を築いており、タイトル数も
豊富。そういった状況ならば X-BOX への移行も容易だし、既にある開発会社
もそのまま開発続行するだけで良い。もちろんネットワーク接続も既にイン
フラとともに存在するからネットワークゲームがすぐに楽しめるしその
アドバンテージは DC なんか全然目じゃない。
てなわけで国内ではきついんじゃないかと思ってるのですけれども、海外
市場を視野に入れるならば無視できない存在と。

最初に噂を聞いて以上のようなことを考えたのが Sep.07.1999 と記録に
残っているのであれから丁度半年経ったのか。てなわけで、ついにその
ベールを脱ぐことになる…のかな?

まあ、どんなものが出てきたにしろ PlayStation2 の凄さはそんなに直ぐ
色あせることはないと思っている。
以下のサイトを参照すると色々興味深い事が書いている、
http://k6suke.tripod.com/
3Dゲームの表現力は既にバスバンド幅との闘いとなりつつあるようだ。
そうなるとバス幅から専用に設計された PlayStation2 の利点が光輝いて
くる。(その分癖の多いハードだけれど)
PlayStation2 の CPU に関しては以下の記事が珍しいほど真実に近い、
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20000302/kaigai01.htm
穿った見方で読むとどういった癖を持っているかが見えてくると思う。
もっとも 2560bit バス幅のグラフィックシンセサイザーについても語らない
とならないところだけれども、2560bit って数字はなに?とか(笑)。

# ところで X-BOX でエッチゲーは動くのか?(笑)



つぶやき 03/04/2000

れろさん的アレ(プレイステーション2)のリポート。
日本国内全土(?)が特殊事態(お祭り)になってしまった平成12年3月4日、というか
プレイステーション2の発売日。私はプレステどっと混むで申し込んでいたので
秋葉原の行列とかは知らずに過ごしたのでした。

まあ、寝てりゃ届くだろ、ってことでぐーぐー寝る。「佐川急便で〜す!!」げ、
もう来た、午前10時だよ今…。いつもなら午後に配達に来るようなエリアだから
また15時くらいだろうと思っていたのに…。受け取るだけ受け取ってもう一眠り
する、ぐう…。
もうしばらく寝た後にもぞもぞと起動。取り敢えずスパ王ミートソースを食い
ながら箱を開ける。慌てずに冷静沈着に…行うよう表だけ取り繕う、誰が見てい
るわけでもないのに。
ぬ、ちっちゃいくせに重い。第一印象>プレステ2
ファンが意外にうるさく振動します。後々気になりそうだなあ。その分チップの
熱対策が施されているってことで目をつぶるか。

一緒に買ったソフトは「リッジレーサー�」。普段ギャルゲーばっかりやってい
るからってバカにしてはいけません、たまには普通のゲームもやるのです。
たまには?
というか、プレイステーション(1)もリッジレーサー(1)がやりたくて買ったとい
う経緯があるので実に自然。自分を偽ってはいません。
ちょっとプレイ。へえへえ、ほおほお。(ゲームのレビューはあちこちで見ること
ができると思うので略)

次にすることは? 「True Love Storyシリーズの動作チェック」
1,R,2,F すべて問題なく動作。胸をなで下ろす。シークが早いのでロードが早い
全体のテンポがちょっと上がっていていい感じ。CDドライバの設定で読み込みを
早くする、に設定。懸念していた CD-XA 回りやムービーにも問題はなく正常に
動作している、こりゃナイス。ただし、CD高速モードだとたまに CD-XA の読み
に失敗してセリフの頭にノイズが乗ることがあった。おそらく回転数を落として
CD-XA を読むとかしていて、回転数が落ちきる前に読み出してしまったのでは
ないかと思われる。まあ、気にしないと言えばそれまでの程度。気にする人は
CD速度標準に設定しておくが吉。

PS1ソフトを動かす際の特別設定としてもう一つあるのが「テクスチャ補完」の
オンオフ。これは、テクスチャを拡大したときなめらかに見えるようにする物
とある。ひょっとしてこれをオンにして2Dゲームをやるとスプライトがすべて
ぼやけてゲームにならないんではないかな〜、とか思っていたけど流石にそんな
事もなく :-)
仕組みとしてはテクスチャーが拡大されるとピクセルが見えてしまいますが、
その拡大されたときピクセルの境界にボカシをかける感じで補完されます。
これにより、拡大してもなめらかなテクスチャーになる感じ。
結構大きく拡大されないと効果が現れないので有効に感じる場面が少ないところ
です。一般的にカーレースや3Dダンジョンもの、格闘ゲームの床といった面に
近づいているような場面があるゲームでその効力を確認できるでしょう。
ただし一つ問題。テクスチャーの端にあるピクセルはボカシ処理の際、その
テクスチャーの外とのフィルタをとり、その外を単純に黒と扱ってしまうよう
で。単純に言って、スプライトの端に黒い線が入っていますよおまいさん。
2Dゲームをやる際には切っておく機能と認定呼称。

世の中にはプレステ2をDVDプレイヤーとして買う人も多いようで。でもまあ、
私はすでにDVDプレイヤーを持っているのでプレステ2を買うからといって無理
にDVDソフトを買ったりしないわけです。ええ、昨日「鋼鉄天使くるみ(3)」の
DVDソフトを買ったのも「明日プレステ2が届くから」ってわけではないのです
よ、言い訳がましいけど違うのですよ。だって昨日のうちに見ちゃったもん。
といった感じでDVDの使用感チェック。「み・ら・く・る・み・♪」
画質的には特に問題はないですね、立派なものです。
シーク直後とかに時たま音声がとぎれる現象があったのですけれどもうちだけ
でしょうか?まあ、プチノイズといった感じで聞き逃せるのですけどね。ああ、
あと無音状態時にへんなノイズが混ざっていることがあったりと本体の音声は
ちょっと弱いかもかも。
トラックシークが物凄く遅いんですけど…。そのせいでDVDメニューの切り替え
もやぼったい。
ついでにウルトラセブンのギエロン星人の話を見る。特に問題なく30分見終える。

DVDビデオは見れるけれど VIDEO-CD は見れず。ちょっとがっかし。
CD-Rに焼いた音楽CDは問題なく再生可能。CD-RWはレーザーバイアスの関係で
認識されずにエラーとなる。

テクスチャーの補完を試すために「リッジレーサー(1)」を掘り出してプレイ。
おおお、今となっては画面はへぼいがこれはこれで面白い。と、しばらく没頭
して遊ぶ。5年前のゲームだけど、面白い物は面白いよね〜。
で、しばらく遊んだ後に「リッジレーサーV」を再度起動。おおお、凄いぞ
このグラフィック。と、再感動。この感動というかギャップを感じるために
リッジレーサー(1)を再度プレイすることをおすすめ。れろスタイル。
コンピューター業界における 5年という数字の大きさを嫌と言うほど見せ付け
られます。
ここに教訓。絵と音が凄くなっただけでゲームとしての進歩はほとんどない。

ダイノバイザー(ヘッドマウントディスプレイ)で「リッジレーサーV」を
プレイしてみる。…怖い。
ダイノバイザーはお世辞にも高画像ではなく残像も残りがち。そんな環境で
見てみると「ほとんど実写」なのだ。おまけに残像気味だからぶれて結果もの
凄い速度に感じる。なんか自分が実際にその世界で運転している気分になって
妙に緊迫してしまった。故に、怖い、となる。



つぶやき 02/23/2000

PS2 の「撞球 ビリヤードマスター2」が発売延期になったらしく、playstation.com から
予約キャンセル(本体とか他のソフトの予約はそのまま)メールが届いていた。
う〜む (^^;



つぶやき 02/19/2000

PlayStation2 の画像がみた〜〜〜〜い!!
てなわけで「PlayStation Fastival」へ行ってまいりました。
知らない人に説明すると PS2 発売直前ということで発売予定タイトルを500台
もの試遊台を用意し、実際に体験プレイできる催し。PS2 発売直前の宣伝広告
イベントといったところ。
毎度の事ながらのほほんと目を覚まし、とろとろと出かけて会場についたのは
午後1時半。イベントだからってそんなにがっつかない性格で…。そういった
時間だからなのか、それともイベント自体がそうなのか、会場内は割りと空い
ていて移動しやすい感じ。冷静にみると割と人はいるんだろうけど、それ以上
に余裕をもった会場設定だったのだと思う。試遊もそんなに待たなくてもでき
たし、うん、これはこれで良い感じ。

で、実際に PS2 のゲームタイトルを見るに、なんかもうある程度雑誌で情報
が得られている性かそんなにインパクトがないですなあ。画面が綺麗な只の
ゲームでしかないなあ、ってのが率直な感想。ま、それはそれで十分に重要な
ことなんだけどね。でも、最近ドリームキャストのソフト群が(開発側が)
こなれてきてハードの性能を活かせたタイトルとなってきているのと比べて
さほど遜色無いのよね。実際今ドリームキャストは美味しいと思っているし
(あくまで「今」だけど)。ほとんど同じならば、これからがある PS2 の未来
へと想いを馳せるわけだ。
GT2000 のブースでボンヤリ試遊を並んで待っていたら後ろにいた兄ちゃんが
「スゲー、スゲーよ、すごすぎるよ」と画像の綺麗さに興奮していた様子。
まあ、一般的な感想として順当なところでしょうな。当のGT2000自体はゲー
ムショー秋のバージョンとほとんど変わらなかったのでがっかりだけど。

色々と見ていて思ったのは「やっぱつらいなー」ってこと。
あ、いや、PS2 の性能やそのソフトタイトルでなくて NTSC のこと。
ビデオ信号出力形態としての NTSC は走査線 525本 リフレッシュ約1/60、
それをインターレースで半分の走査線ずつ 1/30 単位で描いているわけだ。
んで、PS2 だと 1/60sec で処理できるパワーがあるわけでして。それなのに
画面は 640×480 のハイリゾルーション、当然この解像度はインターレースを
用いて表示しなければならないってことだ。その状態で 1/60 で回された
日には、NTSC 出力では完全に出力できない。奇数ラスターと偶数ラスター
では違う画像が表示されているわけで、状況によっては破錠を生じる。
例えば前のフレームと今のフレームの差異が全体的に1ドット上に上がった
状態(ドットスクロールと思いねえ)だった場合、インターレース&1/60では
意図せず奇数ラスターと偶数ラスターが同じ絵になってしまい縦方向の解像
度が半分に落ちる(というか2倍ルーペみたいになる)。で、リッヂレーサーの
様に動きの激しいゲームだとそういった症状が露骨に現れるわけだ。まあ、
気にしなければそれまでだし、普通はそこまで見ないと思うけど。
PS2 ってドリームキャストみたいにコンピューターディスプレイ接続ケーブ
ルは発売されるのかな?

あんまりインパクトがなかったとは書いたけどひとつだけ「すげえ」と思わ
せるグラフィックのタイトルがあった。スクウェアの「激空間プロ野球」が
それ。スポーツにはてんで興味がないんで細かいことは言えないけど、
徹底的にTVのナイター中継にこだわった画面とキャラクターモーションの
綺麗さは実際に見てもらいたいところ。本当にナイター中継を見ている様な
画像でいてたまに(現実世界では)あり得ないバーチャルなカメラビューが
混ざっていたりしてニヤリ。プレイアビリティーではパワプロなのかもしれ
ないけど、この画面のインパクトは大きいよー。
あと、地味だけど意外によかったのがビリヤードの「撞球」(もうひとつビリ
ヤードタイトルがあるんだけど多分にパス)。ちょっと欲しくなる。というか
もうプレステどっと混むで申し込んじゃったけど。

PS2 は開発が難しいと言われる。それは多分に技術屋不足の言い逃れって気も
するけれど…。
試遊台で見ることができて「よかったよ〜」ってタイトルばっかりでないのも
現実。具体的にEAのスノーボードとT&Eのゴルフ。フレーム落ちしまくりで
やたらもたつくときがある。「あらら」って感じ。
いくら計算能力が上がったといっても無尽蔵ではないわけで、また画面が綺麗
で個々のモデルが細かい分「全体」でみたら大して変わらなかったりと。
リッヂレーサーを見ていてまだバウンディングボックスが見えていたあたりに
色々と考えるところがあったりする。
バウンディングボックスってのは正式な名称じゃないけど、ワールドをある
程度のブロックにわけておき、カメラから見て視野内に入っているエリア
のみをレンダリングすることで、その他(カメラの後ろとか)のモデル計算を
省くという3DCGの基本技。3Dレースゲームで「背景が途中からもりもり生えて
迫ってくる」現象というとわかるかな。件のリッヂレーサーでも遠景が生えて
くるのが見える場所があるってわけ。おおよその場面ではごまかす様な構成に
なっているんだけど、そうなりきれていないところがある。
ほかにも車体映り込み環境マッピングの誤魔化しかたとか興味深いところは
いっぱいあるんだけど専門的なお話になりそうなんでとりあえず省略。

試遊コーナーとは別にステージでは常に何らかしらトークショーなどが開かれ
ている。その一つに「試遊できないけど注目のタイトルを開発者を呼んで
説明してもらおう」ってのがあった。ひょっとしてあのタイトルとか出るか
な〜、と思ったら案の定、「デッドオアアライブ2」の発表。う〜ん、大分
イリーガルな含め方だなあ。
取り敢えずデモを見てくださいといって、開発機材らしき物をいじくっている
けどほとんどムービーじゃんかよお(笑)。とはいえその映像の持つ説得力は
大きく、上映が終わったら観客からパラパラと拍手がおこったほど(日本に
しては珍しい光景?)。
掲示板が閉鎖になったりと色々話題を振り撒いている「デッドオアアライブ2」
だけど個人的には結構欲しかったりして。いや、丹下桜嬢がどうというんでなく
げふんげふん。

あ、あともう一つ勘弁してくれってタイトル「I.Q. Remix」。
内容自体は I.Q. なんで問題ないんだけど、ゲーム画面に対し「常に」ブラー
がかかっている。見辛いし見にくいし、気持悪くなる。



つぶやき 11/16/1999

数年前、CD-ROMというメディアが普及しはじめたころ、人々はこれに
熱狂した。マルチメディアタイトルという言葉が飛び交い、クリック
すると絵が換わるだけの紙芝居が乱造された。
その中の一つに「漫画がCD-ROM」になるという触れ込みがあったらし
い。またはCD-ROMクリエイターから新しいタイプの漫画家が誕生する
というのだ。
まあ、ある意味そうかもしれないが、今読むと「なんじゃそら」って
感じではある。
んが、現在でもそれは失敗と言いきれるのだろうか?漫画と同じ形態
をコンピューターにもってきているのなら失敗と言いきっても暴言で
はないだろう。やはりメディアにはメディアなりの形という物が存在
するのだ。TVで漫画は表現できない代りにアニメになっていった様に。
では、コンピューターではなにか?どうやれば漫画的な娯楽となりう
るのか。断言する勇気はないがおそらくは「ゲーム」というメディア
であろう。特にデジタルノベルというメディアは、ゲームの範疇とし
ては少々貧弱だがデジタル漫画としては最高の形態だと思う。現在は
ノベルが中心で絵が添付的だがその比率を逆転させることは十分可能
である。なおかつ分岐という概念はどのメディアにない物で、これが
受け手にとって最大のメリットとなる。
そう言った意味で「ゲーム」をデジタル世界の「漫画」と捕らえてもっ
と作家が参加して貰いたいものである。現状ではコンピューターの知
識がないとできないことなのでなかなか難しいのだが、そういったイ
ンフラは整っていくだろうし整うべきである。HTMLの様に誰でも書け
るような時代が来れば…。
まあ、現状でもHTTP(WEB, HTML)でもって実現されている世界ではあ
るのだけれども。



つぶやき 10/22/1999

アメリカで快進撃をみせたセガのドリームキャストがヨーロッパでも異例なまでの
好調な滑り出しだそうである。かたや日本での扱われ方はほとんど負け組、瀕死とま
で行かなくてもかなり肩身の狭い存在となっており、ファンとしては口惜しいのでは
ないかと思われる。(すいません私所有していないんです)
ソウルキャリバーの販売本数とかからみておそらく日本国内では販売50万台、実働
30万台といったところではないだろうか(個人的な推測)。
では、なぜ海外ではそんなに好調なのだろうか?
どうも、海外でのコメントを見るにゲームもできるけどそれ以上にネットワークに
つなげられるといったところが受けているらしい。そうか、ゲームとインターネット
両方ができて199ドルだからお得感が強いのか。
つまりだ、海外と日本のネットワークインフラの違い、および一般大衆における
インターネット浸透度というものが決定的な命運をわけているのではないだろうか。
アメリカでは電話料金は定額性も同等だし、ヨーロッパではDC発売に併せて無料の
インターネットサービスを行っている。それに、ネットワークゲームの発展性、
および一般への浸透度を見れば日本はかなり低い位置にあるのではないか。
日本でもそれらをそこそこに楽しめる要因はある(インターネットの平均利用料金は
ヨーロッパより若干安いらしい、馬鹿安一位のアメリカには遠く及ばないけど)。
しかし、そんなにネットワークが浸透しないのはやっぱり日本人の顔突き合わせ
なあなあ主義が大きく影響しているのではないかと思わざるを得ない。
そんな文化的背景がドリームキャストを「ただのゲームマシン」にしているのでは
ないだろうか。




You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.