Archive for the '不定期ふにゃふにゃ記' Category

スタミナ勝負

第 n 回チキチキバッテリー耐久レース!!
(n は 1 以上の整数)
というわけでザウルス SL-C700 に Air-H” カードを差して WEB サーフィン状態でどれくらいの時間持つかチェック。
Air-H” は NEC の AH-N401C。CF 型の Air-H” の中では消費電力が最も少ない型だというあたりに注意。

結果
今すぐ充電してくださいアラート … 2hour 27min
電源断 … 2hour 37min

数分おきにWEBサーフィンしつつ電源断まで。通信は 128kパケット。
途中そばにいられなかったので 20分ほどスクリーンセーブモード(白い背景に時刻が表示されているだけのあれ)になっていたあたりは注意。
電源断は通常スリープで再起動時に boot はなかった。

先日 AH-N401C に機種変更したときコースを「ネット25」に変えたので意味のない耐久レースは少々痛いのだが (^^;



P2P で毒電波

Triumphal がやっている PeerCast のアレに協力すべえと接続。
光ファイバーをひいたものの今週いっぱいはサーバー移行せずに遊んでいる状態だったので接続数をちょっと増やしておく。

しかし OggVorbis の 45kbps でも綺麗に聞こえるもんだね。
コンテンツのどれも楽しいしね。

関連リンク
http://www.triumphal.jp/stream.htm



君の瞳に乾杯

実は PS2 用ゲーム「THREAD COLORS – さよならの向こう側」を購入している。
風上旬氏のキャラは結構前(G’sエンジンや電撃PSのハガキ子あたり)から嫌いではなく注目していたのだけれども、ここ最近ですっかり安定して好みの絵を描くようになったなあと関心。その反面、ちとトゲが抜けてしまった感はあるけど。
シナリオは舘山緑氏という事で PC エロゲーの文脈をストレートに PS2 に持ってきた(ただしエロ要素は無し)という辺りも興味深い。
ゲームの方はなにやらしらんがヒューネックス10周年記念だとか。「なんかファイヤーマンみたいだな」「ああ」という会話が飛び交う。
あまりプレイはしていないのだが、なんというか 3年前の泣きゲー全盛期だったら通用するんじゃないかなあといった感じ。沢山あったクローンの一つ的な。
フラグがかなり前の方にあって分かりにくいのでバッドエンドの後ロードして再開してもなかなかルートが変わらない。おかげで何度も何度もループする事に。
スキップがそこそこなのでそんなに苦でもなかったのだけれども。
プレイ中に「なんかキャラの魅力が薄いかなあ」というか「幼なじみ以外はどうでも良いような」感想を持つ。
何度もループでスキッププレイでフラグを探している時に、ふとその理由がわかったような気がする。この幼なじみだけ立ち絵の表情やポーズが多くて感情豊かに見えるのだ。
この会話の内容に合わせて表情がくるくる変わるというのは非常に漫画的な表現だなあと思うと共にそれが持つ表現力の大きさに感心してみる。
過去、この立ち絵の表情で最も衝撃的だったのは「To HEART」のマルチであった。明らかに立ち絵が変わった瞬間があるのに絵が変わったことが認識できなかったのである。次にもう一回変わったときにそれは理解できた。
マルチの「視線」だけが変わっていたのだ。伏し目がちに目をそらして、またこちらを向く。そのちょっとした目線の演技の為だけに立ち絵を用意しているのかと(当時は)絶句した。そしてそれによって演出される雰囲気の大きさに感心した次第。立ち絵がくるくる変わって会話に表情を持たせるという試み自体は「雫」で発展しそれはそれで感心したものだが。
ちょっと前に「合成顔表情の目の動きによる印象形成の実験研究」という論文を読んだことがある。ヒューマンインタフェース学会研究報告集によるもので、CG 表示された顔がこちらに語りかける際目の演技によってどういった印象をうけるものであるかという報告書である。まあ、分かりやすいところでいうと瞬きが異様に多いとせわしなく感じるとかいった内容である。報告書では「視線」「瞬目」「瞳孔」の 3項目を変化させてその印象を見ていた。
その結果最も影響が大きかったのが視線であり、凝視ではなく適度な頻度で視線を泳がせた方が好印象であるとの事だ。この報告書で面白いところは被験者を「内向的」「外向的」の 2集団に分けてサンプルを取っている所にある。内向的被験者においては凝視が多い方が真剣性を感じ好印象で、外向的被験者においては目の動きが多い方が熱心と感じ好印象なのだそうだ。
凝視で思い出したが「ときめきメモリアル」を初めてプレイしたとき奇妙に感じた事がある。序盤で女の娘達は主人公に対してつれないのだが、親しい仲でもなくそっけないはずなのにいちいち挨拶を返すので「実は俺に気があるんじゃねえのか?!」と思わせ振るのである。なんでそんなことを思ったのだろうかと疑問だったが今にして思うに、いちいち立ち絵が表示されてその立ち絵がこちらを凝視しているからであろう。大して知った仲でもなく用件があるわけでもないのに凝視されているということにどことない居心地の悪さを感じていたのだと思う。
そもそも「立ち絵」というものが確立したのってそんなに昔でもないような気がする。それ以前は紙芝居に文章が付いていた様なものであり要するにイベント絵オンリーといった感じであった。「立ち絵」が確立したのがいつかは覚えていないのだけれども「同級生」の辺りな気がする。「きゃんきゃんばにー」あたりは大分近いような気もするけど、背景とキャラクターが明確に分離しなければならないゲームシステムを持ったのが「同級生」辺りかと。そしてそれに豊かな表情と身ぶりのアクションを持たせたのが「雫」ではないかと思っている。
つまり何が言いたいかというと、今後のゲームは立ち絵に対して目線と表情の演技をもっと多分に含めるべきなのである。そしてそれはボイスと同じくらいにエフェクティブな感情演技となるのだ。3DCG などもそうなのだけれども、この視線の演技ができないとどうしても固い印象や場に合わない印象を受けてしまう。
そう考えると先週のアニメ「シスタープリンセス・リピュア」のキャラクターズは素晴らしかった。担当回の白雪の表情と視線が本当にくるくると良く変わるのである。そしてその変化が多い事でキャラクターの可愛さを存分に表現していると感じた。いや、単に私のマイシスターが白雪ってことで色眼鏡かけまくりなんだが。
(※マイシスター…12人のうち最もお気に入りの妹を指す言葉)

立ち絵の元祖は「ポートピア連続殺人事件」の「ヤス」ではないかというのはここでは置いておくことにしよう。

関連リンク
http://www.d3p.co.jp/thread/



年末散財日記

今日買った物。

SL-C700 SHARP – ZAURUS
RD-XS40 TOSHIBA – HDD/DVD-RAM VIDEO Recorder
LF-D521JD Panasonic – DVD-RAM COMBO Drive

■ RD-XS40 (HDD/DVD-RAM Recorder)
これまでは DVD-Recorder(HDDは無し)の DMR-E20 を使っていたのでそれをベースとしての感想。HDD-Recorder は単機能の奴をまた別に所有していた。
起動と認識が遅いことにかなり閉口。まあ、DMR-E20 もメディアの認識はかなり時間がかかっていたのだが、RD は EJECT/CLOSE, Power ON/OFF にえらい時間がかかってやきもきする。そういや東芝はそのへん遅いという風評があったっけ。
Ether 経由で PC から操作できることはそんなに多くなく。録画予約、予約修正、トラックタイトル修正、リモコン操作、DVD-Rのメニュー用背景画像登録、といったところ。映像そのものを操作する編集の類はなし。
iEPG などは RD-XS40 が proxy になり、iEPG データが流れてきたらフックして読み込むといった構造になっている模様。iEPG 予約録画は思ってた以上に快適。これだけでご満悦な気分に浸れるあたり。
PC から RD-XS40 を操作するリモコンはどういう仕組みになっているのかと思ったら JAVA Applet でした。なるほど。そんなに反応は悪くないかも。
ただしこの「ネットナビ」機能、一部 JAVA Script の関係で Netscape, Mozzila からは完全に扱えなかったり。「登録しますた」といったダイアログを開くようなボタン(設定完了系)が動作しないため、設定登録や録画予約が完了できない。
仕方がないので番組予約をするためにしぶしぶ IE を立ち上げる始末。
録画時に DVD-R モードというチェックを付けておくと、即座に DVD-R へと焼き込める模様。通常の MPEG2-VR モードから DVD-R へはマルチプレクサが一回入ってしまう様なのでそのあたりの設定か。RDシリーズは XS30 までDMR-E20 みたく(HDDに落さず)ダイレクトに DVD-R に焼き込むモードが無かったらしいから、そのへんの付け足しの痕なのかも知れない。
メディア内のコピーなどがあるおかげで編集作業はかなり強力に仕上がっている感じ。
かなりマニア好みで家電としてはどうかなという感じはしなくはないけど、個人的にはうれしい一品。
Victor の HDD Recorder にあった「毎週『上書き』録画」が無いので、それがあったら完璧なのになあと思う。一週間の期限しかないものの勝手に番組を蓄積しておく的な使い方はほったらかしにできるので意外と便利なのだ。
ああ、それと手動で録画ボタンを押した後一定時間で止まってくれる簡易予約がないのがそこはかとなく痛い。

■ SL-C700 (Linux ZAURUS)
これまでは SL-A300 を使っていたのでそれをベースとしての感想。
(または所有した歴代ZAURUS、PI-3000, MI-P1, MI-E1)
CEATEC で筐体を見ているけれども、やっぱり実際に手にしてみて「うわ(思っていたより)小さい」と感じる。携帯していても良い感触でMI-E1 より持ち運びが苦にならない。
CPU クロックは SL-A300 に比べ倍になっているが画面面積が 4倍になっているためか、以前と同じかそれ以上にトロく感じる。まあ、そのへんはあきらめていたので別に良いんだが。
イメージノートを立ち上げてみて改めてこれは VGA Zaurus だったんだっけと驚いてみる。TR-1 とかで味わった「シャーペンより細い線が描ける落書き帳」という感覚に改めて(じわじわと)喜びが込み上げる。ネット絵描きの間でザウルスが落書き帳として蔓延していたあの頃をほんのり思い出してホロリ。
それとなんか VGA サイズだと表計算が使い物になりそうに見えてくるね。
俺主目的用途であるところのメール&WEBぐる端末としてはかなり使い物になる予感。キーボードのおかげでメールの返信がまともに書けるよー。あと標準機能となったターミナル(コンソール)も楽々。これだけで大分満足。
NetFront で以前はアドレスエリアにフォーカスが入ると勝手にソフトキーボードONになるといった迷惑仕様があったがこれでは無くなっていた、細かいところで手が入っている模様。
メーラーも全部一斉に削除ができないといったクズ仕様では無くなって割と普通な感じに。でも、ネットアクセス中にディスプレイを反転して縦横モードが切り変わるとそこで接続が断たれるといった現象あり。ハンドヘルドモードでWEBブラウズしている最中にふとキーボードが使いたくなりパカッと開けると回線が切れているといった具合い。かなりトホホかも。
まあ、良い点悪い点の両方が山ほどある状態なので短時間の評価で一度に語るのは難しいかなあといったところ。
A300 では user が root になっていたが今回は zaurus という user が存在してそれで login している模様。つーても root も zaurus も password 空っぽだけれども。
ちなみにコンソールでの interrupt は Fn-C でした。

■ LF-D521 (ATAPI 内蔵型)
これまでは外付け DVD-RAM ドライブ(LF-D310 OEM)を使っていたのでそれをベースとしての感想。
といってもまだ焼き込みとかほとんどやっていないのでレビューすることは特に無し。やっぱり CD-R/RW だけのドライブなどと比べるとどうしてもディスク認識に時間がかかってしまうあたりが気になるかもしれない。あと、DVD のときはそうでもないんだけど CD として利用するとシーク音がチューチュー大きく聞こえる気がする。



泣きっ面に蜂の大群

今朝 PC が起動しなくなる。
症状からみてマザーボードだと思い新しいマザーボードを買ってくる。交換したら動作。ちなみに駄目になったマザーボードは 2ヶ月前に買った物。
チップが違うのでまともに動かず OS ほぼ再インストール状態。だがインストール中にブルースクリーンで止まる。試しに BIOS をアップデートしてみる。
BIOS のアップデート失敗。

ふて寝するので文は短めに。



アレがこないと一年が終わらない

ここ数日異様に冷え込み、年の暮れも押しせまってきているんだなあと実感。
年の暮れと言えばもちろん冬のコミケットですが(そうか?)そちらの方も各所で押しせまっているころですよね? あ、いや、普通の本を作るとなると今頃だと特急料金割り増しになるのでとっくに印刷所に入校してふぬけになりつつカタログチェックに精を出していないとまずいところだれども。
私個人の冬コミ予定ですが、今回は参加無し。
で、まったく関与しない予定だったのだけれどもやっぱり色々縁あって余所様のお手伝いをしていたり。
ジャンルは「天使のしっぽ」、天使のしっぽサイトを運営している人たち何人かでファンディスクを作ろうともぞもぞ活動中。
うちも「お守りします.net」という天使のしっぽサイトをやっているので、そのご縁から。ただし、うちのサイトは今年いっぱいで休止する予定なので私はあまり前面にでないでバックアップ気味なんですが。
そのファンディスクは CD-R 予定で枚数も少ないのでギリギリまで引けるというメリット(^^; があり現在佳境を迎えつつある状況に。
制作者達が集う非公開掲示板では互いの進行状況を連絡しあったり、「やりますがんばります」と活を入れたり、完了した分が次々とアップされていったりと賑やかな状況が展開されてる最中で。
毎度の事ながら、そのみんなで連絡を取りながら物が完成していく様が妙に楽しい。
ああそうか、これって学生時代にみんなでバタバタと学園祭の準備をしているのと同じなんだ。ビューティフルドリーマーじゃないけれども、その楽しかった学園祭の準備期間が忘れられないからこうして同人誌即売会に首をつっこんで、何かを創り続けているのかもしれないな。
そう考えるとオープンソースというか Linux 界隈はこの学園祭準備を永遠に続けていたい集団なのかもしれない。最近はヘタに「オープンソース」とかいう言葉が先行しているけれども、基本はみんなでわいわいと何かをやりたいだけなんじゃないかと。そしてそのわいわいやっている輪に参加しやすい形態を作っただけなんじゃないかと。
それを推し進めると現在のオープンソース(特に日本国内)では問題が一つある。
それは祭りの期限と目的が設定されていないことである。唯一存在しているのがコミケットと各種イベントぐらいか。要するにコードを組んでその成果物を発表する機会が少なすぎるのである。いや、発表だけだったら WEB でできるので問題はないだろう、それらを一同に会する場と時間ということである。
要するに人間なにか目的と時間的制限が無いと行動しない怠け者さんなのだよ。
コミケの様な「お祭りの場」があれば「何時々々までにどこそこに展示出来るように仕上げなければ」という発起が発生してくるに違いない。
まあまんまコミケがその場でも良いんだけれどもどうしても漫画アニメ系が絡まないとメジャー感が弱いし。
そこでオープンソース系の WEB ベース展示会が定期的に開かれるというのはどうだろう? そこでは出展者がソースやアプリのレベルに関係なく自由に出展ができるのである。みんなの目を引くような有用なアプリだけでなく、初心者が勉強しながら作った未だ拙いコードも並んで展示されているのである。
「お、こんなアプリがあるのか」と知る機会にもなるし「みんなを驚かせてやる」と展示する側も意気込む事ができるのではないだろうか。
特に初心者とか勉強を始めたばっかりの人にとっては「よくここまでできたね」と褒めてもらう場が必要だと思っている。例えそれがありきたりな拙いコードであったとしても本人にとってはがんばって作ったものなのだから。
ここでポイントなのがその展示会が「定期的に」開かれることである。それがないと目標たり得ない。
かつては TurboLinux のソフトウェアコンテストがそれになるのではないかとちょっと期待したこともある。しかし、結局は期待ハズレだったし(仕方がないが)第二回目以降は開かれていない。そのコンテストで不満だったのが応募された全作品の紹介がなく、大賞の表彰だけで終わっていた事にある。大賞は大賞で良いのだが、そうでない小さな作品群を紹介しないでどうするか。

日本ではなぜ漫画という文化が大成し漫画家予備軍が大量にいるのか、その文脈をプログラミングにも適用出来ないかというお話。
(と、もっともらしくまとめてみる)

関連リンク
http://shippo.aozola.net/fandisk/index.cgi
http://omamori.shimasu.net/



ぴっかりB

今日は Bフレッツの工事日。ついに光ファイバーがうちにひかれるのだ。
まあ、平日ということで有給を取って待機。ついでだから大掃除で本だの壊れた機械類だのを廃品回収業者にひきとってもらおう(有料)とごたごた動き始める。NTTさんが来るまでその大掃除を続けていたのだけれどもそれで体がボロボロに。普段力仕事していないからなあ。
それはさておき夕方近くになって NTTさん参上。宅内工事と家周囲の配線は程なく終了するものの、中継器が割と遠くにあってそこから配線してくる作業がえらく時間かかり宅内担当の人と部屋の中でぼんやりと待ちぼうけ状態。
「結構時間かかりますねー」
とかつぶやいて過ごす。
「一日に何軒くらい回れるもんなのですか?」
と聞いてみたら
「3〜4件がせいぜいだねー、最近はつまりっぱなしで7件というときもあって辛かったよー」
とお仕事系和やかトークに。
まあ、本当に 3件くらいなんだろうな。普及させたくてもこれではなかなか大変だろう。その点、局内工事とお客様の自主的宅内作業だけで済んでしまうADSL は手軽で爆発的な人気にも対応できようというもの。
ダイアパレスが光回線導入を歌っているのでその作業だけでもかなりな数になるとのこと。あー、なるほどねー。ダイアパレスってあちこちにあるもんなあ。

そんなこんなでようやく開通。3時間半くらいかかったかな。
ケーブルを通す穴さえあれば、外壁に金具と取り入れ部分機器の二つを取り付けるだけで割とあっさり工事は終わる模様。もっともその外壁への工事ができないところも多いんだろうけれども。
取り敢えずブロードバンド接続テストで 27Mbps くらいは出ていたので良し。
後はプロバイダの方だけれども今の IP8個サービスは解約して新規手続きが必要とのことでちとめんどくさい風味。要するに IP が変わってしまうので、DNS を切り替えの際にうちのサーバーが見えなくなる事が予想されるのですよ。
ちょっと面倒だなあ、ということで切り替えタイミングを見計らい中。



サロンと美容と情報の保護

この文を読んでいる人の多くは興味がないんじゃないかと思われるけれども今回はエステサロンのサイトのお話。
ここしばらくこのサイト作成のお手伝いをしていたのだが、なんとか公開への運びとなった。
なんでそんな事になっていたかと言うと実はこのエステサロン私の実家というか親が経営しているのだな。「こんど WEBページをつくるのぢゃよー」とか言う話は聞いていたのだけれども、知り合いにアウトソーシングするということだったので基本的にノータッチでいるつもり……だったのだけど。
先日ちょこっと帰省した際にその界隈の話があって「うちのサーバー貸したろか?」といったら巻き込まれる形に。なんせ月々のレンタルサーバー代がかからなくなるわけだから喜んじゃって。で、サーバー管理だけという約束だったんだけど「CGI を使うのでお前がプログラム組め」とかいう話まで湧いてお約束な展開に。まあ、最初「組めるのか?」とか聞かれたので「嘗めるな」とかいう流れになってしまったのだけれども。
まあ、私の目の届くところでなおかつ管理をすることができるというのはこっちとしても色々安心できるしねえ。

その CGI がお客様からの投稿を受け付けるためもので個人情報をいくらか含んでいたあたりが問題の始まり。
「このあたりのセキュリティをどーすんのさ」とかいった感じであれやこれやと手を尽くす。ああ、やっぱり引き受けて正解だったかもしれない。

流石にフォームの記入と送信がプレーンテキストポストなのはまずかろうということで SSL の導入を試みたというのが今回のトピック。

うちのシステムは Debian GNU/Linux 3.0 で Apache を動かしている。
Apache 周りでの SSL 実装というと apache-ssl と mod_ssl の二つ。
前者は apache にパッチ(なんか変な言い回し)をあてて SSL 対応したもので、後者は apache モジュールとして組み込む形。どちらも Debian パッケージになっていて apt-get 一発。
apache-ssl は apache とは別にインストールされてそれぞれのサーバーが2つ存在する形となる。既存サイトの一部を SSL 化というのにはちと不向きに思えたので mod_ssl を選択することに。
mod_ssl のパッケージ名は libapache-mod-ssl。ちょっと見つけにくかった。
インストールは apt-get 一発だけど設定の類は一切してくれない。httpd.conf 内にモジュール名の追加すらしてくれないので注意。そのへんを知るためにはlibapache-mod-ssl-doc を読むのが一番なんだけどめんどくさがって日本語の情報を探す。google で debian-users ML のログがひっかかり事足りる。ありがたい。
http://lists.debian.or.jp/debian-users/200112/msg00163.html

SSL を使うには認証局の証明書が必要になる。「このサイトは信頼できるサイトですよー、私が保証しますよー」という奴である。取り敢えず自前で適当に証明書をでっち上げることにより SSL は動作するがブラウザ側で「このサイトの証明書は信頼できません」という警告が出まくる。当たり前だ。
そうなるとちゃんとした認証局の証明書が欲しくなるところ。身内が使うだけならともかくお客様が見るものなのに「信頼できないサイト」であってはならない。
で、SSL の証明書の発行手順を調べる。有名どころでは VeriSign がその証明書を発行してくれる。
http://www.verisign.co.jp/
んが、この証明書が 81000円/年ほどかかる。
他に国内で安い認証局をさがすと SOK綜合警備保障のサービスが見つかる。
http://cert.sok.co.jp/index.html
大分お安いがそれでも 50000円/年である。他もだいたいそんなあたり。
まあ、確かに一流企業がサイト運営のために認証証明書を入手しようとした場合それくらいの信頼性とお金が必要になるのかもしらん。しかし、しがない個人経営の店主がほそぼそとやるにはちょっと大きめの金額である。しかも毎年かかるわけだし。
で、さらに探しまくって見つけたのがイギリスの企業 COMODO の InstantSSL。
http://www.instantssl.com/
なんと 128bit 証明書が $49(US)/1year から。
こちらの KEY がしっかりしていれば申込書もいらずインターネット経由で証明書を購入できる。そんなに簡単でいいんかい、とか思わなくもないけど、一応信頼性を保証するワランティ制度もあってちゃんとサポートしてくれる様で。
取り敢えず「30日間無料お試しコース」があったので申し込んで証明書を入手。
サーバーに組み込んで期待通りに動く事を確認。よかったよかった。後日正式に購入することにしよう。

ちなみに SSL 証明書を mod_ssl に組み込む設定方法は InstantSSL のサポートページに説明があるのでそれを見るが吉。

といった顛末でエステサロンのページ(の一部)は SSL で保護されて、なおかつ認証局が信頼性を証明してくれる様になりましたとさ。



クイズああっ女神様を覚えているか

あー、なんかゼノサーガの方が萌えません?
というわけで表題とは関係なくナムコの「ゆめりあ」

(ネタ元「メラメラ草」2002/11/22)
http://www4.pos.to/~pyonkey/cgi-bin/diary/

ナムコといえばアーケードで恋愛クイズアドベンチャーが出るとか言う話があったまま消えていった切ない思い出が…。

関連リンク
http://www.dengekionline.com/g-net/yumeria/index.htm
http://www.namco.co.jp/home/cs/ps2/yumeria/index.html



ぬるぬるアニメ

3DCG でビューティーモデルというのもすっかり死語になりつつある昨今。
私が夢見ていたのはそんなリアルな造形のバーチャルアイドルではなくてアニメフィギュアの流れを 3DCG に持ち込む事であった。
そんな中、エロゲー界も流行物に敏感でいくつかの 3DCG 物が発売されているのは説明するまでもあるまい。そんな中にあって唯一リアル系でなく、アニメキャラ系のモデルをフィーチャーし確実に技量と経験を積んできたのが TeaTime である。
そんな TeaTime が 5作目にして放つのが「Toon」。トゥーンシェードレンダリングを用いたセルアニメ質感を持った 3DCG がエロゲー界に降臨。
http://www.teatime.ne.jp/infor/toon/toon_sys.html
それが嬉しいかどうかはまあ置いておくとして、それまでの経験がぞんぶんに生かされている出来であると思う。キャラクターデザインは村上水軍氏であるが、その氏の絵をほとんどそのまま 3DCG に出来ているあたり関心せざるを得ない。
んでそのモデルがアニメーションするわけである。(流石にリアルタイムではないけど)
やあ、なんか面白い事になってきたなあ。

トゥーンシェードレンダリングというとコンシューマゲームの方から入って来てはいるけれども、何もゲームだけの物ではない。AIC の「魔法遊戯」はフルトゥーンシェードアニメのパイオニアとも言える現在唯一の存在である。
http://www.anime-int.com/works/magic/3d/ova/index.html
日本のアニメと 3DCG の融合、そして世界初の商用フル 3DCG トゥーンシェーディングアニメ。ある意味「トイ・ストーリー」に並ぶ金字塔ではないかと思ってはいるのだけれども、いかんせん商業的に成功とは言えないあたりが切ない。
見ていて最初は綺麗に動くのですごく違和感を覚えるけど、見ているうちにだんだんと普通のアニメと同じ感覚になっていくんだよな。実際にリミテッドアニメを作成している会社がやってるだけあってアニメの文脈は全部押さえてあるんだけど、でもあの動きはすぐには慣れない。アニメや漫画ってのは見せるためにかなりパース的に嘘を含ませているのだけれども 3DCG だとその嘘が表現しにくいので不自然に感じるのだ。

しかしこれらが「新しい表現」として台頭していく可能性もあるのだな。
ある種のエロメディアが受け入れられるかどうかは、若者が性的興奮を初めて覚えたメディアが何であるかで決まる。という台詞を以前勤めていた会社の先輩がつぶやいていた。妙ちくりんな台詞だけどまんざら嘘ではなさそうだ、それ故に忘れることができないでいる言葉である。
漫画→アニメ→3DCG そんな流れがあるのかもしれない。
デッドオアアライブいいぞもっとやれ。

TeaTime はそのモデルに惚れて「めいでん☆ブリーダー」を買ったりもしているんだけど、ゲームの方がちょっとアレでねー。

関連リンク
http://www.teatime.ne.jp/




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