Archive for 3月, 2007

人生に影響を与えうるほどのコンテンツに出会えているか

ascii.jp にて tron の坂村教授インタビューがあり、楽しく読ませてもらった。(前編後編)
坂村教授の言は、いつも何かを大きく変えてやろうという意志にあふれていて良い。それ故に突拍子もなさ過ぎるきらいはあるのだけれども、そこがまた良いというかなんというか。20年くらい前に初めて読んだ tron 構想の本を今読むとどんな気分だろうか。

先のインタビュー記事、前半の方に「スシ・ポリス」の話題が混ざっている。ちょうど、この後に続けて読んだので印象深かったのだが、産経で連載している「知はうごく」の一説、すしポリスの言い出しっぺという浜野教授のコンテンツ論が掲載されている
坂村教授のインタビューは痛快で良かったが、こっちはとことん駄目だと感じた。
こういう人が「日本のコンテンツ力云々」と言っている一員なのかと思うと政府戦略に対し甚大なる orz を禁じ得ない。

個人的にもっとも悲しかったのが次の一節。
アニメや漫画は感動をもたらすけれど、ゲームは、お金だけ持っていって、子供の時間奪ってますね。その人生にプラスアルファがない。
これを読んで、ああこの人はマンガもアニメもゲームも知らなくてただ周囲(の国)が良いねと言っているから良い物としているだけなのだと、私は認識した。
ゲームだけでなく、マンガやアニメについても見識を誤っていると思う。
今の20代くらいの若者に「人生に影響を与えるほど感動したゲームはなに?」と聞いたらちゃんと答えが返ってくるんじゃないかなあ。ファミコン時代やアクションゲームであっても、大きな何かを残しているはず。そうじゃなければ「おっくせんまん」があそこまで支持されては居ないだろう。
そもそもで、この人の不幸なところは「あまりの衝撃」で眠れなかったり、仕事が手につかなかったり、3日間はそのことが頭から離れなかったり、するほどの感動したゲームに出会えていない事だと思う。これらが誇張ではなく、割と本当にそういう状態になったもんだし、ゲーム好きならそういうゲームタイトルに出会ってきたものだ。
初めて「ONE〜輝く季節へ〜」を読んだときの衝撃とかは9年近く経った今でも忘れられないし。アドベンチャーゲームをマンガやアニメと同等レベルまで押し上げた「ジーザス」は記念碑的作品であった。そして、小説や映画では当然の様に盛り込まれている要素である恋愛を(一般向けとしては)初めてゲームとして確立した「ときめきメモリアル」は日本の色々な物を変えまくった。

マンガやアニメも昔は子供しか見ない物であったし、百害あって一利なし的な低級な娯楽であったはずだ。それがなぜこういう頭のお堅い人にももてはやされるようになったかというと、それは「大人も読める作品」が多くなってきたからに他ならない。
コンテンツが表現の手法だとすると、その表現の幅がとてつもなく広くなったとも言い換えられる。表現の幅が広がったことで、大人が感動できる物語や海外で高い評価を受ける物語といったものも生み出されるようになってきた。逆に言うと、子供にしかわからない作品もあれば、愚劣な作品もある、一見ギャグマンガだけれどもよくよく見ると芸術的な作品もあったりする。そういった、全てを許容しないと「マンガやアニメ」とひとくくりにできないのではないか。

同じようにゲームが「大人も読める作品」となりうる可能性は十分にあるし、その萌芽は見かけつつある。プレイヤー層がそのまま大人になっているのだから、その嗜好に合わせて市場がスライドしていくのは当然である。
そもそもで「時間の無駄」とひとくくりにしたら、「脳を鍛える〜」に対しても侮蔑の意を持つことになっている。

マンガ、アニメ、ゲームがなぜ日本では有力なコンテンツビジネスとなっているかというと、それは「過酷なまでの競争」があったからだと信じている。
その輝かしい名作の裏に横たわる死屍累々とした駄作の数々を私はいとおしく思う。そういった激しい競争と、危険を顧みない新ジャンルへのチャレンジ、そしてみんなの努力。そういった底辺を見ているからこそ、コンテンツの大切さと、その価値を知ることができるのではないだろうか。

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体組成計

うちにある体脂肪計付き体重計が壊れてから結構な月日が経過していた。
まあ、現実から目をそらすような感じでほったらかしていたのだけれども、流石にちと健康管理をしないとならないような気がしてきたので新しいヘルスメータを買うことにした。
しかし、今時は体脂肪計付き体重計もメインストリームというか、色々な機能がついていたり、安くなっていたりしてますなあ。

そこそこの値段で良さそうなものを買ってきたのだが「体組成計」というジャンルになっていた。
体重・体脂肪率だけでなく、内臓脂肪レベル、基礎新陳代謝量、筋肉量、推定骨量、カルシウム摂取目標量が表示されるという優れものだ。
最初は、へ〜、とか思いながら数字を眺めていたけれども、なんとなく自分に対しての表示があっていない気がする。こんなに平均的で優等生的な健康体値ではなく、もうちょっと病んでいるはずなのだ。(とかいうのも恥ずかしいところだが)

んで説明書から色々な解説を穴が空くまでよんで算出原理を調べようとしたわけだが、結局の所計測できているのは体重と体脂肪率だけみたいやねえ。
あらかじめインプットしておく、身長、年齢、性別から理論値を構成して、それに体重を割り、体脂肪率をかけとかで算出しているっぽい。脂肪がこれくらいだから残りの nパーセントが筋肉で、mパーセントが骨でとか。
それだと、体格が平均的であればあるほどそれっぽい結果になるだろうけど、そうでない場合はちーと違うことになるわな。

まあ結局、体重と体脂肪率で管理して、後の数値は参考程度のおまけとしておくのが良さそうだ。
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THE JOY OF PAINTING – DVD Box 1

Amazon で予約注文しておいた BOB ROSS の THE JOY OF PAINTING DVD Box 1 が届いていたり。
待望の日本語吹き替え付き DVD ですな。マスターの画質が今ひとつだけれども。

「ね、簡単でしょ?」「皆さんもやってみてください」
いやいやいやいや、そのアクションは簡単かもしれないけれどもそれらが積み重なって絵になっていくところはそうじゃないって。
相変わらずつっこみを入れたくなるビデオだ。
でも、何もないキャンバスが徐々に絵画となっていく様は妙に楽しいね。

描画手順といえば、私が普段へぼ絵を描くときは大抵 OpenCanvas を使って描いている。Ver1.0 からのつきあいだ。
OpenCanvas の特徴は、描いた手順を全部記録してセーブファイルに含めていてそれをイベントファイルとして出力、再生ができるところにある。書き上がった絵を投稿するサイトも当初から存在していて、そのイベントファイル(描画手順)をも一緒に投稿されているものが多い。
つまり、お気に入りの絵が描きあがっていく様子が見れるという楽しみがあるのだ。
そんなアプリを使って普段描いているので、実は私が描いた絵の多く、その初動部分は描画手順がまるまる保存されていたりするんだよね。
描いた本人にとってはあまり興味が無いので見返す事はないんだれども。

OpenCanvas を持っていない人がイベントファイルを再生するにはどうしたら良いかというと、OpenCanvas の体験版を使うしかないといった感じ。試用期間が過ぎてもイベント再生はできるので本当に見たい人はそれで OK ではある。
でも気軽にみたいという向きではないので、イベントファイル再生の模様を試しにスクリーンキャプチャーしてムービーにしてみた。


上のサムネイルをクリックで Flash ビデオがスタートするのです。

ニコニコ動画が見れる人はこちら
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IceWeasel たん

Firefox もその名前が広まるにつれ頭の固い人の比率も増え、お遊びをしにくい状況となっている。
「ふぉくす子」は既に過去のものとなりけり。

そいや忘れてたなあということで「IceWeaselたん」を描いた。

IceWeasel は Debian GNU/Linux 版の Firefox。それで「氷いたち」というわけ。
Mozilla は Firefox 以降商標にうるさくなって、そのアイコンと名前を厳格に管理するようになった。ソースコードはフリーだけれども、名前(ブランド)と配布の仕方については注文を付けてくる。紙面掲載もうるさいとか。
で、それに反発したのがフリーソフト原理主義の Debian。結局ひともめあった後、ソースを流用し権利的に問題ない名前とアイコンを有した独自のビルドを作ることにしたそうな。それが IceWeasle。

諍いから生まれた子なので、自由を愛しニヒルな性格なんだよ。たぶん。
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[PS3Linux] ファームウェア 1.60 キターー!

まさに、キターーー(゜∀゜)ーーー!!状態。
ファームウェア 1.60 が来ましたよ!
何をそんなに喜んでいるのかというと、1.60 でついに「HDDのパーティション分割をしなくてもLinuxブートローダがインストールできるようになった」んですよ、奥さん。

これまでは CD Boot でインストールいらずの Linux CD といっても、パーティション分割をしていないと起動できないという足かせが存在していた。
一般人にこれをやれというのはいささか荷が重い作業なのです。
でも、そのパーティション分割(ひいてはHDDの初期化)を行わなくても CD Boot Linux を楽しんでもらえる様になったので、ますますもって利用して貰える可能性が高まったということですな。
思い描いていた未来。

そのほかは PSP からのリモートが外付け無線LANでも行える様になったので、20GB と 60GB の決定的な差はなくなった次第。20GB でもオプションを付けたり HDD を入れ替えたりすれば機能的に 60GB と同じになってくれる、はず。
これで我が家の 20GB モデルも浮かばれるというものです。(HDD はとっくに 100GB のものに換装してあるけれども)

Folding@home はなんかサーバーに繋がらなくて試せなかった。はて?
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はんだ付けビデオ完成

てなわけで先日取り上げた電子工作キットの製作実演ビデオが完成した。
あのあとちょびちょびと編集作業を進めていたのですよ。

コメ噛めの方で公開

電子工作にエンターテイメント性を持ち込むにはどうしたらよいもんか、というのがずっと追ってきたテーマだったけれども、その形の一つみたいなもんですな。
見ながら「できるかな」のテーマを脳内再生するのがコツ。

昨日は秋月電子通商八潮店に行ってきた。
そのレポートもあるよ。

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よくできてない科学も魔法と区別が付かない

最近話題になっていた、大臣御用達な5000円のミネラルウォータ。
その悪評を払拭したいのか健康関連のダイレクトメールが届く。
「確かに1本5000円と高価ですけれども、普通の水の100分の1という小さい分子でできていて……」
そのあまりにトンデモな記述に飲んでいたコーヒーを吹き出す。

なんじゃそりゃとページを見に行ったら、その商品は「ナノクラスター有機ゲルマニウム水」というらしい。
ナノクラスターというのは、結晶サイズをナノ単位になるまで粉砕し微粒子構造にすると固体とは別の物性特性を持ちはじめるということに注目した研究のことらしい。それが正しく使われているかというとちと疑問。
あまり詳しく書くと特定と誹謗になるためはぐらかすが「クラスター水」で調べてみるとこの手の水ビジネスを眺めることができるので、自由研究ということでよろ。
羊水は100%クラスター水というのなら、その母体である成人女性はクラスター水を生成できることになるし、成人だからクラスター水が欠乏しているという話でも無い。吸収率でいうならば、吸収後は同じサイズの水分子という事になるから体内での影響はなさそうなものであるが。

そいや、純粋なゲルマニウムって毒じゃなかったっけ?とか思って調べてみる。こんなときに便利な Wikipedia ♪
なるほど、ちゃんとした有機ゲルマニウムは割と無害だけれども、無機ゲルマニウムの摂取は腎臓障害等を引き起こすのか。それ以前に摂取による有用性が立証されていないというのも気になるところ。
有機ゲルマニウムでも品質が悪い物は無機ゲルマニウムと同様の毒性を示すので、ゲルマニウムの経口摂取は避け注意した方がよい、とのこと。「品質が悪い」というあたりの基準理由が定義されていないので今ひとつではあるが、こっちのほうがよっぽど理解できるな。

とまあ、前振りはここまで。

最近理化学系の極一部分で話題な MOSAIC.WAV の新盤、「ギリギリ科学少女ふぉるしぃ」が一般販売開始となっていたらしい。
CD を買いに行くのも面倒なので mora にて購入。iTunes Store でも買えるよ。
MOSAIC.WAV はダウンロードでも買えるのがうれしいよね。流石は、Akiba-POP。
んでまあ、表題は「ギリギリ科学少女ふぉるしぃ」間奏部分でのMC。
いやあ、実にタイムリーな内容でニヤニヤさせてくれるね。
「あなたの望んだ結論の為なら、データを選んで……♪」と来たもんだ。
個人的にツボだったのは
「2日で合計30時間MOSAIC.WAVを聞かせ続けたら♪苦痛を訴え始めたのでAkiba-POPは有害Death!」
な下り。
ああ、そうか「よくできた科学は魔法と見分けが付かない」ので、ふぉるしぃは「魔法少女フォーマット」なんだ。魔法少女といっても、ナースうぃっちとか肉体言語で語るとかそっち系だけれども。

MOSAIC.WAV はデジタル系ギャグと、ノイジーなデジタルサウンド以外は割と良くできた楽曲だと思う。それ故に、もうちょっとソフトなミックスダウンだと聞きやすいのになあとか残念に感じるあたり。
逆に言うと案外電波ソングじゃないんだよね。

楽曲のダウンロード販売もじわじわとアニメ系が増えてきているのがうれしい限り。
アニメ「ひだまりスケッチ」の OP 楽曲、スケッチスイッチが最近お気に入りなので CD 買おうかどうか考えていたのだけれども .Anime で売っていたのでさくっと購入。
圧縮コーデックなので音質は落ちるけれども、十分に妥協できるお値段ではあるかと。
.Anime は、というかそこだけじゃないけれども WMA 形式での配信は取り回しが狭いから好きじゃないんだよなあ。つか単に私が SonicStage と ATRAC 系プレイヤーを使っているという極めて個人的な話ですが。
WMA 対応プレイヤーってなんかこう常用する気分になれないんだよなあ。
今回は CD に書き出して、その CD を SonicStage に食わせることにする。
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ノッポさんのごとく

電子工作推進マガジンであるところの「エレキジャック」の第一号、その開いてすぐのページに「はんだ付けは今でも初心者の高いハードルになっている」という一文がある。
そして、はんだ付けを避けるように電子ブロックやブレッドボードの記事も載っていたりする。
えー、はんだ付けが楽しいのにぃ。と思っても、それはできる人というか、それを楽しんでいる人の意見でしかないのは正直なところかもしれない。
おとこのこだったら中学の時、技術家庭の時間にラジオキット作成の授業とかあったはずだが……。今はあったりなかったりっぽいけど、それ以前にそこで一回しかやったことがなければ得意というわけでもないか。

Make: がそうであったようにエレキジャックにも、初歩の電子工作として「はじめてのはんだ付け」講座が掲載されているわけだ。
それだけ重要かつ乗り越えて貰いたい場所である、ということだろう。
しかしまあ、そういった記事でなるほどと思ってもなかなか実践まで結びつかないのではないだろうか。

そこで思いついた。
実際に誰かがはんだ付けをしている様をムービーで見ることができると、書籍とはまた違った何かを得られるのではないだろうか、と。
てなわけでさっそく、秋月電子から「スクロールクロックキット」を購入。ビデオカメラを回しながらそれを組み立ててみた。
20分くらいでできるかと思ったら、40分もかかってしまう。その 40分間黙々と部品を挿し、はんだ付けを行うという奇妙なムービーができあがったことになる。奇妙ではあるけれども、徐々にできあがっていくあたりはそれなりな味があってみたり。

全部というわけにもいかないので、ICソケットのはんだ付けと完成のところをフラッシュビデオにしてみた。

「ICソケット、はんだ付けビデオ」

もちょっと娯楽性がないとコンテンツにならんのう。
まあ、今回は実験と言うことで。

試しに Youtube ではんだ付け(solder)を検索したら、はんだ付け実演ビデオがいくつか出てきた。やるなあ。


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ノートPCとソフトのライセンス

発売延期になっていた「JUST Suite 2007」が届いた。
ATOK はお気に入りで各マシンに入っているのでその最新版を買うつもりでいたのだけれども、以外と
一太郎2007が使える様になっているのに気がついたので、一太郎購入を計画。一太郎2003を持っている関係上、アップグレードパスを所有していて割と安めなのでどうせだからと JUST Suite にしてみた次第。まあ、購入を決めたのは延期が決定した後なので、その辺の影響は特にないのだけれども。

新しいソフトウェアを購入したと言うことで早速利用規約を確認する。
最近気になっているのは、購入したソフトウェアが複数台にインストールできるライセンスになっているかどうかということ。なんでかというと、デスクトップPCとノートPCの両方で使いたい場合が多いからですな。
このあたり明確に意識し始めたのは SONAR から。こいつはインストール時にシリアルコードと必要な物の、利用者が一人であることを厳守するのならば複数台にインストールしても良いという一文を利用規約内にあるのを確認したため。
それまで、アプリケーションというと、PC縛りで 1台に 1本というのが多くてそういうものだと思っていたあたり。
やっぱり、ノートでも同じアプリが使えないと不便でしょうがない。
ふと気がついてみると、契約が本体単位ではなく、利用者単位になっている物が主流となっているようだ。そういった声が多くなっているのだろう、もしくは購入した者の権利として認められてきているということだろうか。
一番厳格だと思っていた Microsoft も、Office のリテール版(バンドルではなくパッケージ版のこと)では、利用者が一人であればメインマシンで登録したのち「携帯PC」にもインストールしても良いことになっていた。
へえ、気がつかなかった。
どうでもいいが MS-Office のライセンスは読みにくいなあ。せめて表示ウィンドウが大きくできればよいのに。

そういった感じで、アプリ業界も「コピー駄目!」と取り締まるだけでなく、利用者の便を図っている部分もあるのだなあと感心した次第。
しかし、そのあたりはあの読みにくい約款をしっかり読まないとわからないので面倒ではある。
まあ、そんなの気にしないで使うのが普通なんだろうけれども、ここのところライセンス登録とか利用マシンチェックとかで不正利用が厳しくはじかれる様になってきたので気にしたいところなのです。

さて、JUST Suite だけれども、思ったよりしっかりしたパックで良いなあと感じた。
MS-Office への思い入れも、過去の資産も無いので、これから使っていくアプリとしては十分に良くできている様に思う。特に表計算は使う機会がほとんど無い人なので、三四郎で十分かのう。
一番興味深いのはやっぱりプレゼンテーションソフトの Agree だろう。韓国 Haansoft のローカライズ版なので、100%ジャストシステム製という訳ではないあたりから話題になっていた奴だ。触ってみると、細かい部分での出来不出来はあるものの、ほとんど PowerPoint と同じ操作性というパチモンソフトである。それ故に使えるレベルであると端的に感じる次第。
で、なにが興味深いかというと花子との棲み分けである。
花子も PowerPoint 形式のファイルを読み書きすることが可能で、ある意味プレゼンテーション作成ソフトになりきれなかった存在である。結局プレゼンモードを持たなかったので、プレゼンテーションソフトにはなっていないのだけれども。
そこで外から購入してでも Agree が必要になったという事なのであろう。
もちろん、ドローツールとしては花子の方が使えるので、アウトラインレベルでは Agree でざっくり作って細かい図版は花子で仕上げるとった使い方が本筋なのだろうなあ。

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文章と文字数

www.textfile.org でよく取り上げられている事から、ちょくちょく読み始めたのが MORI LOG ACADEMY。作家、森博嗣氏のBlogである。
割と突飛な事も書いてあったりして、氏の視点を感じる事ができるあたりが面白く、今では毎日読みに行っている次第。
すべての意見に賛同できるわけでもなく、なんだそりゃと思う記述もあったりするが、それは自分の意見に合わないだけであってなにが言いたいのかはすんなりと理解できるあたり。私にとっては馴染んで読める文章だ。
といっても誰にとってもそうかというと、そうではないだろうなあとも思っている。私は氏のことを作家というより学者として見ているからなのかもしれない。
そんな、MORI LOG ACADEMY、コンスタントに書き続けているのがすごいなあと思ったら、最初から書籍化を前提としているのね。お仕事として書いているから、と端的に捉えるのは下世話かしらん。
頭の方から読めるから書籍を買って読んだが、パスカル(わんこ)成長記録にもなっていて思わず和む。くっ、卑怯な。

MORI LOG ACADEMY を読んでいると、原稿料とか収入とかそんな仕事のお話もざっくばらんに書いてあって興味深い。そんな中小説の文字数についての話題があって、おやっと思った。
「原稿の分量を純粋に文字数で表したのは森博嗣」みたいな事が書いてあったので。
私も所縁あって時たま寄稿させてもらう事があるけれども、大抵は文字数換算で渡している。ひどいときはバイト数(!)を単位として文の量を語られるときもあったりするけど。
まあ、森先生の場合は文芸ジャンルの方から語っているだろうからそれはそういうものなのかもしれない。小説系の応募要項は今も「原稿用紙 n枚分で」となっているしね。
原稿用紙というと400字詰めであり、400文字で一枚かというとそうでもなく。改行があったり、空白があったりですべてが埋まっている事はない。そう考えると、何行あるのかに等しい単位とも言えるだろう。

先日書店の店先にて「原稿用紙10枚を書く力」というタイトルの本が目にとまった。
原稿用紙10枚というと4000文字、実質は多少減るから森先生換算で3000文字。
たかだか3000文字を書く事についてのスキル本なのである。
その程度が書けない物かねえと最初は思ったが、案外この3000〜4000文字というのは的を射た数字なのかもしれない。ちょっとした長文で筆が乗ったとして2000文字までは頻繁に書けるだろうけれども、大抵支離滅裂な物になってそのあたりで止まってしまう事が多い。
それ以上 3000〜4000文字を書こうとすると、予め構成を考えて着実に組み立てていく必要が出てくる。
なので件の本も、書く内容を考えて構成を組み立てる力についての解説とトレーニング指南といった内容になっていた。なるほど、と思ったけれども、幸いにして私自身は 4000文字以上を書く事ができているので、そのまま書棚に戻した次第。
文章を書くスキルというのは結構高度な専門技術なのだけれども、案外気づいていない人が多いのかもしらんなあ。
そういえば、1000文字のコラムを「書けますか?」と質問された事もあった。文章を書ける人ってのはそうそう居ないという前提で質問しているよね。そのときは一晩で書いて送りつけたけれども。

そういった様に文章を書くためには論理の組み立てが必要だということを、私が認識しているのはなんでかというと、なんてことはなくプログラマだからですな。
むしろプログラミングも同じ事。いきなりぶっつけでエディタに向かってプログラムを書き出すパターンでは、速効のコードは書けるがある程度の長さが限界となってくる。大規模なコードを書こうとしたり、最後までメンテナンス性の高いコードを書こうとすると、予めの設計と確実な見通しが必要となる。
完成後どれくらいの規模になるかの見通しだけれども、これは綿密な設計か、経験による勘のどちらかによって成り立つ。
逆に言うと、私はそういった設計によって文章を書く人なのでノリで長文を書けるタイプでないわけだ。

これまでに色々な縁があり、ぱらぱらと寄稿をさせてもらってきた。
そのおかげで、今ではそんなに文章を書くことに対しての抵抗も無くなり、それら経験のおかげでそれなりの長さの文章を書ける様になってきたと思う。
今でこそそういうことが言えるが、昔は本を書ける人ってすごいと思っていたし、本が書けるくらい大量の文章を書ける様になりたいとあこがれていた。自分が文章を書いても、書きたい要点だけになってえらく短くなってしまうので到底 1冊分にならないからである。
本 1冊にするには、1の事象をいろいろな表現を駆使して、おもしろおかしく読みやすく 10くらいの長さで書かないとならない。私にとっての執筆のイメージというのはそんなところだった。
だから、私にとっての文章力というのは、話題を如何に引き延ばして長く多く書くことができるかといった技法の事であり、それを身につけるにはどのようにしたら良いのだろうかと考えていたのである。
ライトノベルの新人賞応募要項などをみると、大抵「原稿用紙300枚〜500枚」とある。中間の 400枚くらいが必要として、森先生計算では約300文字×400枚で 12万文字。それくらい書かないとならないわけである。
普段日記で書くのが 1000文字程度というのはわかりやすいところだけれども、その 120倍の量となると膨大すぎてどう埋めていけばいいのか呆然とするばかりである。

とか言っているけれども、私も縁あって本を一冊出させてもらっているわけですよ。既に。なので、実はやればできそうなところまで来ているのではないかとも思わなくもない。
試しに「ぽえりな」の原稿をほじくり返してみたら、総文字数は 11万5千文字だった。ああ、やっぱり本一冊というのはこれくらいの文字数なのだなあ。
そんなところを再確認するとともに、あれくらいの工数と文字数なのかという感覚を得ることができなくもない。やっぱり経験は重要だね、ということで。

とまあ、そんなこんなで長ったらしく書いてきたこの記事自体が実は約 3000文字なのである。原稿用紙 10枚分。
流石にBlogとしては長すぎな感はあるけれども、文字数というものを実を伴って語りたかったので、一つの壁と言われるところを見えるようにしてみた次第。
この 3000文字というのは、私にとって平日に書けるおおよその文量とここしばらくの計測で明らかになっている数字でもある。
そして、文章を書く力を強化したいなあというのが、最近のトピックだったりする。

冒頭の MORI LOG ACADEMY では森博嗣先生の仕事ぶりも窺えて、毎日「今日は4000文字書いた」とか出てくるのだけれども、それが妙にカッコイイ。そして自分より遙かに早いその執筆のスピードに感心し、あこがれる次第。


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