ポケパワーのリコール

割とあちこちのニュースサイトで目にする事ができたパナソニックのモバイル電源「ポケパワー」のリコール案内。
「USBモバイル電源「ポケパワー」事故防止のためのリコール社告実施について」
おもいっきり持っているわ、コレ。

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せっかくなんで記念撮影。

で、さっそくWEBのリコール対応フォームにて連絡。
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右が届いた代替品。
宅配の箱の中に着払い送付状が入っているので、ここにリコール品を詰め直して送ることで対応完了となる。

これは何をするものかというと、セットするニッケル水素充電池2本からモバイル機器を充電するアイテム。
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USB充電ケーブルがあれば色々充電できる。
基本外出先で携帯電話を充電するためのもの。鞄の中に入れておけばイザというときに充電できるし、汎用のニッケル水素充電池なので繰り返しの利用も容易というわけですな。
代替品のBQ-PP10はリコール品のBQ-600よりも大きくなっちゃったけれども、USB充電ができるようになったから単体だけでの利便性も結構上がっているので差し引きゼロといったところですかな。

こういったリコールのアナウンスも、家電Watchなどを始めいろんなWEBニュースサイトで目にするようになった。
リコール情報は通常消費者に届きにくいものだったのだけれども、今はWEBのおかげで大分伝わりやすくなったのではないだろうか。情報社会ですな。



fuwa2factory.net は閉鎖しました

以前運営していたギャルコンテンツレビューサイト(というか私のアニメ感想日記)の「ふあふあファクトリー」を2008年12月21日を持って完全閉鎖した。
基本、自分語りはこのBlogにお引っ越ししたため、2007年8月で更新を止めており、過去記事が見れる程度の状態で残っていた次第。ではなぜ、12月21日なのかというと、サイトのドメインが切れる日なのですな。なのでこれを期に完全にアクセスできなくしようということで作業したというわけ。DNSの余韻で即座に繋がらなくなるというわけではないでしょうが、現在は意図的に404でアクセスできない状態にしてある。

WEB上の情報は分散データベースであり将来誰かが必要とするかもしれないというのが理念であり、できるだけそれを残しておこうという方針ではあるのだけれども今回は完全に破棄することにした。
一番の理由はドメインがなくなる事なのだけれども、システムとして使っていたXOOPSのバージョンが古かったりしてセキュリティ的にほったらかしておくわけにもいかないとので消しちゃうことに。
下手にXOOPSというCMSシステムを使っていたので、データの移動、再利用が困難だというのが正直な所。この辺はサイト運営の課題でもありますなー。まあ、DBには残っているので引っ張り出してコンバートすればなんとかなるかもしれないけれども、ちとめんどくさい。

「ふあふあファクトリー」はアニメやゲームのレビューを書くための私個人の感想サイトとして設置していたもの。
過去の日記をみると、2002年12月26日にリリースしていますな。それから4年半の間へたれ感想文をだらだらと書いていた次第。
レビューでない日記部分はこのBlogにデータ移動してあるので、今回消えたのはメインのレビュー記事という
ことになりますな。まあ、この辺は見返してもしょうがないものがあったりもするので、恥ずかしいからなかったことにしようという目論見も含まれていたり。
「ふあふあファクトリー」を始めた意図はいくつかあって、一つは毎日更新できるネタということでアニメ視聴レビューというのはコンテンツになるんでないかといったもの。もう一つはそのレビューにツッコミを頂いたり、たのレビューサイトとリンク張ることでひとつのコミュニティが形成できるのではないかといった展望の実践と観察。そして最後が、その頃はやりだしていたCMSというサイト構築システムを実際に使ってサイトを作ってみるということの実験。
XOOPSを知らない人の為に簡単に解説すると、スラッシュドットの様なコメントを付けられるニュースとユーザーアカウントシステムを持ったサイトを簡単に作れるCMS。ZopeやPloneの様なサイト構築のベースとなるシステムじゃなくて、本当にアプリケーションレベルまで面倒見てくれるが、その分カスタマイズの自由度は低い感じ。
使ってみて思ったのは、日本ではアカウントログイン型のサイトはよっぽどの事がないとうけないということ。特に個人運営のサイトでアカウントを取得しようという人などほとんどいないだろう。まあ、そのへん、うけられるサービス次第ではあるだろうけど、個人のレビュー記事やブログ程度のものではいまいちということか。
同じ様な理屈でログインが必要な形のフォーラム(海外で主流のツリー型BBS)もさっぱりですな。

個人的には色々勉強させてもらったと思う。
Blogをこちらに移動してからレビュー記事は意図的に減らしていたんだけれども、ここしばらく読んでいるラノベの読書記録のため、はてなダイアリーに分室を作ってみた。
「rerofumiのラノベ読書感想文」@はてな

新作ばかりというわけでもなく、適当に読んだ端から載せているだけなのでほとんどアットランダムで不定期掲載なのはご容赦。
まあ、見るまでもなくというか本当に笑ってしまうくらいジャンルが偏っているので、お好きな人だけどうぞ。しかし書影がみんな同じに見えるわ。ラノベで人気のジャンルである「異能力バトル物」が個人的に凄い苦手なのでその辺は避けているし。



「萌SD」にたりない物

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萌えキャラを付けて売ろうという試みの microSD カード「萌SD(もえすでぃ)」
なんとなく予約して発売日に入手していたりする。この手のは結構枚数あっても使ったりするのでなんとなく揃えてみた。1GBが2枚あるのは気にするな。や、安かったからってだけなんだからね!他の2人が可愛くないとかそんなことは言ってないんだからね!
実際のところ、割と所有ガジェットでSDHC未対応のものも数あったりするので 1GB、2GB という通常SDは使い道があるのだ。それに、SDHCじゃない通常SDだとFAT16でMMC互換SPIアクセスができるから、マイコンで扱い易く電子工作派にとっても使い出があるのですよ。言い訳じゃないよ?

でまあ、買う前からわかりきっていることだけれども『萌え』を名乗るにはあまりにも残念すぎる商品である。
何が残念なのかは考察に値すると思うので一筆記しておく次第。
『はてな村』風に書くと「そろそろ『萌SD』について語っておくか」、である。
取り敢えず語り口として「かわいくない」「萌えない」「絵が好みでない」という嗜好によるものは置いておく。いやしかし、2GBの次女はメモリの中に入っている壁紙をみて初めて「パンチラ」している絵だというのがわかるんだけれどもちっともうれしk(ry

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これが内容物。昨今の激安 microSD に比べるとそんなに安くもないのだけれども、そのかわりSDアダプターがついてくる。割と実用的なセットだったりする。
普通のSDと違うのはアスタリスク型の模様がついていてちょっぴり華やかさをアピールしている程度。microSD の方は何かしようもないのでこれで良いけど、アダプタの方は絵を刷り込むなり色つきの樹脂で成形するなりできたんではないか。このアダプタが、パッケージのベースカラーと同じ色になっているだけでかなり存在意義がでたと思うんだけれどもな。
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もっとも残念なのが取扱説明書。通常のSDカードと同じ文面とレイアウトの紙一枚で型番以外『萌SD』として書かれている事が無い。
なぜここにイラストを添えないのか。せっかくキャラクターが居るんだからそれに可愛く解説させるとか、そうでなくても脇に挿絵として置いておくとかできるだろうに。

こうして内容物を眺め実際に製品を使ってみると、この製品が『萌え』と称している要素は「パッケージ」と「メモリー内におまけで入っている壁紙」の2点だけなのですな。SDカードとしての実用度や、説明書やサポートといった点にはまったく触れてこない。
つまり店頭で「何かSDカードを買おう」と目的薄く売り場をブラウズしたときに、ちょっと毛色の違うこの製品を目にとまらせ、「せっかくだからこれにするか」という比較購入時のアピールでしかないわけなのだ。買った後のSDメモリにキャラクターは投影されていない。
そうして考えると公式サイトでの設定もかなりよろしくない。この3人娘はおじさんの家でSDメモリを売っている売り子ということになっている。この子らはあくまで売り子で「買ってくださいね」と微笑むだけで、買ってしまった後の商品はキャラクターから離れた物になってしまう。可哀想なのはマッチ売りの少女なのであって、その少女から買ったマッチそのものには深い思い入れがあるわけではないのだ。
つまりだ、キャラクターを付けるのならなんらかの形でSDカードを擬人化して、SDカードの先にキャラクターが透けて見えるようにしなければならないのだ。さすれば、SDカードに愛着も湧くし、複数枚所有しようかという流れにも持ち込む事ができる。
現状では「壁紙が欲しいから」程度にしかこの商品を選択する理由が無く、その壁紙も1枚あれば十分なので同じ商品を2枚3枚と買わせる原動力にはなりえない。むしろ壁紙は広告がわりにWEBで配布した方がよかったのではないかな。

米だの苺だのが話題だけれども、あれらは名前とキャラクターが結びついているしある程度の擬人化となっているので、食しながらうっすらとキャラクターを透かして見る事ができている。
そのへんを踏まえることのできない、形だけの追いかけ商品が今後どれだけ登場するだろうか。ある意味楽しみではある。

キャラクターは絵があるだけで価値をもつものではなく、その振る舞いや事象への紐付けによって魂を得るものである。



流通のスケールとミニマルの存在価値

小寺信良の現象試考:「一億総クリエイター」という勘違いに至る道のり
上記リンクはITmediaの記事。この記事から派生して色々な議論が繰り広げられているように見受けられる。
個人的には、書いてあることは順当なれど「なんか気持ち悪い」と感じた。その気持ち悪さはどこからくるのかとかどうもうまく説明できそうに無いので色々考えていたあたり。
おそらく私がひっかかっているのは「一億総CGM時代なんて幻想ですよ」ということの説明に使われている『いかにそれをビジネスとして回していけるか』のあたりなんだと思う。
コミュニティスペースが利益を追求しないと経営がたち行かなくなるというあたりは良いのだが、論点がずるりと「広場で楽しんでいる民間クリエイターも儲けないといけませんよ」と無理矢理シフトしているあたりがどうにも解せない。

UGCを商業システムにのせるにはクオリティが足りない、とか。流通にのせビジネスとして利益を追求するべきだ、とか。そういった危機感を持っているということが、既存のマス流通メディアの枠組みに浸かりきっていて、そこにしか価値を見いだせていないという事なんではないかと考える。

こういうときにたとえ話は悪手なのだけれども、うまい表現を思いつかなかったのでカレーにたとえてみる。
知り合いがカレーを手作りしてごちそうしてくれたとしよう。そしてそのカレーが美味しかったので感動したあなたはどういったアクションを取るべきなのだろうか。「ぜひ代金を払わせてくれ」と迫るのか、「全国に配給して利益を得るべきだと」提案するのか。
そもそもでその家庭用なべで煮たカレーは利益が欲しくて作られた物なのだろうか。

あなたのカレーは美味しいので町内会のバザーで大勢の人にふるまってやって欲しい。とちょっとだけスケールが広がる展開を見せた場合。バザーに集まる人数にもよるけれども、家庭用なべよりも大きななべを用意し十分な量を作る事になるだろう。それらの手間を考えると、この次点で申し出を辞退する人がいるかもしれない。
町内会のバザー規模であるとカレー代も馬鹿にならないので経費分を徴収するか、スポンサーが経費を負担してくれる事になるだろう。このとき「がっぽがっぽ儲けるぜ」という金額設定をするべきであろうか。

毎回バザーでカレーが好評なうえ、自分もカレー作りに意欲を燃やしているのであれば店舗を構えて町の小さなカレー屋さんを営む事になるかもしれない。ここで始めてカレー作りが利益追求の形を取り始めるが、バザーから店舗へ展開する距離はかなり離れている気もする。
町のカレー屋さんに食べに来る人数は百万人とか一億食といった規模にはならないだろう。そんなお店に「全国展開しないとビジネス規模が広がりません」と提案するのが次のスケールへの引導となる。

マスを対象にしビジネスとして成り立つカレーというのは、大人数によって工場で量産されるカレーということになる。全国に流通して均一的な味を格安で提供でき、なおかつ保存も利く、そんなレトルトカレーが最上位に位置することになる。もしくはチェーン店のカレー。
あなたはレトルトカレーと家庭のカレーを同一視してビジネス規模で優劣を判断していますか。
おそらく多くの人は「べつのもの」として、状況に応じた対応と評価をしていると思う。
誰が食べても同じ味と、私のために作ってくれた味は価値基準が異なるはずなのだ。

つまり、プロかアマかといった二極ではなく間に沢山のスケールクラスがあるはずなのですよ。
そしてそれらスケール毎に得られる報酬の形ってのがあって、精神的充足から貨幣まで色々なものから自分が最も欲しいものがあるところにとどまるものなのではないかと。
そしてそれらはどっちか片方しか生き残れないものではなくて、両方存在していくべきなもの。

ここまで書いてやっぱりもやもやしたままおわる。



Pandoraはどれくらいのスキルがあれば楽しめるのか

クレジットカードの明細を見ていたら “GP32X.com” の文字があって「これなんだっけ?」と首をひねる。
……ああ、OpenPandoraの購入か。
どうやら本年内受付の第一陣に無事紛れ込めたらしい。発送前に引き落としになっているのが若干気にはなるけれども、これから製造するわけだからその資金として必要なんでしょな。

Pandoraは企業の製品ではなく、イギリス方面を中心とした各国の有志によって作られているオープンなモバイルエンタティメントガジェット。一応オリジナルな携帯ゲーム機(当初のモチベーションがエミュマシンとか)なんだけれども、普通に Linux 端末でもあるので汎用モバイルガジェットの地位も目論んでるっぽい。
んで、10/1 に待望の年内生産3000台分の予約が開始。待ち望んだ人々がサイトに押しかけアクセスできないわPayPalで申し込んだ分はなぜかキャンセル扱いになるわの大騒動(だったそうですよ)。なので、予約をもう1日追加して、その延長分で入ったオーダー全部初回生産にしますとフォロー。最終的に4000台が生産されることになった。
私は予約合戦に参加はしなかったのだけれども、どれどれと覗いたら延長戦をやっていたのでさくっと注文を入れた次第。本当に受け付けられているのかどうか疑問だったのだけれどもクレジットカードの明細に記録されているということは、購入予定者になれたんだよね?

オフィシャルな Pandora Wiki だけでなく、日本人のための情報収集Wiki も立ち上がったりして、全体的にそわそわわくわくしている雰囲気な昨今。
しかし、私はこの Pandora にちーとばかし疑問を抱いている。おそらく、ソフトウェアの面でなんもサポートされないでLinuxが走るハードだけが提供されるんじゃないかと考えているからだ。
私からみたらそれはそれで構わないのだが、多分みんなのわくわくには応えられないんじゃないかなあと今のうちにびっくり水を打っておきたい。今回はそんな記事。
まあ、半可通が資料斜め読みしただけなので間違いもいっぱい書くと思うので、あまり真剣に受け止めないでね。

疑問に思ったきっかけは、Linux とX11ベースのデスクトップがインストールされた状態で提供されると聞いた事。
X11が動いているのは良いのだが、それではスペックとしての売りとなっている OpenGL ES はどう提供されるのだろうか。ここで「xorgドライバーとOMAP5350用 libgl も提供されるに違いない」とは考えられなかったのですな。そこまでのソフトウェア開発パワーがあると思えなかった。
Pandora で OpenGL はどうやったら使えるの?という探索からスタート。
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PCのパーツ交換は難しい

いまどき PC なんてノート型で十分じゃね、とかいう論調になりつつある様に思える。
まあ、確かにWEBとメールといった「日常生活用」であればネットブックの様なライトなマシンでも十分だったりするし、「娯楽や文房具」といった一般的な向きにおいては確かにノート型で十分ではあるよな。
しかし、用途が「エンジニアリングワークステーション」や「クリエイティブワークステーション」といったモノ作りのためであったらそうは行かない。やっぱりデスクトップ型でパワフルな環境が欲しくなるといったものだ。
VAIOなんかはワークステーション用も全部液晶一体型になってしまったが、まあアレはアレでありなのかもしれないなあ。目的に適応したパワフルさというのはあるわけだし。

私が今使っているマシンは AMD の Phenom クアッドコアCPU を積んでいるものだ。これは昨年末に買い換えたもの。
ニコニコ動画への投稿が頻繁になっていくと同時に、DTM作業でパワー不足が顕著になったのが買い換えの主要因。動画編集もパワーがいるけれども、レンダリングとエンコードに時間がかかるだけなのであまり困ってはいなかった。だけれどもDTMはソフトウェア音源やエフェクターをがすがす挿していくため、編集中に音が途切れてしまうのですな。これは困った。考えてみると、DTMと動画の作成ほどマルチコアの恩恵をうける用途もそうそう無いよなと思ったので当時出始めだったクアッドコア(の安いところ)にエイヤっと飛びついてみたのであった。
これが正解で動画を中心とした製作環境がぐっと快適になったのですよ。
けれども、4CPU全部がぎゅんぎゅん廻っている所なんて本当に動画エンコードとDTM作業中くらいしかみかけないのも確か。通常はデュアルコアで十分だとも思う。

で、ここからが本題。
マウスコンピューターで適度に安価な Phenom マシンを買ったのだけれども、この頃は Phenom9500(clock 2.2GHz) だったのですな。Phenom9500 はTLB Errata があるちょっぴり残念な子。
通常利用していて TLB Errata に出くわすことはほとんど無いことらしいのだけれども、そんな先天的な病を抱えていながら日常生活を送っているというあたりに不安を感じるかどうか。TLB Errata の回避パッチをあてると安心して使えるようにはなるけれども、ベンチマークレベルで 5%ほどのパワーダウンとなってしまう。なんか中途半端に落ち着かない感じ。
年末だしマシン増強の季節だ、Errata の無いコアに差し替えて気分すっきり使っていこうかーということで Phenom 9750(clock 2.4GHz) を買ってきて CPU だけ差し替えることにした。速度もわずかながら上がってはいるけれども、そのへん気分程度のモノでしかない。同じ気分なら、Errata を持っていないよということですっきりしたほうがよっぽど大きいということで。

CPUを交換した結果何が起きたか。
一部ソフトで「違うPCで起動された」とアクティベーションにひっかかって使えなくなってしまったのですな。口惜しや。
アクティベーションというと Windows が有名だけれども、Windows は同時に複数のハードウェア構成が変わらないと再アクティベーションは走らないし、1年に 1度くらいの改造だったらまず出会う事は無いくらいなのでそのへんを踏まえていると割と困らない。(VMwareとかで弄っていると頻繁に環境が変わるので怒られやすいが)
それ以外にアクティベーションを多用しているアプリは何かというとずばり DTM 関連なのですな。
プラグインによるソフトウェア音源とか、かなり頻繁にアクティベーション(Challenge&Response認証)を使ってきている。
今回は Native Instruments と uebershcall の製品がひっかかってぐんにょり。コイツらはCPUのIDを見ているのかー。
でも Native Instruments は再登録するだけでよかったので OK。Native Instruments はサーバー側でうまいことやっていてマシン買い換えなどで新しく認証しても古い方は自動的にパージするから大丈夫とか言っていたので、まあ安心できる。(どういった手順になっているのかはしらんけど)
問題は uebershcall の方で、こちらは「認証は2回まで!」とかっきり決まっている。実は前回のPC買い換えで2回目も埋まっており、今回ひっかかった事で手も足も出なくなった次第。しょうがないので日本代理店のメディア・ファージ(クリプトンフューチャーメディアさんですな)に「Response Codeクリアしてと」サポート依頼メールを放る次第。
ちなみに VOCALOID もアクティベーションだけれども、この程度のマシン変更は見越しているのでCPUでもHDDでもなく「増設LANカード」を選択して紐づけてある。なので今回は問題なし。というか、このようにどこに紐づけるのかが見えていると、まだ安心して使えるというものだ。
DTM関連はみんなそんな面倒なのかというとそうではなく、SONAR や FL Studio は個人用途で複数起動しなければ複数台にインストールしても目をつぶりますよというゆるめの規定になっていますな。利用者としては、こっちのほうがありがたいのでやはりひいきにしてしまう。そのかわりレジストキーが相手先でクレジットカードや登録情報に紐付けされているから流出させたら後で流出者を追跡されちゃうけれども。
流出される前に締め上げるか、流出された後なんとかできるようにしようというポリシーの違いでしょうな。

今回はひっかからなかったけれども他にアクティベーションしているアプリというと Adobe のクリエイティブ系や、CodeGearの開発環境とかがあるけれども今回は問題なかったなあ。
Adobe は認証コードの返上というアクションができるので、PC買い換えの前に返上しておいて新しいマシンで再度アクティベーションすれば良いという仕組み。これくらい当然のことだからやって欲しいところではあるけれども。

正直なところ、開発系のソフトウェア群にはPC本体の数倍ものお金がかかっている。むしろPC本体なんてこれらソフトウェアを使うための器でしかないし、数年で壊れてリプレースされていくものなのでさほど依存感はない。
そんなPCのほんの数万円のパーツが壊れたり交換しただけで、数十万(下手したらもう一桁上)もかけたソフトウェア群が動かなくなるというのは納得できないところである。
また、そういった事態を避けるためにPCのハードウェア構成はあまり変更せずずっと使い続けるようなスタンスとなる。そうなると、パーツを選んで組むメリットというのはかなり薄くなり、メーカー製の箱で良いのではという気もしてくる。自作PCと言われる分野が先細るわけですよ。

まあ、一番悪いのは過度のアクティベーションと、それを導入させた悪意の流出者であるわけですが。



Make: Tokyo Meeting2 お疲れ様でした

ニコニコ技術部として参加した Make: Tokyo Meeting02 も大盛況のうちに終了。
実は前日にチラシやPOP、展示物のモーションデータ作成のために徹夜で一睡もしていなかったため、参加者打ち上げにも出ずにばたんきゅー。15時間ぐらい寝てた。
7時間半という長丁場だったのだけれども、ニコニコ技術部のエリアはその間中人垣が途切れないという状態。いやはや、見に来てくれた人もお疲れ様でした。なんでも1600人が来場したとの事で、前回の動員数600人をはるかに超える状況だったとかで。

前の晩にもそもそと袋詰めした「奏〜かなで〜」のキットはメカロボショップさんのブースに預けて、委託販売。一応その様に書いたPOPをテーブル前面にぶら下げていたのだけれども、わかりにくかったようですいません。
ニコニコ技術部関西勉強会の時試験的に3個ほど頒布した以外では、今回が実質初めての頒布だったわけだけれどもこれがお目当ての人も居たほどで結構な人数に買って頂けた模様。感謝。
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主催者側から「一般人にもわかるよう説明せよ」との指令が飛んできたので作成した、奏の説明チラシ。会場が多摩美術大学ということもあって、美術系の学生さんも多く「これはなにか」という説明が必要でこういったチラシが非常に有効だった次第。50枚もあれば大丈夫かと思っていたら、昼過ぎには無くなってしまった。

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今回初出の展示物「電子歯ブラシ奏者、白岩ひかり」。キャラクターデザインは西崎えいむさん。
音楽を奏でる電動歯ブラシの動画はこれの前振り。

今回も学校を借りてのイベントだったため見学者に学生さんも多かった。それを踏まえてニコニコ技術部のうp主ら(展示側)を見るとその年齢層の高い事よw。まあ、だからあれだけの動画が作れるってのもあるんだけれども。
やはりここで「ニコニコ動画は30〜50代の中堅が作っている」説を再度固持して行きたい。
単純な視聴者数で言ったら若い衆も多いだろうけれども、投稿者でみるとどうかといったお話ですな。

まあ、何はともあれ、疲れた。
そして皆様もお疲れ様でした。



Make: Tokyo Meeting2 参加しますよ

今頃感満点ではありますが、一応告知。
オライリーが主催する、大人の工作大集合な文化祭 “Make: Tokyo Meeting2” がきたる 2008年11月8日に開催されます。で、私も春に続いて「ニコニコ技術部・ネギ振り班」として参加する予定。
ニコニコ動画上でもヒットしているあんな動画こんな動画のガジェットが実際に展示されているのですよ。これは見なくちゃだね!

私は「奏〜かなで〜」を持ち込んでアピールします。
もちろん周辺には奏制御で動いているガジェットが数点ありますので、そういった意味でもお楽しみに。
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複数枚をパラに繋いで、マルチチャンネル・複数トラックMIDI演奏での制御。
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お待たせしている割りに、夏休みの工作レベルですいません…すいません…すいません…。

また、丁度良い機会なので「奏〜かなで〜」キットを十数個は持ち込んで頒布する予定です。この機会にぜひ入手してくださいませ。
ただ、下手すると頒布価格が3000円弱ほどになってしまう可能性があります。確定ではないのですが、それくらいになるのかーとお考えください。

ではでは会場でお会いしましょー。
(そして必死の準備作業にもどるのであった、ひーひー)



半導体娘と池毅サウンド

松浦晋也さんが「半導体娘計画(ニコニコ動画)」言及されていたのを見て、ちょいと口惜しくなったので書いておく。

撮影できますPが「みくみく◇HW実験室」から「半導体娘計画」まで作ってきた動画群には、一貫した [ 元ネタ ] が存在している。NHK教育の児童向け料理番組「ひとりでできるもん!」である。番組ではおかずやお菓子を作っていたところを、電子機器におきかえているわけである。
楽曲群も「ひとりでできるもん!」を彩った池毅サウンドの雰囲気に似せてあり、番組の一期や二期を見ていた人ならニヤニヤしまくること間違い無い。のですよ。
番組を知らない人でも「ひとりでできるもん」という単語を念頭において「半導体娘計画」を見ると、理解できるのではないだろうか。全ての要素を自分で手作りし、曲が終わる頃には「できちゃった☆」となる。それをみて「ひとりでできすぎwww」というツッコミが、独自の風味を持ったネタとなっているわけである。

まあ、90年代前半にかぶりつきで教育テレビを見ていたなんてのはよっぽどの層だけだろうから知らない人の方が多いか。

P.S.そいやHW実験室のころには「ピタゴラスイッチ」ネタも仕込んでいたな



万能文化の半導体娘 PSoC編 RC版など

撮影できますPの「♪万能文化の半導体娘」のアレンジをやろうということでダンスリミックス風味をちびちびと作っていたり。風味でしかないのは実力の問題w。撮影できますPに聞かせて了承を取ったりしていたのだけれども、大分ほったらかしになっていた次第。
いいかげんなんとかするかと、当初の予定通り「PSoC娘」で歌を付けてみる。ボーカルは敢えてMEIKOさん。(深い意味があるようで特にない)

取り敢えずRC版ということで仮置き。
万能文化の半導体娘 PSoC編: semicon_psoc_rc.mp3