Archive for the 'Diary' Category

つぶやき 07/10/2001

ヤァヤァヤァ、ADSLがやってきた!!

「ヤァ」とか言っていますが「Yahoo!BB」ではなく「フレッツADSL」。
4/16 あたりに申し込んだものがようやっとやって来たのだ、7/9 付けで
工事&設置なので約3ヶ月の待ち。まあ、もっとも混雑していた時期だった
からという好意的な解釈もできるのだが。
うちは10年位前から ISDN 回線を使っていたので当然そのままでは ADSL は
やってこない。アナログ回線に切り替える必要があるわけだ。
余談だが10年前というと ISDN TA と DSL が「それぞれ」10万円オーバーだった
時代。モデムは 9600bps が先端でそれも 10万円近くしていたと思う。
(流石にDSLはレンタルにして使っていた)
そんな長い間使っていた ISDN にサヨナラ。一つの時代の経過。
てなわけで ADSL 導入工事にアナログ回線切り替え工事が伴った。もちろん
NTT交換機センター内の工事なのでお部屋の中では特に何もなし。タイミング
を見計らって機材を繋ぎかえるだけだ。

「これから切り替え工事を始めま〜す、時間は15分くらいで〜す」
というNTTからの電話を受け早速きざいを繋ぎかえる。
そして15分が経過、受話器を取ってみるとジーといういかにもなデジタル
キャリアの音しかしない。つまり切り替わっていない。
まあ、そのうちつながるだろと様子見しながら一時間半が経過。
相変わらずアナログ回線のトーン(受話器を上げると鳴るプーという音)は
聞こえてこない。DSUを繋いでみるも、電話回線自体はなんらかで切り替わって
いるらしく既に利用不可の状態に。こうなると116にも電話がかけられない。
しょうがないので近所の公衆電話まで飛んでいって「どうなっているんですか」
と文句をいう。「工事完了しているはずですけど」いや、それが駄目だから
こうして電話連絡しているんじゃ。というわけで調べてもらうことに。
途中私が電話番号を伝え間違ったりしてみるものの、ようやく接続確認の
電話がアナログ回線の電話機に届く。
やはり交換機側で工事ミスをしていたらしい。やれやれ。
まあ、ミスはあってもしょうがないかなと思うものの、たまたまそれに
ぶつかってしまった自分の運のなさにぐんにょり。

個人的には「早く来い来い FTTH」な人だったりする。
最終的には全網が光ファイバーになるんじゃないかと思うし、それを促進
することを期待している。
じゃあ、なんで敢えて光化の足を引っ張りえる ADSL なのかというと、
そりゃ単純に「目の前の届く距離にあるから」ですな。
今回は混んでいる時で 3ヶ月待ったけど、工事が15分で終わるのを見るまでも
なく「契約したら面倒な手間なく即座に使えるインフラ」であるわけよ。
それに比べ光のほうはまだまだ遠い先。さらに言うと私が住んでいる神奈川県
まではまだ来ていないわけだし。
FTTH が私の部屋に来るのがいつかは明確にはわからないけど、それまで
数ヶ月以上かかるというのならその間安くて早い ADSL を利用させて貰おう
じゃないか。

庶民というのは面倒なことは嫌いなのである。
手軽で「そこそこ」であればそれでいいや、ということになる。
無理に最先端をちらつかせるより手を伸ばせば届く範囲のものを提供する、
それが重要なんではないかな。



つぶやき 04/10/2001

シスタープリンセスドラママキシシングルとかいう物を買ってみる。
マキシとかいうわりには52分も入っていたりするのはいかがか。
うわ、しまった、これって「アニメ版」のプロローグだったのか。
しょぼん。
新歌も「可憐」と「花穂」という取り合わせ。いや、確かにシスプリ
を代表する妹であるけれども 12angels (イメージソング集)の中から
「これはやばいだろう」という上位 2人を抜粋したような選択にしか
思えない。聞いて、まあ、予想通り。

さて、最近の私にとってそんな事は些細なものでしかなく。

なにがあれって TLS3 (TrueLoveStory3) ですよ。ダンナ。
現時点ではまだ私の中で落ち着いていないのでレビューは避けておく。
取り合えず 2周とちょいは終えていて、大体 TLS3 について見えて
きたところなのだけれどもまだまだ言及できるレベルではないなと。

TLS1 の頃から思っていたことなのだけれども、このシリーズって
若い人(20歳未満)がプレイして面白いのだろうか?
もし面白かったとしても私ら(30歳前後)が感じる面白さとはまったく
違うのではないかと思うのである。
シリーズ全体を通してどことなくノスタルジックな世界観を持ち、
「学園生活」を過ごしている気分にさせてくれるこのタイトル。
3 となった今回はその制作側の意図がストレートに表現されている。
ある意味、露骨に表に出てきたので「むー」と思わなくもないのだが
個人的には心地好かった。
(オーラスのアレとかのことですよん)

そういった意味でこのタイトルの推奨年齢は 30歳前後であり、25歳
未満はお断り的な部分があるんではないかと思ってみたりみなかったり。
18歳未満は完全禁止で、それより学生生活を謳歌しなさいとかいう
のもあながち冗談ではなかったりしてみたり。
反ゲーム派の言葉と似たような事を書いている気がするが、まったく
正反対の立場から書いている事をご注意ください。(それ以前に冗談
まじりであるけれども)

小さい頃楽しんで見ていたアニメを、大人になった今見てみたらその
内容の重さにびっくりしてみたりとか。物語というのは受け手の立場に
よって如何様にもその姿を変えるものである。
今TLSを楽しんでいる 20歳前後の方がいたならば、是非とも 5年後
10年後にもう一度プレイをしてみて貰いたい。

そのとき見えてくる何かがあるだろうか。



つぶやき 03/25/2001

普段シスプリシスプリと騒いでいる私だが、実はゲーム版には全然興味が
なかったりしてみる。
原因は声優だ。
ラジオの 3分スポットでやっていた「妹からの手紙」(イメージソングCD
“my sweet twelve angels” にBONUS収録)をわくわくして聞いたもののそれ
に愕然としたからだ。いや、声優陣が駄目とかそういうことではない。
イメージと合わないというのも個人的勝手な思い込みに因るものだから
問題は無い。ではなにかというと、声と演技が付いたことによって妙に
「具現化」してしまった事にある。なんというか、わかりやすく言うと
シスタープリンセスというものが「ただのギャルゲーと化してしまった」
というか。それだけこのコンテンツには強烈かつ強い個性を感じていたと
いうことなんだけど。

でまあ、ゲームが発売されてもそれを買わずにいたわけで。
同じ日に発売されたPS2の「パイロットになろう2」を買ってセスナ機で
大空を飛び回っていた次第。
しかし、WEBを徘徊して各所で撃沈されている戦友達の姿を見ていると
やはり気になってくるもので。う〜ん、これはやはりネタとしてもやって
おかねばならないか?とか思うと共に周囲からの期待の声などに後押しされ
結局購入…。
イメージアルバムCDをリピートで聞きまくっていたからボイスにも慣れたと
いうのも理由だったり。

「飛行機で大空を飛び回るのは男の子の夢だけど、12人の妹に慕われるのも
男の子の夢だよね!!」

はいは〜い、あなたのにいさまはここですよ〜☆(←ノリノリやん)

で、ちょっとだけプレイ。
ぐわははは、可憐が花穂が衛が咲耶が雛子が鞠絵が白雪が鈴凛が千影が
春歌が四葉が亞里亞が〜〜〜!!!
んが、なんか奥歯にもやしが挟まったような感覚を受ける。

……
………
ああ、そうか。問題は二点。
一点は「妹達の横の繋がり」。今まで霧賀ユキさんの差し込み漫画以外に
妹達同士が会話をしている姿を見たことが無かったんだ。こいつら互いの
ことをちゃんと知っていたんだなあって感じ。
(私がなんか雑誌企画であったことを見落としているだけかもしれないが)
読者投稿企画の段階では好きな妹との対一に近かったから別段必要なくて
描かれないだけなんだけど。なんとなく横の繋がりがあると世界観が違って
みえる。初期ギャルゲーのほとんどは主人公をハブとしたスター型トポロジー
で世界が構成されていたが、歴史を重ねるにつれ人間関係を複雑にした
バス型トポロジーを多用していくようになっていった。まあ、そういった
ことだ。だから、今まで気にしていなかった他の妹との衝突というのが
(裏的に)生じていくことになる。そこがなんか違う。
そしてもう一点は「主人公の声」。
今までほとんどのコンテンツでは「妹から兄への言葉」であり、兄は読者
だから明確に声を発することはなかった。(投稿はまあ別とする)
キャラクターコレクションにおいても兄への語りで書かれているが全てが
妹の一人称だ。
で、ゲームでもって初めて読者(プレイヤー)以外の形の「兄」という存在
を持つことになる。今までは自分自身が兄だったのに、ゲームではゲームの
中の兄を自分の分身とする。よするに、ゲームの中で「わあうれしいなあ」
とかかかれていてもそれはゲーム内兄が勝手に喋っている言葉で、プレイ
ヤーの心情と必ずしも合致するもので無いのである。たぶんこのゲームに
おいてゲーム内兄の心情を理解できなければ世界を受け入れることは不可能
であると思われる。
そんな全お兄ちゃんを代表するゲーム内兄であるが、かなりふにゃふにゃな
存在ではないか?個人的にはこの主人公の独り言が面白くてしょうがないぞ。
「妹と登下校するのは大変だけど嬉しいからいいか」(うろおぼえ)
その『うれしいからいいか』というのはどこから沸いてきた感情だ?
でも大多数のプレイヤー(含む私)にとってもやっぱり嬉しかったりするので
まあ良いのである。

時間が取れていないのでまださわりしかプレイ出来ていないので以下は
ファーストインプレッション。
コンテンツとしては「シスプリらしい」内容で問題無し。
というか、これはころがりまわるでしょう :-)
それ以外の部分はかなり気になったので一応指摘。

・プレイヤーフィードバックが無い
メニューを選択決定したときなどに、そこが点滅したりSEが鳴ったりといっ
たユーザーアクションのフィードバックが一切ないのでびっくり。
選択したりしたら「ぴろん♪」とか音がするのが当然でしょ〜。
・画面エフェクトが簡素だ
PSにしてはってことなんですが、画面効果的演出がえらいシンプルだと
思う。逆を返すと余計なことをしていないので軽快な進行に繋がっているの
だが。
・BGMが貧相だ
SPUのRAM領域がほとんどボイスに食われるとはいってもこれはあんまりで
はないかという気が。
ボイスはスゴイ量をもっているけど、シーン毎に音量のばらつきがあるのは
大きく減点。音量差を聞き取れないくらいに押さえて欲しかった。

プログラム的に見ると全体的に貧弱なんですが、文書の表示とスキップが
軽快でプレイに支障をきたすことはない。このことがこのゲーム最大の
長所ではないかと。また、その長所のためにその他欠点が全て許せてしま
えているのではないかと。
まあ、最もの長所はコンテンツ自体の「すごさ」であって、システムは
全てその文章とキャラとボイスで掻き消されてしまうんですが。

あとなにげに全てのシーンに口パクが付いているあたり、このへんもすごい
と思うよ。(たぶん)

製作担当会社の「スタックソフト」ってなんか聞いたことあるんだよなあ
と思って調べたら「ら〜じPONPON」「Pure MAIL」の「オーバーフロー」で
あることを思い出し膝を打つ。(オーバーフローはブランド名)
( http://www.stacksoft.co.jp/ )
会社概要を見たら過去製作作品(PC->カンシューマ移植)も結構なものじゃ
ないですか。色々な意味でなるほどと思う。
悪い意味でPCソフト的だったり、それでいてツボは押さえていてサクサク
遊べたりというあたりにつながるのかな。



つぶやき 01/18/2001

会社の同僚にコロコロコミックを見せてもらった。今年の劇場版ドラえもんで短編のほうは
ジャイアンとジャイ子(クリスチーネ剛田)の話なのか。兄として妹の為に奔走するジャイアン
の妹想いな姿が描かれるのだそうだ。
「き、兄妹物の奔流がこんなところにまで!!」と一瞬驚愕。
そいやジャイ子は漫画家目指して一筋だったなあ、同人世界というトレンドをも巻き込むのか!?おまけに性格は兄ほど酷くはないし、見目を除けば実は大変
キャッチーになれるキャラクターなのか!?でも娘は歳を重ねると化けるからなあ、ヒロインは
静ちゃん一人という寡占状態にあって頭数を増やすことは重要なのではないか!?
しかし、友人の妹か…うおーっうおーっ、はっ今何か聞こえたか!?

といった世迷い言は置いておいて。

先日不本意ながら(?)「シスタープリンセスのどこが面白いのか説明せよ」という苦行にも似た
状況に萌まれ(めぐまれ)。この際ついでだから俺的論理をまとめておこうかというくだり。

シスタープリンセスというコンテンツを他の萌え系コンテンツと比べ観察した際、特徴的だと
思われる事象が二つある。それは「恋愛対象でない」ことと、「同人誌は女性作家が多い」
ことである。まあ、後者については最近はメジャーになったので男性同人作家も入ってきて
いるだろうがそれでもというところで。
この恋愛対象でないというのは意外に大きいはずである。女の娘が存在するという他に何も
ないコンテンツであるわけだから、その娘にどのような形で入れ込むかというのは重要な
はずである。通常のギャルゲーと呼ばれるコンテンツにおいては大体が恋仲もしくはそれに
準ずる間柄になる事が目標である場合が多い。
しかし、シスタープリンセスでは妹であることからそういった恋仲になるという要素は一切
提示されておらず、ただ純粋にキャラクターを可愛がるという要素のみが存在し、いっそう
の輪郭をもって強調されている。
そう考えると、他の男性側カタルシスがステロタイプで存在する他ゲームに比べ、女性受けも
しているというのはなんとなくわかるような気がしてくる。
つまり、可愛い物を純粋に可愛いと愛でる感覚であり、人形をいとおしむ感覚に近い。
もちろん、単に存在しているわけでなくキャラクターを持っているわけで、それがさらに
「可愛さ」を増長している要素となる。その要素が「妹」という存在であるわけだ。

ここで妹キャラと言われるものについて振りかえってみる。
「妹」という設定が暗黙の内に持っているものは意外と多い。年下、肉親、近い存在、
保護すべきもの、等々…。そのなかでもシスタープリンセスの中で最も効果的に使われている
ものは「もっと身近な存在」であるという部分と「(今現在)誰よりも自分を見つめてくれて
いる存在」という部分であろう。
特にこの「妹はおにいちゃんのことがちっちゃいときから大好きでした」という個所が、
その筋の殿方のみぞおちノックダウンタオル投げ入れドクターストップでおい担架だ担架早く
持ってこいってな感じかと。
つまり抽出すると「常にそばに居てくれて」「自分に好意を持っていて」「すりよって甘えて
くる存在で」「また甘えさせたい存在で」あるわけだ。
相思相愛になった恋人同士がこれを補完してくれる可能性もあるわけだが、そばに居るという
絶対の距離感、および打算の無さ(肉体関係とか)において妹の方が抜きん出ているわけである。
別段抜きん出ている必要もないのだが、妹キャラというのはそういった特色を色濃く抽出した
ような存在という事になる。

もちろんここでの「妹キャラ」というのはそういった理想形を濃縮したファンタジーな存在で
あり、実際の存在とは異なる可能性がある事は考慮しておいて欲しい>実在妹保有者

よーするにだ、現代人はさびしんぼさんなんだよ。
「そばにいて甘えて欲しい」とか書くと「なにそれ気持悪い」とか思うかもしれないけど、
平たい目で見るとそれは誰でも持っている欲求でありその結果そばにいるのが兄弟であり
家族であり友人であり恋人であるわけだ。
ペットを飼うのも同じようなものであろう。
で、その欲求を満たしてくれる理想系の一つとして煮詰めて結晶化したものがシスタープリ
ンセスの12人の妹達なのである。
確かに労せずしてやすらぎを得たいという姿勢は安直かもしれないけれども、その存在は
井上トロ(どこでもいっしょ)と大してかわんないのである。
後は個人的嗜好の問題であって、趣味の領域ではないかと。

そういえばドラえもんにも妹がいたなあ…。
しかもドラミは「もうお兄ちゃんたらしょうがないんだから」といった(TLSの)みさき系妹だぞ!!
おお、そんなすばらしいコンテンツが30年前から存在していたとは!!
流石は藤子不二雄F 大先生!! ビバ!!

# あまし真に受けないでください



つぶやき 01/11/2001

今日は「2001年1月11日」。
仕事でファイル名に日付を併記しようとすると “hoge010111” とかになり
なんか読みづらい…。一瞬 2進数?とか思ったり。
そんだけ。



つぶやき 01/10/2001

取り敢えず世間的には PS2 バッシングをしていればカッコイイらしい(笑)。
PS2 はハードは売れたがソフトはさっぱり、とか。開発に金と時間がかかる
ので製作会社はいっぱいいっぱいだ、とか。いや、どれもその通りかと。
ソフトがないからねえとかいっていたのにふと気が付くと PS2 対応のゲーム
だけで 100タイトルをオーバーしている。いつのまに…。
その中、貴方は何本のタイトル名を覚えているだろうか? :-)

まあ、ちと養護するとメガドライブやスーパーファミコンの時代でもソフト
がこなれるのはハードが出てから一年以上経ってからだった。で、その間に
2〜3本ソフトを出すことによって会社のノウハウが高まりこなれたタイトル
が登場するという仕組み。
PS以降、ゲームコンテンツは肥大化する一方でそして PS2 である。
タイトルがこなれるまで 2年くらいかかってしまうのかもしれづ。

それより怖いのは「良いソフトが出ないから買わない」ではなく「最近の
ゲームには興味がない」となることである。案外多いんでないかな。

なにげに「今のゲームは駄目論」を唱えてみる。
注目する問題点はアーケードゲームの衰退。
かつてゲームセンターは憧れの場所であった。そこに行けば最新のコンピュー
ター技術を駆使した(子供の目にはそう写る)色とりどりのゲームが置いてある。
そのころの家庭用コンピューターやテレビゲーム機(カンスーマー機)は
貧弱で「あのゲームが家庭で楽しめる」と銘打たれた移植版はそれっぽい
ってだけのモドキ品であったものだ。それでも、ゲームセンターの興奮を
味合おうとおこづかいをはたいて買い、夢中で遊んだものだった。
そのころのゲームのステータスは「アーケード版に近い面白さを家庭用に
なんとかして持ってくる」というものだった様な気がする。
例えば、プレイステーションやセガサターンが発売されたとき何よりも
衝撃的だったのは「リッジレーサーが家で遊べる」「バーチャファイターが
家で遊べる」といった点。あのゲームセンターのゲームとほぼ同じものが
家で遊べる、だからこのハードは凄い。あのゲームが移植される為には
もっともっと凄いハードでないとならない。
そういった全ての指標がアーケードゲーム機にあった。
まさに、アーケードゲーム機は憧れであったのだ。

しかし一つの転機を向かえる。プレステチップを使ったアーケード基盤の
登場である。この時点でカンスーマー機はアーケード機に並んでしまう。
というかそのものになってしまった。
アーケードで出来るゲームは簡単に家庭用として登場する。以後「ゲーセン
ならでは」という光輝く凄さを持ったタイトルは激減することとなるのである。
また、ドリームキャスト以降「グラフィックが凄い、美しい」といった
価値観がプレイヤーから消失する。映像的に一定水準に行き着いてしまい
これ以上はどうなったら「スゴイ」のかプレイヤー(一般消費者)には
見当がつかないのである。
こうしてアーケードゲームは特殊筐体と対戦筐体以外は急速に色あせる
事となる。
色あせるアーケードとうらはらにカンシューマー機はどんどんと進歩する
が、その指標の一つであるアーケードをほぼ完全に失ってしまったゆえ
行く先を探して迷走している様に思える。
こうしてシューティングは絶滅に瀕し、アクションも衰退の一途を辿る。
レース物も短時間のタイムアタックというアーケード形からその遊び方を
変えていくであろう。

つまり何かというとフラグシップが必要なのだ。
どんどんと実験が行なわれて、その中でいけそうなものが見つかったら
その方向性で儲ける。かつてはゲームセンターが舞台であった、その
「実験」の部分が今現在貧弱なのではないだろうか。
アメリカでは PC ゲームがその実験を担っており、ネットワークゲームが
そうした中から出てきたのもうなづける。
オリジナリティあふれるアイディアをどんどんとつぎこんで、いろんな
実験をしていて欲しい。今の日本ではそういった場所がないのではないだ
ろうか。まあ、利益を考えると難しいものなのだが。

日本でも独自の文化で進化しているジャンルがあるといえばある。
PC 用18禁ジャンルである。
オリジナリティという点ではまだまだな点だらけだが制作者の意欲とハン
グリー精神は業界一ではないかと。

レベルはともかく何かしらチャレンジをし続けることは、今だからこと
大切なんだと思う。

# ここでは RPG や ADV といったカンスーマーオンリーなジャンルは
# 敢えて外して書いています :-)
# 今ゲーム業界を支えているのは残っているそれらジャンルですよね



つぶやき 01/08/2001

アメリカでは CES (カンスーマエレクトロニクスショー)が開催されているとかで
日本のニュースサイトも盛り上がっているところである。
なんとなく記事を読んでいて印象的なのが、Intel や Microsoft といった陣営が
「PCは無くなりませんヨ?これからもますますPCですヨ?」と強調している点で
あろうか?
そいや、昨年 TRON SHOW 2001 での記事で読んだのだが、坂村建氏のスピーチと
して「TRON は今組み込み用 OS としてもっとも普及している、PC から非PCへの
シフトといううねりの中でTRONが担うものは大きい(意訳)」みたいな事を語った
という。制御機器系の事は詳しくはないのだが、以前から大きなシェアを持って
おり特に誇大な表現ではないだろう。

「PC は無くなってしまうの?」
答えはもちろんノー。…だと私は思っている。

確かに携帯電話やネットワーク専用端末が普及し、メールや情報流通が生活に
おける基礎的インフラとなりつつある昨今では、そういった目的のためにわざわざ
PCを使う必要は無くなりつつある。
また、どうしても PC は一般普及品にはなりきれない。全国民とまでは言わなく
ても大勢の人が扱うには操作が優しかったり特定の機能だけに絞った製品の方が
理想なのである。だからみんな(一般大衆)が使うものは、そういった専用機、
平たく言ってPC以外の家電製品になるべきだと思う。
だが、その様にネットワーク端末が普及したからといってPCが廃れるとは思わない
のである。PCの最も良いところであり魅力的であり、かつ最大の問題点は
「何でもできる魔法の箱」であるところではないか。
インターネット端末という姿は PC によってできる沢山の事のホンの一つでしか
ないわけで。他に何ができるのかという部分はまだまだ光輝いている。

PC は民生用コンピューター技術の「実験場」である。
何でもできそうなこの箱に対し、皆が夢を持ち、それらを短時間で実装する。
そして PC ユーザーが面白がってそれに群がる。そんな中で本当に必要なものは
大衆普及のために形を変えて降りてくる。そんな事の繰り返しではないか。
ワープロしかり、ゲームしかり、メールしかり。
だから PC はこれからも「面白い実験の箱」であってほしいのだ。

ネットワークもデジタルビデオも十分に熟してしまった。
さ〜て、次のおもちゃはなんじゃろな?



つぶやき 01/01/2001

そんなわけでお正月。
ここのサイトのトップ絵更新もすっかり年一回と落ちぶれしまったあたり。
流石にそれくらいは更新しないとならないだろうと言うことで年末に
ふにふにと新しい絵を描いてみる。…んぐ、崩れまくっているよこの絵(泣)。
まあ、取り敢えず掲載。

元旦くらいはだらだらと過ごす。だらだらだらだら。
買うだけ買って「積ん読」状態になっていた電撃キャラクターコレクション
「シスタープリンセス」をだらだらと読んでみる。(キャラクター毎の物語が
書かれた小説みたいなもんね)

……
………
ぐはあ(悶絶)
た、たまらん。相変わらず凄い内容だ。
いや本当に少女漫画系は読みなれている私でもこのコンテンツだけは読んで
いて恥ずかしくてたまらないという>シスプリ
天広直人さんのキャラクター絵は確かに魅力的だけれども、本当にこの
シスプリの世界をガッチリと構築しているのは公野櫻子さんの文章に他なら
ない。その他雑誌企画のライターも含め本当にこのコンテンツのクリエイター
諸氏の力量には感服する。どうしてこうここまで恥ずかしいものを創れる
のであろうか。

で、くだんのキャラクターコレクション。文字がかなり大きいのだが、
それでいて見開き2ページ内にハートマークが9つも散らばっている様は
どうよ?



つぶやき 12/23/2000

今日は「トゥルーラブストーリー『3』」のイベントライブの日。
久々にわくわくして昨晩あまり寝ていなかったり。小学生ですか君は。
これまでキャラクター紹介のみで演技をしてくれる役者さん、つまり声優の
紹介はされていなかったのが、この場で初めて行われる(はず)というファン
萌死もののイベント。が、それって逆に言うと誰が来るのかわからない闇鍋
状態なわけで、そのへん期待できるの?という不安はある。
とはいえ、司会が西村ちなみ嬢(&やまけん&杉PONE)なのである意味それだ
けで大満足と言いきってしまいますよ、ええ。大ファン心理ですから。
ちなちな(西村ちなみ)もサービスで「おにいちゃん♪」と言ってくれるし。

んで始まってわりとすぐCV発表と声優の紹介。ゲームショーで行われた
「TLS2声優発表イベントステージ」と同じフォーマットで、出演キャラの
だいたい半分が壇上に上がり、残りのキャラはインタビュートークが流れる
といったもの。それ以前に、このイベント自体が今までのイベントと全く
同じような内容なので、連続して参加している人に取っては非常にすんなり
と入りやすく、盛り上がりどころも押さえまくりである。まあ、ワンパター
ンも良い味を出すことがあるということで。
(初見の人にどう写ったかは不明)
で、肝心の声優陣、へ〜ほ〜は〜(いちお自粛)。なんか中学生設定だからか
みんなかん高い声質の役者さんが多いすの〜。華やか。
ま、これで公表されたので各種メディアでも随時発表になるでしょう。
G’zマガジンの発売っていつだっけ?
# とまあ冷静なフリをする。
(一部声優陣は秋のゲームショーバージョンを聞いただけでモロバレって
感じらしいが、私はそれを見ていないのでなんとも)

たかねちゃんはさわやかで良いね!!オープニングテーマは今までのような
しっとり系ではなくなったけれども、さわやかな感じは今回の世界観に合っ
てると思う。

で、きましたよ、毎度お馴染の「生会話イベント風ミニドラマ」。
これは声優と実際にやりとりして下校会話イベント風に楽しもうという
ものなんすが、TLS2トークライブの時から 1キャラクター対会場全員との
やり取りになりました。ミニドラマ風に役者さんが話しかけてきて、
途中途中に選択肢があり多数決で決定したその選択子を大声で叫ぶという
もの。
いかに恥ずかしいセリフを選択してステージ上の役者にぶつけるかという
のが参加者側の楽しみであって、その結果バッドエンドになろうが関係
ないのです :-) これが毎度毎度なにげに面白い。
よっしゃ、役者さん達が笑い転げている。「バッチリだ」
すまんのおダメ人間で(笑)。

そんなこんなであまり長い時間ではないけど楽しいひとときだったす。
ゲームショーとかだと他のブースとの兼ね合いがあるからあまり派手に
できないもんね。有料でもこういったイベントがあるのはやっぱり楽し
くて良いです。



つぶやき 12/09/2000

お湯を使おうと蛇口をひねったが全然あったかいお湯が出てこない。
「?」と思って脇のガスレンジを点火しようとしたがガスが出ていない事に気づく。
ガス洩れで緊急停止だったらいやだなあと思い計測メータを観に行ったが問題なし。
んが、ガスの元栓が止められていた。
料金未納とかじゃ無いので(これはガス屋で確認した)誰かのいたずらであろう。

う〜ん、先日ガスを使ってからの間に何があったっけ?
なんか特別な事と言えば「新聞拡張員を無下に追い払った」事くらいか。
(この件に関してはここで止めておく)

元栓を開いたらガスコンロは出るようになった。んが、ガス給湯機は作動しない。
う〜ん、お湯が出ないと風呂に入れない…。困った。
つーことでガス屋さんにお願いして給湯機を見て貰う事になった。検査自体は翌日
なんで結果は出ていないが、もしガスを止めたことがきっかけで給湯機が故障した
となれば私は明確に損害を受けた事になる。いたずらでガスを止めた犯人に対して
民事訴訟を起こすことも可能であろう。んがまあ、誰がやったかは特定出来ないので
なんもアクション出来ないけど。
うう〜、よりによってお金がないときに…。弱り目にたたり目である。




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