Archive for 1月, 2008

VOCALOIDに台詞を読ませてみた

単なる思いつきでやってみただけ。

talktest01-1.mp3

以下、実験手順。
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By rerofumi in DTM   .::. Read Comments (3) ���Υ���ȥ꡼��ޤ�ϤƤʥ֥å��ޡ���

初音ミクとドーナツ

ここ数日話題となり、激しい議論が応酬されている初音ミク周辺の問題である「デッドボールPの『ちょっとHな』楽曲削除問題」について。
この件については静観をするスタンスであったけれども、あまりにもおかしな方向に転がっているみたいなのでちょっとだけコメントしておきたくなった次第。駄文におつきあいくださいませ。

削除行動についてはクリプトン・フューチャー・メディアから一応の声明が出されているため、これ自体は疑問の余地は無いと思う。もっとも、どの動画の事かははぐらかして書かれているためすっきりしない部分もあるのだけれども。
私が問題視しているのは削除決定そのものではなく、それが一般視聴者による通報によって起こされたという事にある。ピアプロブログでの報告においては以下のように書かれている。

今回、公序良俗に反する歌詞を伴う作品がニコニコ動画に連続的に投稿されているとの通告を一般視聴者の方より受け取りました。

この文を読む前に状況としての背景を理解しておく必要がある。
デッドボールPは「ちょっとHな」シリーズで人気を博した。「中だし」だの「妊娠しないから」といった刺激的な歌詞をミクに歌わせたというのももちろん話題の理由なのだけれども、それ以上に楽曲としての出来の良さとエッチだけでないドラマを含めた詩の物語性も高い評価を受けている。
「既成事実」のラストで泣きながらお別れを言うミクには胸を締め付けられる思いをしたものだ。
でまあ、作者への評判が上がると共に強烈なファン層を形成していくことになるわけだ。その上級のファンをさして「信者」と呼ばれる。そして光が強いほど影が濃くなるがごとくに、セクシャルなネタが受け入れられず信者を目の敵にする反対勢力が目立ってくるのです。こちらは「アンチ」と呼ばれてますな。
何が言いたいかというと、今回の問題は「信者」VS「アンチ」の諍いの結果であるということですよ。ここ最近のデッドボールP周辺においてはその信者とアンチのコントラストが強すぎると思っていた。
そうしたアンチの行きすぎた行動の結果、クリプトン・フューチャー・メディアへの通告という形になったのだと考えている。(おそらくは執拗な)通告をうけた以上、クリプトンもニコニコ動画もついには動かざるを得なくなったのではないかと。

だから「使用許諾」や「公序良俗」といったワードを議論しても空転するだけで、前向きな物は生まれてこないのです。
これまで初音ミクという現象に対しては「旧来然としたメディア」が仮想敵として据えられており、ユーザーとファンがその外部の敵に向かって主張することで団結とモチベーションを得るという構図があった。今回は本来味方であるはずのファンが暴走・分裂する形で、内部そのものが敵となってしまったのです。
これは典型的なコミュニティー崩壊の兆しであり、コミュニティの大きさが限界に達して自重崩壊を始めているものと捕らえている。

それじゃ削除処置が適当だったかというと、やはりちょっと失敗していると思う。作者不明なわけでもないし、本人も指摘されれば自主的に削除する様な人物であったはずなのに勧告で済まさず権利者削除としてしまった。
これをちゃんとメールで指摘して自発的に削除してもらう形にしていれば「デPついに名誉の削除勧告w」と笑い話で済んでいたと思っている。そうではなく、権利を振りかざしての強制削除という恐怖政治的な処置をしてしまったことはこの後じわじわと影響が出てくるのではないだろうか。(この前から起きてはいるけれども)
まあ、ニコニコ動画もクリプトン・フューチャー・メディアも人手が足りずきゅうきゅうしている様に見えるから、一般視聴者からのメールにいちいち丁寧な対応をしてはいられないのだろうなあ。

そんな状況を上手いこと表現しているなあとおもったのが、斑石うにもさんのBlogタイトルである「初音ミクブームのドーナツ化現象」
なにやら周辺だけが盛り上がっていて、本来ニコニコとクリプトンにとって最大の財産であるはずのクリエーターが恵まれていないといった指摘。(指摘自体はazuki-glgさんの「ヒット曲の栄光に立ちはだかる初音ミクという名のサイレン」が元記事)
上記記事は初音ミクブームを作り出したクリエーター達に金銭収入が為されないといったお話なのでコミュニティ騒動とは違うのだけれども根底に流れている問題は同じものであると見ている。
真ん中不在でドーナツだけがぐるぐる回っている様ではそのうち溶けてバターになってしまいますよ、っと。

といっても悲観しているわけでもなく、みんなもうちょっと上手いこと対応するだけでまだまだ楽しくやっていけると信じている。



理系はニコニコ動画でヒーローになれるか


聞き手を選ぶ馬鹿歌「シュレディンガーのぱんつ」を先日作成した。
尻Pこと野尻抱介氏にもウケた様なので、まずは良し。
尻Pのやりとりは「野尻抱介P改め尻Pによってミクのパンツが新たに提唱されますた」を読んで笑っていた。その後VOCALOIDパンツスレ(笑)で「誰か曲作れ」とか書かれていたのを見て、んじゃちょっくらやってみるべえかと1日で作成した次第。

「シュレディンガーのぱんつ」自体はぱっとした思いつきで作ったのだけれども、それ以前から「シュレディンガー音頭」をVOCALOIDに歌わせてみたいという思いと、仕込みはあったのよ。
歌謡曲を始め色々な歌がカバーされ創られていくのを眺めつつ、そこに理系のための理系ソングを投入できないかと狙っていたのです。そのためのネタとして、頭にあったのが「シュレディンガー音頭」をVOCALOIDに歌わせるというのと、抵抗カラーコード数え歌の二つ。
けれども「シュレディンガー音頭」はまともなメロディが存在していなくて、拍子も適当な手拍子のみという状態なのでオリジナルとは違った形で改変、作曲しないと物にならない状態。抵抗カラーコードのほうは「岸恵子(黄色の4)」とかいつの時代だよそれといった語呂が多く、現代風にアレンジするのが難しくてくじける。
なかなか難しいなあといったところで半分オリジナル、半分ギャグ、でもちょっぴり理系テイストといったバランスで「シュレディンガーのぱんつ」といった歌に落ち着いた次第。そんなにつっこまれなくて、みんなノって馬鹿コメントしてくれているのがうれしいのです。

「組曲『電子工作』」とかを見ていても、ニコニコ動画には相当の理系やエンジニアが潜伏しているものだなあと思う。そりゃ、あれだけ人がいれば当然なのかもしれない。
しかし、それら理系な方々はニコニコ動画で自分の才能を発揮できているだろうか。
ニコニコ動画に限らず、大抵のコンテンツでウケる要素というのは「音楽、映像、それらを絶妙にMIXする手腕」といった所である。私個人は「音楽>(映像=MIX術)」で、音楽が最も強いと思っている。なぜなら、音楽が良い動画はそれを聴くために何度も訪れる事になるからだ(=リピートが多く、再生カウントが伸びる)。
そのへん私は音楽制作にちーとコンプレックスというか苦手意識があって……というのはどうでも良いから置いておくか。
んでまあ、ウケる動画というのは音楽と映像が必要なわけだ。当たり前なようだけれども、それを用意するのは容易というわけではない。特に、理系やエンジニア方面に傾倒している人には苦手意識を持っている人も多いんじゃなかろうか。
それを強く感じたのは「Excelで長門有希」を観たときだった。

これの解説編で作者は「絵が描けないからコンピュータに書かせた」と述べている。絵描きに対する痛烈なコンプレックスと、プログラマである自分にできることという開き直りで作られている。果たせるかなこの動画はそれなりに話題を呼び再生数を伸ばす事となる。
その様子を見てじっとして居られなくなったのがその他エンジニア達である。「Excelで長門有希」に続けとばかりに、Wordで絵を描き、IEでドット画を描き、CADでスライムをモデリングしまくった。このプチムーブメントは「○○で××」というタグの元しばらく繰り広げられる(現在はニコニコ動画講座タグに吸収)、もちろん私も参加した。
ソフトウェアエンジニアでもニコニコ動画で注目を浴びるうp主になれるのだというわずかな希望が見えた場面である。

割と短期で「○○で××」は鎮火してしまうのだが、私はその後も「多くの理系、エンジニアが日の目を見る」ことができる様な動画はどんなものだろうと言うことで細々と投稿を続けていった。
そしてやっぱり「初音ミク」ブームである。このキャラは本当に幅広くいろんな人の心を盗んでいったものだ。
音楽ができなくても、絵が描けなくても、自分にできることで「初音ミク」を楽しもうという人々も現れる。そしてそれらの人々は「ニコニコ技術部」というタグでグルーピングされることとなる。
これを書いている時点でホットなのは「ARミク」ですかね。

音楽ができない、絵も描けない、だから皆が喜ぶオリジナルコンテンツが作れないと動画投稿にコンプレックスを持つ人が多いんじゃないかと予測するけれども、実は貴方が持っている技で人を楽しませることができるのですよ。
ただそのためには、その技をどうみせるか、どうやると興味をもって観てもらえるかということをちょっとだけ考える必要があるのです。



液晶テレビはどれくらい遅延するのか

先日の記事で「液晶テレビだと遅延するからファミコン時代のアクションゲームが遊べねえ」と書いた。
「遅延するよ!遅延するよ!」とか言って数字を提示しないのは理系がすたると思ったので計測してみた。

液晶テレビが映像を処理する時間分音声もディレイするという前提のもと、音声信号をオシロスコープで計測する。
調査対象、SONY BRABIA KDL-32V2500
tv_delay01.jpg
上の青がゲーム機から直接取った音声信号、下の赤が液晶テレビのヘッドフォン端子から出てきた音声信号。
二つの波形のズレはおよそ 39ms であった。大体、テレビ単位 1フレーム。ゲームフレームだと 2フレームずれている事になる。テレビ単位で1フレームというのは割と好成績な気もしなくはない。
でも、この 2フレームが命取りになるアクションが結構多いのよ……。

一番最初に「こりゃひどい」と気付いた、デジタルレコーダ経由での遅延。
調査対象 TOSHIBA RD-Z1
tv_delay02.jpg
液晶テレビの遅延+デジタルレコーダの遅延となる。
この時のズレは 192ms ほど。あー、こりゃ流石にね。

デジタルレコーダは機種によって色々違いそうですな。



据え置き型ゲーム機でのファミコン型アクションの終焉

ファミコンのコンパチ機(ぱちもん)を買ってきた。ソフトが数本は手元にあるのだけれども、ハードがそろそろあやしい頃合いなので状況延長のためのハード買い増し策。
考えてみたら、Jrやツインじゃない普通のファミコンだと出力がRFなので一般のご家庭では既に利用することすら困難気味だったりするのですな。うちのファミコンはビデオ出力できるように改造済みなので今でも使えるのですが。

それでファミコンのゲームをいくつか遊んでいたのだけれども、妙に難しい。というかまともに遊べない。
理由は、入力に対して反応があるまでかなりのタイムラグが存在するため。とてもじゃないがシビアなアクションは遊べたモンじゃない。
これ、コンパチ機のせいではなくて、部屋内のAV環境がデジタル化したせい。
接続環境としては、

D3液晶テレビ — デジタルビデオレコーダ — ファミコン

といった感じで繋いでいたのだけれども、デジタルビデオレコーダの部分でD3にアップスキャンしてテレビに送信するためここで 1/30sec テレビ単位1フレーム(ゲーム単位2フレーム)がバッファリングされる。液晶テレビでもデインタレースして1枚で表示するために、テレビ単位1フレームをバッファリングし画像処理してから実際に表示されている。
これでテレビ単位2フレーム、ゲーム単位4フレームは確実に遅延している。実際に弄っている分だと 3〜4/30sec は遅延していそうだ。
音声を分岐させて(適当なアンプ経由で)直接聴くのと、テレビ経由できくのを同時にやってみるといかに遅延しているかが明確になって愕然とする。そりゃまともにあそべんわなあ。ロックマンのイエローデビルとかタイミング命な避けは出来なくなるわ。

間にデジタルビデオレコーダがあるのが要因でもあるので、液晶テレビに直接繋いでみる。先も書いたようにこれでもやはり遅延は生じてる。でも1/60secというゲームフレームで 1〜4フレームほどだから、まあごまかしごまかしでプレイできなくもない。故にいままでなんとなく気にしないでやってきた。
しかし、一度気になりだしたらこれでも気になってくる。試しに、遅延の生じない環境で試してみたら、アクションでの反応がまるで違うことに驚く。こちらは確かに昔遊んでいたときの感覚。
そうか、今や主流の大型テレビ(ブラウン管ではないテレビ)ではほとんど全てこの遅延を含むため、1/60sec基調のオールドアクションゲームは一通り遊べなくなってきているのか。PCのディスプレイを液晶に変えてから、残像のきつさに東方プロジェクトが遊びにくくなったのだけれども、それよりもショックだわ。
いや、原理的にそうだというのはわかってはいるんだけれども、実際にどれくらい遅延するのかを今回明確に認識してしまったので。
Wiiのバーチャルコンソールで遊んでいて、妙に難しく感じていたのは下手になっていたからだけではないのね。そういや、以前よりゲームをしていて疲れるなあと思っていたのもこれかもしれず。

そんなこんなで、ご家庭の「テレビ」が変わってしまったことで、2Dのアクションやシューティングといったオールドゲームは終焉を迎えるのかもしれない。いや、もう迎えている気もするけれども。
でもこれはテレビを用いる据え置き型ゲーム機でのお話ですな。アクションやシューティングがやりたい場合は遅延の無い携帯ゲーム機でどうぞ、といった流れになるのでしょう。

軽く調べた所だと、REGZAとBRAVIAの一部機種(ほとんど最上位)には機能をバイパスして遅延をできるだけ押さえるゲームモードがあるようですな。それでも構成上ブラウン管より遅れるけれども。で、それを意識して敢えて高額の機種を買うことのできるご家庭がどれくらいいるかですかね。



電卓の35周年記念新型機

電卓というといまや100円ショップで買う程度のものであったり、Googleを計算機代わりに使うので要らないよとかいう時代であったりして存在意義は薄まりつつあると思う。
でも、仕事に使う道具としての計算機はいつも脇にあると便利だし、しっかりとしたものをかっこよく使いたい。
普通の四則演算の電卓ではなくて、関数電卓ですよ。コンピューター屋さんとしては16進数と10進数の混在演算とか必須。プログラミングができればなお良し。
といっても私は HP の RPN電卓しか使えない体だったりするので、今回も HP 電卓のお話。

HP 49G+ が現在使用している電卓で、まったく不満はないのだけれども2007年7月にHP電卓35周年として発売された新型モデル HP 35s が気になってきたので購入。49G+ とは違って軽量、中型なので使いわけできるかと。
dsc06142.JPGdsc06143.JPG
スペックは、RPN方式と数式方式(通常の電卓と同じ)切り替え式で、液晶2列。HP 48系みたく、無尽蔵にスタックに積めるわけでなく、スタック(というかレジスタ)は4段、まあグラフ電卓である48系以外はみんなそうなんだけれども。

dsc06144.JPG
49G+ と 35s を並べてみた。

プログラム領域は30kbほど、でも外部にバックアップできないのでそれをフルに使いこなすことはないと思う。
プログラムメモリはA〜Zのラベル(スロット)があり、それぞれに999命令ずつプログラムできる。そして、ラベルを指定して実行とかそんな感じ。ラベルと命令位置を合わせた “A012” とかいった感じのアドレスがあり、そこに1命令or1数値が設定されている。
制御命令は条件判断とラベルcall、ローカルアドレスジャンプの3つ。
条件判断は現在のスタックと一つ前のスタック(XレジスタとYレジスタ)を比較した結果によって真なら「次の命令を一つスキップする」。このへんPICマイコンの条件判断と同じだね。
ラベルコールは普通のサブルーチンコールでラベルを指定するとそこを実行して終わったら戻ってくる。用法としては素直だけれども、サブルーチン1つでラベルを1個消費するというのが難点でもあり。
ローカルジャンプは 0〜999 の任意のアドレスにジャンプ。
変数は A~Z の他にインデックス変数 (I) (J) がある。IかJに-26〜800の値を入れて (I) でその位置の変数にアクセスできる。ま、要するに1次元配列ですな。-1〜-26 は A〜Z に等価。
表示は変数の表示(一時停止付き)と、変数への数値入力待ちの2種類だけだから、なんかゲームを作ろうかと言う向きにはちと不適だなあ。本来の目的である手順計算には問題無いけれどもね。

こうして使ってみると HP 49G+ の強力さに改めてほれぼれとするけれども、日常的な普通の計算の(ちょこっと使う)分には HP 35s の方が軽くて取り回しが良い気もする。
まあ、それ以前に、昨今で電卓を使おうと言う向きのほうが好き者なのかもしれないなー。


By rerofumi in 電子機器   .::. (Add your comment) ���Υ���ȥ꡼��ޤ�ϤƤʥ֥å��ޡ���

Google画像検索と鏡音リン

「鏡音リン(レン)」で検索しても絶妙に外した絵しか出てこないと【またもや】話題のGoogle画像検索。
Yahoo!画像検索は数が異様に少ない物の外してはいませんな。
またも画像検索では Live!Search の一人勝ち状態。

ところで、”FL-Chan” も同じ状況になっているのはなぜ?
まあ、こちらは絶対数が少ないのだけれども。画像をクリックして該当ブログへ飛んでいくとちゃんとあるのに、絶妙に外したところのを拾っている。
パターンが読めない……。

「ふぉくす子」で調べると普通に検索できたりするので、擬人化が全般的に嫌われているわけではなさそう。(そりゃそうだ)



レビュアブルマインドをインストールしてみた

なんでもそうなんだけれども、物を作ったり研究したりするためには準備と予測、そして進行をきちんと管理していかなければならない。これをプロセス管理といったりする。
特に開発系の会社ではプロセスを定型化してきっちりとこなすことで、損失や予測ミスを無くそうとするわけだ。
プロセス管理の手法もいくつかあって、その時の流行なんてのもあったりするのだけれども、個人的にはなんとなくしっくりこなくて「そーゆーもんなんだー」と眺めている感じだったり。
といっても物をつくっているときは何らかの予測や管理を自然と行っているわけなのだけれども、ほとんどが頭の中でなんとなく管理しているということなのだよな。で、それをきちんとやろうとするとどうなるかというと、結局はToDoリスト最強説に落ち着いたのです。なんかふたまわりぐらいした割には簡単な結論。
最初にかっちりToDoリストを作成して、それをつぶしていくという作業進行スタイル。ただ、これをやるためには、最初にToDoをもれなく全部書き出さないといけないという課題があり、これが時間かかるし成し得にくいくらい大変だったりする。
そんな時目にしたのが “GTD (Getting Things Done)” というワード。プロセス管理の方法というより、作業を気楽にするためのライフハックらしいんだけれどもやっていることはタスク管理(ToDo)。
GTDのキモはToDoリストの問題点を解決しているところにある。何かというと、単に「1週間に1回見直しをして整理しましょう」というだけの事なんだけれども、これのおかげで大きなタスクを見えてきたところで細かいタスクに分割したり、割り込みを処理することができる。

大分前置きが長くなったけれども、GTDをベースにしたタスク管理システムであるレビュアブルマインドが essa氏によって公開された。Webアプリだけれども、Ruby on Rails で作成されておりオープンソースだ。動画デモを見てナルホドと思え。
個人的にちょうどToDoリスト最強説に高まっているところだったのでとびつきでインストールしてみた。

レビューをするためのタスク管理システムということで、他のタスク管理(ToDo)では難しかった部分が簡単にGTDっぽく作業できて良い感じ。といっても、GTDの実践は紙とかでも良いものなので無理にツール化して馴染む人とそうでない人に分かれると思うけれども。
レビュアブルマインドはタスクの数が多くなったときにどれくらい捌けるかが評価どころかね。

以下インストール記。
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ニコニコ☆ジョッキー

おせうがつくらいはと帰省をしていた。その間、主力開発環境から離れる事になるので割とすることがなかったりする。でも、ノートPCと回線は確保できているので実家ではこたつでみかんを食べつつひたすらニコニコ動画を眺める感じの寝正月。

正月だからと学生時代の友人達と集まって語らっていたのだが、みんな割とそれなりにニコニコ動画を見ている様だ。
しかし、ディープなニコ厨というのは私以外居なくて、なんか話題になったものとか特定のジャンルの上位のみを見ているのみといった風味。柔和に表現すると創作系の動画をほとんど見たことがないというあたり。そういう層の場合はランキングをチェックすることがないので「フタエノキワミ」という単語すら知らなかったりする。

まあ、それはそれで良いのだけれども「初音ミクを知っているけれども見たことがない」とか「初音ミクを先日ようやく見始めた」とかいう発言が飛び出しキュピーンと反応してしまう。
「ロードローラーだ!!!」
「誰の前でそんな言葉を吐く、ならば俺が見せてやる!」
とノートパソコンを取り出し(回線を借り)、NTSCでリビングのテレビに接続。爆笑系を中心にオススメのニコニコ動画とボーカロイドコンテンツを次々に上映していく。ちょっとしたビデオジョッキーである。
初音ミクだけでなく、2007年のニコニコ動画の(俺的)総決算であれもあったこれもあったと次々に見ていくのはなかなか楽しくて、結局5〜6時間に渡ってみんなでニコニコしていた次第。
まあ、実際は一人でやっていたのではなくて、みんなでこんなのもあるよと自分のお気に入りを上映していったのだけれども、ほとんど一人でやっていた様なもんだったな。サーセン。
学生の時分に(そのころ初めて出現した)マッドテープやマッドビデオをみんなで見聞きして笑っていたという面々なのでMAD系にまったく抵抗が無いというのがやりやすいポイントでもある。

意図してはいなかったけれども、このニコニコ動画ビデオジョッキーというのは思った以上に楽しいものなのですよ。
みんなの顔を見ながらうけそうな動画をチョイスしていくところとか、今年はこれが面白かったと次々に発掘していくところとか。途中疲れてきたらターボハムスターで和むとか、休憩時のBGM代わりにメドレー物を流すとか。
初音ミクというかボーカロイド未体験という人に対しては、四の五の言わずに「年間VOCALOIDランキング」か「月刊VOCALOIDランキング」を見せておくのが吉。おやつ食べながらだらだらと見れるし、幅広い優秀作品に触れてもらえるのでこういうものなんだと短時間で理解してもらえる。
そういった意味では「ニコニコランキング」や「IM@Sランキング」の敢えて古いところを見ていくのも有効。
このユーザーの手によるまとめ動画系は貴重な文化だよ。

ボーカロイドナイトとかで、有名Pによるオススメ動画のVJをしてもらえないものかのうという声をたまに見かけるけれどもMC(解説とかおしゃべり)込みでやった方が良いと思うよ。盛り上がれるはず。

そんなこんなで私的2007年のニコニコ動画を振り返っていたのだけれども、やっぱりワンカップPの「初音ミクが来ない?来た?」シリーズはすごいわ。誰に見せても笑うもん。
そして、自作動画を見せようにも爆笑できるものが全然ないことに気がついてかなりへこむ。まだまだ精進が足りませぬ。

のめり込みすぎると生活に支障をきたすのでw 一時期ほどディープにニコニコ動画していないのだけれども、今年もゆるゆるとワッチしていきたいところですな。



2008年はこんな萌え?

なんとなく2005年あたりから恒例として書きつづっている「今年はこんな萌えが来る!」。
当てる気もなく、予測でもなく、振り返ることもなくただの放談なのですが今年も行ってみましょー。

ちなみに、昨年はテンプレート化した属性から離れて、リアル化しにくい「形のない萌え」が来るよ!とか書いてあった。もちろん、このときには「初音ミク」なるヴァーチャルアイドルがブレイクするなんて思ってもいなかったのだが。

2008年に来るね!と観ているのは「萌えのポリモーフィズム」。
大昔、アニメのヒロインは一人しかいない物であった。ヒロインとそれを支持するユーザーが一対一であったのだ。これがゲーム(主にエロゲ)によって、ヒロインの複数化・パラレル化が始まり、「セーラームーン」によってマルチヒロインが定型化し現在に至る。その結果どうなったかというとオタク(ユーザー間)における好みの多様性肯定であった。
「おや、おたくは亜美ちゃんですか、私はレイちゃんなんですよ。はっはっは」と、それぞれの好みの違いやひいきなキャラの違いを認めつつ、「セーラームーン」いう大きな枠の中で楽しんでいる状態。派閥同士で争わず、もっと大きな共通項で結びついているというコミュニティ。
そういった他を認めつつ自分を主張するといったファン心理は現在まで続いていくのだが、そのなかでも「オレの嫁」合戦や信者拒否といった様に他の許容が徐々に細っているように思える。

そんな閉塞感を打破したのがこれまた「初音ミク」であった。
初音ミクはヴァーチャルな存在であり、色が付いていなかった。なおかつ商品である。このため初音ミクという存在は唯一のものではなかったのである。つまり、ユーザーである一人一人の手元にその人だけの初音ミクが存在している。
このことは、これまでの提供されていたコンテンツの様に絶対的存在を「オレの嫁」と奪い取る形ではなく、自分の手で自分が可愛いと思ったかたちでのキャラクターを作りだし、それを見せて語り合うといったコミュニケーション形態の変質をも意味する。
クラスとして継承可能なキャラクターが存在するだけで、ユーザーの形態に合わせてインスタンスが変わるポリモーフィズム。
最も極端な例で言うと「亞北ネル」や「弱音ハク」といった「初音ミク」をスーパークラスとして派生、継承し新たなクラスを作り上げたキャラクターが存在している。「弱音ハク」はさらにユーザー毎のインスタンスが存在しているため、従来の提供型キャラクターでは説明できないような世界を持っている。

ツンデレだのメイドだのテンプレートで作られたアルゴリズムだけの存在は唯一供給元としては都合が良いのだが、そういった固定されたメソッドにユーザーが合わせていく時代は終わりつつある。一人一人のユーザーに合わせたキャラクターが作り出せる様な、ポリモーフィズム・多様性が求められるのではないだろうか。
そしてそのようなポリモーフィズムをユーザー間で認め合いつつ、共有していくコミュニケーションが今年はさらに加速することであろう。




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