液晶テレビはどれくらい遅延するのか

先日の記事で「液晶テレビだと遅延するからファミコン時代のアクションゲームが遊べねえ」と書いた。
「遅延するよ!遅延するよ!」とか言って数字を提示しないのは理系がすたると思ったので計測してみた。

液晶テレビが映像を処理する時間分音声もディレイするという前提のもと、音声信号をオシロスコープで計測する。
調査対象、SONY BRABIA KDL-32V2500
tv_delay01.jpg
上の青がゲーム機から直接取った音声信号、下の赤が液晶テレビのヘッドフォン端子から出てきた音声信号。
二つの波形のズレはおよそ 39ms であった。大体、テレビ単位 1フレーム。ゲームフレームだと 2フレームずれている事になる。テレビ単位で1フレームというのは割と好成績な気もしなくはない。
でも、この 2フレームが命取りになるアクションが結構多いのよ……。

一番最初に「こりゃひどい」と気付いた、デジタルレコーダ経由での遅延。
調査対象 TOSHIBA RD-Z1
tv_delay02.jpg
液晶テレビの遅延+デジタルレコーダの遅延となる。
この時のズレは 192ms ほど。あー、こりゃ流石にね。

デジタルレコーダは機種によって色々違いそうですな。




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2 Responses to “液晶テレビはどれくらい遅延するのか”

  1. さんぽ Says:

    PCIにTVキャプチャ突っ込んで、そこにPS2つないで
    液晶モニタでゲームとかやってますが遅延します。
    でもやれなくはない。
    最近のゲームはフレーム単位のシビアなのは少ないのかな?

    結構アクションゲームもその環境でクリアしましたし。
    でも反応命の格ゲーとかもやってるんですよねー。
    音声をブラウン管テレビと同時に流すと
    軽くエコーがかかったような状態。結構優秀なのかしら
    Buffaloの安ものハードウェアキャプチャ

  2. rerofumi Says:

    「ファミコン時代の」と強調しているのは、それよりあと(PS以降)だとそこまでシビアなゲームは少ないからですよ。
    遅延が気になるかどうかはタイトルによると思います。
    なので気にならなければそれで良しなのではないでしょうか。

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