Archive for 8月, 2004

ケータイにはショートショート

ケータイアプリはゲーム花盛り。今では、オンラインダウンロード販売では日本で唯一ではないかという成功例になっている。私も所有している BREW 端末にいくつものゲームをしこみ、思い出したらそれで遊んでいる次第。
先日なんとはなしにMEGACYBER社(サイト名 "Mega GameS")の「ほおずき」というアプリをダウンロードした。ジャンルとしては恋愛ノベルなのだそうだ。
いきなりキャラクター絵がしょぼいので面食らうが、まあそこを評価するのは止めておこう。取り敢えずノベルゲームを読んでいる気分になるくらいにはなれるシステムで、携帯ということを考えると及第点ではあろうか。文字ウェイトが切れないとか、操作的な不満は多数あるけれども。
んでまあ、「ほおずき」を読んでいて何が辛いかというと、しょぼい絵よりもテキストの質なんだよな。シナリオ的にもアレだし、年齢設定と言動がなんか不自然だし。主人公の台詞が出る部分で『プレイヤー「ほにゃらら」』と表記されているのが興ざめである。「プレイヤー」という単語を出すくらいなら主人公の名前を付けてしまえ。

あまりにも不完全燃焼だったので、口直しに PC 上で ALCOT の「Clover-hearts」をプレイ始める。いつかわプレイしようとして積んでおいた秘蔵の一本だ(CD-ROM初回版)。
いやー、格が違うねえ。って、文章量がまったく違うので比べるのも失礼なのだけれども。でも導入部分だけで引き込まれ方が全然違うよ。別にキャラが金髪ツインテールの双子だから贔屓しているわけじゃないよ。
なんか見始めたら止まらなくてずるずると白兎(玲亜)シナリオ Chapter1 まで。ってこれだけで下手なゲーム一本分の量があるような気がする、まだ序章なのに。
もちょっとだけ、ということで夷月シナリオの出だしも見てみる。うわ、莉織がめっちゃ可愛い。いや別に玲亜が可愛くないわけではなく、白兎側では玲亜がヒロインなので断然可愛く書いてあり莉織はほとんど出てこなかったということなのだけれども。逆に夷月側だと莉織が書かれているわけだ。もちろん二人そろって出てくることも多いので、そこで差をつけるのは困難なはずなのだがかなりうまいことやっている。
噂に違わぬ良作の予感。ってまあ全然出だしの部分なので結論づけられないけれども。
いや、まあ、Clover-Hearts の評をここで書きたいわけではないけれど。

話をケータイに戻そう。
「ほおずき」は「もっとがんばりましょう」な出来ではあったのだが、別の見方をするとこの辺のテキストが「読める」物になったならケータイコンテンツとしてかなり有力なのではないかと考える。
今でも、ケータイ上のブックリーダというのがあってじんわりとユーザは増えているらしい。しかし、電子ブックは今ひとつラインナップに納得がいかない所がある。
デジタルメディアが実際の本に比べ優れているところは実のところ「携帯性」ではなくて「破棄の容易さ」にあると思っている。本は買うと増えていくのが利点でもあり難点でもある。所有欲はどうでもよくて読んだらどんどん捨てたいという本も多くある。読み捨てしたいNo.1は雑誌だけれども、その次がライトノベルや新書等の「大量消費書籍」なのだな。そういったジャンルがもっと強化されないことには食指が動かないといったところ。
ノベルゲームならば、ゲームの延長であり、ライトノベルとの間にあると思っている。ゲームでもなくノベルでもないので、独特の文章を必要とするものの、ケータイで読んでもストレスが無いというのは大きい。
要するにノベルゲームはケータイ向きなのだ。コンテンツが沢山出てくると、テトリスに次ぐ通勤電車アプリになれるんじゃないだろうか。

しかし、携帯アプリはデータ量に限度があって PC レベルのノベルゲームは難しいだろう。アプリが 1つあたり 300KB だとして(最新機種では 500KB である)、200KB にプログラムとグラフィックを詰め込めれば 100KB も文章が入れられる。
うぐぅの KANON に使われていた文章総量が 1MB くらいだったことを考えるとあれの 1/10 にしかならない。しかし、1/10 もあれば魅せるストーリーを書くことは十分に可能であると思っている。ゲーム中に通信で追加ダウンロードとかすれば追いつきもするだろう。
とはいえ、PC と同じレベルの物をケータイに持ってきて、読むのに40時間もかかってしまうのもどうかとは思ったり。やはりケータイではさくっと読める軽量コンテンツの方が似合っている。
大河小説を書くテクニックとショートショートを書くテクニックはそれぞれ異なった物である。ケータイアプリ屋さんにはそのショートショートを書く技量を鍛えて貰いたい。

実のところノベルゲームでなくて HTML でも良いんじゃないかというのは考えどころなのだが。

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少年の夢は生きている

Hi-MD を購入したところ割と音質が気に入ったので、コレはというとっておきCDをもぞもぞと ATRAC3plus で録音し直していたり。
そういったお気に入りって15年越しくらいのがあっていい加減メディアもへたる頃だよなあ。今は CD を買っても、原盤を聞くことは1回あるかないかで後は MP3 で聞くようになったのだけれども、そうでなかったらそれら CD はもう聞けなくなっていたかもしれない。普通に使っていても結構傷が付くものなのよね。

人生に影響を与えた本、曲、なんてカッコイイ言葉があるけれども本当にそんな一つのコンテンツごときで人生が変わる物なのだろうか。私はそういった事に対して割とドライなスタンスなのだけれど、実は 1つだけ「心の故郷」に近い歌が存在していたりもする。
それが山本正之氏の「少年の夢は生きている」なのだな。
単に子供の頃の情景を淡々と優しい調子で歌いあげているだけの歌なのだけれども、なぜか不思議と心に染みこんで色々な物を思い出させてくれる。下手にカッコつけた言葉になっていないあたりが逆に身近に感じられるのだ。
部屋の奥の方からごそごそ引っ張り出してきた「MASAYUKI YAMAMOTO’89」を ATRAC3plus 変換しながら久しぶりに聞いてみたのだが、やっぱり良い。もうちょっとだけ夢をおいかけてみようかな、とかそんな気分にさせてくれる。

山本正之というとアニメソングで有名だけれども、オリジナルソングも良いのが多い。「オンセンガー」や「シュッパツマン」のカッコ良さはもちろんのこと、歴史シリーズが熱くて好きだったりする。特に「大化改新」と「大嘘忠臣蔵」は名曲、「浅野が刀抜く〜♪」のフレーズは絶品。
でも言うほど CD 持っていないんだよね。買いそびれてしまったけど「ポコポッコン」は押さえておきたかったなあ。
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4コマ戦争早くも息切れか

「コミックぎゅっと」と「まんがタイムきららキャラット」を買ってきた。もちろん、「もえよん」も購入済みである。
既にあちこちで突っ込まれている様に、「ぎゅっと」は次号まで 2ヶ月の間が空く。それよりも何よりも内容の低下が甚だしくみてられない。前は玉石混淆なれど、さほど差はなかったのでこのまま浮かび上がれればひょっとして、というところがあったのだけれども、一月経ったら完全に上下に分離してしまった。
面白かったのは「マジックナンバー」(荒井チェリー)、「火星ロボ大決戦!」(なかま亜咲)、「CafeAfterSchool」(ゴハ)ぐらいかね。

「もえよん」なんかも観ていて思うんだけれども、無理にこの人達に 4コマ書かせる必要ナインじゃん。「ぎゅっと」や「もえよん」だけでなく「きらら」でもたまに4コマじゃないショートストーリーマンガが載っているけれども、作家によってはそっちの方が絵を生かせる人がいる。
特に「もえよん」はそっちのショート系やらせた方が生き生きとしそうな作家が多いと思っている。ぶっちゃけ、4コマが上手じゃないってことなんですが。

最後に「きららキャラット」を読むとどのマンガも(4コマとして)面白いので泣ける。
競合誌はもうちょっとがんばれ。
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まめてん

「豆天」なる食い物がある。
読んでそのまま豆のてんぷらなんだけれども、ぽりぽり食う様ないり大豆をかき揚げ状というか煎餅状に揚げた天ぷら。結構堅くて、その煎餅状のてんぷらを豆ごとぼりぼりと食らう。堅さで言うと、緑のたぬきに入っている天ぷらを乾燥したまま囓る感じ。
ぼりぼり囓る小気味よさと、大豆の香ばしさがたまらないおやつだ。
郷土を離れて初めて気が付いたのだけれども、これが新潟の地元料理というか、新潟以外では見かけない食い物なのな。庶民のおやつなので別に特産とか名産とかいうわけではなく、単に地元の食べ物。
時たま無性に食べたくなるのだけれども、これだけは関東で見かけたことがない。ちょっとさみしい。

先日、森永チョコボールで「ダイズ」っての見つけて喜んで買ってみたのだけれども、大豆のうまさとチョコのうまさが合っていない感じ。やっぱチョコにはナッツ系のゴージャスな味わいが合っていると思いましたとさ。

大豆とは関係ないけれども、ドクロちゃんのCVは田村ゆかりのほうがイメージ近いんだがなあ。サバトちゃんCV國府田はなんかぴったりで異論なし。
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秋葉原は何の街?

ちと久しぶりに専門書が必要になったので秋葉原へ出かける。専門書といっても普通のは川崎あたりでも入手できるのだけれども、今回は洋書が欲しくなったので面倒なのだ。
で、いざ秋葉原へ来てみた物のコンピュータ系の技術専門書を買おうとしてもそんなに強力な店がない事に気がつく。LAOX BOOK館は無くなってしまったし、ザコン館の書籍コーナーも三階へ移動したさいに売場面積を縮小している。かつてコンピュータの洋書系が強くて重宝していたミナミ電器もとっくに無くなっているし、その魂を受け継ぐアソビットも書籍を扱うまともな店舗がない。よくよく考えるとかなりとほほな状況ではある。
そんな中割と強めな書泉ブックタワーに久々に寄ってみたが、ここも洋書コーナーは無くなっていた。
今は秋葉原で電気やコンピュータの技術専門書を買う時代ではないのだろうか。

そもそも秋葉原は何の街だったのだろう。
電気の街→家電の街→コンピュータの街→ソフトウェアの街→オタクの街、と変革してきたそれは家電を除いて全部オタク(マニア)の街という感じではあるが。
秋葉原という街が特殊な場所であった理由は「そこでしか買えない、そこにしか無い何かがある」からだと思う。どこでも買えるようになったならば、わざわざ秋葉原へと赴く必要がないからだ。
そういった意味では同人誌やフィギュアといったオタク文化物も通信販売で買えるし、そうしたほうが楽チンである。インターネット通販万歳。

では、今、秋葉原において「そこにしか無いお店」というのはあるのだろうか。
ハードウェアやソフトウェアの古物売買がそれにあたると思われる。
デジタルの時代になって、ハードウェアもソフトウェア(DVD含む)も物凄い速度で生産され、物凄い速度で消費されている。そんななかユーザとしては中古売買によって、情報を回すことで安価でより大量の情報を得ようとする。
なかなか理解や客を得難い古物売買の店が、今の秋葉原にはごまんと溢れている。というか、いつの間にこんなに増えたのだと驚かされる。これから秋葉原は「中古屋の街」と呼ばれるようになるのではないだろうかと予想する。
しかし、この「中古の街秋葉原」というのは個人的にとても遺憾に思う。
「コンピュータの街秋葉原」が「オタクの街秋葉原」になってもそんなに不尊ではないと思っていた。というのも、物を作るために必要なものを売っている街だったからである。コンピュータ、開発ソフトウェア、電子パーツ、シリコン素材等々。秋葉原はいろんな種類のクリエイターに素材を提供する街として存在してきた。それはオタク文化においても同じであった。
しかし、中古売買は消費するだけで何も生み出さない。それはクリエイターのための存在ではないのだ。
秋葉原はクリエイターのための街であってほしい。私はそう思っている。

ちなみに、秋葉原の本屋が弱くなっているという大きな括りで話すとそれは間違い。マンガ、同人誌、エロマンガというジャンルにおいては秋葉原いけば必ずあるというくらいに強まっている。特にエロマンガはここでないと入手困難とかいうのがあったりするのではないだろうか。オタコンテンツを探しているなら秋葉原というのはもう少しだけ続きそうだ。

で、結局欲しかった書籍はアマゾンさんに注文。そういう時代ということか。
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白いので黒歴史

CSフジでも「Girlsブラボー」が始まった。
ま、当然のごとく「驚きの白さ」の方ですな。「Girlsブラボー完全版(!)」がスカパーPPV 扱いなので。
だから PPV はスカパー110で見れないんだってば。がっくし。
もう一個アンテナ立てるのも難儀だしなあ。
とはいえ、この白さは後世に語り継がれるべきだと思うので黒歴史として刻んでいきたい次第。
「昨日の放送、実にブラボーだったね!」(→規制のために大事なところが隠されている様)とか
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著作権ではなく頒布権

8/6 の事なのでもう 2週間も前の話になるのだが、GA Graphicの人気コーナーであった「GA壁紙」が更新停止となった。

理由は、不正な二次配布を行なう輩が後を絶たないのでやむを得ずだそうである。
一見著作権問題かと思うが、著作者本人よりも頒布権を持っている GA Graphic が不正者に対して警告、それが功を奏さ無かったので決断に至ったということになっている。厳密には頒布権の侵害ということになる。よするに「転載や二次配布を禁じます」というお約束の元プレゼントされていた壁紙なのに、その約束を守ってくれなかったのね。

毎週の壁紙更新を楽しみとして日々生きてきた私にしてみれば「どこのどいつかは知らないが貴様のようにルールを守らない奴が居るからみんなが迷惑するんだよ!」とか罵倒したいところだけれども、ちょっと冷静になってみよう。
「ルールを守らない奴が居るから」とかいうのはちょっと違うのではないか。これでは、遊び場である空き地を取り上げられて拗ねている子どもみたいなものだ。そもそも、それまで好意で利用できていたものであり、それが永続されることは保証されてはいなかった。ここで提供を打ち切られても「今までどうもありがとう」というのが筋なのではないだろうか。
ルールを破った奴は悪くないのかというと、それはまた別問題。これまで好意で提供してくれていた人と、それを喜んで享受していた人、互いのバランスが取れた状態というのはそれなりに幸福な一時である。それがそうあるべきだ、とは言えないが、それが長く続くか短く終わるかの違いはある。そして、時間を短くして両者の気分を害したのがルールを守らなかった人ということになるだろう。

とかいう事をうだうだ言ってもなんにもならないしな。
取り敢えず、GA Graphic の壁紙が楽しみでした、今までどうもありがとう。できればまた再開してね。といったところで。

しかし、ITMedia は外部からのリンクや画像への直接リンクを禁止したりして、じわじわと窮屈なサイトになってきているなあ。記事としてはかなり面白いものが多くてお気に入りなのに、そういったポリシー的な所がどんどん堅苦しくなっていくのは残念である。

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THUNDERBIRD

劇場版サンダーバードPure を観てきた。
なんで「サンダーバード」を突っ込んで「スパイキッズ」が出てくるんだろうねハリウッドという奴は。まあ「スパイキッズ」の新作と考えればそれなりに面白くもあるのだが。
よするにハリウッド映画フォーマットによる「子供向け」になっているのだ。それを理解した上で見に行かないとならない。
普通に救助物を作ってくれよー。

見所→パーカー
もしくは→リアルなトレイシーアイランド

個人的な感想としては「マシンロボ・レスキューの方が遙かに熱いんじゃ」といったところで。

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特ソンカラオケ

世は(?)コミックマーケット開催真最中である。
正直この時期に休みが取れると思っていなかったので何も予定を入れておらず、さらにオープンソースカンファレンスの準備できゅうきゅう言っているのでコミケへ赴く予定は無し。
しかし、田亜湖さんらが来ているということなので、ぴょんきー松尾に誘われて語らいに出かける。
集まった面々はギャルゲー同人誌(ヒロドリ、ときメモ、TLS)で集まっている筈なのになぜかみんなディープな特撮マニアだったりする。てなわけで、必然的にカラオケ屋で(かなり濃い)特撮ソングカラオケになるわけである。締めは「ジュニアライダー隊の歌」とかね。
むーカラオケなんか久しぶりだから声が出ないでやんす。つか、JAM Project 系は鬼門だな(デカレンジャーOPとか)。

話は変わって。
Hi-MD を買って Net-MD ユーザとなったのでオンラインの音楽販売サービスを試してみたくなる。てなわけで Mora でなんか曲を買ってみる事にする。なんかピンとくる曲がなかったので、不意に聞きたくなったデュークエイセスの曲を数曲買ってみる。ダークダックスとか割と好きで、たまに聞きたくなることがあるのよねー。
知っている曲と言う事で「おさななじみ」などをチョイスしてみる。
ぐはぁ、改めて聞くとなんて萌えソングなんだ。貴様らが転がっている「幼なじみ萌え」、そこは我々が40年前に通過した地点だ!と永六輔に笑われそうである。
というのは良いんだがこの歌を指して「フラグが立ったんだね」とコメントするのはいかがな物かと思われます。

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Hi-MD で KNOPPIX はできるのか?

Hi-MD(MZ-NH3D) を購入した。アナログ録音機能無しの Network Hi-MD である。PC から USB経由で OpenMG データを読み書きしたり、USB Storage として利用したりできる奴。
Hi-MD を使えば 1GB の strage、通常の MD を Hi-MD フォーマットすると 260MB のデータをストアする事もできる。音楽データを入れたdiskでも空いているところにデータを置いておけるのは結構楽しい。
データストレージを手に入れたら KNOPPIX を入れるのがトレンド(いかにもな嘘)なので、Hi-MD でもチャレンジしてみようという次第。

結論から言うと駄目だったのだけれどもね。
駄目なら駄目なりに、どこらまでできるのかを試してみたのでそのリポート。

■ Hi-MD というストレージについて

割と素直な USB strage として認識される。Windows だけでなく Macintosh でも接続するだけで認識され、利用する事ができる。
もちろん Linux でも vfat filesystem で利用可能。
sector は 2048byte (割と重要)
HDD の様にパーティションの概念はない。パーティション管理sector と MBR がないのである。よって、マウントするデバイスは /dev/sd?1 ではなく /dev/sd? になる。
データ転送は遅い。書き込み速度は 2倍速CD 程度。読み込みはその倍くらい。
それくらい遅いメディアからの KNOPPIX 起動については推して知るべし。

■ Hi-MD からのブート。

Hi-MD からのブートは不可である。
まあ、当然と言うべき結果ではあるけれども。
ハードウェアがブート対応していなそうであるというのはともかくとしても、MBR が無いのでフォーマット的に起動させる術が無い。FDD 的に使うとしても sector が 2048byte なので syslinux ができない(syslinux は 512byte sector でないとインストールできない)。

ブート出来ないということで KNOPPIX 的には一気に旨味を失ってしまうわけだけれども、もうちょっと調べてみる事にしてみた。
Mi-MD からブート出来ないなら、他からブートして KNOPPIX の cloop ファイルを Hi-MD から読み込めれば良いのではないかと思うのだ。ブートシークェンスだけなら容量は必要でないので手は幾らでもありそうである。

■ どこからブートするのか

Hi-MD と共に持ち歩いて即座に使えるブートメディアとして最も理想的なのはやはり USBフラッシュメモリですな。しかし、USBメモリからのブートはある意味鬼門であり、成功例の方が少なかったりもする。メモリの方もPC(BIOS)の方もちゃんと対応してくれると良いのだけれども。
関連情報
http://databackup.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?USB%a5%e1%a5%e2%a5%ea%a1%bc
http://kserv.jec.ac.jp/news/release_2004-03-18.html
http://www.nakata-jp.org/computer/howto/usb-knoppix/

いくつか購入して試し、失敗したもの
・全然脈無し
I-ODATA EasyDisk mate
SONY PocketBit
・ひょっとして行けるのではと思わせながら出来ていないもの
各社 IntelligentStick

ふと Logitec のサイトを見たら「USBブート対応」を謳っている「Mobile USB MEMORY」なる商品を発見。USB-ZIP として認識されそこからブート可能だと言う。
http://www.logitec.co.jp/products/memory/lmcud2.html
実際、かなり安定したブートで、従来不可能とされていた AWARD BIOS でも問題無く起動することができる。
これは良いものなので、みんなもチェックだ。

だが、手元のノートパソコン(VAIO TR-1, HP TC1100)では USBメモリから起動するものはなかった。

この他にブートだけ CD から行なうという方法もあったりはするけれども本末転倒ではある。

■ USB メモリからのブート

Logitec の USB メモリからブートするには、syslinux と KNOPPIX のブートファイル一式を書き込む。
念のため USBメモリに MBR を書き込み、ついで syslinux をインストールしてブート可能にする。Device が /dev/sd? としたときの Linux 上でのコマンド
% install-mbr /dev/sd?
% syslinux /dev/sd?

KNOPPIX3.4 CD の /boot/isolinux/* を USBメモリのルートにコピー。
KNOPPIX3.4 では syslinux ではなく isolinux を使っているけれども、コンフィギュレーションファイルは同じフォーマットなので isolinux.cfg を syslinux.cfg にコピーすれば終了。

■ Hi-MD からの cloop 読み込み

KNOPPIX CD の中を覗くと KNOPPIX という名前の数百MB のファイルがある。これが cloop 形式の KNOPPIX システムで、ブートシークェンスはこのファイルを探し、見つけたらそれをマウントして KNPPIX システムの起動を始める。
この KNOPPIX ファイルを Hi-MD の /KNOPPIX/KNOPPIX に置いておき、USBメモリからブートした後、Hi-MD の KNOPPIX をマウントさせようというのが今回の作戦となる。

KNOPPIX3.4 では USB 接続の CD ドライブにも対応したため、普通に USBメモリと Hi-MDを USB端子に接続して起動すれば終了だと思っていた。
が、そう簡単にはうまく行かなかったあたり。

boot ファイル群の中に minirt2?.gz というファイルがある。これがブートシークェンス時に使用されるシステムで ext2 ファイルシステムイメージになっているため、解凍後 loopback マウントすると中を編集する事ができる。
そこにある /linuxrc が起動時 KNOPPIX cloop ファイルを見つけるために必要なドライバをロードし、各ドライブからファイルを探すスクリプトである。
この中を見ると案の定 /dev/sd?[0-9] /dev/sd?[1-9][0-9] は探索するが /dev/sd? は調べていなかった。これでは Hi-MD はひっかからないわけである。てなわけで、そこも調べるように修正。

だが、まだうまくいかない。

実は USB デバイスはドライバモジュールをロードしてから、実際に使用できるようになるまでかなりの時間がかかる。そのため linuxrc の中では USB が安定するまでウェイトを入れて待つ事になるのである。
KNOPPIX3.4 の起動シークェンスでは 6sec の sleep を入れて、その時間としている。それが全然足りないらしい。
これを 15sec と余裕満点にすると、無事認識されるようになった。ちなみに 10sec では足りない。

そんなこんなで、USBメモリからブートして、Hi-MD内の KNOPPIX をマウントして起動する事が出来た。ここまでさらりと書いているが、実は物凄い試行錯誤の結果であることは言うまでもあるまい。
言うまでもない事だが Hi-MD 上の KNOPPIX は遅過ぎて仕方がない。

■ 応用

Linux でマウントできる外部ストレージだったら大体同じことができるであろう。
MuVo2 の様な HDD プレイヤーとかなら速度的にも問題ないのではないだろうか。

■ 結論

そうまでして、Hi-MD から起動するよりも USB接続の 2.5HDD を使った方が良いだろう。USB-HDD からブートできる機種であれば、それ単体で済むだろうしそんなに大きくもない。
しかし、メディアがそこそこ安くてリムーバブルな Hi-MD も悪くはないと思う。KNOPPIX には向かないけれども。




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