著作権ではなく頒布権

8/6 の事なのでもう 2週間も前の話になるのだが、GA Graphicの人気コーナーであった「GA壁紙」が更新停止となった。

理由は、不正な二次配布を行なう輩が後を絶たないのでやむを得ずだそうである。
一見著作権問題かと思うが、著作者本人よりも頒布権を持っている GA Graphic が不正者に対して警告、それが功を奏さ無かったので決断に至ったということになっている。厳密には頒布権の侵害ということになる。よするに「転載や二次配布を禁じます」というお約束の元プレゼントされていた壁紙なのに、その約束を守ってくれなかったのね。

毎週の壁紙更新を楽しみとして日々生きてきた私にしてみれば「どこのどいつかは知らないが貴様のようにルールを守らない奴が居るからみんなが迷惑するんだよ!」とか罵倒したいところだけれども、ちょっと冷静になってみよう。
「ルールを守らない奴が居るから」とかいうのはちょっと違うのではないか。これでは、遊び場である空き地を取り上げられて拗ねている子どもみたいなものだ。そもそも、それまで好意で利用できていたものであり、それが永続されることは保証されてはいなかった。ここで提供を打ち切られても「今までどうもありがとう」というのが筋なのではないだろうか。
ルールを破った奴は悪くないのかというと、それはまた別問題。これまで好意で提供してくれていた人と、それを喜んで享受していた人、互いのバランスが取れた状態というのはそれなりに幸福な一時である。それがそうあるべきだ、とは言えないが、それが長く続くか短く終わるかの違いはある。そして、時間を短くして両者の気分を害したのがルールを守らなかった人ということになるだろう。

とかいう事をうだうだ言ってもなんにもならないしな。
取り敢えず、GA Graphic の壁紙が楽しみでした、今までどうもありがとう。できればまた再開してね。といったところで。

しかし、ITMedia は外部からのリンクや画像への直接リンクを禁止したりして、じわじわと窮屈なサイトになってきているなあ。記事としてはかなり面白いものが多くてお気に入りなのに、そういったポリシー的な所がどんどん堅苦しくなっていくのは残念である。

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