Archive for the 'コンピューター' Category

つぶやき 02/29/2000

2000年うるう日問題のニュースを読みつつ「やれやれだぜ」とか思って自分の
腕時計を見たら見事に「3/1(TUE)」を表示されているのを発見。
負けムード…



つぶやき 02/23/2000

PS2 の「撞球 ビリヤードマスター2」が発売延期になったらしく、playstation.com から
予約キャンセル(本体とか他のソフトの予約はそのまま)メールが届いていた。
う〜む (^^;



つぶやき 02/19/2000

PlayStation2 の画像がみた〜〜〜〜い!!
てなわけで「PlayStation Fastival」へ行ってまいりました。
知らない人に説明すると PS2 発売直前ということで発売予定タイトルを500台
もの試遊台を用意し、実際に体験プレイできる催し。PS2 発売直前の宣伝広告
イベントといったところ。
毎度の事ながらのほほんと目を覚まし、とろとろと出かけて会場についたのは
午後1時半。イベントだからってそんなにがっつかない性格で…。そういった
時間だからなのか、それともイベント自体がそうなのか、会場内は割りと空い
ていて移動しやすい感じ。冷静にみると割と人はいるんだろうけど、それ以上
に余裕をもった会場設定だったのだと思う。試遊もそんなに待たなくてもでき
たし、うん、これはこれで良い感じ。

で、実際に PS2 のゲームタイトルを見るに、なんかもうある程度雑誌で情報
が得られている性かそんなにインパクトがないですなあ。画面が綺麗な只の
ゲームでしかないなあ、ってのが率直な感想。ま、それはそれで十分に重要な
ことなんだけどね。でも、最近ドリームキャストのソフト群が(開発側が)
こなれてきてハードの性能を活かせたタイトルとなってきているのと比べて
さほど遜色無いのよね。実際今ドリームキャストは美味しいと思っているし
(あくまで「今」だけど)。ほとんど同じならば、これからがある PS2 の未来
へと想いを馳せるわけだ。
GT2000 のブースでボンヤリ試遊を並んで待っていたら後ろにいた兄ちゃんが
「スゲー、スゲーよ、すごすぎるよ」と画像の綺麗さに興奮していた様子。
まあ、一般的な感想として順当なところでしょうな。当のGT2000自体はゲー
ムショー秋のバージョンとほとんど変わらなかったのでがっかりだけど。

色々と見ていて思ったのは「やっぱつらいなー」ってこと。
あ、いや、PS2 の性能やそのソフトタイトルでなくて NTSC のこと。
ビデオ信号出力形態としての NTSC は走査線 525本 リフレッシュ約1/60、
それをインターレースで半分の走査線ずつ 1/30 単位で描いているわけだ。
んで、PS2 だと 1/60sec で処理できるパワーがあるわけでして。それなのに
画面は 640×480 のハイリゾルーション、当然この解像度はインターレースを
用いて表示しなければならないってことだ。その状態で 1/60 で回された
日には、NTSC 出力では完全に出力できない。奇数ラスターと偶数ラスター
では違う画像が表示されているわけで、状況によっては破錠を生じる。
例えば前のフレームと今のフレームの差異が全体的に1ドット上に上がった
状態(ドットスクロールと思いねえ)だった場合、インターレース&1/60では
意図せず奇数ラスターと偶数ラスターが同じ絵になってしまい縦方向の解像
度が半分に落ちる(というか2倍ルーペみたいになる)。で、リッヂレーサーの
様に動きの激しいゲームだとそういった症状が露骨に現れるわけだ。まあ、
気にしなければそれまでだし、普通はそこまで見ないと思うけど。
PS2 ってドリームキャストみたいにコンピューターディスプレイ接続ケーブ
ルは発売されるのかな?

あんまりインパクトがなかったとは書いたけどひとつだけ「すげえ」と思わ
せるグラフィックのタイトルがあった。スクウェアの「激空間プロ野球」が
それ。スポーツにはてんで興味がないんで細かいことは言えないけど、
徹底的にTVのナイター中継にこだわった画面とキャラクターモーションの
綺麗さは実際に見てもらいたいところ。本当にナイター中継を見ている様な
画像でいてたまに(現実世界では)あり得ないバーチャルなカメラビューが
混ざっていたりしてニヤリ。プレイアビリティーではパワプロなのかもしれ
ないけど、この画面のインパクトは大きいよー。
あと、地味だけど意外によかったのがビリヤードの「撞球」(もうひとつビリ
ヤードタイトルがあるんだけど多分にパス)。ちょっと欲しくなる。というか
もうプレステどっと混むで申し込んじゃったけど。

PS2 は開発が難しいと言われる。それは多分に技術屋不足の言い逃れって気も
するけれど…。
試遊台で見ることができて「よかったよ〜」ってタイトルばっかりでないのも
現実。具体的にEAのスノーボードとT&Eのゴルフ。フレーム落ちしまくりで
やたらもたつくときがある。「あらら」って感じ。
いくら計算能力が上がったといっても無尽蔵ではないわけで、また画面が綺麗
で個々のモデルが細かい分「全体」でみたら大して変わらなかったりと。
リッヂレーサーを見ていてまだバウンディングボックスが見えていたあたりに
色々と考えるところがあったりする。
バウンディングボックスってのは正式な名称じゃないけど、ワールドをある
程度のブロックにわけておき、カメラから見て視野内に入っているエリア
のみをレンダリングすることで、その他(カメラの後ろとか)のモデル計算を
省くという3DCGの基本技。3Dレースゲームで「背景が途中からもりもり生えて
迫ってくる」現象というとわかるかな。件のリッヂレーサーでも遠景が生えて
くるのが見える場所があるってわけ。おおよその場面ではごまかす様な構成に
なっているんだけど、そうなりきれていないところがある。
ほかにも車体映り込み環境マッピングの誤魔化しかたとか興味深いところは
いっぱいあるんだけど専門的なお話になりそうなんでとりあえず省略。

試遊コーナーとは別にステージでは常に何らかしらトークショーなどが開かれ
ている。その一つに「試遊できないけど注目のタイトルを開発者を呼んで
説明してもらおう」ってのがあった。ひょっとしてあのタイトルとか出るか
な〜、と思ったら案の定、「デッドオアアライブ2」の発表。う〜ん、大分
イリーガルな含め方だなあ。
取り敢えずデモを見てくださいといって、開発機材らしき物をいじくっている
けどほとんどムービーじゃんかよお(笑)。とはいえその映像の持つ説得力は
大きく、上映が終わったら観客からパラパラと拍手がおこったほど(日本に
しては珍しい光景?)。
掲示板が閉鎖になったりと色々話題を振り撒いている「デッドオアアライブ2」
だけど個人的には結構欲しかったりして。いや、丹下桜嬢がどうというんでなく
げふんげふん。

あ、あともう一つ勘弁してくれってタイトル「I.Q. Remix」。
内容自体は I.Q. なんで問題ないんだけど、ゲーム画面に対し「常に」ブラー
がかかっている。見辛いし見にくいし、気持悪くなる。



つぶやき 01/20/2000

というわけで crusoe が発表されたわけだ。
内容的には以前からの噂がまったくその通りって感じで馬鹿みたいにインパクトは
無かったけど、消費電力の数値を見たり上位版はノースブリッヂ内蔵だったりして
なかなかにニヤリング。問題は、クロック単位の処理能力が記述されていないので
どれくらいの速度を持っているのかがわからないところかな。いくらキャッシュを
積んでいてコードインタプリティングが2回目以降早いといっても1回目は遅いわけ
だし、x86コードを平均何クロックで処理するのかが不明瞭。

なんにせよ低電力ってのは物凄い魅力的。電池で数週間もつ白黒ザウルスみたいな
PDAに入って行くのだと思う。新しいザウルス(palmでもいいけど)の中にはLinux
が入っていますってのも愉快じゃないですか。もっともユーザーからみたら(外見や
使用感は)以前となんら変わりはないわけだけど。
個人的に PDA は白黒のものを愛用している。現在は Zaurus Igeti。なんでかとい
うと一にも二にも電池の持ち。カラーは電池は食うわ重いわで、実はそんなに重視
していない。このへんモバイル機器をたくさん使った末の結論なのだけれどもね。

電池の持ちといえば、先日のニュースで motorola の研究チームが既存電池の 5倍
は持つと言う電池を研究室レベルで開発したとあった。興味深い話なんだが、これ
が液体メタノールを使った燃料電池だというのが色々な意味でびっくり。使い捨て
なんだろか。
そういえば「がんばれロボコン」(燃えろでなくて)がガソリンの内燃機関らしき物
で動いていると馬鹿にしていたが、実は燃料電池で最先端だったらどうしよう。
ま、そんなことはともかく、今使っているノートパソコンは1時間半くらいしか電池
がもたないのだけれどもそれが1日フルくらいになる時代がくるのかなあと思うと
ちょっとワクワク。

モバイルと言えば、DDI が PmailDX を利用した WEB アクセスもどきとコンテンツ
作成手法を公開した。DDIポケットはここ一年くらい電源を入れていないデータスコー
プがあったのを思い出して、最新の機種(えっぢ)に機種変更をする。
うーん、メール端末として考えると最安価でそのうえ手軽だ。おまけに情報サービス
もそこそこなのでそう考えるとなかなかに面白い。自宅のメールサーバーに届いた
メールを DDI にも送りつけると「メールが届いたよインフォメーション」になるの
でえらい便利。この DDI-P の PMailDX もなかなかにあなどれないと御満悦。
インターネットコンテンツも自由に作れるのでなんか考えてみたいところ。

あとサイトを見ていてcrusoeで盛り上がっているのがLinux系サイトばっかだったのも
興味深い(笑)。



つぶやき 01/19/2000

Crusoe の発表記事はまだ日本に流れ着いていないようだ。



つぶやき 10/22/1999

アメリカで快進撃をみせたセガのドリームキャストがヨーロッパでも異例なまでの
好調な滑り出しだそうである。かたや日本での扱われ方はほとんど負け組、瀕死とま
で行かなくてもかなり肩身の狭い存在となっており、ファンとしては口惜しいのでは
ないかと思われる。(すいません私所有していないんです)
ソウルキャリバーの販売本数とかからみておそらく日本国内では販売50万台、実働
30万台といったところではないだろうか(個人的な推測)。
では、なぜ海外ではそんなに好調なのだろうか?
どうも、海外でのコメントを見るにゲームもできるけどそれ以上にネットワークに
つなげられるといったところが受けているらしい。そうか、ゲームとインターネット
両方ができて199ドルだからお得感が強いのか。
つまりだ、海外と日本のネットワークインフラの違い、および一般大衆における
インターネット浸透度というものが決定的な命運をわけているのではないだろうか。
アメリカでは電話料金は定額性も同等だし、ヨーロッパではDC発売に併せて無料の
インターネットサービスを行っている。それに、ネットワークゲームの発展性、
および一般への浸透度を見れば日本はかなり低い位置にあるのではないか。
日本でもそれらをそこそこに楽しめる要因はある(インターネットの平均利用料金は
ヨーロッパより若干安いらしい、馬鹿安一位のアメリカには遠く及ばないけど)。
しかし、そんなにネットワークが浸透しないのはやっぱり日本人の顔突き合わせ
なあなあ主義が大きく影響しているのではないかと思わざるを得ない。
そんな文化的背景がドリームキャストを「ただのゲームマシン」にしているのでは
ないだろうか。



つぶやき 10/13/1999

ふらふらとネットの四十万を漂っていたら偶然「シェアウェア作者アンケート」なる
過去ログに遭遇する。これが、インターネットが庶民の物になる以前のもので、
Machintosh のユーザーズグループのメーリングリストログかなんからしい。
舞台のメインはパソコン通信型といわれるBBS(ぶっちゃけた話NIFTY)であるが、
海外のソフト作者をメインにアンケートを取っていたので結構興味深かった。
でも、なんか話がかみ合わないなあと思っていたら、シェアウェアの概念がちょっと
違っていたらしい。当時は、ソフトウェアに制限などなく「気に入ったらお金を
払ってくださいね」という信頼関係がメインだったのである。というか、シェアウェア
といったらそのことを指していたというか。今は、機能制限を解除するための
レジストキーをお金で買ってもらうといった形態がメインではなかろうか。
まあ、ある意味日本では後者の形態で無いとレジスト率が異様に低いらしいが :-P

同時に調べていくとシェアウェアを否定する意見のサイトもいくつかあった。
要点をまとめると、「アマチュアが作ったものを金で売るな、フリーウェアという
崇高なクリエイティブマインドを見習え」といったところ。
「タダで配布しているから凄い、素晴らしい」といった狭域の意見にちょっと
たじろぐ。フリーウェアってのは「お金じゃないもの」を要求しているんだよ。
(感想とか、反応とか、ダウンロード数とか)
また、シェアウェア=アマチュアの作品というのも問題あり。シェアウェアって
いうのは流通や小売を通さずにダイレクトにソフトを販売できる素晴らしい
システムでもある。在庫を抱えなくてもすむし、在庫切れ待ちもない。
つまり、シェアウェアという形態のビジネスモデルがあるわけだ。(このへんも
国内は立ち遅れているのでピンとこないかもしれないけど)

時間とともに概念が変わるのはしょうがないことだけれども、なんか言葉で
分けたほうがよいのかなあ。



つぶやき 08/17/1999

最新のニュースというわけではないけれども、IRIXが無くなるそうだ。
IRIXというのはSGIのグラフィックワークステーションに載っていた独自のUNIX系OS。
Indigo とか Indy とか O2 とか ONYX とか CRIMSON とか、そういった時代を作って
いったマシンに載っていたヤツ。
今回SGIの大リストラに際し、そういった事業方針を転換、利益の上がらないNTマシン
を切り捨て、IRIXを切り捨て、Linuxを採用(!)となるらしい。というのがニュースで
聞きかじった内容。

思えば7年前、3DCGがすいすい扱える凄いマシンがあるらしいという事を知り上京して
(当時大学生だった)SGIの展示イベント(SGI-EXPOだったかな)に出向き、それらを見て
興奮した覚えがある。ONYXを使ったノンリニアビデオ編集システムとか、リアルタイム
で動く3DCGとか。当時卒業研究のために小さな3DCGレンダラーをぽちぽちとスクラッチ
で書いていたので、その衝撃は凄かったのだ。
#ちなみにその半年後ナムコから初のフルリアルタイムテクスチャマッピング3DCGゲー
#ム「リッヂレーサー」が発売される(これも物凄い衝撃的だった)

それゆえSGIは羨望のマシンであり、就職して会社に転がっていたIndigoを見て「使わせ
てください!!」と誰も使っていなかった SoftImage を英語マニュアルで一通り触り通し
たこともあった。Indy のシステム管理をやったこともあった。
そんな時代が一つ終わろうとしている。



つぶやき 07/10/1999

インプライス(元Borland)が Linux版 Delphi の開発技術者を求めているらしい。
Windows上での開発環境では Delphi を愛用していてそれくらいしか持っていない
私としてはちょっとうれしいお話ではある。

各種IDE(統合開発環境)がいくつかリリースされつつあり、GTK+&Glideの組み合わ
せでウィンドウアプリのプロトタイピンク化が促進されつつある。これで Linux上
でのRAD(Rapid Apprication Develop)が整って来たと言うところか。ここに Delphi
が飛込めばその方向性はさらに高まるに違いない。
とか色々考えてわくわくしている次第。
もっとも、Windows 上ではとうに実現している世界なのは言うまでもないわけだけど。

それにしても GNU OpenStep Project ってのもあったっけなあとふとふりかえる。
私のRADへのあこがれは総て大学で見つけた黒い箱、NEXT-CUBE に触れたところから
始まっているもので。
いまではめずらしいかも知れないNEXT-CUBE の写真(仲間が卒業後大学へ遊びに行った
際写真撮影してきたもの)→http://www.kiwi-us.com/~ohta/NeXT/index.htm



つぶやき 07/02/1999

なにやら「WinNT vs Linux」で盛り上がっているようだ。
どこぞのMicrosoftの息がかかったところが「NTはLinuxの4倍早い」とか言ったのに
対してLinux陣営が「そんなことはない」と鼻息を荒げているとか。
んで、立ち会いのもと再度リターンマッチをしたらやっぱりNTの方が2倍ほど早かっ
たとかいう。
んで、このベンチマークテスト、Webサーバーファイルサーバーの応答能力を試して
いるとか。つまり、ファイル処理時間とネットワーク能力にかかってくるわけだ。
ふと思うと Linux ってそのへん弱かったんでなかったけか?
私は Linux 1.0.* のころからいじって遊んでいるんだけど、昔からファイル周りは
馬鹿早いってわけじゃなかったと思う。その昔ファイルサービスと言えば NFS だっ
たんだが(今でもそうだけど)、Linux の NFS は他のUNIX系OSにくらべかなり遅い事
で有名でそのへんカーネルレベルで早くするとかいって改良していった経緯を覚えて
いる。だから、今回のベンチマーク結果を聞いても「あ、そうかもね」とか思ったり
して。
しかもファイルサーバーはsambaで試しているとか。純正の WindowsFileService に
勝負を挑んでいるわけだからなんとなく部が悪そう。

今回の件で RedHat のおじさんはすっかり熱くなっているようだけれども、Linux
コミュニティーの(深い)人はそんなに気にしていないようで。
「Linux にはベンチマークより大切なものがいっぱい詰まっている」
という言葉には至極納得。




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