Archive for the '電子機器' Category

縦書きEPUB形式の実験


そういえば自作 EPUB で縦書きを試したことがなかったので実験。

EPUB作成に使ったのは「一太郎 承」。個人的には InDesign より素直な EPUB を出力してくれるので一太郎の方がお気に入り。
EPUB は綺麗に組版されたレイアウト固定のページより単なるテキスト流し込みの方が適しているので、テキストを一太郎で軽く整えて EPUB 出力するのが合っていると思う次第。


左が電子ペーパー版の SonyReader で、右が Nexus7 の Android版 SonyReader。どちらも良い感じに表示できている。
Android アプリで EPUB リーダーはいくつもあるのでどれが表示できるのかはちょっとわからないけれども、手元にたまたま入っていたなかでは SonyReader のアプリが良い感じに使えた。

テスト用に作成した縦書きの epub ファイルはこちら。
昨年 THE INTERVIEWS というサイトが流行ったときに応答を書きためていたもの。私の事がつらつら書いてあるだけですけれども、ちょっとした読み物としてご興味がありましたらどぞ。
Download: epub rerofumi_interview_2011.epub


kobo touch も入手して試してみた。



とあるアニオタのテレビ録画環境 2012年度版

これは「とあるアニオタのテレビ鑑賞環境、2009年度版」
の最新記事、みたいなもんです。

最近は深夜アニメの類いが減ってきたといわれているが、それでもまだ1シーズンに20本以上のタイトルが存在していたりする。
そして、10月を目の前に秋のアニメ新番組ラッシュが迫ってきておりそれを捌くためにちと環境を考え直そうかと思ったのであった。

2009年度版のときに DTCP-IP 上の DLNA 経由でチューナーとストレージを分離する形のスカパー!HD録画を紹介した。
開始当初は不安定なところもあったけれども、ソニーのBDレコーダーでバージョンを積み上げたのと、IO-DATA の録画用 LAN接続ハードディスク HVL-AVR の使い勝手がなかなか良くスカパー!HD の録画はこれでだいたい決まりといった風情になっている。
まあ IO-DATA の方はネットワークの都合で録り落とすことがたまにあるっぽいけど、それでもカセット式 HDD にざくざくストアしていけるのは便利この上ないしライブラリの体積がものすごい小さくてすむ。
この HVL-AVR での経験から来期のアニメエアチェック体制を検討していくことになる。
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裁断機PLUS PK-513Lで(中略)Android(HT-03A)に入れてみた!!

裁断機PLUS PK-513Lで雑誌を裁断してScanSnap S1500Mで取り込み、Dropboxで共有してGoodReaderでiPhoneに入れてみた!! [Mac] [net] [iPhone] [今日の楽天] [Shopping]
とゆー記事がはてなブックマークでホッテントリしていた。
みんなこれをやりたくてあこがれの対象としているらしく、定期的にこのネタがあがってくるよなー。いつかは裁断機。
iPhoneに入れて持ち歩けるすげー、というのはiPadへの期待もあっての事なんじゃないかと思って見ている。私の方はKindle DXに持って行くという形でレビューしたけれども、まだガジェットは持っているわけですよ。そう、なぜかみんな期待していないAndroid端末ならどうなの?といったところを、補足で説明しちゃいましょう。
ちょうど、色々PDFに落としているのでそのデータを使える場面を増やす意味で。私の場合同人誌のスキャンと保存が目的だったので、本当は漫画が読みやすい環境が一番なのだけれどもね。

ちょい余談。
ラノベではすっかり平坂読先生のファンになってしまっている。(まだねくろま以降しか読んでいないけれども)個人的に「エア友達になりたいラノベ作家No.1」と憧れている次第。
なもんで「僕は友達が少ない」シリーズもスマッシュヒットのお気に入り。これは捨てたりバラしたりしたくないので手元に置いておきたいのだけれども、でもデジタル化していつも持ち歩くといったこともやってみたい。で、悩んだあげく、
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もう一冊買うことにした。
先生すいません!読者が一人増えたと思わせて実は一人で二冊買っていました。
そんな感じで個人的にはおすすめ(万人に勧めるわけではない)の「僕は友達が少ない」、メディアファクトリーの公式紹介では冒頭の数ページが立ち読みできます。正直、ここを読んでもしょうがないんだけれどもな :-P
なんでこんな媚びているかというと、出だしの1ページ目をサンプルに使わせてもらうのでせめてもの宣伝。

裁断~スキャン~PDF化はこれまでと同じなので略。
iPhoneはDropboxアプリがあって「Dropboxで共有、閲覧」がやりやすいんだけれども、Andoroidにはアプリが提供されていません。どうしたもんかと考えてみましたが、単純にブラウザでWEB版を利用すれば良いのでした。
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Androidは標準でPDFビューアが入っていないため、WEB版のDropboxでファイルクリックすると全てローカルへのダウンロード扱いとなるのです。アップロードは一切できないのだけれども、まあ、これはこれで使える。ページのデザインがモバイル機向きでないから崩れるけれども、quonpからもダウンロードできるのでファイル置き場としては有効。ただし、Google Documentはモバイル版においてダウンロードが考慮されていないので使えません。せっかくこの間GDrive宣言してファイル置けるようになったというのにねえ。

Androidは標準でPDFの閲覧ができません。なので、なんらかのPDFビューアアプリを使う必要がある。
今回みたい対象が10MB~50MBくらいあるので無料アプリではちょいいまいちな感じで、有料アプリを使うことになる。
そういった場面での定番はBeamReader と RepliGo Reader の二つ。
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試したところ、RepliGo Reader の方が早くて軽快だった。使い勝手は BeamReader の方が良かったりするのが悩ましいところなのだけれども。
RepliGo Reader が 2月末まで 1.99ドル(通常は7.99ドル)というサービスをやっていたので、この機に購入。
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PDFファイルの転送はDropboxからのダウンロードでも別に問題ないけれども、EStrongs File Explorer を使うとSAMBAファイル共有にアクセスできるのでWindowsやNASにアクセスしてファイルを持ってくることができるよ。こちらは無料アプリ。

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で、300dpi画像オンリーのPDFを RepliGo Reader で閲覧しているところ。
文字も読めるじゃんと思っているならば、ちと甘い。
小説の類は1行ごとに上下スクロールしていたのでは画面をがっくんがっくん動かさないといけないので読むのに疲れてしまうのだな。なので、文章はできるだけ1ページ全部を表示して一目で閲覧できるようでないと快適には読めない。
そういった場合、モバイル端末の何が障害になるかというと解像度なのだ。次いで画面の小ささ。
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画面に1ページを全部含めると、文庫本ではこんな感じになる。
文字がかなりつぶれてきついのだけれども、まだなんとか判別できて読めるレベル。読めるのならば、このフォーマットにてページ単位で読んでいくのが一番読みやすくて早い。

ちょっと私もよりベターなスキャン手順を模索していて「はがない」はグレースケールでとってみた。それ故に見にくいところもあるので、比較で白黒2値でスキャンした「でこつん 3巻」も提示しておく。
「でこつん」はかわいい表紙とエロっちい口絵で内容がさっぱりわからない物語ですが、退魔師として学業に励む妹をお兄ちゃんが見守る物語です。読んでいてなんとなくだまされた気分になるのはなんでだろう。と宣伝も挟んでおく。
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で、その1ページがぱっと見渡せる閲覧というのを条件に据えるとiPhoneは私の中で電子ブックにはなれないのですよ。でっかいKindle DXを買って喜んでいるのはそんな理由から。反面iPadはちょー期待してますよ、ていうか買う。
解像度のかわらないAndroidというかHT-03Aも同じく電子ブックビューアとしては期待してはいないところ。しかも、なんだか RepliGo Reader より iPhone 標準のPDFビューアの方がレンダリング綺麗っぽいし。
でもね、Android2.0以降というか1.6のXperia以降は 480x800pixel の画面が推奨されているようなのですな。現状の 320x480pixel はきつくても 480x800pixel なら、文庫の1ページをまかなえそうな気がする。
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てなわけで 480x800pixel だとどうなるかを合成でねつ造してみました。
これなら読める気がしませんこと?

おまけ。
スキャンしたデータがKindleで「案外読めるもんだね」という声が多いので、Kindleで表示しているところを700万画素程度の解像度で撮影してみた。これなら画の評価ができるかな?
というかKindle DX評価されるべき。だてにでかくて高くはない。
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最初はフラットベッドスキャナ(というか複合機)でKindleをスキャンするという間抜けなことをやったのだけれども、eInk面がスキャン面からちょっと離れてしまうのでぼけた画しか撮れなかった。



とあるアニオタのテレビ鑑賞環境、2009年度版

先日私が入居している賃貸住宅でアンテナ工事があり地上デジタル対応となった。2011年の地上アナログ停波まであと2年となったこともあり、流石にアクションを起こす必要があったらしい。
元々今年の春先に工事をする予定だったのだけれどもそれまでのアナログ宅内配線を利用してアンテナだけとっ換える作戦が失敗に終わり、アンテナ線を屋外引き回ししてアンテナ宅内のアンテナターミナル裏に穴を開けて配線するといったことをやらないといけなくなったらしい。3階建の小規模な賃貸なのだけれどもそれでもなんだか1週間近く電気屋さんがとんてんかんとんてんかんとやっていた。ご苦労様です。
地上デジタルのアンテナだけでこれだけの手間と時間と費用がかかるのかと改めて感心。

私個人は入居時にBフレッツの光ファイバを引かせてもらっているので、それを利用したスカパー!光を契約している。地上波放送はそのスカパー!光に含まれているので安定したテレビ視聴環境を一歩先に導入していた次第。
そんなこんなでここ2~3年ほど安定していた我が家のテレビアニメ鑑賞&エアチェック環境だが、環境や機器の変化で再考と導入検討をする必要がでてきたようだ。
案外わかりにくいエッジなテレビ事情。今回はそんなお話。
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SDカードにシールを貼ろう

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入り用だったので上海問屋のSDカードカードを何枚か購入した。
この花札だのお守りだのといったシールセンスはさほど嫌いではないけれども何枚もコレだといささか飽きる。
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シールくらい剥がして、自分で用意した「適当な」絵柄のものを張れば良いんでね?
プリンターとラベルシートの出番。

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うむ。(成し遂げた表情)



電卓の35周年記念新型機

電卓というといまや100円ショップで買う程度のものであったり、Googleを計算機代わりに使うので要らないよとかいう時代であったりして存在意義は薄まりつつあると思う。
でも、仕事に使う道具としての計算機はいつも脇にあると便利だし、しっかりとしたものをかっこよく使いたい。
普通の四則演算の電卓ではなくて、関数電卓ですよ。コンピューター屋さんとしては16進数と10進数の混在演算とか必須。プログラミングができればなお良し。
といっても私は HP の RPN電卓しか使えない体だったりするので、今回も HP 電卓のお話。

HP 49G+ が現在使用している電卓で、まったく不満はないのだけれども2007年7月にHP電卓35周年として発売された新型モデル HP 35s が気になってきたので購入。49G+ とは違って軽量、中型なので使いわけできるかと。
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スペックは、RPN方式と数式方式(通常の電卓と同じ)切り替え式で、液晶2列。HP 48系みたく、無尽蔵にスタックに積めるわけでなく、スタック(というかレジスタ)は4段、まあグラフ電卓である48系以外はみんなそうなんだけれども。

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49G+ と 35s を並べてみた。

プログラム領域は30kbほど、でも外部にバックアップできないのでそれをフルに使いこなすことはないと思う。
プログラムメモリはA〜Zのラベル(スロット)があり、それぞれに999命令ずつプログラムできる。そして、ラベルを指定して実行とかそんな感じ。ラベルと命令位置を合わせた “A012” とかいった感じのアドレスがあり、そこに1命令or1数値が設定されている。
制御命令は条件判断とラベルcall、ローカルアドレスジャンプの3つ。
条件判断は現在のスタックと一つ前のスタック(XレジスタとYレジスタ)を比較した結果によって真なら「次の命令を一つスキップする」。このへんPICマイコンの条件判断と同じだね。
ラベルコールは普通のサブルーチンコールでラベルを指定するとそこを実行して終わったら戻ってくる。用法としては素直だけれども、サブルーチン1つでラベルを1個消費するというのが難点でもあり。
ローカルジャンプは 0〜999 の任意のアドレスにジャンプ。
変数は A~Z の他にインデックス変数 (I) (J) がある。IかJに-26〜800の値を入れて (I) でその位置の変数にアクセスできる。ま、要するに1次元配列ですな。-1〜-26 は A〜Z に等価。
表示は変数の表示(一時停止付き)と、変数への数値入力待ちの2種類だけだから、なんかゲームを作ろうかと言う向きにはちと不適だなあ。本来の目的である手順計算には問題無いけれどもね。

こうして使ってみると HP 49G+ の強力さに改めてほれぼれとするけれども、日常的な普通の計算の(ちょこっと使う)分には HP 35s の方が軽くて取り回しが良い気もする。
まあ、それ以前に、昨今で電卓を使おうと言う向きのほうが好き者なのかもしれないなー。



つぶやき 04/28/1999

ザウルスアイゲッティでサービスセンターまでアップデートしにいくのめんどくさい
なあとだらだらしていたら、Sharp Space Town にていつのまにか(21日付け)アップ
デートドライバーが公開されていた。これで Paldio 611S-64kbps がアイゲッティで
使えるようになる。
んが、611S が使えないのでザウルスでダウンするわけにもいかない。しょうがない
のでパソコンでダウンして、必要なファイルをコンパクトフラッシュに納めそれを
直にザウルスに食わせた。正式なアップロード法は IR-DA で転送なようでそれよう
のプログラムも付いてきたんだが、逆にそっちは利用できない環境だったのでこう
するしかなかった。ちょっぴり裏技的。
ま、これでまたアイゲッティでもりもりアクセスできるようになったので万々歳。



つぶやき 04/13/1999

私が通信用に使っている PHS は NTT DoCoMo の 611S、PC カード一体型の奴だ。
実は PC カード一体型ってだけで他は考え無しに買ったのだけれども、実は最新の
64K 通信対応型だというのを後に知る。
そんなこんなで東京でサービス開始になった PHS の 64K 通信に対応させるべく
ファームのアップデートを行う。
んが、とたんにアイゲッティでの通信が出来なくなった。
ザウルス系のサイトにいったらどうやらアイゲッティのバグでサービスセンター
持ち込みでバージョンアップサポートを受けねばならないらしい (T^T)
ううぷす、通信って外ではアイゲッティでしか行わないから無茶苦茶痛いでやんす。
知っていたら 64K 対応にアップデートするんじゃなかった…。



つぶやき 03/21/1999

久々に電子情報機器関係の買い物をした。
ものは SHARP の「ザウルス アイゲッティ」。ニュースリリースを見たらばピピピッ
と来て、「こ、これは〜〜〜〜!!」と飛び付いてしまった。ちなみに実際に買った
のは Mar.19.1999 の正式発売日前日。

ザウルスというと昔の PI-6000 を所有していて、WinCE1.0 マシンとか色々いじって
きたが国産電子手帳というとやっぱりザウルスだよなあという確信は持っていた。
んが、ザウルスポケットとかでなくなんでアイゲッティなのか。アイゲッティは今ま
でのザウルスに比べ色々と削られている(その分安い)。特に私にとっての電子手帳の
評価基準である「電子辞書」が削られているのにそれでも買ってしまったわけは。
それはアイゲッティが「電子手帳」でないからである。確かにザウルスシリーズなの
だが、なんかちょっと違う。数日使ってそれを確信する。これはザウルスの形をした
「インターネット端末」なのだ。
なんというか「コミュニケーションパル」と「ザウルス」の中間みたいな感覚。ザウ
ルス陣にとってコミュニケーションパルに負けていられるかみたいな。

PCカード付きPHSである NTT DOCOMO の 611S を持っている私にとってはもう軽快きわ
まり無いモバイル環境となった。道を歩きながら WEBブラウズが出来たりするのは
結構心地好い(注:危険です (^^;)。ま、今までもできる環境は持っていたんだけどね。

んが、色々と問題点もある。
まず通信しようとすると分離パーツが色々出てしまう。これは私がPCカードスロット
タイプのPHSを使っているからなのだが、「PCカードスロットのダミーカード」
「アイゲッティ本体のフタ」「PHS側のPCカード保護ケース」と3つもパーツをはず
さなくてはならない。んでそれらはしょうがないのでポケットにしまうのだ。
それと付属のタッチペンが短い。本体はスタイリッシュなのだがフタを付けるとやぼっ
たい(^^;
それとブラウザ、SSLやフレーム(ちょっと不完全だが一応対応)も使えるのでバッチリ
かと思いきや、プログレッシブJPEGに対応していない。そいや、この手のモバイル系
ブラウザでプログレッシブJPEGに対応しているのって案外少ないんだよなあ。それに
そういったプログレッシブJPEGを使っているのはCG系サイトなので、そういった色
再現が不完全な端末で見てもらいたくはないとは思うけど…。でもまあ、プログレッ
シブJPEGを使うと見ることができない端末も少なくはないんだよと書いておこう。




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