ラジオサーバーをつくろう 〜 これまで編 〜

以前Linux萌え萌え大作戦の中で「ラジオサーバー」なるものを作成した記事を書いた事がある。記事その1その2
ラジオサーバーといっても大それたものではなく、24時間つけっぱなしにしているラジオをこれまた24時間起動しているPCの音声入力端子に繋いで、タイマーで定期的に番組を録音しようというだけの話である。
当初はLinuxサーバーにこの機能を実装して使用していたが、2〜3台のサーバーマシン入れ替えの後、余っていた初代MacMini(PowerPC機だよ)に代替わりをしていた。
そんな、MacMiniが2年間の運用の後ハードウェア的に故障して壊れてしまう。今年9月の事であった。
7年間連続で動作し、録音を続けていたラジオサーバーが停止の時を迎える。

いい加減地上波のアニラジも聞かなくなってきており、アニラジはWEBの方に大体以降してしまったよなあという昨今。さて、この地上波ラジオを録音するためのラジオサーバーを新しく立てるかどうか悩み続けていた。
色々考えたあげく、ちとやってみたい事があったので再度構築することにした次第。
ここからシリーズで新世代ラジオサーバー構築の記事が続くのだけれども、その前に直前まで動いていたMacMiniでのラジオ録音環境について書き残しておきたい。いつか紹介しようと思っていたのだけれども、なんとなく機を逸していた話題なので。

Linuxで動作させていたものをMacOSXに持っていくといっても、MacOSXにはcronとrubyあるので大して難しいことはなさそうである。だが、cronから「録音」をさせようと言うところが少々の障害となった。MacだとGUIを伴う録音ソフトは多くあるのだけれども、コマンドラインやシェルスクリプトから利用できるNonGUIな録音コマンドがなかなか存在しない。
色々考えた末に取った手段が、シェルスクリプトからAppleScriptを実行し、AppleScriptでQuickTimePlayerをコントロールするといった手順。これだと録音時にQuickTimePlayerが画面に表示されてしまうけれども、一応cron起動のシェルスクリプトから録音をコントロールすることはできた。
QuickTimePlayerで録音すると基本 .mov ファイルになる。録音後ファイル形式を選ぼうとすると変換に時間がかかってしまうので、.mov 形式でどんどん録音だけして行き変換は後で行うことにする。
変換は後で一括して行うが、これはQuickTimePlayerを再度AppleScriptで起動し、.mov を読み込んで .aiff で保存するようスクリプトでコントロールする。それで一括して .aiff にしたあと lame でMP3にするといった流れ。この変換だけで1時間以上かかる作業だけれども、全自動なので特に問題は無し。

とまあ、ちょっと面白い形で構成していたMacMini版のラジオサーバー。今は、マシンクラッシュのためそのスクリプトとかも失われてしまったのである。
さて、次はどんな構成でラジオサーバーを作るのか、それは次の記事にて。




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