デジタル情報機器選択の肝は自分のニーズがわかっていること

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機能的にある程度制限されているものの、WEBとメールが適度に利用できるネットブック系のPCが流行である程度の固定市場を形成することに成功したようだ。4万円弱という価格帯でネット利用とテキストうちには十分な性能のマシンが手に入る時代なのだなあ。
そんななか SHARP がARM系CPUとLinuxをベースにしたMID 「NetWalker」を発表してきた。
こういうのが好きそうな私なのだけれども、なんとなく今は冷めて見ていたりする。逆にこれまでの携帯情報端末に触れすぎていて、それを自分が手にしたらどう使うのかが見えすぎているのかもしれない。

上の写真は今でも手元にある携帯端末を集めて記念撮影を行った物だが、こうしてみると SL-300A や SL-700A といった Linux Zaurus の完成度は今でも十分に通用しそうだ。逆に Windows Mobile は全然変わっていないがために最新のを手にしてもさっぱり使わない。最初のWindows CE機である「カシオペア」を持っていたが、あれの頃と使用感が大して変わらない。
大きくは変わっていないのだけれども、1つずつ確実に改善されており2000年前後のモバイル機器に夢を見ていた者達が描いた未来がだいたい実現できたのが「今」なのではないだろうか。

  • インターネットが定額かつどこでも利用できる
  • 充電一回で1日持つ電池利用時間
  • 同期作業無しで出先でも情報共有できるインターネットサービス

これらの機が熟してようやっと携帯情報機器が輝き始める。

携帯情報機器というと「スケジュール管理」に端を発するのだが、私は残念な人でスケジュールやメモをほとんど付けないのだ。というか、メモをしても見返す習慣がないんだよな(故にビジネスマン失格なのであるが)。
なので携帯情報機器に望むのは「どこでもネットワーク機器」「いつでも情報を取り出せるゲート」といったところ。
色々な思うところや経緯を経て今現在で毎日持ち歩いている端末は、

  1. 携帯電話(au データ定額通信対応機)
  2. Android携帯 HT-03A

の2つだったりする。
携帯電話は意外かもしれないけれども、定額データ通信用。ポケットに入れたまま PC から Bluetooth でダイアルアップして使えるのでとても便利。E-Mobile を別契約して使うとか考えると携帯一本に集約してしまった方が便利で支払い的にもあまり変わらなかったりするのです。日本の携帯電話はフルブラウザが付いているから冷静に考えるとある程度のことはだいたいできてしまう気がする。逆にそのフルブラウザが使いづらいから他の機器が欲しくなるんだけれどもね。
HT-03A は最近買ったので使い込みが足りないけれども、今のところかなり手になじんでいる。GMailでメール読み、RSSリーダで情報収集、気になる記事はブラウザで閲覧と、このコンボをくるくる回す程度だけれどもそれがそれなりのテンポでできるので特に不満も生まれないという。まあ、サイズが小さくてタッチのみなので単語は入力できても文は入力したくないという問題はあるかな。
あと、Bluetoothヘッドホンも加えて HT-03A は音楽機器としても使っている。それまではウォークマンをストラップでぶら下げていたのだけれども、HT-03Aと両方というわけにはいかないので、ウォークマンには退場ねがって代わりにHT-03Aで音楽を聴いている次第。音とかは専門のウォークマンにかなわないけれども、まあ割り切り。
どちらも電池の持ちをあまり気にしたことがない。過度に使わなければ1日普通に持つし。

これら携帯端末をどこで使うかというと大半が通勤電車の中なのよね。そうなると片手で持てる方が都合が良いということになる。
クラムシェル型のノートとかは、出先にデスクがあるとか、カフェで開いて文章書きをする機会が多くあるとかそういう場面が多い人には良いのだけれどもそうでないとなかなか「鞄から出して開く」という状況にならなかったりする。
そういった自分のライフパターンを把握せずに買っても最初面白いだけで結局使わなくなってしまうのだよな。




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