Archive for the '不定期ふにゃふにゃ記' Category

ONE 〜 華やぐ季節へ

Real Networks の看板プレイヤー RealOne の日本語版がリリース。(Win32版)
ついに、ついに、よーやく、やってきました。
日本のユーザーへは RealOne が提供されず、RealPlayer も 8 でずーっとほったらかしであったものがようやくバージョンアップなのですよ。しかも Ver2.0。
まあ、日本だと SuperPass がナニでソレなんだろうなあとは思うけど。(一応開始の予定はあるらしい、規模はしらねど)
なんでそんなに興奮しているかというと、RealJukeBox の 1 のβ版からの愛好者だからなんですな。それも有料版の。

RealJukeBox2 からずーっとバージョンアップしないわ、それの CDDB は使い物にならなくなっていくわ、で何か別の JukeBox ソフトに乗り換えるかと思ったけどダメだった。幾種類もの体験版をインストールして試したけれども気に入ったのは一つもなかった状態。
唯一認めていたのは NetworkWalkman に付いてきていた制御用とも言えるOpenMG Jukebox だけれども、ATRAC3 でしかCDリッピングできないのと、CDデータベースにおいてアニメ系が全滅という私にとっては致命的な欠点(笑)を持っていたのでやはりあまり使っていなかった。

さっそく RealOne を稲妻購入、稲妻ダウンロード、稲妻インストール。
うーん、流石にごてごてしている感満点で重たい気がするけど、その分機能の数とその連携統合感(重要)はバッチリだ。なんと SONY Device PlugIn が用意されているのでダウンロード一発で NetworkWalkman (もしくは NetMD)が繋がって転送がひょいひょい行える。ついにリッピングから曲データ管理、そしてシリコンプレーヤーへの転送が一元管理されるようになったですよ。WEBブラウザもかなり実用的になっているし。
なんか DVD もみれちゃったりするらしいので本当にメディアセントラルなんだなあとか思うわけですよ。(Windows Media Player もそうなんだけど)

とゆわけでこれもまたお気に入りになっているのですよ。

関連リンク
http://www.jp.real.com/



暗闇を照らすもの

LED、発光ダイオード。
私がはんだゴテを手にしてラジオキットを作る楽しさを覚えた頃、それは新しいデバイスであった。そんなに高くはなかったけど、電源をつなぐとうすらボンヤリと赤い光を放つそれは使いみちのほとんどないものでもあった。電化製品のパイロットランプはネオン管が主流だった。
そんななか「高光度LED」というものが商品化となる。暗くてボンヤリと光でしかなかった LED を実用的な「明るい」と感じる明度を持ったデバイスへと改良されたのである。その研究者は日本人で周囲は馬鹿にしていたが努力の末その高光度LEDをものにしたということでサクセスストーリーが NHK 特集で組まれていたのを覚えている。記憶がたしかだったら SHARP の人だったと思ったが。
そんなこんなで LED は実用になったわけだがそれでも青色の LED だけはどうしても作れないと言われていた。ふうんそんなものなのかーと思っていたとき愛読書である「初歩のラジオ」の片隅に「青色の LED 開発に成功」というニュースが小さく載っていたものを見つける。なぜかこの時私は異様に興奮していたのを覚えている。
だがその興奮を分かち合える人間が周囲にいなかったのでどうしようもなかったのだが。
そんなあこがれのデバイスが手にはいる様になるまでさらに数年を要する。やがて秋葉原のパーツ屋にて青色 LED が 1個 900円ほどで販売される様になり、小躍りしながらそれを買いに行った。当時の青い色 LED は本当に薄暗く昼間は点灯していることが認識できなかったぐらいだ。部屋を暗くしてぼんやりと光っている青色のそれをみて、ああ綺麗だなあと思ったのを覚えている。

話はずーーーっと飛んで。
先日 PC のケースを買った。恵安の KN1000A 前面アクリルの憎い奴だ。
http://www.keian.co.jp/new_pro/kn1000a/kn1000a.html
これの電源を入れてびっくり、パイロットランプが高光度青色 LED だった。前面のアクリルに青色がひろがって綺麗。思わずおおっと感嘆する。
しかしだ……。
明るすぎるんじゃあああああああぁぁぁぁぁーーーーー!!
寝ようと思って部屋の電灯を消しても部屋はあまり暗くならず青く煌々と照らされている。PC ケースの LED だ。
なんか明るすぎるのも問題かなあと思わざるを得ない事象。



納豆型掲示板

ちょこっと話題になっていたことで存在を思い出して、P2P なファイル共有アプリケーション Winny を試してみる。といってもファイル提供したい場合はWEB でやってしまうんだけどねー。

いつから付いていたのか知らないが簡易掲示板機能があるらしい。これは興味深い。
各所でも書いているように私が P2P に期待するのはファイル共有アプリケーションではなくて、情報共有なところにある。個人がサーバー等のリソースを必要とせずに情報発信したり、おしゃべりをしたり。逆を返せばサーバー集中によるリソース枯渇を防ぐための手段でもある。
現状一番近いのは IM と呼ばれるショートメッセンジャー(チャット)であるが、情報蓄積型ではないし情報発信者が特定され、特定の人物にしか情報を渡すことができないため望むものとは違っている。
ようするに P2P システムをベースとした 2ちゃんねるがあれば良いと思っているわけだ。
で、Winny の掲示板システムは現在インプリメントされ動作している P2P 掲示板としてそこに存在している。これだ、と思ったわけだ。今さらながら。
ファイル共有ソフトのおまけ機能として存在しているので書き込みは結構多いし、from 2ちゃんねるなゆえほぼ同じ空気が漂っている。色々と望むべき環境がそこに含まれているのをみていささか悔しくもある。

どうやらスレッドをたてるとスレッドデータベースがスレたて人(>>0さん)のローカルファイルに作られ、書き込みは全てそのスレたて人のノードに対して直接行われるようだ。そして読み込み要求は通常のファイル共有と同じようにブランチを伝って配布される。
このスレたて人のノードに書き込むという作業はイメージとは違っていたが、確かにこれならスレッドのコヒーレントは保たれる。そのかわりその大元が基本的に 1つなためスレたて人のノードが消滅すると全てが読めなくなる。スレッドが読めるかどうかはスレ立て人がオンラインしているかどうか。まあ、どっかのノードのキャッシュにひっかかって読むだけは可能なこともあるけどそういった場合は書き込みが制限される。

結局掲示板を主目的として頻繁に読みたいときは、掲示板記事をダウンロード予約かましておいて幾らか放置しダウンロードキャッシュの記事を読むという形になってくる。そうなると NewsGroup と対して変わらない気もする。
P2P 掲示板について考えを巡らすとどうしても NewsGroup という存在が前をちらつく。それだけ既にあるものとしては完成しているということ何だろうけど。
NewsGroup を越える利便性はどんなところにあるかというとやはりサーバー負荷かと思えるからまだ研究する余地はありそうだ。

関連リンク
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/2949/



「ほしのこえ」が残した物

本屋に行ったら「ほしのこえ」の DVD BOOK 版、よするに廉価版が出ていた。
なにやらコンテの一部が付いてきたりするそうだが MANGA ZOO 版を持っている私にとっては必要ないかなと思ってスルー。その代わり隣に置いてあったインタビュー&評論本「『ほしのこえ』を聴け」を買ってくる。
中は、様々な立場の「ほしのこえ」が好きな人へのインタビュー。割と面白かった。
正直言って文章自体はどうでもいい。最後の章なんかは座談会と称して仲間内のトークを載せているだけだ。評論部分も人によっては怒り出すかもしれない程度の内容だと思う。なんでこんなものを 1800円も払って読まなくてはならないのだ。
だが、そこが良い。
書いてある文章はみな「自分がどれだけ『ほしのこえ』が好きか」ということに終始している。たとえ筋が通っていなくても変な理論であっても、そこには顔を真っ赤にして「俺は『ほしのこえ』が好きだ」と語っている人がいる。
その没入ぶりを見て楽しむ本なのだと思った。いや、けなしているわけでなく好意的に。
これだけの人を動かした「ほしのこえ」というコンテンツと、そのムーブメントは本当に面白いと思う。振り返ってみるに私が「ほしのこえ」自体を楽しんで観たのはあの 2月のトリウッドだけだったのかもしれない。あとは、周囲が反応していく様を眺めていたのではないだろうか。

「ほしのこえ」を楽しんだ人の多くはそれが個人制作であることを知って驚く。
そして、それを受けて自分も何か変わらないとなということを大なり小なり思うはずだ。クリエータでなくてもプロデューサとして小売り店として、そしてファンとして。
だから周囲が感銘を受けて、動き出しそうな様を見るのはこれまた楽しいのである。



携帯、ハイビジョン、ネットワーク家電

エレクトロニクスの展示会 CEATEC に行ってきた。
なんというか時代がようやくハイビジョンに傾倒してきたのかなという感じ。
各社勢いのある薄型大画面ハイビジョンテレビ(液晶とかプラズマとか)を大々的に展示しまくっている。
液晶やELディスプレイの展示もめちゃくちゃ多い。なんというか、携帯、PDA、デジカメだけでなくありとあらゆる機器にカラー液晶ディスプレイが付いてグラフィカルかつ多彩に情報を表示する感じだ。
しかしちょっとまて、本当になんでもかんでもディスプレイが付いてしまったとしてそれは本当に便利なのか? 部屋の中は煌々と光る液晶パネル付き機器で埋まってしまうのか?(現在も大分近い様な気もするが) そういうふうに各機器にディスプレイが付いていたら、いちいちそれらを見て回らないとならないのでかえって煩わしくはないだろうか。
丁度近い位置にいるものとしてリモコンがある。リモコンは便利で多機能だが、各機器毎にリモコンがある物だからリビングには5個も10個ものリモコンが転がることになる。なんとかそれらはまとまってくれないだろうか、というのがエンドユーザの感想であろう。
ディスプレイもいずれそのように面倒に思うようになる。
ザウルスサイズのディスプレイが 1つ転がっていてそこにあらゆる機器のインフォメーションが選択的に表示されると便利じゃないか。ビデオの予約状況や演奏中CDのトラック情報、デジカメの撮影可能枚数から留守電の状況まで、そのお手元ディスプレイに表示されればいいなあと夢想してしまう。
この考えは PDA なんかにも応用が利く。手元には軽くて適切サイズのディスプレイだけがあればよいのだ。早くて大容量の PDA(ノートかもしらんが)本体は鞄の中に入れっぱなしでも良いじゃないか。
そこにあるのは無線化と「共通化」の技術である。

今現在そこを目指しているのが「ネットワーク家電」ということになるんだろう。
消費者にとっての便利とは「多機能」ではなくて「学習無しに使える」ことでありそのためには「一度覚えたらそれで済む=どの機器も使い方は一つ」であって貰いたいものだ。



やりすぎはいけないと思うのですよ

いっつも思うのだけれども。
「アニメオタクきしょい消えろ」(←まろやかな表現に翻訳しております)
っていうのは度を過ぎると思想差別なんじゃないかなあ。

誤解されると怖いので短めに。

# もちろん他にも似たような事例はいっぱいありますよ



同じ馬鹿なら

NHK-BS2 で秋の新アニメ「ぷちぷり*ユーシィ」が始まった。
そのまんま「プリンセスメーカー」だった。
ああ、そうですか。

「これからは親馬鹿の娘萌えの時代だぜ」とか思ったのかもしれないけれども、その場所は陸まお(陸上防衛隊まおちゃん)が 3ヶ月以上も前に通過している上にあっちは「孫萌えの爺馬鹿アニメ」だ。三歩半は先を行っているな。

それが正しい道かどうかはさておき。



漫画で判れ!!

りもの定例チャットで教えて貰ってから注目していた(けれども発売日を失念していて /.J の記事で思い出した)「萌える法律読本」こと、「コンピューターユーザーのための著作権&法律ガイド」を購入。
家にある著作権関係の本は大分古い物なので今時に即した物を〜、と俺的理由をつけてみる。

それと一緒に買ってきた本が
・Megamiマガジン Vol.30
・マジキュープレミアム 2002秋
・G’sマガジン 11月号
・ミルモでポン! 3巻
というあたりにダメな匂いが漂っていそうだけどそれは気のせい。

# 帰宅後真っ先に読んだのは「ミルモでポン!」でしたがなにか?

ふむー、中身は一般的な書物として、イラスト部分もずいぶんとおとなしいんじゃないかなあ。元々入門書として「絵解き」とか「漫画でわかる」といった部類は結構な数出ていて、ここまでじゃなくてもソレ系の絵に近いのはずいぶんとある様な気がするし。なにより、学習漫画というのは一つのしっかりとした分野になっている。
まあ、そう考えてみても「こんにちはマイコン」は偉大だったかも。

「ミルモでポン!」PS2版ゲーム開発中という話題に驚いてみる。

ちぇ〜「フタコイ(双恋)」残り二組の発表は来月か〜。とわからない人にはわからない所で悔しがってみる。

余談
「艦長、古いコンピュータ著作権の本を本棚にて発見しました」
「発行日を確認せよ」
「か、艦長、平成の文字が見あたりません!!」
「もう一度確認せよ」
「昭和63年発行とあります」
「うむ、逃げよう(錯乱中)」
……ちょっとまて、私がモデムを買ってパソコン通信デビューしたのが平成元年だから、それより古いというのか。そんなものをどうしろと。

関連リンク
http://book.mycom.co.jp/
http://www.timemachine.ne.jp/
http://slashdot.jp/article.pl?sid=02/09/30/0818215&mode=thread



べたべたの恋愛物

アニメ版「最終兵器彼女」が終幕した。
原作をうまいこと 13話にまとめたなあ、といった印象。
吐き気がするほど過度の殺戮描写なんかはライトテイストになっていたりするけれども、まあそのへんは詰め込みの為の端折りと考えても良いかもしれないし、全体として漫画版に忠実で好印象ではあった。
しかし最後の最後でちょっとだけシナリオをいじっていたのはなんでだろう。この地球上の全ての生命に仇なしてでも、ちせの命を選択するというノロケがテーマだったはずなのに。「君がいれば他は何もいらない」というえらい簡単なお話なのだ。

「最終兵器彼女」は後半あまり気を入れていなかったし「ちょーお気に入り」というほどでもなかったので、アニメもずっと流し見していた程度。
だけれども映画「ディープインパクト」の 256倍は面白かったと思う。
やっぱり日本のクリエーターも捨てたもんじゃないです。
でも「最終兵器彼女」のハリウッド映画化なんてーのがあったら死ぬほど嫌だな(もちろんそんな予定は無いので仮定ですが)。あのちせというちんまくて幼さの残る体型に羽根やら武器やらがついているのがアンバランスで美しかったのであって、アメリカ人ねーちゃんのグラマラスなぼでぃに付いていても「あっそう」で終わってしまいそうだから。
って話をしているのは単にラストの津波のシーンが結構良いかもと思えて、つい脳内比較対照としてディープインパクトが思い出されただけのこと。

話は飛ぶが「ちょびっツ」は連載当初からの予測通りみごとなまでの「オタク賛歌」となったものだ。
人間でないもの(萌え系コンテンツ)を愛で楽しむという事に対する肯定と、対人間への愛情とは別のものであることの線引きを描いている。むろん、そんなことは言われなくてもわかっているわい、と(良識的なオタクなら)言えるのだが。



がんばれイーピー

110°CS のイーピー放送からお手紙が届いていた。
「みんなにもっと利用して貰いたいので月額費を安くしまーす、既に会員の方には感謝感謝なので来年 9月まで 1年間無料にしまーす」
とかいう内容。

ううう、そんなに利用者がいなくて切ないのかともらい泣き。

私個人 CS 放送が見たくて epステーションに契約したけど、この ep放送自体(たまにしか見ないけど)結構気に入っていたりする。
使ってみた人誰もが賛辞する、そんなすばらしさには至っていないけど放送志向のセットトップボックスとしていけている方なので、サービスは続いて、かつ盛り上がって貰いたいものだなあと思うのであった。




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