Archive for 8月, 2008

明日は Nico-TECH : Takatsuki Meeting

Nico-TECH : Takatsuki Meeting というのは、ニコニコ動画の「ニコニコ技術部」というものづくりな工作系動画が好きな人が集まって、日頃の成果を肴にくっちゃべるイベント。
Make: Tokyo Meeting が関東だったので、関西の人のためになんかやろうといった感じで企画。
私は関東勢なので、朝早くに新幹線に乗って駆けつける予定。

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発注したタイミングの関係で、間に合わないと思っていた「かなで巾着」が本当にぎりぎりで届いた。
これは「かなで」キットのパッケージとして作成依頼していたもの。
dsc06314.JPGdsc06315.JPG
あの「初音ミクスーパーGT車」で一躍有名になった(?) TAPさんが扱っているプリント巾着。TAPさんに発注して作ってもらった。御社ファンにも嬉しいアイテム。
キットを包むのに丁度良いサイズなのです。

まあ、間に合ったということもあって「かなで」のキットを 3セットほど持ち込む予定。
頒布価格は 2500円ほど。
お安くはないけど、興味のある方はよろしく。

ではでは、参加される方は会場でお会いしましょー。



Linuxで動いているゲーム機の第二世代 “Wiz” 発表

世間で注目されまくっているPandoraではなくて、Linux携帯ゲーム機としては(携帯電話はおいといて)初めて市場に出てきた GP2X の後継機。その ”Wiz” が発表となった。
GP2X ってなに? という人は拙著の記事をお読みくだされ。

“Wiz” は GP2X 後継ということもあり、GP2Xのソースをリコンパイルすればだいたい動くのだとか何とか。なので、GP2X Value Pack のときのように、一般ユーザーが作成したフリーゲームが標準で添付されている(フラッシュに書かれているのかな?)。
そのへんの紹介ページにどっかで見たようなパズルゲームが混ざっている。「かいてんパティシエ」もそうなれど、拙作の「てぃるている」がありますな。これは「絵はこっちで差し替えるから収録させてくれ」と頼まれてのこと。なので GP2X の後継が秋に出てくる事は知っていたのです。
そもそもで、GP2X-F100 ValuePack の時も収録させてくれと頼まれていたのだが、そのときは断っている。元は「天使のしっぽ」というアニメのキャラを使ったファン作品(同人ゲーム)だったので、キャラをそのまま使うわけに行かない。絵を差し替えられればよいけれども、それをする余力がないというのが断った理由。それをうけて今回は「絵はこっちで用意する」ということになった次第。
まあ、そこまで気に入ってくれているのであれば悪い気もしないわけで。

GP2Xと何が変わったって、なんと言っても OpenGL-ES1.1 対応のグラフィックアクセラレータ搭載になったことですよ。これでようやっと「まともな」ゲームが作れるピクセルフィルレートが手に入るというもんだ。
私が聞いていたスペックと微妙に違うところがいくつかあったりする。メモリ容量とか調整可能の範囲で。WiFiは外付けアダプタで対応という話だったけれども、どこにも書いてないなあ。
今回はメディアプレイヤーだけでなく、スケジュールやメモといったPDA機能を載せてきている。なんとなく、デジタルツール方面に持って行きたいのかなと。

スペック的にはPandoraの方が魅力ではあるけれども、サイズの小ささと(おそらくは)入手性の良さから Wiz も良さそうなのですよ。どっちがじゃなくて両方入手すりゃよいんじゃね?

ゲームを作る体力(時間と気力)が欲しいなあ。



ニコニ・コモンズを使ってみた

取り敢えずニコニ・コモンズを使ってみようの巻。
といっても、素材提供者としてではなく、素材利用者として。

ニコニ・コモンズに登録されている「こもんちゃん」の素材をいくつかお借りして以下の様な動画を作成した。

nc1236 nc1320 nc1667 nc1919 nc1429 nc943 といった素材をダウンロードし、必要に応じて私の手で加工して使用している。
nico_commons_1.jpg
この動画を smilevideo にアップロードする際、登録する動画情報に「使用作品」という使った素材のニコニ・コモンズIDを記述する項目が増えているので動画に使用した “nc1236 nc1320 nc1667 nc1919 nc1429” を入力する。
これでこの動画は使用素材の派生作品としてニコニ・コモンズ内で紐づけられる。
この動画では “nc943” は使用していない事にちょいと注目。

続いて、動画作成の際に作成した素材をニコニ・コモンズに登録してみる。
nico_commons_3.jpg
タイトル部分に使うために描いた「へちょこもんちゃん」。キャラクター意匠の二次利用作品という位置づけだが、絵自体は私が描いたものだ。
コレをニコニ・コモンズに登録。登録する際に、これが smilevideo 登録作品の素材であった場合は動画URLを入れる様に求められる。他に、”nc943″ からの派生作品であることを記述して登録。審査の後、無事登録完了。

すると、コモンズツリーは以下の様になる。
nico_commons_2.jpg
動画で用いた素材は、同一作者の作品である前提で「ミラー作品」として扱われる。ここでは派生と呼ばないらしい。

動画は”nc1236 nc1320 nc1667 nc1919 nc1429″ の派生作品、画像素材は “nc943” の派生作品だが、動画と画像素材はミラー作品なので、派生元は双方の合計である “nc1236 nc1320 nc1667 nc1919 nc1429 nc943” と表示されるところがちょいと面白い。

以上がニコニ・コモンズを使用して作品を作る大体のフロー。
ニコニ・コモンズに素材が登録されていることが前提なので、動画を作る度にパーツを登録していくというのが課題かもしれない。

色々眺めていて気がついた雑多なこと。
ライセンスに「商用利用時は許諾を得ること」という項目があるのに、ニコニ・コモンズ上では登録者(=作者)に連絡を取る手段が無いというのはどうしたもんかねー。多分、そのうちユーザー間のショートメッセージ機能みたいなのが追加されるんだろうけど。
音楽素材は現状ダウンロードしないとどんな素材なのかがわからないので絵や写真にくらべ無闇にダウンロード数が伸びてしまっているのがちょいと気になる。試し聞きしたいもんだ。
ニコニ・コモンズの素材を使用している動画はタイトルの上に「ニコニ・コモンズ」というリンクが現れるらしい。ワンクリックでツリーが見られるので便利。

[追記 Aug.28.2008]
なにやら運営からメッセージが届いていた。
ダウンロードした作品が削除されたので、今後はダウンロード済みの素材はアップされていた当時の利用規約で利用することができません。とのこと。
なるほどー、こんなふうに教えてくれるのね。
ちなみに、動画作成に使った素材ではありませんでした。



ニコニコらしさと「こもんちゃん」

ニコニ・コモンズがスタートした。
当初のアナウンスを聞いて「これはニコニコ動画用素材を置いておくアップローダだな」と思っていたので、実際にスタートしたそれをみて特にがっかりとすることもなく。
しかし、登録作品がすぐに埋もれていくところとか、素材に直接評価を付けることができないあたりとかから「これをどのように使っていけば良いんだろう?」といった具体的ユースケースが思い浮かばず様子見状態に。

そんななか、この土日で「ニコニコらしい」遊び方をする人が出てきたのでちょいと感心してみていた。
それが表題の「こもんちゃん」(タグ「こもんちゃん」で検索)。
作者のbob氏が 8/16 にニコニ・コモンズを使ってみるためにオリジナルキャラ絵を投入。色を塗っている間に、可愛いと人気になりタグに「こもんちゃん」と入れられた。
タグで「こもんちゃん」と名前が付いたあたりで作者も利用者もノッテきて、bob氏は色々な「こもんちゃん」を描き、利用者はそれを利用して壁紙を作ったり他と組み合わせてネタ画像を作ったりといった投稿が続いている。
タイトル部分のリンクをクリックされると、派生元作品と派生先作品が表示されるのだけれども、この「こもんちゃん」がどのように広がっているのかを見ると派生利用というものを実感することができるかもしれない。

で、この「こもんちゃん」の対抗馬とされるのが「誰かこのおじいちゃんに気力と髪の毛を付けてほしい」という、なんとなく不健康そうな翁の絵。
こちらは二次利用というより、如何におもしろおかしい絵にするかというラクガキ大喜利の元素材となっている。

このへんのノリが「あーニコニコっぽいなあ」と思う次第。

〜〜〜
今見たら ITMedia が「ねとらぼ」の「ITちゃん」アイコンをニコニ・コモンズ登録しているし。



高精細より大容量

アニメソフトも堰を切ったようにBlu-rayでのリリースを開始しはじめて、大分賑やかになってきた昨今。
ちょいと前の話ではあるが、バンダイビジュアルがダンクーガやミンキーモモ(空モモ)をBlu-ray BOXで発売するというニュースが流れた。
それを見て思ったのは「わかってねえなあ」の一言。
何かというと 1080p 収録で 1Box 3枚というあたり。こういった古いコンテンツはSDで十分なのでBoxじゃなくて1枚にまとめて欲しいのですよ。ディスクの入れ替えが面倒とか、Boxがかさばるとか良く訓練されていないヲタにとっては大きな問題だったりするのではないかと。
片面二層で 1枚 8話というのはDVDに比べて多いのでメリットはあるように思えるだろうけれども、実はSDサイズならばBlu-ray1枚にアニメ1話25分が 26話くらいすっぽり入ってしまう。このスケールメリットはかなり大きい。
エアチェックでも、SPクオリティAVCだったらHDで13話1クールが 25GB のディスク1枚なわけですよ。
Blu-rayの魅力はHDで撮れる事よりも、DVDの5倍入るの方が大きいと思うだけれどもそれを唱える人はなんでかあまり見かけなかったりする。

そんなこんなでエアチェックしたアニメをふんふんふん〜とBlu-ray Disk にムーブしていたら画面に警告が。
「12時間を超えているため記録できません」
そうか、Blu-ray AV には12時間までという制限があるのか……。


By rerofumi in アニメ,映像   .::. (Add your comment)

SX-150をサンプリング演奏してみる

なんだかDTM関連の商品が一斉に発売されてDTMづいている昨今。
学研、大人の科学最新号は「シンセサイザー・クロニクル」と称してシンセサイザーの歴史がみっちり詰まった冊子にシンプルなアナログシンセサイザー”SX-150″が付録としてついてくる。
この付録、アナログシンセとして意外としっかりした音が出ており使えるのではといった風情。んが、カーボンパネルとタッチペンによる超アナログな演奏形態から効果音しか出せないおもしろ音源的な見方をされているみたいなり。うむむ、もったいない。

問題はピッチがとりにくいということだから、SX-150 の出音をサンプリングしてサンプラーで演奏してみたら良いんじゃね。と実験してみた。

「我は海の子」 feat. SX-150 : sx150_uminoko.mp3

全部の音(今回は5種類)を SX-150 からとって、FL Studio のSimpleSampler で鳴らしている。
音は全部SX-150だけれども、DAWの上でエフェクターはバリバリかけているのでそのままというわけでもなく。
ああ、そのまえにピッチ補正でTUNEをとっている。どうも、ベースやエレピっぽい音を鳴らしたときにLFOがちょい混じったらしく変な感じが残っているあたりが失敗。でもメロディはそれっぽいかと。


By rerofumi in DTM   .::. (Add your comment)


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