つぶやき 02/29/2000
2000年うるう日問題のニュースを読みつつ「やれやれだぜ」とか思って自分の
腕時計を見たら見事に「3/1(TUE)」を表示されているのを発見。
負けムード…
2000年うるう日問題のニュースを読みつつ「やれやれだぜ」とか思って自分の
腕時計を見たら見事に「3/1(TUE)」を表示されているのを発見。
負けムード…
どうもニュースとかを読んでいて「コソボ」って単語が出てくると、「こんぼ」に
脳内変換して読んでいる自分に気づき一人で失笑。
PS2 の「撞球 ビリヤードマスター2」が発売延期になったらしく、playstation.com から
予約キャンセル(本体とか他のソフトの予約はそのまま)メールが届いていた。
う〜む (^^;
PlayStation2 の画像がみた〜〜〜〜い!!
てなわけで「PlayStation Fastival」へ行ってまいりました。
知らない人に説明すると PS2 発売直前ということで発売予定タイトルを500台
もの試遊台を用意し、実際に体験プレイできる催し。PS2 発売直前の宣伝広告
イベントといったところ。
毎度の事ながらのほほんと目を覚まし、とろとろと出かけて会場についたのは
午後1時半。イベントだからってそんなにがっつかない性格で…。そういった
時間だからなのか、それともイベント自体がそうなのか、会場内は割りと空い
ていて移動しやすい感じ。冷静にみると割と人はいるんだろうけど、それ以上
に余裕をもった会場設定だったのだと思う。試遊もそんなに待たなくてもでき
たし、うん、これはこれで良い感じ。
で、実際に PS2 のゲームタイトルを見るに、なんかもうある程度雑誌で情報
が得られている性かそんなにインパクトがないですなあ。画面が綺麗な只の
ゲームでしかないなあ、ってのが率直な感想。ま、それはそれで十分に重要な
ことなんだけどね。でも、最近ドリームキャストのソフト群が(開発側が)
こなれてきてハードの性能を活かせたタイトルとなってきているのと比べて
さほど遜色無いのよね。実際今ドリームキャストは美味しいと思っているし
(あくまで「今」だけど)。ほとんど同じならば、これからがある PS2 の未来
へと想いを馳せるわけだ。
GT2000 のブースでボンヤリ試遊を並んで待っていたら後ろにいた兄ちゃんが
「スゲー、スゲーよ、すごすぎるよ」と画像の綺麗さに興奮していた様子。
まあ、一般的な感想として順当なところでしょうな。当のGT2000自体はゲー
ムショー秋のバージョンとほとんど変わらなかったのでがっかりだけど。
色々と見ていて思ったのは「やっぱつらいなー」ってこと。
あ、いや、PS2 の性能やそのソフトタイトルでなくて NTSC のこと。
ビデオ信号出力形態としての NTSC は走査線 525本 リフレッシュ約1/60、
それをインターレースで半分の走査線ずつ 1/30 単位で描いているわけだ。
んで、PS2 だと 1/60sec で処理できるパワーがあるわけでして。それなのに
画面は 640×480 のハイリゾルーション、当然この解像度はインターレースを
用いて表示しなければならないってことだ。その状態で 1/60 で回された
日には、NTSC 出力では完全に出力できない。奇数ラスターと偶数ラスター
では違う画像が表示されているわけで、状況によっては破錠を生じる。
例えば前のフレームと今のフレームの差異が全体的に1ドット上に上がった
状態(ドットスクロールと思いねえ)だった場合、インターレース&1/60では
意図せず奇数ラスターと偶数ラスターが同じ絵になってしまい縦方向の解像
度が半分に落ちる(というか2倍ルーペみたいになる)。で、リッヂレーサーの
様に動きの激しいゲームだとそういった症状が露骨に現れるわけだ。まあ、
気にしなければそれまでだし、普通はそこまで見ないと思うけど。
PS2 ってドリームキャストみたいにコンピューターディスプレイ接続ケーブ
ルは発売されるのかな?
あんまりインパクトがなかったとは書いたけどひとつだけ「すげえ」と思わ
せるグラフィックのタイトルがあった。スクウェアの「激空間プロ野球」が
それ。スポーツにはてんで興味がないんで細かいことは言えないけど、
徹底的にTVのナイター中継にこだわった画面とキャラクターモーションの
綺麗さは実際に見てもらいたいところ。本当にナイター中継を見ている様な
画像でいてたまに(現実世界では)あり得ないバーチャルなカメラビューが
混ざっていたりしてニヤリ。プレイアビリティーではパワプロなのかもしれ
ないけど、この画面のインパクトは大きいよー。
あと、地味だけど意外によかったのがビリヤードの「撞球」(もうひとつビリ
ヤードタイトルがあるんだけど多分にパス)。ちょっと欲しくなる。というか
もうプレステどっと混むで申し込んじゃったけど。
PS2 は開発が難しいと言われる。それは多分に技術屋不足の言い逃れって気も
するけれど…。
試遊台で見ることができて「よかったよ〜」ってタイトルばっかりでないのも
現実。具体的にEAのスノーボードとT&Eのゴルフ。フレーム落ちしまくりで
やたらもたつくときがある。「あらら」って感じ。
いくら計算能力が上がったといっても無尽蔵ではないわけで、また画面が綺麗
で個々のモデルが細かい分「全体」でみたら大して変わらなかったりと。
リッヂレーサーを見ていてまだバウンディングボックスが見えていたあたりに
色々と考えるところがあったりする。
バウンディングボックスってのは正式な名称じゃないけど、ワールドをある
程度のブロックにわけておき、カメラから見て視野内に入っているエリア
のみをレンダリングすることで、その他(カメラの後ろとか)のモデル計算を
省くという3DCGの基本技。3Dレースゲームで「背景が途中からもりもり生えて
迫ってくる」現象というとわかるかな。件のリッヂレーサーでも遠景が生えて
くるのが見える場所があるってわけ。おおよその場面ではごまかす様な構成に
なっているんだけど、そうなりきれていないところがある。
ほかにも車体映り込み環境マッピングの誤魔化しかたとか興味深いところは
いっぱいあるんだけど専門的なお話になりそうなんでとりあえず省略。
試遊コーナーとは別にステージでは常に何らかしらトークショーなどが開かれ
ている。その一つに「試遊できないけど注目のタイトルを開発者を呼んで
説明してもらおう」ってのがあった。ひょっとしてあのタイトルとか出るか
な〜、と思ったら案の定、「デッドオアアライブ2」の発表。う〜ん、大分
イリーガルな含め方だなあ。
取り敢えずデモを見てくださいといって、開発機材らしき物をいじくっている
けどほとんどムービーじゃんかよお(笑)。とはいえその映像の持つ説得力は
大きく、上映が終わったら観客からパラパラと拍手がおこったほど(日本に
しては珍しい光景?)。
掲示板が閉鎖になったりと色々話題を振り撒いている「デッドオアアライブ2」
だけど個人的には結構欲しかったりして。いや、丹下桜嬢がどうというんでなく
げふんげふん。
あ、あともう一つ勘弁してくれってタイトル「I.Q. Remix」。
内容自体は I.Q. なんで問題ないんだけど、ゲーム画面に対し「常に」ブラー
がかかっている。見辛いし見にくいし、気持悪くなる。
スタンフォード大学の調査報告で
“Study offers early look at how Internet is changing daily life ”
ってのがあるらしい。(URL記事参照)
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0217/siqss.htm
「インターネットによって生活がどのように変わっていくのかをその前兆より
捉える研究」(ってとこですか?)
ネットワークを利用しているとテレビや新聞をみる機会が減るとか、家で仕事を
する時間が増えるとか、家の外での活動が減るとか。まあ、そりゃそうだろうと
いったことが的確に書いてある。
なんというか、日本人が見ると偉くネガティブというか「これだからコンピュー
ターオタクは」と毛嫌いされてしまいそうな文章ではあるが、実際は冷静に記述
されているので、糾弾の意味合いはないところにちょっと気をつける。
むしろ危惧されているのは仕事が家庭内に持ち込まれ、勤務外でも作業をすると
いうところらしい。
ネットワークを利用することにより実社会での社交性が減少するというのは昔か
ら良く話題に登るし、あながち嘘でもないと思っている。しかし、決定的に見落
としてはならない部分があると私は主張する。それは、ネットワークの向こう側
にいるのが「人間」であるということで、その「人」と会うためにネットワーク
を「利用」しているに過ぎないということである。
結局は求めているのは「人との会話」であるといったことで、それをより多く求
めようとした結果のひとつがコンピューターネットワークであった、というだけだ。
原文のほうを(翻訳ソフトを使って)斜め読みしてみると、ネットワークを利用して
コミュニケーションは確実に増えたと記されている。が、それは従来の触れ合い型
の物ではないと付け加わり「孤立を支援するテクノロジー」と締めている。
どのへんも嘘ではないだろう。テクノロジーを使って今までにないより多くの人と
の出会いが出来るものの、そのコミュニケーション形態は確実に既存の物とは違っ
ている。それを良しとするか悪しとするかは、別なフェーズでの議論であろう。
それよりも注目したいのはネットワーク上では年齢や教育レベルにあまり関係なく
平等である、といったところだろうか。実際、年齢の離れた人たちと対等に話せる
機会なんてのは実生活ではなかなか得られないものである。
NTT DoCoMo の i-Mode 契約数が三百何万台とかで、@Nifty の契約数を越えたとか
なんとかで話題になっている昨今。こういった「携帯電話=情報端末」という流れは
個人的にも本流だと思うし、その状況はより加速すると思っているのは以前から書い
ているところ。
けど、個人的に所有したのは DDI-Pocket の -H” 端末だったりするのは利用料から
くるところが大きかったりして(^^; でもこれはこれでメールには強いし面白いしで
ご満悦。
情報サービスにおいては i-Mode の一人勝ちであることは認めるところだけれども、
DDI-P の -H” も累計 78万台契約言っているのだそうだ。その全員が PMail-DX を
使っているかというと怪しいところだけれども、その数字は案外大きいんじゃないか
なとか思う。あくまで i-Mode の数と比較して「意外と出ているじゃん」って程度
だけれど。
むう、先日の漫画感想で思いっきり重要なタイトルを忘れていたです。
重要というか、最近最もお気に入りの作家さんでして。
○バラエティー2(ささだあすか)
こういうと波風立つかもしれないけれど、「フォークソング」(リューノス)ってゲーム
の元ネタ(と私は思っている)。流石にゲームの方は設定とかストーリーとかは違って
いるけど3組のカップルのオムニバス(この手法は谷川史子さんにもあったが)ってのと、
そのカップルの特性、およびキャラの性格がそのまんまだったりして。んで私的には
この「バラエティー」というかささだあすかさんの作品が大好きなので「フォークソン
グ」もそれなりに好きなのです。
ささだあすかさんは「恋について語ってみようか」からの大ファン。なんというか、
すごくそっけない日常的な描写のなかにすんごい純朴な恋の形が見えかくれしている
ところが良い感じ。べたべたじゃないんだけど読んでいて恥ずかしくなってしまう純真
さ。こういったテイストは桑田乃梨子さんのさりげなさに近いんじゃないかなあ。
なにげに最近読んだマンガについてなぞ
(ここしばらくカタイっぽい話ばっかりだったし)
○ナイトメア☆チルドレン[1](藤野もやむ)
この人の絵柄が好き。女の娘がかあいい。
前回の「まいん☆ドリーム」が良い感じだったので買ったのだが、今回もなかなかに
良い感じ。絵柄も好きだがお話も好き。
○エイリアン9[1〜3](富沢ひとし)
連載開始当時から気になっていて、コミックスが刊行される度に「えー、買っていな
いんですかあ?」と言われ続けていた(なぜ?)。まあ無事完結したらしいので読んで
みるかと手を出す。…うむ、なかなかいける。
「すべてが明確になった」って終わり方ではないのだが、その辺がかえって良い空気
を作り出している気がする。独特の世界観というか、SFっぽいSFって感じで良いかも。
○ほしいのはひとつだけ[2](高瀬綾)
「なかよし」を購読しなくなってから結構経つけど、この人のコミックスだけは必ず
買うようにしているお気に入りの作家。中学生女子と中学生教師の恋の物語、んが
その教師は姉の恋人、おまけに主人公女子に恋する男子学生が現れて、とどろどろな
感じの奪っちゃえ系恋愛模様。流石になかよし連載だけに重くはなく胸キュン系なの
だけれども「ぐはああ、たまらん」と転がることはできる(笑)。
こういった系に免疫がないと面白くもなんともないかも。
○うるきゅー[1](秋元奈美)
「ミラクル☆ガールズ」作者の最新刊。
こまっしゃくれた感じの主人公(女の娘二人)は好みじゃないんだけど、話の展開で
もって魅せられてそれなりに楽しんで読む。流石。
ま、一応続きの展開が楽しみ。ちなみに「うるきゅー」とは「うるとらきゅーと」
の略だそうで…、そうですかって感じ。
○あかく咲く声(緑川ゆき)
初めてみる作家さんだけど、絵柄や作品概要で読んでみようかなと思った一冊。
突拍子もない要素と事件の連続、うん結構おもしろいんじゃないかな。
少女漫画慣れしていない人だと具体的な描写がなく、心理描写で間を埋めるという
展開についていけず、内容がスカスカに見えるって事があるらしいけどひょっと
したらそんな感じになってしまうかもしれないかも。
逆に最近私は少年漫画って面白いと思わないからあんま読んでないしなあ(苦笑)。
○クロスボーン探偵団(箱田真紀)
何げに買ったものの転がしてあった一冊。ようやっと読む。
うーん、展開は荒いしキャラもコマによってまちまちなのが気になる。最終的に
一人のキャラがすべて解決してしまうのもどうか。ちょっときびしいかも。
○フルーツバスケット[4](高屋奈月)
一応1巻から毎巻買っているので。
この人の作品のなかではこれが一番面白いと思う。コメディだからかな。
「僕が唄うと君は笑うから」のようなしっとり恋愛系も悪くはないのだけれども。
○お迎えです(田中メカ)
人の生き死にを暖かく見せる漫画って好きです。これもそういった系。
絵柄もそれなりに柔らかいし、読み切りも面白かった。
思わぬひろいもの。
○緋桜白拍子[5](藤丞めぐる)
今にして思えばなんでこれの1巻をかったのか覚えていないんだけど、以来なん
となく気になって毎巻買っている。平安時代を舞台としたアクション物、ラブラブ
はあるんだけどメインじゃない。まあ、少年漫画に比べるとアクション部分は
弱いんだけどそれなりに面白くはある。
○お星様にお願い
これはちょっと前の奴だけど。
幼なじみでもある高校教師と女生徒のどきどきラブロマンス。
秘密だってんがあるからか、最近こういったシチュエーションにはどきどきです。
「ほしいのはひとつだけ」に通じるところもあるんだけどね。
藤崎真緒さんにしては今回ベタな純愛もので「エッチ」くないなあとか思って
みたり。
というわけで crusoe が発表されたわけだ。
内容的には以前からの噂がまったくその通りって感じで馬鹿みたいにインパクトは
無かったけど、消費電力の数値を見たり上位版はノースブリッヂ内蔵だったりして
なかなかにニヤリング。問題は、クロック単位の処理能力が記述されていないので
どれくらいの速度を持っているのかがわからないところかな。いくらキャッシュを
積んでいてコードインタプリティングが2回目以降早いといっても1回目は遅いわけ
だし、x86コードを平均何クロックで処理するのかが不明瞭。
なんにせよ低電力ってのは物凄い魅力的。電池で数週間もつ白黒ザウルスみたいな
PDAに入って行くのだと思う。新しいザウルス(palmでもいいけど)の中にはLinux
が入っていますってのも愉快じゃないですか。もっともユーザーからみたら(外見や
使用感は)以前となんら変わりはないわけだけど。
個人的に PDA は白黒のものを愛用している。現在は Zaurus Igeti。なんでかとい
うと一にも二にも電池の持ち。カラーは電池は食うわ重いわで、実はそんなに重視
していない。このへんモバイル機器をたくさん使った末の結論なのだけれどもね。
電池の持ちといえば、先日のニュースで motorola の研究チームが既存電池の 5倍
は持つと言う電池を研究室レベルで開発したとあった。興味深い話なんだが、これ
が液体メタノールを使った燃料電池だというのが色々な意味でびっくり。使い捨て
なんだろか。
そういえば「がんばれロボコン」(燃えろでなくて)がガソリンの内燃機関らしき物
で動いていると馬鹿にしていたが、実は燃料電池で最先端だったらどうしよう。
ま、そんなことはともかく、今使っているノートパソコンは1時間半くらいしか電池
がもたないのだけれどもそれが1日フルくらいになる時代がくるのかなあと思うと
ちょっとワクワク。
モバイルと言えば、DDI が PmailDX を利用した WEB アクセスもどきとコンテンツ
作成手法を公開した。DDIポケットはここ一年くらい電源を入れていないデータスコー
プがあったのを思い出して、最新の機種(えっぢ)に機種変更をする。
うーん、メール端末として考えると最安価でそのうえ手軽だ。おまけに情報サービス
もそこそこなのでそう考えるとなかなかに面白い。自宅のメールサーバーに届いた
メールを DDI にも送りつけると「メールが届いたよインフォメーション」になるの
でえらい便利。この DDI-P の PMailDX もなかなかにあなどれないと御満悦。
インターネットコンテンツも自由に作れるのでなんか考えてみたいところ。
あとサイトを見ていてcrusoeで盛り上がっているのがLinux系サイトばっかだったのも
興味深い(笑)。