ゲームコンソールに望まれる改革

PS3の「NBA07」に不具合の記事。
まれにストップするバグがあるらしく、製品回収ののち交換対応だそうだ。
びっくりというかがっかりというニュースだと思う。

新型ゲーム機になって、ネットワーク重視となりHDDも搭載し今までのゲーム機とは全く違ったネットワーク志向のメディアセンターへと成長したというのに、パッケージゲームとその流通部分は全く変わっていない。ここで望まれるサービスは回収交換ではなく、ネットワーク経由でのパッチ提供とアップデートではないのか。
パッケージゲームにおける規模が大きくなってきている昨今、発売後にどうしても修正したい項目が見つかる事など今後「いくらでもある」はずだ。もしくは、100%バグがないことを保証するためにかける工数をいくらか減らして、後でフォローするというのも金銭面では現実的な解ではないだろうか。(実際バグだらけだったら信用的にはやばいけれども、多少の不具合だったらお目こぼしもあるだろうて)
どうも、このへんパッケージと流通(に関与する企業)周辺に問題があるような気がしてならない。PCのソフトなんかは買ってきてインストールした直後なにをやるかというと、アップデータを探して、それを追加インストールすることである。これは、パッチが提供されている物だという世界であるとともに、ソフトのパッケージであるCDなりDVDメディアは大まかなデータを可搬する手段であり、商品購入の象徴でしかないという事ではないだろうか。権利を買って、動作させる最新のプログラムはネットワーク経由でダウンロードするのだ。
音楽CDとデジタルリッピングも似たようなもので、メディアは音楽を受け取る媒体であり、本当に目的となっている音楽自体は移動させてメディアから離れたところで楽しむ。
だが、映像やゲームにおいてはまだパッケージそのものが商品であり、コンテンツと搬送メディアが分離できていないのではないかと考えている。そしてそのこと自体が色々な足かせを生み出している事が見えてきている。

グランツーリスモHDでは、コース半ばで意図せずゴール扱いを受けてしまい尋常でないタイムがランキングされてしまうという不具合があった。これは即座に改修され、Ver1.1の再ダウンロードとなった。Ver1.0ではランキングに登録されない。
これは理想的な対応であった、ダウンロード販売コンテンツならばできるのである。

不具合のバージョンアップ対応については携帯電話アプリではとっくに当たり前の事となっている。

最近似たように不具合が見つかり回収となった XBox360 のカルドセプトはどうかというと、XBox Live にてアップデートを提供している
このあたり、流石はマイクロソフトである。
—–




You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.

Leave a Reply