ハイブリッド加湿器

今年は暖冬だとかで日差しの良い日が多いけれども、それでもやっぱり寒いのです。
むしろ、雨雪が降らないからかえらく乾燥している様な気がしてならない。そういった乾燥によるのどのいがらっぽさとか、そこから発展して風邪ひいたりしてしまわないかとかいったことが気になるこのごろ。
なので導入しちゃいました、加湿器。

さて、加湿器を買うべえかと調べてみると結構いろんな方式と種類がある事に気がつくわけで。
方式として主なところは三種類。

蒸気式 – 水を沸騰させてスチームにする
超音波式 – 超音波振動で微粒子化して噴霧状にする
気化式 – フィルターに水を染みこませて蒸発しやすくする

蒸気式が最も安価で一般的なのだけれども、なんせ電熱器なわけだから消費電力も大きいといったあたりが気になる。おもしろいなあと思ったのが象印のスチーム加湿器、機構や構成が「湯沸かしポット」そのままで上部に吹き出し口が付いているというもの。そりゃそうだろうけどさ的な作りが力業的で惹かれる(が、ほしいとは思わない)。
加湿器といえば白いスチームがしゅーしゅー出ているイメージがあるんだけれども、あの強制的な蒸気散布型は結露とかが怖くて電子機器を山ほど抱えている家の部屋にはやさしくなさそうなイメージがあってみたり。そういう意味では気化式が原理的に優しくて過剰加湿も行えないから理想なのだけれども、どうしても機構として大きくなってしまうのが難点。

そんな事を考えながら店頭をふらふらして品定めをしていたら、売れすじの8畳前後タイプミッドレンジで「ハイブリッド加湿器」なる方式のモノが人気らしく目にとまる。
何がハイブリッドやねん、と思って調べてみたら気化式に温熱を組み合わせたモノということらしい。フィルターに水を染みこませて蒸発させるところは気化式と同じなのだけれども、適時生暖かい温風を吹きかけることで気化の促進とコントロールを行うのだそうだ。
原理上気化式なので、熱い蒸気が噴き出すこともなくお子様がいるご家庭でも安心というふれ込み。それに過度に熱する必要もないので消費電力もそこそこといったあたり。
それいいね、ということで商品を絞り込み、ナショナルの FE-KLB03 を選択する。しかし、2006年9月発売で既に生産終了というのはすごいな、本当に季節モノなんだねえ。

ハイブリッド方式のために湿度計が付いていて、その値によって運転が変わるので過度の加湿を行わないのが良い感じ。まあ、そもそもで気化式だから過度の加湿は行えないのだけれども。
スチーム式でないので、運転を開始しても噴出口からはただ無色の風が出てくるだけなのでいささか心許ない。それに熱気化なので出てくる風は冷たくなってしまう。
本当にこんなので効いているの?とか思ったけれども、運転初日十分に乾燥しきっていた部屋の中でタンク 2リットル分の水が 6時間ほどで空になってしまう。おお、案外すげえのかも。
ただ、欠点としてすべてが風任せなので送風音がものすごく大きい。おやすみモードという静穏運転もあるのだけれども、それでもまだXBOXのファン音くらいの音をまき散らしてしまうのですよ。気にしない人はともかく、気にする人は寝室に置けない感じ。
動作音はなかなか店頭で気がつかない要素だから難しいよね。

そんなこんなで加湿器がある生活ってのはどうかというと、劇的に効果が現れる訳じゃないので説明しにくいんだけれども、じわりと良さが存在している感じ。
確かに寝ているときかけていると、寝起き時ののどはなは快調ではあるな。

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