SOS団五つの誓い

「ウルトラ五つの誓い」というのがある。
説明するまでもないが「帰ってきたウルトラマン」の最終回で突然出てきて、偉い身近な生活様式を子供達に守らせようという意図が明け透けかつどことなく間抜けな教訓である。「ウルトラマンメビウス」では第一話の冒頭、いきなりこの「ウルトラ五つの誓い」から始まってびっくりさせられたが、それだけで世界の説明になってしまうくらいみんなが覚えている名台詞でもある。
こういったヒーローとよい子の誓い系は子供向け雑誌ではメジャーで良くあったよなあ、と思い出す。
それら誓いの項目は超模範的「よい子」の行動であって「そんなん守ってられるかよ」と思い実際に守ることはないわけだが、その反面「それが良い行動なのだ」という認識を与えるといったなんらかの影響は及ぼしていたのではないかと思う。

そんな誓い系の中でも最も簡潔かつ有名で、後世に残したいのが
「ゲームは一日一時間」
であろう。
ビデオゲームで遊んでいると絶対 1時間で済むわけはなく約束を守ることはないのだが、1時間以上のプレイをすることは生活の上でなんらかの代償を支払うことになる、といった小さな意識を与えてくれる。
日本におけるゲーム産業がそこそこ健全に発展してきたのは、この一言があったからではないかと考えている。そしてその言葉を口にした高橋名人の人柄も。

最近だと「嘘を嘘と見抜けないと難しい」あたりか。
これ自体は訓辞ではないけれども、インターネットという砂場に対しクールダウンしシニカルに対峙できる人を多くしているのではないだろうか。

最近のアニメーションにおいてもそういった「アニオタ五つの誓い」が必要なのではないか。(話題の飛躍)
それもとびっきりのカリスマが放つのがふさわしい。
今だとなんだ?「涼宮ハルヒ」あたりか。(なげやりな)
みんなで「SOS団五つの誓い」を考えてみるのはどうだろう。

「一つ、深夜アニメで睡眠リズムを乱さないこと」
「一つ、挑戦は時と場合を考えること」
「一つ、悪質な勧誘には気をつけること」
「一つ、信頼できる仲間に悩みを打ち明けること」
「一つ、何時でも非日常を追い求める好奇心を持つこと」

つーか、SOS団である必要無いし。

—–




You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.

Leave a Reply