日本の住宅事情とビデオゲーム

以前、XBox360 を買おうにも置く場所がないので見送り、といった旨の記事を書いたことがある。案外これが洒落ではなくて、あのサイズの据え置き型機器を置く場所というのは結構準備してやらないとならないモノだったりする。
まあ、それもこれも狭い部屋に住んでいるからであって、今度引っ越すところはもちょっとまともなので XBox360 を置く場所が取れるはずなのである。パッケージソフトはともかく、ネットワーク周りに興味があるのよねん。

むしろゲーマーがゲームをするための HDTV を持っているか、といった方が問題な気もする。リビングで家族の前にてテレビを占有し、ゲームに費やすことができるのか、といったところは以前から疑問視していた。
多くのプレイヤーは自分の部屋のテレビでほそぼそとやっているもんなんじゃないのかねえ。
一人暮らしなら問題はないかもしれないけれども、そうなると HDTV を買って、なおかつ置けるだけの部屋に住んでいるという条件になる。

さて、以前大絶賛していた「バトル体感かめはめ波〜おめぇとフュージョン」だけれども、その後頻繁に遊んでいるかというと正直さっぱり遊んでいない。
理由は二つ。
機器の設置と身振り手振りのアクションとかで、ある程度の空間を必要とするのため部屋を片づけないとプレイできないというのが一点。これは、狭い部屋に住んでいるという住宅事情からだねえ。
もう一点が、腕を10分も振り回しているとくたくたになって疲れ果ててしまうという情けない理由にある。もう本当に腕があがらなくなるのよ。
運動不足と言ってしまえばそれまでなのだけれども、そこまでしてゲームしたいかというといささか考える所があるもので。やっぱりゲームは寝っ転がりながらだらーっとプレイしたいのである。
このだらーとプレイ、のためには姿勢やポーズをちゃんと取らなければならないモーション系のセンサーアクションがあってはならんのですな。
んだから、体を動かす系のゲームは短時間プレイであるべきだと痛烈に思う。理想はアーケードゲームライクに 3〜5分で一回といったところだね。もちろん夢中になって何回もプレイした結果数時間というのはありだろう。
そうでなく、数十時間もずーっと腕を振り回したり、その間正常姿勢をとっていないとならない(コロコロカービィとか傾きを含むゲーム)というのは色々と問題を含んでいるものと思われる。

EYETOY の場合はもちっと違った問題があったのだけれどもね。
あれは、テレビの中に自分の姿が映し出されるというのが嫌だった。それが良いんだよという人も多いんだろうけれども。

そんな感じで、プレイヤー側のライフスタイルによって色々と差がありそうに思っているんだよね。
まあ、なにかというと一絡げで語らず、それぞれのエリアで評価しましょということで。

しかしなんだ、ほんのこないだまで「規格の分裂は市場と利用者に不利益しかもたらさない」と HD-DVD vs Bluray にぎゃーぎゃーぶーぶー言っていたくせに、ゲーム専用機間のソフトが統一されていない事には何も言わないのね。それどころか、競争と対立を煽って楽しんでいるし。
ハリウッドにくらべ、ゲームソフト会社は発言力が弱いですなあ。

あと、本当にコンテンツ業界の発展を願ったり、コンテンツ産業国としての大成を考えるなら、一般ユーザーがソフトを作成してそれを配布できるようにしてくれないものかねえそれをネットワーク配布する事をバックアップするくらいの勢いで。
ネットワークの有効な利用法だと思うよ。
制作者の裾野が広がれば、頂上も高くなるものです。




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One Response to “日本の住宅事情とビデオゲーム”

  1. ruto Says:

    http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20060511/ps3.htm PS3は同人ゲーム作れるようです。

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