プログラマー向けPC雑誌が続々休刊している件

たまにはチラシの裏的に。
UNIX MAGAZINE が季刊になるという話とか、C MAGAZINE が休刊だとかいうニュースを受けてのお話。

ソフトウェア開発技術者向けの雑誌がどんどん無くなっていくというのは、まあそうかもねと思う部分とこりゃやばいぞと思う部分が半々だったりする。
技術資料とかは WEB から拾う様になってきたから確かに雑誌の担う役割というのは変わらざるを得なくなっているとは思う。
だが、そういった記事の需要以上に深刻な問題を孕んでいるのではないだろうか。
技術系雑誌であっても安定しているトラ技をみるとプログラム系と決定的に違う所がある。広告の量である。
雑誌というのは最近の情報をブラウズするのに最適で、そのために広告が担う役割というのは割と大きかったりする。こういう事を書くと失礼だが、若干中身がアレでも広告読みたさに雑誌を買うこともある。
プログラマー向けの何がヤバイかというと「広告を打てる企業が存在しない」事にあると思われる。特に日本国内の企業。
ソフトウェア開発環境を販売している企業っていくつ存在しているかというと数えるしかない。その中で国内で開発販売しているというと「あったっけ?」とかいう事にもなる。
競争でひしめいているソフトウェアの広告って、ゲーム業界ぐらいか。

そういった開発環境というファウンデーションな部分で海外の企業、もしくは成果物に依存している国、日本。そんな国から独創的なソフトウェアが生まれる事を期待できるのか。
若いソフトウェア技術者は何を見据え、どんな未来を描いているのだろうか。
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