そして PC は歌い出す

XBOX360 ネタがホットな様で各記事でその名前を見かける。
そのなかに「リアル過ぎる『Xbox 360』用ゲームと「不気味の谷」現象」なんていうのがあった。
リアルが全てじゃないとアニメや漫画に傾倒している人間にとっては「なにをいまさら」といった気分ではあるが、まあそういうもんなんだよなということで。
私的には「マネキン現象」と呼んでいた。
CG技術が向上してどんどんリアルな画のゲームになっていったとしても、そこに登場する人間は凄いリアルなマネキン人形になるだけである。マネキン人形がうねうね動いたら、怖くはないか。
なんとなく似たことが、1/8 だと可愛いアニメキャラフィギュアが 1/1 だと気色悪く見えるという現象にも現れる。

そしてさらに同様の現象が音声合成(コンピュータートーク)でも現れてしまったりもするわけだ。
昨年のスタパ斉藤氏の記事なんかでも取り上げられているけれども、サンプルを聞いてみると「ああやっぱりこんなものか」とか思っちゃうわけ。
この記事中のサンプルだと上のドキュメント読み上げと同じ様にしか聞こえないけれども、実は VOCAROID は結構いけてたりする。
オートの読み上げではなく、音楽作成と一緒であらかじめ丹念に調整しまくるからそれなりのレベルに持って行けるという理由なんだけれども。
実は、先日 "VOCAROID MEIKO" を買って色々遊んでいるところだったりして。

季節柄のサンプル (MP3)

もひとつおまけ (MP3)

先の XBOX360 の記事と同じでなまじ人間の声に近いからこそ、そのわずかな違いが気になって仕方なくなるのですな。
なので、この先どんなに進化してもそのものにはならないかもしれない。
なんだこんなもんかとがっかりするか、すげーここまでできるんだと手にとっておもちゃにするかは人による。

逆に下手くそ多少歌唱力に難があっても気にならない様なボイスを用意すれば良いんじゃないか?
MAMIKO とか、ガラムマサラな AYAKO とか、全てを超越した KANETOMO とか。
しかし、絵と違って音、特に声には「デフォルメ」というものがほとんど存在しないんだよな。そこが確立していく必要はあるかも。

あなたのコンピューターは「デイジー・ベル」を歌いますか?
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