「失踪日記」吾妻ひでお
最近ネットの界隈と書店でとかく目にするので気になって買ってみた。増刷直後で平積みになっているし。
うむ、確かにこりゃおもしろい。
でもおもしろいというのはちょっと語弊があるような気もする。
ストレス、幻覚、逃避、ホームレス、アル中と内容は怖くて気持ち悪いものなんだけれども、それをさすがのあじまひでおテイストで漫画にしてくれているので「おもしろい」という感想に転じてしまう。
警察に保護されて色紙を描くくだりとか妙なリアリティがあってみたり。いや、実話なんだが。
私は、吾妻ひでおが活躍した時代と平行して育っているのだけれども特に没頭したわけでもないし、嫌いだったわけでもない。どっちかというと好きだったほうなんだけれども。
でも「ななこSOS」だけは別格である。あれを読んだときもの凄い衝撃を受けたし、以後しばらく影響も受けていたと思う。ちょうどミンキーモモでこっちの世界にすっころんだ直後で、まだ明確化していないときに方向を定義されたような感じだった。と、思う。
そのあとアニメ化されたりしたけど、まあそれは青春の苦い思い出ということで。
そいや「ななこSOS」の復刻版が出ていたっけ。
と、思い出してアマゾンでぽちっ。こういうときのアマゾンさんは頼もしいやら恐ろしいやら。
—–