偏食とオタク心

人には食べ物の「好き嫌い」がある。
どんなに屈強なスポーツマンであっても苦手な食べ物というのがあったりする。そしてそのバラエティは幅広く、まさに人それぞれといったところであろう。
好き嫌いが問題となるのはそれが「偏食」に及んだ時である。
嫌いな物をいつまでたっても食べずに、好きなものばかり食べている状態の事を言う。
好きなものばかり食べていたら栄養バランスが片寄ってしまうというのは、ちと短絡的だがまあ大体そんなところであろう。何が言いたいかというとバランス良く何でも食べることで体にとって健康的な生活に繋げることである。

これって趣味や精神的な事柄に転じることができるのではないだろうか。
アニメが好き、マンガが好き、またはその反対で嫌い。それらは食べ物の好き嫌いと同じで理由があるようで根底の部分では無いのではないだろうか。「食わず嫌い」というのもあるかもしれないけれども、大抵は試しに食べてみてもやっぱり受け付けないとかそんな感じである。
とすると、そういった趣味や好みの問題を無理やり押し付けるのはナンセンスということになる。もちろん口当たり良く調理して「コレくらいなら食べれるでしょう」と持っていくことはできるかも知れないけれども、根本的な勧誘にはなっていない。
そういった個人差はどうしようもないのでよろしいのだが、問題としたいのはそういった文化的な部分においても「偏食」があるのではないかということだ。
だからといって「外に目を向けろ、広い体験をしろ」とまでは言わない。そもそも私にもできない。
ここでは過度の偏食はやばいんじゃないの、的なニュアンスで終わらせておく。

なんでも好き嫌い無く食べることができるのは素晴らしいことである。
それができないとしても、できるだけ他品種の食物を取ることが健康的な生活の秘訣である。大切なのは嫌いな物を無下に否定しないことだ。体に良い栄養が含まれているかもしれないのだから。

「わかっているんだけど、苦手なんだよなあ」
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