つぶやき 05/14/1998
一巻を読んでお気に入りの「彼氏彼女の事情」。
その続巻を買いに本屋へと向かった。
買う段になってようやく気づいたのだが、このマンガ秋にアニメ化するん
だね。ああ、そういえばそんな話を聞いた気がする。しかも庵野秀明氏が
監督をするとかいう冠が頭につくんだった。どうりで平積みしてあると
思ったよ。
なんかその件に関してはげんなりといった感じ。ま、最近アニメ化された
少女漫画(? でいいのかなあジャンル)の中では割と異色なほうだし、興味
深いところではあるけれど。
大体この系統(ほのぼの系)は間(タイミング)とコマ割りで見せる世界感だ
と思う。つまりマンガ独特の表現手法によって確立されている世界なのだ
故にストーリーは割とどってことなく、微妙な心理描写がすべてだったり
する。…と私は思っている。んだからそのままアニメにしてもそういった
持ち味をすべて殺しかねない。過去の例でいうと「マーマレードボーイ」
や「こどものおもちゃ」とかはアニメならではの表現技法をふんだんに使
用し、ある意味原作のマンガを超えていた。そういったアニメならではの
表現というものを十分に生かさない限り面白い作品にならないんではない
かなあ。
ま、とーしろがゴタゴタ言ってもしょーがないんですけどね。
あ〜そういえば「センチメンタルジャーニー」、あれはアニメで少女漫
画的な間(雰囲気)を十分表現できている作品ですな。それゆえ(原作を知ら
ない人にとっては)評価の分かれるところではありますが。