月読アイを 64bit Windows に住まわせる方法

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VOICEROIDという紛らわしい愛称のAI-Talkエンジン使用文章読み上げソフト、月読ショウタ/アイが発売となった。
かつては種類があった文章読み上げソフトもすっかり数が減り、動画やコンテンツ作成といったホビー用といった需要が高まりつつある様に見えるなか選択子が妙に少ないといった世界になっている。AquesTalkの独壇場にもなるわけだ。

さてそんな前振りはともかく、月読兄妹が届いたので早速インストールをした。ところが「DBが存在しません」と出て利用ができない状態となる。
まあ、それだけでなんとなく原因がわかったのでトラブルシュート。これは 64bit の Windows7/Vista 環境で起こる現象。
結論としては、インストール後 C:/Program Files (x86)/AHS/Voiceroid/dbpath.dat にインストールされる設定ファイルを編集すれば良い。
上記のパスを見ればわかるように、64bit Windows において 32bit アプリケーションをインストールすると C:/Program Files (x86)/ というパスに入れられる。C:/Program Files/ は64bit アプリケーションのパスなので。でまあ、VOICEROID は C:/Program Files/ にインストールされたと思い込んでいて、音声データベースの設定パスも C:/Program Files/ になっているのですな。
なので dbpath.dat を編集して C:/Program Files (x86)/ に変更すれば解決。無事利用できる。

そもそもで、VistaからDBの様なプログラムそのものではなく32/64bitに依存しないデータ類については C:/ProgramData/ フォルダにインストールすることが推奨されることになっているはずである。インストーラが最初からここに、DBをインストールするようになっていれば良いだけの話だと思う。でもそうなっていないのは XP と Vista/7 でインストーラーの動作を分けなければいけないからでしょうな。
でもそれをやらずして Windows7 compatibility が語れるもんなのかね。

と、ここまで書いて気がついたのだけれども、32bit Windows しか動作保証していないのねこれ。
よく見たら VOCALOID2 も 64bit Windows を保障してないや。普通に使えていたから気にしていなかった。
もっとも VOCALOID2 も同じ問題があるはずで、インストール時に標準インストールのままだと VOCALOID DB が C:/Program Files (x86)/ にインストールされてしまい苦労するはず。私は、DB は ProgramData に入るべきでしょとカスタムインストールを選んで DB インストール先を ProgramData にしていたので最初から問題なかったのですが。
ま、よするにちょいと気をつければ VOICEROID も VOCALOID も 64bit Windows で使えますよ、と。




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