虫歯の治療とアマルガム

先日、宅配ピザが食べたくなって注文しもきゅもきゅと食べていたらベキィと奥歯が欠けてしまった。
これまで歯が欠ける時というのは、社員食堂で安いトンカツを食べている時が通例だったのに、ピザパイの耳部分(結構固かった)で欠けたのでちとびっくり。
そんなこんなで急遽歯科医院がよいを始めて、1ヶ月ほどが経過しているところ。
(電動歯ブラシに凝っていたのも、この辺があって買い換えていたという理由)

そもそもで、歯が欠けたというのも20年以上も前に治療したところがもろくなっていたというのが理由なのだけれども、その治療していたところには今はもう使われていない金属がはまっていた。アマルガムである。
アマルガムは水銀の合金ということは知識として知っていたけれども、もちょっと調べてみる。
アマルガム自身には接着性はなく、硬化の際にちょっと膨張するため治療部にはまり込むのだという。水銀を用いるということで日本ではもう使うところはないらしい。
なるほど、くっついてはいないので長年の間に隙間がう歯となってしまうことがあるのね。これまでも歯科医にかかる度に「アマルガムの所をはがして新しく金属入れ直しましょう」と言われ続けていたのもなんとなくわかる気がする。
欠けた箇所だけでなく、もう一箇所アマルガムが入っていた歯があったのだけれどもそちらもはがして治療中だ。

歯医者さんなんて数年に一回かかるかかからないかといった感じなのだけれども、それくらい間が開いていると行くたびに何かしらの進歩をしていて驚かされる。
大きく変わっているのは麻酔と素材ですな。
今は本当にちょっとでも痛いというと麻酔をかけて、治療の間中painlessになるようにしてくれる。過保護ではと思うほど。麻酔の注射が痛くない為の予備麻酔というのも最初は驚いた物だった。ちょい前は小さな注射でちくっとする程度の麻酔をかけ、麻痺したら本腰を入れて麻酔注入とかだったけれども、今はその予備麻酔も粘膜浸透麻酔になっていて注射の痛みすらないという。
治療そのものはリューターで削ってパテで埋めて磨くというモデラー作業そのものな感じなのは変わらないけれども、パテ素材が強化レジン(保険適用素材)になり、しかも光硬化型であっという間に硬化するあたりが面白い。強化レジンだと見た目が良くないとか言われているけれども、埋めた後元の歯とあんま見分けがつかなくて良い感じだと思うなあ。
他にも金属を整形するための型取りとかも3分くらいで硬化する樹脂だったり(これは6年くらい前からあったかな)とか、素材に注目するとおもしろ要素がいっぱいである。

とはいえ、健康な歯を維持して歯医者さんにかからずに済むのが一番ですわな。




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