ノベル『ゼペットの娘たち』

量は多くはないがライトノベルはそこそこ読んでいる。通勤時間などを利用して少しずつ消費するような感じ。たぶん月に2〜4冊くらい。
新作にはこだわっていないので、チョイスするタイトルも適当。最近は『SHINO』が面白い。

今日読了した電撃文庫の『ゼペットの娘たち』が大分ツボったので紹介。
「ゼペット鋼」という素材を核に、人間の様に動くことのできる「機鋼人形」が存在する世界でのお話。平たく言って「ロボ娘」物。こらそこ、わかりやすすぎる言うな。
ちょいと人間っぽすぎるので工学的な楽しさはなくて、あくまでおとぎ話テイスト。表紙や口絵で浮かんだイメージがそのまま読み終わるまで続く。
話の都合上嫌な人は出てくるけれども、基本登場人物みんな良い人過ぎる綿菓子のようなお話でした。その分物足りなく感じる人もいそうだけれども。

可愛い女の子型機鋼人形は当然出てくるけれども、犬型の機鋼人形がこれまた良い味を出していて絶妙なポジションにいるのよね。でも読んでいて心惹かれたのが意外にも執事型機鋼人形だったり。いいかも、執事ロボ。仕事をこなしたり、いざというとき守ってくれたり。ヒートガイJなんかもこの系統だね。

愛情を注いで作った物が、その想いに答えてくれるというストーリーラインのお話は大好物です。最近の妖怪・神様(八百万の神系)モノみたいに、万物に魂が宿っている系も大好き。
無生物の先にキャラクターを見るというのは特別な事じゃないよね。




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