Archive for 10月, 2003

ダッチコーヒー

「ペットボトルで水だしコーヒー?」(参照URL)を見て、自分で適当にやってみる。ポタポタと豆に一滴ずつ水を足らし、長時間かけてドリップするオランダ式の水だしコーヒーである。
うまくやればペットボトル 2本でもできるな。
参照ページでは空気穴をつまようじで塞いで滴落量を調整しているけど、水落穴を適当に千枚通しで開けてそこをつまようじで塞ぐような形にしたほうがコントロールしやすい。こうするとつまようじを伝って水が滴り落ちるので落下位置が調整もしやすいし。
豆は最近の流行りのワンドリップ型を買ってきてフィルタの封を切らずにそのまま使うのがお勧め。流石にカップ一杯分の豆だと足りないので2〜3個使う必要があるけれども。

使った豆の関係もあるのだけれども、かなりすっきりした口当たりのコーヒーができあがった。すっきりと言っても薄口ではなく後でしっかりとした苦みがくる感じ。
なかなかいける。

関連リンク
http://www.coffeeya-net.com/drip/cafe4.html



ウェブログの先に見据えなければならないもの

「できる!ウェブログ」というページを読んだ。
『ま た ブ ロ グ か よ』
とか思って流していたのだけれども、実際に読んでみるとそれなりに良い資料であった。日本の WEB日記について「津田日記リンクス」や「日記猿人」に触れる文章はあっても、朝比奈アンテナや hauN が作ったものに対して語られている文章はそうそうないと思う。で、日記側とブログ側の両方に中立たらんとし、機構比較についてなどではなく「blog騒動」が誰の手によって起こされどう推移していったかという視点で記述されているあたりが好感触であった。

ブログも日記もニュースサイトもリンク集も「機構」や「形態」でしかない。
そういった「仕組み」自体を楽しがるのは一部マニアだけであろう。それ以外の大多数は「仕組み」なんかどうでも良く、そのコンテンツが楽しいかどうかだけを求めている。
「できる!ウェブログ」の最後でも「面白いサイト」の登場を望んでいる。
「侍魂」にしろ「ちゆ12歳」にしろたまたま日記サイト(かのコミュニティではテキストサイトと呼ばれていますが)という形態をとっていたのでそっち方面の文化が確立た様なものだと思う。
それに匹敵するだけの面白い「コミュニティ」が登場し、そのサイト間がブログで連結されていたとき、ブログは日本でブレイクするに違いない。

たしか「はてな」の人の言葉だったと思うのだけれども、日本人がサイトを作る際に「自分の家」と作るような感覚があるのだそうで。「ホームページ」なんて言葉が定着したのは案外そんなところがあるのかもしれない。
日本人にとって「家」制度が大きなものであるように、自分の所有物とその領域は自分の周囲で閉じていることを好むのであろう。他人のサイトへ訪れることは「ゲスト」としてその「家」におじゃまするのと同じような感覚があるのではないか。それゆえに「サイト運営者=家人」「訪れる自分=客人」という構図が強く、他人のサイトで自己主張するのは好まれないし、自分の家のしきたりを外に強要することも望まない。
だからサイト毎に掲示板があり、その掲示板でも家長とゲストの会話といった関係がなりたている事が多い。2ちゃんねるにしても「ひろゆきの掲示板」であって、我々は公開されたその軒先に集まって雑談をしているという立場にある。
そういった「家」という閉じた世界が心地好いという感情と、他と繋がりたいというネットワーク的楽しみの微妙な境にあるのが日本的コミュニケーションなんだろうか。

なんにせよ「面白いコンテンツ」話はそれからだ。

関連リンク
http://blogdex.at.infoseek.co.jp/blog/



継続は力なり

Wired の記事で「ウェブログの3分の2は三日坊主」であるという調査報告が載っていた。
WEB日記文化に慣れ親しんでいる人間に取っては「そりゃ当たり前だろう」と思うと共に、今更ながらそういうことが明るみに出たということは向うでは本当に weblog 文化というものが今までなかったんだなあと思う。
まあ、それよりも調査会社がそういう事をきちんと調査したという事に意味があるのかもしれず。(往々にしてこの手の調査報告は何かしらのバイアスがかかっているだろうと食ってかかるわけだが)

本当に WEB サイトというのは作るのは易し、続けるのは難しであると思うことしきり。
実際この日記もたまーにしか更新していないという堕落っぷりだし、Linux萌え萌え大作戦も忘れた頃に何か追加されるという停滞加減である。
いやはやお恥ずかしい。
とはいえ、Linux萌え萌え大作戦も 1999年7月に開設してから 4年も続けてきたわけだからもう十分かのうと思ったり思わなかったり。4年前とは Linux を取り巻く環境がまったく変わってしまったし。んー、でも私にとっての趣味プログラミングというとやっぱり Linux 上になるので気まぐれでなんかやるかもしれないしなあ。

で、何もしていない分どこにパワーを割いているかというと「ふあふあファクトリー」の方ですな。(http://www.fuwa2factory.net/)
開設してまだ 10ヶ月 だけれども、それなりに頑張っているですよ。自分で言っていれば世話無いですが。

関連リンク
http://www.hotwired.co.jp/news/news/culture/story/20031017205.html




You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can skip to the end and leave a response. Pinging is currently not allowed.