日本のオープンソース開発者

GP2Xのページを作ったがただそれだけでは人知れずの孤島なので、軽く宣伝をしておく。といってもgp2x File Archiveに自分のゲームを置いただけだが。
んでまあ、そこからそれなりに広がってまずまずの案配。

そしてうちのページ(というかソフトの方か)をみた1人のスペイン人が「英語版のページ作りましょうよ、英語版」と興奮気味に英文メールを送ってきた。
何をそんなに盛り上がっているのかわからんので、軽く返信してみる。
どうやら彼にとっては「日本のオープンソース開発者」というのがものすごく嬉しい存在らしい。オープンソース開発者が居るのかどうかわからない日本という国から、ふらりとやってきてそこそこ遊べるゲームを GPL で置いていったということに驚いている様子。
「多くの日本人が韓国と韓国製品を快く思っていないので GP2X を手にする日本人は居なさそうだ」とかいう認識もあるみたいだけど。

ちなみに、gp2x wiki でリストアップされている対応ソフトのうち made in JAPAN なものは 100個中 6個ほど。
拙作以外のタイトルは「Noiz2sa」「Miss Driller」「ONSctipter(ただし現在あるバイナリは韓国語版)」「waffle」といったあたり。SDL が動作するターミナルならほぼ存在する定番どころ。
移植したのは作者本人じゃないけど。

「日本発のオープンソースはわずか42件」という調査報告に対して、国内のオープンソースコミュニティが猛反発した事があった。
実際そんなに少ないわけがないのだが、単純に反論するのも危険が伴う。なんでかというとそこで指しているオープンソースの定義が曖昧だからだ。
オープンソースと言っても、システムかアプリケーションかエンタティメントかでセグメントが違う。日本では前の方ほど圧倒的に強いと感じている。
Windows で動作する国産フリーウェアのゲームは沢山存在する、その中でソースコードを提供しているものもこれまた沢山存在している。これは期待するオープンソースか?
では Linux で動作する国産のオープンソースゲームはどれくらい存在しているかというとこれはリストが作れる程度しかない。

ちょいと絞って「日本における Free-*nix 向けゲームを作っている開発者」と表現すると、確かにこれは少ないわなと思うし多分後継者(若手)は存在していない。

「同人ど〜らく」さんのニュースを見ていると高クオリティのゲームが日夜作成され続けている事がわかると思う。日本は決してアマチュアゲームデベロッパー後進国ではないはずなのだ。
そのエネルギーをほんのちょっとだけ海外に向けてみるだけで色々と変わるんじゃないかなあ、と考えてみたりする。

待っている人はいるよ、きっと。

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