レビュアブルマインドをインストールしてみた

なんでもそうなんだけれども、物を作ったり研究したりするためには準備と予測、そして進行をきちんと管理していかなければならない。これをプロセス管理といったりする。
特に開発系の会社ではプロセスを定型化してきっちりとこなすことで、損失や予測ミスを無くそうとするわけだ。
プロセス管理の手法もいくつかあって、その時の流行なんてのもあったりするのだけれども、個人的にはなんとなくしっくりこなくて「そーゆーもんなんだー」と眺めている感じだったり。
といっても物をつくっているときは何らかの予測や管理を自然と行っているわけなのだけれども、ほとんどが頭の中でなんとなく管理しているということなのだよな。で、それをきちんとやろうとするとどうなるかというと、結局はToDoリスト最強説に落ち着いたのです。なんかふたまわりぐらいした割には簡単な結論。
最初にかっちりToDoリストを作成して、それをつぶしていくという作業進行スタイル。ただ、これをやるためには、最初にToDoをもれなく全部書き出さないといけないという課題があり、これが時間かかるし成し得にくいくらい大変だったりする。
そんな時目にしたのが “GTD (Getting Things Done)” というワード。プロセス管理の方法というより、作業を気楽にするためのライフハックらしいんだけれどもやっていることはタスク管理(ToDo)。
GTDのキモはToDoリストの問題点を解決しているところにある。何かというと、単に「1週間に1回見直しをして整理しましょう」というだけの事なんだけれども、これのおかげで大きなタスクを見えてきたところで細かいタスクに分割したり、割り込みを処理することができる。

大分前置きが長くなったけれども、GTDをベースにしたタスク管理システムであるレビュアブルマインドが essa氏によって公開された。Webアプリだけれども、Ruby on Rails で作成されておりオープンソースだ。動画デモを見てナルホドと思え。
個人的にちょうどToDoリスト最強説に高まっているところだったのでとびつきでインストールしてみた。

レビューをするためのタスク管理システムということで、他のタスク管理(ToDo)では難しかった部分が簡単にGTDっぽく作業できて良い感じ。といっても、GTDの実践は紙とかでも良いものなので無理にツール化して馴染む人とそうでない人に分かれると思うけれども。
レビュアブルマインドはタスクの数が多くなったときにどれくらい捌けるかが評価どころかね。

以下インストール記。

手元の Debian GNU/Linux 4.0 サーバーにインストール。
Rails アプリなので、ruby と ruby gems が最初に必要。gem の Debian のパッケージ名は “rubygems”
ruby on rails が無かったのでまずはそのインストールから。

gem install rails –version=1.2.6

rails は既に2.0となっているけれども、レビュアブルマインドは1.2系で動くのでバージョン指定でインストール。これに伴い、config/environment.rb 内を書き換えて rails 1.2.6 で動作するよう指定する必要がある。
後はインストール手順に従ってインストールを進めていく。
DBにはMysqlが必要。

私の手元だと、app/models/user.rb 内の Digest::SHA256.hexdigest() が動作しなくて困った。ので、user.rb の先頭に require ‘digest/sha2’ を追加した。

script/server で自前WEBサーバーとしてレビュアブルマインドが動作するけれども、これをApache等他のhttpdで動かすには public ディレクトリをWEBサーバーで公開すれば良い。
んが、テンプレート内の images/ と stylesheet/ がトップ決めうちになっているため、http://hoge/ サーバーがあったとして、ディレクトリほって http://hoge/todo/ とかやろうとしてもその二つのディレクトリがどうにもうまくない様子。
しょうがないので今回は http://todo.hoge/ とかやって回避。

ちっとは Rails の知識がないと設置は難しいかもー。(いや、私も知りませんでしたが)




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