ネットとラジオとノスタルジー

この秋からポッドキャストを開始するラジオ局がちらほらと出てきた。
最近はラジオを聞く若者というのは数えると数%程度なのだそうで。まあ、メディアとしてはそんな感じかねえという気もしなくもない。だから波(電波)供給ではなく、ネット経由を模索しているといったところなのだろう。
意外なところでこっそりとラジオを支えているのがアニメファンの声優ブームだったり。特に文化放送のA&G(アニメ&ゲーム)ゾーンは週末の深夜にみっちりと埋まっていてその手の人(含む私)を楽しませてくれている。
別ページで書いているが、文化放送専用のラジオ自動録音サーバーというのを部屋の中に設置してあってここ5年ぐらいのアニラジは音質は悪いものの大体ライブラリ化されていたりする。まあ、これについてはまた別の機会に書こうかと。

ポッドキャスティングでようやくダウンロードして持ち運べる様になるけれども、インターネットラジオというのはストリーム再生がメインですわな。
1999年あたりにインターネットラジオが流行始めた頃、私も「みさきの部屋へおいでよ」が終わった直後インターネットラジオが面白くて色々聞き回っていた事があった。
そうしてブラウズしたうちでお気に入りになってしばらく聞いていた番組が 2つある。

1つは、TBSラジオ「小沢昭一の小沢昭一的こころ」
私が物心ついたときにはもう放送していたスーパー長寿番組である。
私の実家は客商売のお店をやっていて、その昔は店内で一日中 AM ラジオを流していたものだ。そのころに聞き慣れた番組が今でもそのままの空気を伴ったまま放送されているのよ。

もう 1つは、毎日放送「ありがとう浜村淳です」のネットダイジェスト版。
大阪では超有名なスーパー番組だそうだが、私はインターネット版で初めて聞いた。お便りがあるわけでも、電話リクエストがあるわけでもなく、浜村淳が最近の出来事について 1時間軽快に喋りたおすだけの番組。
浜村淳の名口調が妙にここちよい。

どちらも元々が長寿番組なのでインターネットでも聞けるようになってから
5年以上も続いているという安定ぶり。しかも変わらぬ内容にノスタルジーを感じつつも、最新の番組が聞けているという楽しい世界。
たまに聞いても良い物だね。
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