ヲタク 50000人説

アマゾンからようやく「ハッピー☆マテリアル 5月版」が届く。
てなわけで聴いているところ。
そして、「ハピ☆マテ祭り」の起源でもあるオリコンウィークリーランキングが発表される。結果は 4位で及ばず。
1位のオレンジ・レンジが 25万枚なのに対し、ハピ☆マテが 4.5万枚という結果で全然勝負になってはいないのですが。しかしまあ、この 4.5万枚という数字もなかなかな物で、タイミングがタイミングだったら 1位か 2位の可能性もあったかもしれない。

25万枚という数字に全然及ばず 4.5万枚しか行かなかった事に関しては意外でもなんでもなく、実に順当な数字で私的には納得いきまくっている次第。

かつて身内で語られていた経験則として「ギャルゲーマー30000人説」というのがあったりする。ギャルゲータイトルに注視してランキングを観ていると、30000本という数字が一つの壁でそれを超えることはまずなかった事に起因する。
また、ギャルゲーであれば大体これくらい売れるという見込み数値もやっぱりそのへんが限界で、日本にはギャルゲーマーが 30000人しか居ないのではないかと推測するに値する現象でもある。
これは私が現役ゲーム開発者だったころなので、5〜7年前のお話で、今はもっと数字が下がっている。上限 30000本なのはそれほど変わらないのだけれども、出せばこれくらい売れるというのが 3000本まで下がっていて、ギャルゲーなら必ず買うぜ層がその数字まで減っていると推測される。
もちろん 30000本を突破するタイトルもあるのだが、そういった場合はギャルゲーマーではなく、普段ギャルゲーしかしない層以外の一般層をも巻き込めた場合である。
故に、30000〜50000 という壁を突破するにはいかにして一般層にアピールしそれら層を巻き込めるかにかかっていると考える。

そういった経験から、「ネギま!」というアニメーションに興味があって CD を買うような人間は 50000人ほどだというのには非常に納得がいくのである。そういった話題性抜きとして、本当にそれを欲してるユーザーというのは大体5000〜10000人ほどであるといった数値はなぜか共通性がある。CD、雑誌、書籍、ゲームとかで。
そんなあたりから、私が持っているバリュー感覚というのがあり、それについては先日書いたとおりである。

なので「ハピ☆マテ祭り」の結果としては残念ではあるが、数字としては非常に納得できる物であるし、高望みも適わないところだと思う。
むしろ、このムーブメントでオリコンやニュースメディアが「ハッピー☆マテリアル」を取り上げざるを得なくなったといったところが最大の成果ではないだろうか。
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