PSPと我が青春のゲーム

PSPが我が家に来てからというもの、ず〜っと「リッジレーサーズ」で遊び通しと駄目な休日の過ごし方をしている。他のソフトもあるんだけれども、やっぱりリッジなのだな。
「グランツーリスモ4」は確かに凄いし、プレイしていてやめられないようなタイトルではあるけれども、やはり「リッジは別腹」なのである。
特に今回は「初代リッジ」のテイストを大切にしてあるあたり堪らないものがある。特に、初っぱなから "Course765"(初代リッジ初級中級Course)から始まったり、初代のテーマ曲 "RidgeRacer" がノンアレンジで入っているあたりがほんとうに堪えられない。
この曲を聴きながらお馴染みのコースを走っていると「ああ、本当にリッジレーサーだ」とうれしくなって思わず涙ぐんでしまう。カーレースゲームをやりながら涙をぽろぽろ流すというのも変な話だけれども。

学生時代にやたらと執心したいわば「我が青春のゲームタイトル」とも言えるゲームがいくつかあるのだけれども、アーケード版の初代「リッジレーサー」がまさにそのうちの一つに当たるのだな。
当時大学生だった私は、卒研のためにテクスチャー付きのポリゴンを表示するプログラムをぽちぽちと作っていた。当時の PC はもの凄く遅く、ジオメトリ演算をしながらピクセルをぷちぷち打っていく作業はとても時間がかかるものだったのだ。
そのときにナムコが「リッジレーサー」を発表し、やがてゲームセンターにそれがやってきた。
テクスチャー付きの 3DCG がリアルタイム(60frame/sec)で動いているなんて。その衝撃はもの凄い物があったのですよ。
元来ゲーム好きであったので、以降はもう夢中になってプレイしていた次第。

なんとなく PS1 の初代「リッジレーサー」を取り出して遊んでみる。これがちょうど 10年前のタイトル。
確かにしょぼいんだけれども、それなりに面白かったりする。
この 10年、コンピューター業界やデジタル界はとてつもなく激しく変化したけれども、コンテンツの楽しさとかプレイヤーの心情とかは案外変わっていなかったりするものなのですよ。

ちなみに「リッジレーサー」の出たあたりというのはギャルゲーの萌芽の時期。「コズミックサイコ」「きゃんきゃんバニースペリオール」「同級生」と新機軸が出てきて、エロゲーが官能物から恋愛物へと変貌を遂げつつあるころ。
その翌年の 5月に「ときめきメモリアル」が発売されてここでようやくジャンルが誕生する。

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