携帯、ハイビジョン、ネットワーク家電

エレクトロニクスの展示会 CEATEC に行ってきた。
なんというか時代がようやくハイビジョンに傾倒してきたのかなという感じ。
各社勢いのある薄型大画面ハイビジョンテレビ(液晶とかプラズマとか)を大々的に展示しまくっている。
液晶やELディスプレイの展示もめちゃくちゃ多い。なんというか、携帯、PDA、デジカメだけでなくありとあらゆる機器にカラー液晶ディスプレイが付いてグラフィカルかつ多彩に情報を表示する感じだ。
しかしちょっとまて、本当になんでもかんでもディスプレイが付いてしまったとしてそれは本当に便利なのか? 部屋の中は煌々と光る液晶パネル付き機器で埋まってしまうのか?(現在も大分近い様な気もするが) そういうふうに各機器にディスプレイが付いていたら、いちいちそれらを見て回らないとならないのでかえって煩わしくはないだろうか。
丁度近い位置にいるものとしてリモコンがある。リモコンは便利で多機能だが、各機器毎にリモコンがある物だからリビングには5個も10個ものリモコンが転がることになる。なんとかそれらはまとまってくれないだろうか、というのがエンドユーザの感想であろう。
ディスプレイもいずれそのように面倒に思うようになる。
ザウルスサイズのディスプレイが 1つ転がっていてそこにあらゆる機器のインフォメーションが選択的に表示されると便利じゃないか。ビデオの予約状況や演奏中CDのトラック情報、デジカメの撮影可能枚数から留守電の状況まで、そのお手元ディスプレイに表示されればいいなあと夢想してしまう。
この考えは PDA なんかにも応用が利く。手元には軽くて適切サイズのディスプレイだけがあればよいのだ。早くて大容量の PDA(ノートかもしらんが)本体は鞄の中に入れっぱなしでも良いじゃないか。
そこにあるのは無線化と「共通化」の技術である。

今現在そこを目指しているのが「ネットワーク家電」ということになるんだろう。
消費者にとっての便利とは「多機能」ではなくて「学習無しに使える」ことでありそのためには「一度覚えたらそれで済む=どの機器も使い方は一つ」であって貰いたいものだ。




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