べたべたの恋愛物

アニメ版「最終兵器彼女」が終幕した。
原作をうまいこと 13話にまとめたなあ、といった印象。
吐き気がするほど過度の殺戮描写なんかはライトテイストになっていたりするけれども、まあそのへんは詰め込みの為の端折りと考えても良いかもしれないし、全体として漫画版に忠実で好印象ではあった。
しかし最後の最後でちょっとだけシナリオをいじっていたのはなんでだろう。この地球上の全ての生命に仇なしてでも、ちせの命を選択するというノロケがテーマだったはずなのに。「君がいれば他は何もいらない」というえらい簡単なお話なのだ。

「最終兵器彼女」は後半あまり気を入れていなかったし「ちょーお気に入り」というほどでもなかったので、アニメもずっと流し見していた程度。
だけれども映画「ディープインパクト」の 256倍は面白かったと思う。
やっぱり日本のクリエーターも捨てたもんじゃないです。
でも「最終兵器彼女」のハリウッド映画化なんてーのがあったら死ぬほど嫌だな(もちろんそんな予定は無いので仮定ですが)。あのちせというちんまくて幼さの残る体型に羽根やら武器やらがついているのがアンバランスで美しかったのであって、アメリカ人ねーちゃんのグラマラスなぼでぃに付いていても「あっそう」で終わってしまいそうだから。
って話をしているのは単にラストの津波のシーンが結構良いかもと思えて、つい脳内比較対照としてディープインパクトが思い出されただけのこと。

話は飛ぶが「ちょびっツ」は連載当初からの予測通りみごとなまでの「オタク賛歌」となったものだ。
人間でないもの(萌え系コンテンツ)を愛で楽しむという事に対する肯定と、対人間への愛情とは別のものであることの線引きを描いている。むろん、そんなことは言われなくてもわかっているわい、と(良識的なオタクなら)言えるのだが。




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