Linuxで動いているゲーム機の第二世代 “Wiz” 発表

世間で注目されまくっているPandoraではなくて、Linux携帯ゲーム機としては(携帯電話はおいといて)初めて市場に出てきた GP2X の後継機。その ”Wiz” が発表となった。
GP2X ってなに? という人は拙著の記事をお読みくだされ。

“Wiz” は GP2X 後継ということもあり、GP2Xのソースをリコンパイルすればだいたい動くのだとか何とか。なので、GP2X Value Pack のときのように、一般ユーザーが作成したフリーゲームが標準で添付されている(フラッシュに書かれているのかな?)。
そのへんの紹介ページにどっかで見たようなパズルゲームが混ざっている。「かいてんパティシエ」もそうなれど、拙作の「てぃるている」がありますな。これは「絵はこっちで差し替えるから収録させてくれ」と頼まれてのこと。なので GP2X の後継が秋に出てくる事は知っていたのです。
そもそもで、GP2X-F100 ValuePack の時も収録させてくれと頼まれていたのだが、そのときは断っている。元は「天使のしっぽ」というアニメのキャラを使ったファン作品(同人ゲーム)だったので、キャラをそのまま使うわけに行かない。絵を差し替えられればよいけれども、それをする余力がないというのが断った理由。それをうけて今回は「絵はこっちで用意する」ということになった次第。
まあ、そこまで気に入ってくれているのであれば悪い気もしないわけで。

GP2Xと何が変わったって、なんと言っても OpenGL-ES1.1 対応のグラフィックアクセラレータ搭載になったことですよ。これでようやっと「まともな」ゲームが作れるピクセルフィルレートが手に入るというもんだ。
私が聞いていたスペックと微妙に違うところがいくつかあったりする。メモリ容量とか調整可能の範囲で。WiFiは外付けアダプタで対応という話だったけれども、どこにも書いてないなあ。
今回はメディアプレイヤーだけでなく、スケジュールやメモといったPDA機能を載せてきている。なんとなく、デジタルツール方面に持って行きたいのかなと。

スペック的にはPandoraの方が魅力ではあるけれども、サイズの小ささと(おそらくは)入手性の良さから Wiz も良さそうなのですよ。どっちがじゃなくて両方入手すりゃよいんじゃね?

ゲームを作る体力(時間と気力)が欲しいなあ。




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