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rerofumi
2010/5/3 月曜日 23:22:53

どの動画で見たのかは忘れてしまったが、Youtube で Cupcake CNC の動画をみていたら Zシャフトのところにハンドルをつけている人がいた。
Cupcake CNC はモーター非アクティブ時は手でテーブルを移動したりするんだけれども、多くの人はZテーブルを上げ下げするのにプーリーベルトをつまんでぎゅいぎゅいと移動させている。だが、先の動画の人はシャフトに取り付けたハンドルをくるくると回すことでテーブルを上げ下げしていたのだ。
これはすごく良いのではないか、と Cupcake CNC 本体を入手するまえからこのハンドルを取り付けることに憧れ続けていた。
しかし、8mm軸のシャフトに取り付けるハンドルとかホームセンターあたりでは見つからないものでして。
手に入らないので適当に作るかと、Cupcake CNC 自身に出力させることにした。


適当に設計して出力。

案外すんなりと完成。
ねじ穴とかは半分埋まっちゃうからドリルで開け直す必要があるけれどもそれでも簡単に作成できた。
やっぱりハンドルがあると便利便利。
Thingivers への初投稿テスト品でもある。
http://www.thingiverse.com/thing:2842
Download: z-shaft_handle.zip モデルデータとSTLファイル
3Dプリンターの改良補修部品を3Dプリンター自身で出力するというのは憧れだったんだよねー。
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rerofumi
2010/5/2 日曜日 23:46:21
Cupcake CNC が動き始めたので色々と出力をしてみて楽しむ一日。

よしだまき氏が Thingiverse で公開している iPhone/iPodTouch 用のミニスタンド。今回出力したのはiPodTouch用のほう、出力時間10分くらい。
http://www.thingiverse.com/thing:2205


こういう形状が簡単に試作できるのが魅力だよね。
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rerofumi
3:18:55
自分がポカしたところの記録。
■Xテーブルが動かない
Xテーブルのステッパーモータープーリーのいもねじを止め忘れていた。
■Plastruder から出てこない、その1
ギアモーターのコードを繋ぎ忘れていた。
■Plastruder から出てこない、その2
Idler wheel の締め付けが弱くて押し負けてフィラメントを送り出せなかった。
■Plastruder から出てこない、その3
最初はでいていたのだけれども、そのうちなんか断続的にしか出てこなくなった。
原因はモーター側のギアプーリーがなめて空回転していたため。いもねじをきつく締め直して解決。
全般的にPlastruderでフィラメントを送る部分ってのはかなり強い力で押し出しているので、その機構もかなり強めに作る必要がある。
■テーブルの動作が逆だった
ReplicatorG のリモコン操作で動く方向は厳密に合うようにしておくべし。
他はどうだか知らないけれども、私のは Y軸とZ軸を逆転させる必要があった。ReplicatorG のmotherboard設定から反転軸を選択して書き込み。
これをやらないとZ軸が逆に動いてノズルがテーブルに突き刺さることになる。(しかもやってしまった)
■出力時の原点ってどこ?
ReplicatorG で出力開始するまえにヘッドが原点にいないといけない。
具体的にはテーブルの中央、Z軸はノズルとテーブルが接するぎりぎりの位置。正確にはテーブルから 0.3~0.5mm くらい浮いたところにノズルがあると良いっぽい。
■射出されたABSがテーブルに食いつかなくてはがれる
アクリルのビルドステージはあらかじめ紙やすりで表面を荒らしておく。
■簡易面だし
ノズルをテーブルに近づけた状態でテーブルをXY方向に動かすとテーブル面とノズルとの距離が変わり、テーブルが平面でない事がわかる。
テーブルがどこに移動してもノズルとの距離が変わらないようにZテーブルのねじをあげたりさげたりしてZテーブルをビルドテーブルと平行になるよう調整するとある程度回避できる。
とりあえずこんなところ。
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rerofumi
2:36:47

我が家に届いた Cupcake CNC キット。とんてんとんてんと作りまくり、事もなく組み上がった。
とりあえず単純に組み立てるだけなら箱の塗装時間を別にしてだいたい丸一日くらい。ガッツリとりくめなくても2~3日で作れちゃうんじゃないかな。キットとしてデキがよいので作り方のオンラインマニュアルを見て手順通りに進めていくだけだし。
組み上げるだけならそれくらいだけれども、実際に動作させるにはそれなりの手間と調整が必要。私も一発で動作はしなかった。主に射出機(Plastruder)から何も出てこないといった現象。
大抵はどっかでミスしているんだけれども、そういった修正や調整といった作業にもう1日くらいかかるのは見越しておいた方が良いかも。
そんなこんなで、修正と調整を試行錯誤で繰り返しまくった末に…

出力できたーー!
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rerofumi
2010/4/29 木曜日 22:49:04
コンピューターアシストでモノづくりもどんどん変化している。3DCG や CAD からのデータ入力で立体物が出てくる「立体出力 3Dプリンター」もずいぶんと身近な技術となってきた。
この立体出力に以前から興味があり、商用の立体出力サービスを利用してどんなものかを試してみたりしていた。(そのときの記事)
でもやっぱり自分の手で立体出力してみたい、お家で3Dプリントしてみたいという欲求が高まって Makerbot の Cupcake CNC を購入することにした。
Cupcake CNC は商用の立体出力に比べれば精度も何も落ちるけれども、お値段も落ちているのが魅力。まあ、だいたいの形が出力されればあとはそこから手で加工して仕上げるモノだしね。どーせ手を入れるんだから精度が無くてもいいだろうということで。
てなわけで注文しました。


届きました。
どれくらいで届くのかは向こうでの製造タイミングってのがあって見越せないのだけれども、私の場合は 3月中旬に注文して4月下旬に届いた。約1ヶ月半。割と税関で止まってそこで7日くらいかかっていたけれども。

そんなわけで現在わくわくしながら組み立て中。
組み立て方やその様子のビデオなんかはもう方々にあるのでそれらを見ると良いよ。
動き出す時までお楽しみ。
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rerofumi
2009/11/13 金曜日 0:47:55
前回、テスト回路とオシロで静電容量の変化を確認することができたので、今度はそれをマイコンで読み取る実験。
PSoC Designer 5.0 のプロジェクト: touch_test2.zip
モジュールは時間計測用の16bit counter のみ。
放電後、カウンタをリセットして充電を開始。監視するピンを立ち上がりの割り込み有効に設定しておいて、電圧が一定上に上がってきたところで割り込みがかかるようにしておく。
ピン割り込みが来たらカウンタを止めて値をよむことで(オーバーヘッドもりもりだけど)充電にかかった時間がそれなりにわかるといった仕組み。もし、カウンタがオーバーしたら回路が接続されていないということでフェイル処理を行う。
後は割り込みの度にピンを変えていくことで時分割に複数の入力を読み取っていくといったコードを書いてみた。
結果、ちょいと失敗。
いや、前回のオシロ計測時の波形で変だなと思ったのをそのままにしないで解決しておくべきだった。何が変かというと、充電完了時の電圧が2.5Vだったことなのだよね。
これってオシロ自体が 1MΩ の負荷として、電荷をGNDに落としていたということだったんだよな。なので、あのようなゆっくりとしたスロープになっていた。実際にテストするカーとソフトを作ってオシロを外してみたら、ものすごい勢いであっという間に充電されてしまって計測が困難な状態にww
結局本当の速度は35us とかで PSoC のM8コアで割り込みだのなんだのじゃ間に合わん速度になってしまった。
まー、でもpull-up抵抗を 2M, 4M と変えたり、オシロがつながっていたときみたいに 1M をピンとGNDの間につないだりとかして電流をコントロールすればテストコードで十分計測できたので今回は良しとしよう。
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rerofumi
2009/11/4 水曜日 2:15:57

マイコン電子工作でどのような入力スイッチを使うのかといった事は、割と重要でかつ楽しいところではないだろうか。
最近なにかと人気な静電型タッチスイッチをマイコンで作るという実験記事がChaNさんのサイトELMにある。「タッチ・センサの実験」
いつか自分でもやってみたいと虎視眈々と見つめていた次第。
今回は原理の説明と基礎実験までに。
原理については上記のChaNさんの記事で十分詳しく述べられているけれども、ちょいとわかりにくいところもあるので虎の威を借るごとく繰り返す感じで解説。
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rerofumi
2009/10/18 日曜日 18:30:36

More-Catさんが新しいGinger基板を使い切れないくらい作成したとのことでお裾分けしてもらった。
ちょいと検討していることがあったのでPepperでできそうな事について2~3質問していたら、Pepperの基板も送ってくれた。
献品御礼。 (←いっぺん言ってみたかった)

実験を検討していたところだったのでPepperの部品は一通り買いそろえてあった。写真は早速組んでみたところ。
実はなんかポカしたらしくまだ動いていなかったり。追って調査修正予定。
PepperのFuseはよっぽど必要でない限り Reset Disable にしない方が吉。
手が空いたらいじっていこう。
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rerofumi
2009/10/3 土曜日 0:43:16

先日部屋を掃除していたら、混沌の奥底から探していた本が発掘された。
「HDLによる高性能ディジタル回路設計」 私がHDLを学習する際に大いに参考となった一冊である。
著者は森岡澄夫。いまやSOMESATで有名な「超電磁P」の森岡氏である。
この本が氏の著書だと言うことに気がついたのはうかつにも森岡氏と会ってから大分たってからのことだったのだけれども、書籍のタイトルを見ただけで「あー、あの本かー」と思ったほどに印象深くかつ参考になる一冊だった。
サブタイトルに「ソフトウェア感覚を離れてハードウェアを意識する」とあるように、ハードウェアとソフトウェアの違いや、ハードウェアはこういう風に設計するんだよといった方針をわかりやすく教えてくれる。
他に類のない良著なのだけれども、これ一冊ですべてが完結するわけではなかったりする。あくまでも「どういった方針で作るのか」で終わっているので、実際に FPGA を設計したりするためには VHDL や VerilogHDL の文法解説書が別に必要になるのだよな。
FPGAに興味があるという初心者は、まずこの本を最初にざっくりと読んでデジタル回路とはどういうものかをつかんでから入るのがオススメ。
CQPICことPIC16F85コンパチCPUのVHDLソースコードも付いてくるよ。
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rerofumi
2009/9/1 火曜日 1:25:47
MaxOSX の新バージョンがリリースということで早速我が家の Mac の片方に入れてみた。(両方でないところに慎重さが見られる)
正直、Macとして使う分にはなんも問題は見られない。通常のUX的には本当に変化に乏しい堅実なアップデートだのう。
一部動かないプログラムがあったのだけれども、これはPowerPCバイナリを動かすRosettaが標準ではインストールされないからだった。ディスクからオプションとして追加インストールする。ちょっとびっくりもしたけれども、最近はPowerPCバイナリを所有して使っている人の方が珍しいか。
問題ないのはあくまで「普通のMacとして」使っている人なのだけれども、MacOSX を Mach カーネルなUNIX系OSとして使っている人には結構劇的な変化があるっぽい。
『Snow Leopardにアップデートした後に気をつけること 主にMacPortsとrubygemsについて』という記事が大変参考になりありがたかった。
Portsは使っていないけれどもGemsは使っているからなあ。実際にアップグレードしたらrakeが起動しなかった。入れ直して解決。
他にも SDL-1.2.13 のビルドで失敗するようになった。
SDLはあえて1.2を必要としているのでなんとかしたいねえ。