コメを噛め

コメを噛め

rerofumi の電子工作メモ

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先日部屋を掃除していたら、混沌の奥底から探していた本が発掘された。

「HDLによる高性能ディジタル回路設計」 私がHDLを学習する際に大いに参考となった一冊である。
著者は森岡澄夫。いまやSOMESATで有名な「超電磁P」の森岡氏である。
この本が氏の著書だと言うことに気がついたのはうかつにも森岡氏と会ってから大分たってからのことだったのだけれども、書籍のタイトルを見ただけで「あー、あの本かー」と思ったほどに印象深くかつ参考になる一冊だった。
サブタイトルに「ソフトウェア感覚を離れてハードウェアを意識する」とあるように、ハードウェアとソフトウェアの違いや、ハードウェアはこういう風に設計するんだよといった方針をわかりやすく教えてくれる。
他に類のない良著なのだけれども、これ一冊ですべてが完結するわけではなかったりする。あくまでも「どういった方針で作るのか」で終わっているので、実際に FPGA を設計したりするためには VHDL や VerilogHDL の文法解説書が別に必要になるのだよな。

FPGAに興味があるという初心者は、まずこの本を最初にざっくりと読んでデジタル回路とはどういうものかをつかんでから入るのがオススメ。
CQPICことPIC16F85コンパチCPUのVHDLソースコードも付いてくるよ。

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